魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー   作:unknown505

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第2話

      −神浜市 喫茶店−

 

 

 

 

 

 

一方その頃、龍二は元マギウス構成員襲撃事件の調査をしており、その過程で被害にあった元マギウス構成員の魔法少女とコンタクトを取り喫茶店で待ち合わせていた。

 

龍二「来たか。」

 

「お久しぶりです、龍二様。」

 

喫茶店にその魔法少女が現れる。その魔法少女は足と腕、更に顔の頬に包帯やガーゼが貼ってあり目は生気がなかった。

 

龍二「・・・・・・」

 

「こんな醜い姿で申し訳ありません・・・。」

 

龍二「いや気にしなくていい、今俺は元マギウス構成員襲撃事件について調査しているのだがその過程で被害にあった者達から聴取していてな、あんたからも何があったか聞かせてもらえると助かる。」

 

「・・・・・・」

 

龍二「・・・無理はしなくていい、言える範囲内で大丈夫だ。」

 

「はい・・・」

 

そう言ってその魔法少女はあちこちに怪我をした理由を話す。話をしている内に彼女は徐々に過去のトラウマのせいか泣き始め、過呼吸になりかけてしまう。

 

「はぁはぁはぁ・・・!」

 

龍二「分かった、それくらいで大丈夫だ。無理を言ってすまない・・・。」

 

「すみません・・・」

 

龍二「あんたが謝ることじゃない、俺にも落ち度はある。」

 

そう言って龍二は喫茶店でその魔法少女と分かれ、調査を再開する。

 

龍二「先の魔法少女は心的要因から軽いPTSDを患い犯人の顔を覚えていなかった・・・。唯一分かる点・・・犯人は赤色のジャケットを着用していることだけ・・・これでは手探り、だな・・・。」

 

龍二は様々な魔法少年少女とコンタクトを取り事情聴取等を行うが依然として犯人が分かるような内容は掴めないでいた。

 

龍二「(総乃助さんに頼るか・・・いや、やめておこう。せっかく平穏な日々に水を刺すことになる・・・ましてや俺の一存でユニオンの皆を巻き込むことにもなりかねん・・・。)」

 

龍二は手探りの状態であろうと一人で調査することを考える。

 

龍二「(・・・一度灯花とねむの元へ向かうか。元マギウスを襲撃しているとなれば二人の身も危ういからな。)」

 

龍二は一度二人の安全を確かめるために北養区の電波望遠鏡へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     −北養区 電波望遠鏡付近−

 

 

 

灯花「にゃ〜全然見つかんない〜・・・。」

 

ねむ「灯花、自動浄化システムはすぐに見つからないから自力で探す他ないよ。」

 

灯花「ウワサが使えない以上手探りなんて面倒くさいにゃ〜!!」

 

いろは「まぁ気長に探そう灯花ちゃん。」

 

うい「私も一緒に探すよ。」

 

電波望遠鏡内では4人は楽しく談笑しており、その様子を見た龍二は安堵し、その場を静かに去った。

 

龍二「・・・まだ構成員達に話を聞かないとな。」

 

そう言って龍二は建物と建物の屋上を移動していた。すると龍二は謎の魔力反応を捉える。

 

龍二「っ!なんだこの魔力は・・・!」

 

その魔力を感じ取った直後、龍二は背中に強い衝撃と共に痛みを覚える。背後には覆面の謎の人物が龍二を捉えており覆面の人物が龍二を蹴り飛ばした。

 

龍二「(ちぃっ!なんだ今の奴は・・・全く気が付かなかった・・・!!)」

 

龍二は地面に落ちる直前に受け身を取りダメージを軽減する。

 

龍二「いきなり不意打ちを仕掛けてくるとは・・・何者だ?」

 

「・・・・・・」

 

龍二「喋れないか・・・なら、無理やりにでも何故俺を狙ったのか聞かせて貰うぞ!」

 

 

 戦闘BGM「100 Execution」龍が如く見参

 

       「謎の覆面男」

 

 

 

 

 

 

 

龍二「(先のあの感じからして奴はかなりの戦闘技術がある・・・。とはいえ、奴が先に手を出した以上こちらも正当防衛として応戦するのみ!!)」

 

龍二は片手剣に紫の魔力を溜め雷を帯電させ強化し、一気に覆面へ詰め寄る。

 

龍二「ふっ!オラァっ!!」

 

龍二の攻撃に対し覆面は一切の吐息すら出さずに攻撃を退けており龍二は少し気味悪く感じる。

 

龍二「(奴は防戦を強いられてるにも関わらず疲れすら見せていない・・・人間なのか?)」

 

龍二はかつて吉信が禁術を使って生み出した「死者蘇生の陣」という術を視野に入れたがその考えはすぐに破られる。

 

龍二「はぁっ!」

 

覆面「っ!」

 

龍二「なにっ!?くぅっ!!」

 

防戦に徹していた覆面は突如龍二の攻撃を躱した直後に短刀を下から抉り取るように振り上げカウンターを浴びせる。それにいち早く察知した龍二は即座に片手剣を持ち替えガードする。

 

龍二「くっ・・・」

 

龍二は唐突な事で完全に防ぎきれておらず左肩を切られ血を流した。

 

龍二「まともに傷を負うのは久しぶりだな・・・」 

 

覆面「・・・・・・っ!」

 

「オラァっ!!」

 

そして覆面は龍二の攻撃を仕掛けようとすると突如覆面の背後から何者かが奇襲攻撃を食らわせる。しかし覆面は躱し何を逃れる。

 

龍二「っ!」

 

「大丈夫か龍二!!」

 

龍二「お前は、壮介か・・・!」

 

奇襲攻撃を仕掛けのは偶々近くを通りかかった壮介だった。壮介は龍二がズタボロにされているのを目撃し覆面と相まみえると目つきが変わる。

 

壮介「てめぇ何者だ!?なんで龍二をそんなふうにした!!」

 

覆面「・・・・・・」

 

だが覆面は壮介の問いかけを無視しその場から消えた。龍二は覆面の魔力が無くなった事を確認した瞬間膝をついて倒れかける。

 

壮介「龍二!」

 

龍二「はぁ・・・はぁ・・・」

 

壮介「かなり深傷じゃねぇか・・・!とにかく一旦みかづき荘に来い、いろはちゃん達に治して貰おう!」

 

龍二「・・・すまん。」

 

そう言って壮介は龍二に肩を貸し、怪我を治す為にみかづき荘へ連れて帰った。

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