魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー   作:unknown505

30 / 45
第8話

健太と龍二は大広間で隠し階段を見つけ、4階へ上がる。そして大きな扉を開けるとその奥で大宮が待ち構えていた。

 

健太「っ!大宮ぁ!!」

 

正嗣「ちっまさかここまで追ってくるとはな・・・!だが、お前らの快進撃もここまでだ!」

 

正嗣が手を鳴らすとどこからともなく大量の構成員が現れる。

 

龍二「健太!」

 

健太「あぁ分かってる!こいつら、さっきの構成員達より強そうだ!」

 

正嗣「そいつらは精鋭中の精鋭だ!いくらお前らとてそいつらを倒せはしない。お前ら、苦しまないように楽にしてやれ!」

 

そう言って正嗣は奥の扉を開け、屋上へと向かった。健太と龍二は精鋭構成員と交戦する。

 

    戦闘BGM「維新ノ詩」龍が如く維新

 

      「VS 高坂一族本家構成員」

 

構成員「オラァ!」

 

龍二「ふん!」

 

構成員「ぐはぁっ!」

 

龍二「オラァ!」

 

構成員「ぎゃあっ!」

 

構成員「この野郎!」

 

健太「ふん!」

 

構成員「ぐぁっ!?」

 

不意打ちで攻撃を仕掛けてきた構成員を撃破する健太と龍二は臨戦体制に入る。

 

龍二「はぁああ!!」

 

構成員達「ぐわぁああ!!」

 

健太「オラァ!」

 

構成員達「ぐわぁっ!?」

 

健太「ちっ…しぶといなこの野郎!」

 

龍二「中々手強いな、寄せ集めの兵隊じゃないだけある。しかもこいつら・・・」

 

龍二は構成員達を見てあることに気づく。それは第3次神浜東西戦争で見た兵隊の姿があった。

 

健太「なんだ?」

 

龍二「元吉信一派の兵隊も紛れ込んでやがる・・・!」

 

健太「えっ!?」

 

龍二「あの戦いの後に大宮が奴らを抱き込んだか・・・全くそうまでして自分の罪を認めないか。」

 

健太「吉信の息が掛かってんなら尚更早く捕まえないと行けねぇな。」

 

龍二「健太、こいつらは俺に任せてお前は大宮を捕まえろ。」

 

健太「っ!龍二・・・。」

 

龍二「お前には今まで散々迷惑をかけた分俺も罪滅ぼしのために働かねばならん。それに、お前はこんな奴らに時間を掛けてる暇はない。だから行け!俺とお前の一族の未来はお前に掛かってる!!」

 

健太「・・・分かった!」

 

そう言って健太は扉まで走り抜け、先へ進む。

 

構成員「あっ!待てっ!!」

 

龍二「貴様らの相手は俺だ。健太の元に行きたいなら俺を倒してみろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     −高坂一族本家 連絡通路−

 

 

 

 

 

健太「・・・・・・っ!」

 

健太は連絡通路を歩いている中、健太の目の前に死んだはずの人々が待っていた。

 

BGM「yagami makes a promise」ジャッジアイズ

 

健太「なんだこれ・・・幻覚か?なんで立明さん達が・・・。」

 

立明「(俺達はお前を信じているぞ。)」

 

かなえ「(やちよやみふゆ、そして神浜の皆を救った君ならきっと出来るはずだよ。)」

 

メル「(だから必ず勝ってくださいです!神浜の英雄さん!)」

 

健太「皆・・・」

 

宗雄「(健太・・・)」

 

健太「っ!おっちゃん、親父・・・!?」

 

宗雄「(お前は凄く立派になった・・・。)」

 

影信「(フッ流石は俺の息子だ・・・本当に立派になった。)」

 

健太「おっちゃん、親父・・・。」

 

影信「(健太、父親の俺や宗雄さんがしなければならなかった事をお前にさせてしまってすまない。)」

 

宗雄「(奴を・・・大宮正嗣を止めてくれ。)」

 

健太「あぁ、親父達が築き上げた物は俺が絶対に守る。」

 

影信「(ありがとう、健太・・・。)」

 

由美「(お兄ちゃん!)」

 

健太「由美、お袋、兄貴・・・!」

 

由美「(お兄ちゃんならきっと大丈夫!)」

 

恵理子「(あなたはもう立派な魔法少年・・・・・)」

 

通「(お前は味方がたくさんおる。せやから自信を持つんや。皆お前を信じとる!)」

 

健太の頬から自然と涙が溢れ、それを拭い拳に力を入れる。

 

健太「皆、ありがとう・・・皆が側にいてくれたおかげだ!幻覚でも、幻でも、俺を支えてくれてる・・・皆の想いや夢・・・そしてまだ見ぬ未来のために・・・!!」

 

そう言って健太は屋上へ続く扉を開けるとそこに大宮が待ち構えていた。

 

健太「大宮・・・!」

 

正嗣「まさか影信のガキがここまで俺や吉信の邪魔をしてくるとはなぁ。」

 

健太「観念しやがれ大宮!お前はここで終わりだ!」

 

正嗣「終わり?馬鹿いえ、これからだよ!俺には同志がこの神浜中にいる!お前や警察が来た所で俺は捕まりはしない!」

 

健太「捕まらない根拠でもあんのかよ?」

 

正嗣「おう、俺には同志がたくさんいる。その同志達が証拠を揉み消して俺は不起訴処分なんだよ!」

 

健太「ならごちゃごちゃ言う前にさっさとケリつけようぜクソ族長。これ以上、あんたの悪行を高坂一族の皆に背負わせる訳にはいかねぇ・・・!!」

 

正嗣「はっ!なら止めれるものなら止めてみろ!俺は吉信と共に見た夢を邪魔するならば、なぶり殺しにしてやる!!」

 

  戦闘BGM「the way of life」龍が如く6

 

 

健太「行くぞぉ!大宮ぁああ!!」

 

正嗣「ぬぉおおおおおお!!」

 

 

 

  「VS 高坂一族本家99代族長 大宮正嗣」

 

 

 

 

二人がジャンプして互いに蹴りを浴びせる。そして一族の運命をかけた戦いの幕が上がりまるで健太と正嗣の戦いを見届けるかのように雷が轟き豪雨が降る。

 

正嗣「ウラァ!!」

 

健太「オラァ!」

 

正嗣「どうしたぁ!神浜の英雄はそんなもんかよ!?」

 

健太「舐めんなコラァ!!」

 

正嗣「ぐふっ!?」

 

健太「オラァ!」

 

正嗣「せいやぁ!!」

 

健太と正嗣の攻防が続き、互いが熾烈を極める。正嗣は下蹴りを食らわせるが健太はガードし健太が下蹴りを浴びせ、正嗣は頭に拳を食らわせお互いが上蹴りを浴びせる。

 

正嗣「ぐはぁっ!?舐めんなガキがぁ!!」

 

健太「クソがぁ!!」

 

そしてお互いが最後の意地と言わんばかりに血反吐を吐きながら殴り続ける。だが、今までの戦いを乗り越えてきた健太の方が一枚上手であった。

 

健太「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

正嗣「くっくそっ・・・来るな・・・来るなぁああああっ!!」

 

健太「これでぇ・・・!!」

 

健太は右拳にありったけの力を込める。その力はこれまでの力とは比にならないほど強力なものだった。

 

健太「終わりだぁああああああ!!!」

 

正嗣「ぐぅああああ!!?」

 

ありったけの力を込めた右拳は正嗣の顔面に強く当たり吹き飛び倒れた。正嗣との戦いに健太は勝利を収めた。

 

健太「はぁ・・・はぁ・・・終わりだ、大宮!」

 

正嗣「ぐぅっ・・・!待っ・・・待て!」

 

ゆっくりと近づく健太に大宮は尚も抗おうとしていた。

 

正嗣「俺は捕まりはしない!今に見ていろ!後悔するのはお前だぞ!!」

 

健太「後悔?後悔ならたくさんしたさ。」

 

正嗣「あ?」

 

健太「後悔ならもう山程経験した・・・あんたが考えてる後悔よりもずっと深い・・・。」

 

正嗣「それがなんだって言うんだ!!俺はどうやっても捕まりはしない!」

 

健太「・・・まぁいいさ。それを証明すんのは警察だ。」

 

龍二「健太!!」

 

健太「龍二、皆・・・」

 

すると扉を開けて龍二と泰之達が入って来た。

 

泰之「大宮、観念しろ。」

 

正嗣「くっ・・・泰之貴様ぁ・・・!!」

 

源次郎「下の方で警察が来てる、お前は終わりだ。」

 

正嗣「ふざけるな!俺は捕まらない!今頃俺の同志が動いている!!逆に終わりなのは貴様らだ!!」

 

龍二「そうか、ならばその証拠を提示しよう。」

 

正嗣「なに?」

 

そう言って龍二はどこかに電話を掛ける。

 

龍二「もしもし、俺だ。ああ、盛大にやってくれ。」

 

健太「誰に電話したんだ?」

 

龍二「フッ、お前も知っている奴だ。」

 

正嗣「な、何をする気だ?」

 

龍二「こいつにそれがある。」

 

そう言って龍二は正嗣にモニター画面を渡す。それを見た正嗣は目を見開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        −神浜市 上空−

 

 

 

海斗「よし、準備はいいなふたりとも?」

 

令・郁美「はい!」

 

神浜の上空に一台のヘリコプターが飛んでおり中には宗雄の側近であった八咫烏海斗と観鳥令、牧野郁美がいた。

 

海斗「(まさかホコリ被っていた「航空免許」をここで引っ張りだすとはなぁ・・・持っていて正解だったな。)」

 

令「それじゃ令さんお手製の新聞紙神浜の皆にお届けだ。」

 

郁美「令ちゃんの新聞紙、皆に届け!」

 

令・郁美「そ〜れぇ!!」

 

そう言って令と郁美は積まれていた新聞紙をヘリコプターから大量にばら撒いた。そしてばら撒いて落ちていった新聞紙の一枚がとある魔法少年に届いた。

 

雄一郎「ん?空から紙が・・・新聞紙?・・・ほぉ、すごいな・・・」

 

空から降り注いだ新聞紙には大宮正嗣の悪行がびっしりと書かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      −高坂一族本家 屋上−

 

 

 

 

 

 

正嗣「まっまさか・・・」

 

龍二「俺と健太の知り合いに気合の入った「記者」がいてな。そいつに協力してもらったんだ。」

 

健太「す、すげぇな・・・」

 

源次郎「こいつぁ俺でも予想しなかったぜ。」

 

泰之「まさか知り合いに記者がいたとはな。」

 

正嗣「くぅ・・・!まだだ!まだ同志がいる!こうなったらすぐに電話して!」

 

そう言って正嗣は同志に電話を掛ける。しかし、いくら待てども折り返しの連絡がつかない。

 

正嗣「くそっ!何故だ!?何故電話に出ない!?」

 

源次郎「今頃お縄か逃げてるかじゃねぇの?」

 

正嗣「こうなったら、お前らを殺してやる!!」

 

健太「っ!?」

 

龍二「っ!健太!」

 

正嗣「死ねぇ!」

 

その瞬間、銃声が響き正嗣の拳銃が吹き飛ぶ。

 

正嗣「ぐぁっ!?」

 

泰之「っ!雄介!」

 

雄介「どうやら、間に合ったみたいだな!」

 

正嗣「ぐぅっ!貴様らぁ・・・!」

 

一代「あなたの同志がどうなったか教えてあげるわ。」

 

二子「あんたの同志は全員牢屋に入ってあんたを裏切ったわ。自分の保身の為にね。」

 

正嗣「なん・・・だと・・・!?」

 

五十鈴「あなたの権威は地に落ちた。本部内にいたあんたの同胞の大半は逮捕されたわ。」

 

泰之「そう言うわけだ。さぁ大人しく往生することだ。」

 

正嗣「ぐぅっ・・・。」

 

こうして本家と分家、そして松井一族との長きに渡る争いは終結した。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。