魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー   作:unknown505

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第10話

         −現在−

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和人「・・・これが俺の過去だ。」

 

健太「・・・なるほど、あんたは元々虐められていたからそう言った悪を無くす為に正義に目覚めた訳か。」

 

和人「そうだ、俺は人を傷つけるような悪は徹底的に倒さなければならない!だから俺はマギウスの噂を聞いて3年前に神浜市に来た。」

 

龍二「3年前・・・丁度健太といろはがマギウスと対立し始めた時期か・・・。」

 

いろは「実は、私達以外でもウワサが消えていたという話を聞いていて、もしかして和人さんも?」

 

和人「そうだ、ウワサという化け物はマギウスが操っているという話を聞いた俺は片っ端からマギウスの構成員を倒していた。」

 

そう言って和人は一息ついた後いきなり声を荒げた。

 

 

和人「マギウスの勢いは弱まるどころか街全体に被害を出すワルプルギスの夜を呼ぶという暴挙に出た!俺はそんな怪物を呼んだマギウスが許せない!だがそんな奴らをマギアユニオンは許した!何故だ!?なぜそんな大罪人を許す!?だから俺はみせしめのためにたくさんの元羽根を殺した!」

 

健太「・・・・・・」

 

和人「だが、ネットに本当の姿をばら撒かれた俺にはもう、何も残っていない・・・」

 

赤次郎「ああその通りだ、今俺はあんたに心底裏切られた気分だ!」

 

そう言って怒りを露わにし右腕に溶岩を纏う。

 

赤次郎「俺はあんたの正義に憧れて羽根共を殺した・・・だが蓋を開けてみればあんたもそんなもんだ!よくその顔で正義だとほざけたなぁ!?」

 

和人「・・・・・・」

 

赤次郎「俺の正義は徹底的正義だ!よって、片岡和人!貴様を今この場で処刑してやる!!」

 

和人「(因果・・・応報か・・・俺の能力に感化された人間によって殺される最期とはな・・・。)」

 

健太・龍二「「オラァっ!!」」

 

赤次郎「ぐほぁっ!?」

 

和人「っ!」

 

健太「ふざけんなよ、何が徹底的正義だ!この世に絶対な正義なんてどこにも存在しねぇよ!」

 

和人「っ・・・・・・」

 

健太「よく聞け和人、俺は確かにこれまでの所業しか見てなかったからお前を痛烈に批難したがよ、やっぱ人間ってのは内側には明かせないもんもあるわけだ。」

 

和人「・・・・・・」

 

健太「お前は、確かに悪い事をしたのは事実、それは絶対に覆らない・・・でもな、俺はお前の中にある優しさを感じ取れた。だからチンピラから女の子を助けたお前は、かっこいいぜ。」

 

和人「っ!?」

 

龍二「俺も健太と同じ意見だ。何より俺が一番腹立たしいのは、和人ではなく羽柴、貴様だ。」

 

健太「ああ、羽柴てめぇは正義だの何だの言ってるけどな、てめぇのその正義には気持ちがこもってねぇ・・・寧ろ正義を盾に無差別殺人してるだけじゃねぇか!!」

 

赤次郎「黙れ!俺のやることは正義なんだ!俺は正義であり続けなければならないんだぁああああっ!!!」

 

龍二「・・・和人、これが貴様に魅了された人間の末路だ。どう思う?」

 

和人「・・・まるで正義に酔いしれていた自分みたいだ。」

 

龍二「和人、正義を語ることは構わない。だがな、羽柴のように先入観に駆られて暴虐の限りを尽くす奴も出てくる事を忘れるな。」

 

和人「・・・・・・ああ。」

 

龍二「さて、健太。」

 

健太「ああ、いろは達は絶対に守る!」

 

龍二「そうだ、和人は逃げろ。ここにいてても足手まといだ。」

 

和人「・・・・・すまん!」

 

そう言って和人はその場から去り、健太と龍二は羽柴と交戦を開始する。

 

 

 

 

 

   戦闘BGM「最終決戦」喧嘩番長5

 

 

健太・龍二「羽柴ぁああああっ!!」

 

赤次郎「ぬぉおおおおおおっ!!」

 

 

 

     「暴虐の心狂者 羽柴赤次郎」

 

 

 

 

健太と龍二は先手を打って薙刀と片手剣で攻撃を仕掛け赤次郎も溶岩を纏い一進一退の攻防を繰り広げる。

 

健太「こいつ!溶岩伸縮出来んのか!?」

 

龍二「健太距離を取れ!奴の溶岩に当たれば火傷ではすまんぞ!!」

 

健太「分かってる!!」

 

赤次郎「そこどけや悪人共ぉ!!天星火山!!」

 

赤次郎は左腕から溶岩の塊を放出しそれが瞬時に砕け二人目掛けて降りかかる。

 

健太「オラァっ!だらぁっ!!」

 

龍二「ふんっ!!」

 

赤次郎「俺の正義は揺るぎない正義だ!貴様らのような正義を侮辱する奴らは断じて逃さん!!そこのマギウスもなぁ!!」

 

龍二「(このままではいろは達が危ういな・・・っ!!)」

 

松井一族構成員「(龍二様!松井一族の者です!)」

 

すると付近に近づいてきた松井一族の構成員がテレパシーで龍二とコンタクトを取る。

 

龍二「(丁度良いところだ!お前の方に車は!?)」

 

松井一族構成員「(あります!総乃助様の指示で今車飛ばしています!)」

 

龍二「(なら良かった!いろは達を先に逃したい!感謝するぞ!)」

 

そう言って龍二はすぐに健太にテレパシーでこのことを伝える。

 

龍二「(健太!俺の一族の構成員が車を飛ばしてきてる!いろは達を先に逃がすため陽動できるか!?)」

 

健太「(任せろ!!)」

 

そして健太が前に出て羽柴に対し積極的に攻めに出る。そして龍二は煙幕を炊いて辺りを拡散した。

 

赤次郎「くっ!犯罪者共を逃がす気だな!?」

 

健太「それに気づいた時には遅ぇんだよ!!」

 

龍二「ふんっ!!」

 

赤次郎「ぐぁああっ!!?」

 

そして煙幕の中に松井龍二が瞬時に現れ、不意打ちを掛けた。

 

健太「龍二!いろは達は!?」

 

龍二「付近についた構成員の車の中にワープさせた!これで心置きなく戦えるな!」

 

赤次郎「貴様らぁあ・・・!!!」

 

健太「てめぇの正義ごっこはおしまいだ。」

 

龍二「とはいえ、貴様はすぐに諦めるような人間じゃあない。なら、俺達がやることはひとつ。」

 

健太「ああ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健太・龍二「「お前を完膚なきまでに叩き伏せるまでだ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

  戦闘BGM「scarlet beliefs」フリー素材

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言って健太と龍二は十間モード、革命のウワサを纏い、赤次郎に圧をかける。

 

赤次郎「っ!?何だ・・・この圧は・・・!?」

 

健太「オラァっ!!」

 

赤次郎「ぐっ!?」

 

龍二「ふんっ!!」

 

赤次郎「がはっ!?ちぃっ!正義の体現者である俺が負ける・・・!?笑わせるなぁ!」

 

健太と龍二の猛攻に押されてきた赤次郎は必殺技の一つである「極溶岩砲」を放つがいとも容易く躱される。

 

赤次郎「なにっ!躱された!?」

 

健太「正義の体現者だって?笑わせられたのはこっちの方だぜ!!」

 

龍二「貴様のような正義という概念を間違えたまま見境なく振りかざし、多くの改心した羽根達が死んだ!その者らの無念な思いを含めた俺の拳は!!」

 

赤次郎「ぐぅっ!!」

 

健太「くそっ!十間モードの効力が・・・!龍二ぃ!ぶっ飛ばせぇ!!」

 

龍二「痛いだけですむと思うなぁああ!!!!」

 

赤次郎「ぐぅああああああああああっ!!?」

 

龍二の魂を込めた左フックは赤次郎の顔面を捉え、見事に直撃し吹き飛ばした。まともに食らわされた赤次郎は後頭部から倒れ込み意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健太・龍二「「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」」

 

健太「あぁ〜、十間モードを使ったのは久しぶりだぜ・・・。」

 

龍二「それだけこいつが強敵だったという訳だな。」

 

「あららぁ〜、既に決着ついちゃったかぁ。」

 

龍二「お前は・・・優作か。」

 

健太「知り合いか?」

 

龍二「ああ、こいつの仲間だそうだが、非戦派らしい。」

 

健太「仲間なのに非戦派?」

 

優作「そう、俺は非戦派なんだ。俺の正義は放漫な正義だから全員が全員悪いって決めつけはしないんだよ。」

 

健太「・・・・・・そうか。」

 

優作「にしてもまぁ、羽柴の顔面陥没するくらいこてんぱんにしてくれたなぁ。」

 

龍二「いけなかったか?」

 

優作「いや、寧ろこいつにはいい薬となった。俺はこいつと縁を切るつもりだから返って清々したさ。んじゃま、俺は放浪の旅に出るわ。じゃあなマギアユニオンのお二人さん。」

 

そう言って優作はその場を去っていき、元マギウス襲撃事件の幕は降りた。

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