魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー   作:unknown505

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「新生マギウス創設物語」編
プロローグ


第3次神浜東西戦争終結から1年後の2019年、神浜マギアユニオン直属の組織「新生マギウス」そのリーダーである松井龍二は本部内の食堂で昼食をとっていた。

 

新人「前、失礼します。」

 

すると龍二の前に一人の魔法少年が座った。

彼は東西戦争終結後に加入した新人の構成員で新生マギウス創設後に加入した為、入って3ヶ月目である。

 

龍二「新人君か、加入してから3ヶ月は経ったが最近はどうだ?」

 

新人「はい、ぼちぼち慣れてきています。パソコンの監視やドローンの操縦とかまだまだ覚える事はたくさんあります。」

 

龍二「そうか・・・。」

 

新人「あの、龍二さんにお聞きしたいんですが・・・」

 

龍二「ん?」

 

新人「龍二さんはどうしてこの新生マギウスを設立しようとしたんですか?」

 

龍二「そうだな・・・これについては俺の口から直接伝えた方がいいか・・・話が長くなるが、聞くか?」

 

新人「はいっ!ぜひお聞かせください!」

 

龍二「分かった、なら話そう。あれは第3次神浜東西戦争が終わった数日立った頃だ・・・。」

 

そう言って龍二は新人にかつてこの新生マギウスを設立する事になった話をし始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      −1年前 2018年 11月−

 

 

高坂健太やマギアユニオンの活躍によって吉信一派が起こした第3次神浜東西戦争はリーダーであった伊東吉信の死で終戦を迎えた。

 

吉信一派によって多大な犠牲を生みだし帰らぬ人となった魔法少年少女達。

 

この争いは魔法少年少女史に残るほどの戦争となり神浜市に深い爪痕を残した。

 

そしてこの戦争の首謀者の一人だった魔法少年「松井龍二」は健太やマギアユニオンの温情にて監察処分となり自ら罪滅ぼしの為、表舞台から静かに消えようとしていた。

 

 

 

 

 

龍二「・・・・・・」

 

南凪区の倉庫の1つを住処にしている魔法少年「松井龍二」は座禅を組んで静かに瞑想していた。

 

龍二「・・・・・・」

 

そこへある1人の魔法少年が現れ龍二もそれに気づき声をかける。

 

龍二「・・・マギウスの人間か。どうした?」

 

「っ!?気づいていましたか・・・実は龍二様に折り入ってご相談したく参上致しました・・・。」

 

龍二「・・・別にもう俺はお前達のリーダーではないから様はつけなくていい。っで相談というのは?」

 

「はい、最近元マギウスの構成員達が立て続けに襲われるという事件が頻発していまして・・・」

 

龍二「・・・確かに噂はよく聞いている・・・お前もその事件の被害者か?」

 

「はい・・・」

 

そう言って元構成員の魔法少年は龍二に腕を見せる。腕はズダボロになっており大火傷を負っていた。

 

龍二「・・・ただ事じゃあなさそうだな。」

 

「龍二様にお願いがありまして・・・どうか、どうか我々マギウスの構成員達を助けてください!お願いします!」

 

そう言って元構成員は龍二に頭を下げる。

 

「自分達構成員の中には既に犠牲者も出ていて・・・だからどうか龍二様の力で我々元マギウスをお救いください・・・。」

 

龍二「・・・お前の願いはよく分かった。」

 

「っ!でh「だが、無理だ。」っ!そんな、どうして!?」

 

龍二「俺はマギアユニオンには許しを得られたが、未だ俺を許していない者もいる。そんな状況で俺が動けば返って逆に不安を呼ぶことになる。」

 

「し、しかし・・・」

 

龍二「すまない、だがマギアユニオンならその相談に乗ってくれるだろう。」

 

「・・・しました・・・」

 

龍二「んっ?」

 

「したんです・・・!マギアユニオンにも今龍二様に伝えた事と一緒の内容を話しました!確かに、内容を受け取って今でも事件解決に向けて動いてくれてます・・・。」

 

龍二「そうか、なら充b「充分じゃないんです!」・・・随分と声を荒げるな、何があった?」

 

「・・・うぅ・・・うぁあああああ・・・!!」

 

元構成員は声を荒げ、突然泣いて膝をついた。それを見た龍二は察する。

 

龍二「・・・お前の身内で犠牲者が出たんだな。」

 

「うぁああ・・・そうなんでず・・・!自分の恋人がぁ・・・その事件に巻き込まれて・・・!」

 

龍二「その火傷もお前が恋人を守ろうとして負ってたのか。」

 

「はい・・・しかも自分の恋人は何の関係もない一般人の女の子だったんです・・・。」

 

龍二「分かった、もうお前自身が辛いだろうから喋らなくていい。」

 

「すみません・・・でも、その犯人は今でも見つかってなくて・・・だから、龍二様・・・助けてください・・・お願い・・・しますぅ・・・!」

 

龍二「・・・お前の恋人を殺った犯人はどんな姿だ?」

 

「っ!犯人は・・・赤色のYシャツを着ていました・・・覚えてるのはそのくらいです・・・龍二様・・・動いてくれるんですか・・・!」

 

龍二「人が死んだ以上、上の者が責任を取ることは必然だ。ましてや構成員の身内でそれが一般人となれば俺も動かざるを得ないからな。」

 

「龍二様ぁ・・・ありがとう・・・ございますぅ・・・!!」

 

龍二「泣くな、泣くのは犯人を倒すか務所に放り込んでからだ。」

 

「っはいっ!!」

 

龍二「(・・・構成員の身内を殺り、更に他の元マギウス構成員を殺害しているとなれば、何故そんな事をするのかを聞かねばならない。また・・・妙な事件に巻き込まれなければ良いんだがな・・・。)」

 

そう言って龍二は重い腰を上げて立ち、黒いロングコートを羽織って久しぶりの外に出る。そして龍二は後に己自身の正義を問う事となる。

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