魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー   作:unknown505

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第6話

ショッピングモールでの出来事で壮介は健太達に和人によって殺害された羽根の事件を話す。

 

壮介「・・・・・とまぁこれがそのままだ。」

 

健太「まじか・・・あいつ普通に殺人犯してんのかよ・・・!」

 

やちよ「だとしたら側にいる史乃さんも危ないわね。彼に何をされるか分からないわ・・・。」

 

いろは「私、和人さんを見た時まるであの人は正義の為なら何でもしてやるって見えました・・・。」

 

健太「・・・正義の為なら何でもする・・・か・・・。そういやつい最近俊とさなから聞いた話だが、旧マギウスの羽根や構成員が襲われてるって話を聞いたことがある。もしかしたら・・・」

 

壮介「・・・あいつも噛んでる可能性はあるな。いろはちゃん明日休みなら灯花ちゃんとこに行ってほしい。」

 

いろは「分かりました。私も明日行く予定なので!」

 

やちよ「なら私も明日は休みだからみふゆの所に行って来るわ。」

 

健太「俺は龍二にもコンタクト取ってこの件を伝えておく。」

 

そう言って壮介、健太、いろは、やちよはそれぞれの役割分担を決め、その日は帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   −同日深夜 魔法少年少女赤十字病院−

 

 

 

水名区にある魔法少年少女達を治療する赤十字病院で院長である正明は夜勤でアリナに関する書類を作成していた。

 

正明「・・・これはこうして・・・・・・んっ?」

 

すると正明は何かに気がついた。目線の先には誰もいなかったはずの待合室の座席に一人の青年が座っていた。

 

正明「・・・幽霊か?にしては魔力を感知できている・・・というより、「一体どこから入って」きた?緊急外来からか?」

 

赤十字病院には深夜の緊急外来があるため正明はそれを考えたがこの時点で奇妙な原因がいくつか現れていた。

 

正明「緊急外来だとするなら何かしらの大怪我を負ったりして入ってくるものだが、あの人物にはそれを感じ取れない・・・。本当に幽霊か?」

 

考えていても仕方がないとした正明は書類作成を中断し待合室の椅子に座る青年に話しかける。

 

正明「突然失礼ですが、緊急外来の方でしょうか?」

 

「おやぁ〜ようやく俺に気づいたねぇ〜松浦先生。」

 

正明「気づいた?」

 

「そう、俺は先生が気づくのを待っていたんだよぉ〜。」

 

正明「・・・その感じからして診察というわけではなさそうだ。何が目的です・・・?」

 

「先生にちょいと教えてもらいたいことがあってねぇ〜。「アリナ・グレイの病室」はどこだい?」

 

正明「・・・私から見てあなたは明らかな不審者ですから簡単に教えるわけにはいきません。仮に見舞いだとしてももう時間外ですのでお引取りを願います。」

 

「なるほどねぇ〜口の硬い先生だ。でもねぇ〜先生・・・」

 

正明「ん?」

 

謎の青年は正明に指を刺す。すると一瞬のうちに指先から光が銃弾となって正明の左肩を貫いた。

 

正明「っ!?ぐぁああっ!?」

 

「素直に話せばこんな事にならなかったのにねぇ〜。」

 

正明「ぐぅ・・・一体・・・何者だ・・・!?」

 

「それを先生が知る必要はないよぉ〜。それじゃあ調べさせてもらうねぇ。」

 

正明「くそっ!そうはさせnっ!?」

 

正明はそう言って体を起こそうとするが体が動かないことに驚いた。

 

正明「(体が・・・動かない・・・!?まるで鉛を乗せられてるみたいだ・・・!)」

 

「その顔は動けないことに驚いてるって顔だねぇ、俺の放つ指銃には重りに変化させた魔力を乗せて放つ技だから撃たれた奴はしばらく動けないんだよぉ〜。」

 

正明「くっ・・・!」

 

「ふぅ~ん、なるほどこの病室かい。ならそこに行かせてもらうよぉ〜。」

 

正明「くそっ・・・!あの部屋には・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        −アリナの病室−

 

 

かりん「スゥ・・・スゥ・・・」

 

赤十字病院内の病室でアリナが未だに眠り続ける傍らにかりんはひっそりとノートに絵を書いていた。

 

かりん「これをこうして・・・出来たの!」

 

かりんはいずれ目を覚ますであろうアリナに見せるためにかりんは一生懸命完成させた。するといつの間にか侵入していた青年が上からかりんのノートを奪い取る。

 

かりん「あっ!だ、誰なの!?」

 

「君は絵を書くのが大好きなんだねぇ〜。でも・・・」

 

そう言って青年は唐突にそのノートを破り捨てた。それを見たかりんはフリーズしてしまう。

 

かりん「えっ・・・・・・」

 

「相手はアリナグレイだよぉ〜。書く相手は考えないとねぇ。」

 

かりん「っ!!ア、アリナ先輩に何する気なの!?」

 

「今から殺すんだよぉ、彼女はやりすぎだからねぇ。」

 

かりん「だめなの!!確かにアリナ先輩はいっぱい悪いことはしたけど、でもアリナ先輩はもう反省してるの!!」

 

「それでもやらないといけないからねぇ、そこをどいてほしいねぇ。」

 

かりん「だめなの!絶対に殺させないの!!」

 

そう言ってかりんは指銃を放とうとする青年の前に立ち塞がりカタカタと恐怖で震えながらも必死で守ろうとした。

 

「・・・なるほどねぇ〜、君はよっぽどアリナを信用してるんだねぇ。」

 

かりん「えっ・・・?」

 

「俺は基本悪は逃しはしないけど〜だからといって追い詰めたりもしないからねぇ〜、君みたいな純粋な保護者がいるなら見逃すよ〜。」

 

かりん「見逃・・・すの・・・?」

 

そう言って青年は光り輝いていた指銃を下ろして静かに微笑み、破り捨てたはずのかりんのノートを修復した。

 

「これは迷惑をかけた詫びだよぉ〜。それじゃあねぇ。」

 

かりん「あっ・・・消えちゃったの・・・?」

 

青年は体が光り輝きだしその場から消え入れ違いに正明が現れた。

 

正明「かりんちゃん!!」

 

かりん「っ!松浦先生!」

 

正明「かりんちゃんここに若い男が現れなかったか!?」

 

かりん「うん、現れたの!でもアリナ先輩を殺そうとしてたのにやめて消えちゃったの。」

 

正明「消えた・・・?かりんちゃんは何もされなかったか?」

 

かりん「うん、私は平気なの。」

 

正明「あの青年は一体何が目的だったんだ・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      −赤十字病院屋上−

 

 

 

 

赤次郎『何?アリナは死んでいただとぉ!?』

 

「そうだよぉ赤次郎。彼女は遺体安置所にいたからねぇ〜。」

 

アリナの病室から去り屋上にいた青年は電話で暴徒の羽柴赤次郎に連絡をしており青年は赤次郎に「虚偽」の報告をした。

 

赤次郎『ちぃ・・・楽してあの世に逝かせちまったか・・・!まぁいい、「安光」お前は引き続きマギウスの残党を借り続けろ。いずれ松井龍二が俺達と交戦するかもしれん。』

 

安光「了解〜、この「田尾黄安光(たおきやすみつ)」任務承諾しましたぁ〜。」

 

 

その青年は田尾黄安光と名乗り、赤次郎の命令を承諾した。

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