魔法少年ケンタ☆マグス アナザーストーリー 作:unknown505
優花「……私は…強くならないと…。」
彼女は通と悠太の強さに憧れと同時に嫉妬してしまっていた。
優花「もうあの時みたいに…弱いままの自分は嫌だ……。」
そう言って彼女は近くの魔女の結界に入り込む。そして後を追っていた悠太達が魔女の結界を発見する。
通「魔女の結界や!優花のやつ…まさか…!」
悠太「単身で突っ込んだ可能性はあるな…やちよ、みふゆ、十七夜、後方サポートを頼む。俺と通で前線から攻撃する!」
やちよ「分かったわ!」
十七夜「ああ任せろ!」
みふゆ「了解です!」
そして5人は優花の後を追って魔女の結界に入る。魔女の結界内に入った5人は早速魔女の使い魔と交戦する。
戦闘BGM 「tsuk」−龍が如く0 −
「有山優花を捜索せよ!」
通「全く…あいつもあいつで何抱え込んどんねん…俺らに言うてくれても良かったのに…」
悠太「もしかしたら、優花は俺達に何か嫉妬していたかもしれん。」
やちよ「確かに最近の彼女何か変だったわ、悠太君の言うとおりもし嫉妬なら何の…?」
みふゆ「私の考えだと…もしかしたら「強さ」の嫉妬でしょうか…?」
通「強さぁ?俺そんな強ないで?」
十七夜「お前がそう思っていても他人からみたら充分強い。優花自身もそれに固執する何かを抱えてるかもしれんな。」
悠太「まぁどっちにしろ色々あいつには聞かなければいけないこともある。さっさと周りの雑魚使い魔を潰す。」
通「なんや悠太、あいつに気ぃあるんかぁ?」ニヤニヤ
悠太「そんなんじゃないし恩を受けたから返すただそれだけだ、それに「枠」は埋まってる。」
通「確かにそやな、にしてもまぁ悠太は「武士道」を体現したようなやつやで…。」
十七夜「悠太には充分すぎるほどのカリスマ性がある。だからこそ悠太の様になりたいという高みをめざす者もいるのは確かだな。」
悠太「おいそこ、喋ってる暇があるなら戦え!特に通!」
通「はっ!?なんで俺やねん!やっとるわ!」
やちよ「そして兄弟みたいな会話ね…。」
二人は口喧嘩しつつも使い魔を次から次へなぎ倒していく。その連携プレーは凄まじく使い魔が近づけないでいた。それを見透かした悠太は突破口を開く。
悠太「よし、奴らは散り散りだ!一気に道を開く!うぉおおおおおおっ!!」
通「あっちょぉ待てや!」
みふゆ「道が開きましたね!二人に続きましょう!」
やちよ「ええ、私達で二人を掩護よ!」
十七夜「このまま押し通す!」
使い魔を退け、遂に5人は魔女本体にたどり着いたが、一人の魔法少女が横になっていた。
通「っ!おい!大丈夫か!?」
魔法少女「あ…あなた達…は…?」
悠太「ここの魔女を倒しに来た者だ。俺達が来る前に魔法少女が来たと思うが…?」
魔法少女「……っ!そうだ…!確かに魔法少女の人が来て…それで私を助けてくれて…!」
やちよ「もしかして優花さんが…!」
魔法少女「あの魔法少女の人を助けてあげて!あの人ボロボロだったのにまだ魔女を追って…!」
通「分かったで、やっちゃん、みふゆ、十七夜さんはこの子の治療を頼むわ、俺らで優花を追う!」
やちよ「分かったわ!ふたりとも無茶はしちゃだめよ!」
悠太「ああ!」
そう言って二人は魔女と優花を追う。そして一方、優花は魔女と交戦していたが……
優花「はぁ・・・うぅ・・・!」
魔女の攻撃をかなり受けた彼女は既にボロボロとなっており満身創痍の状態だった。それでも彼女は受けた傷を抑えながら立ち上がる。
優花「私は…強い…!私は…弱くない…!あの二人に…負けない力だってあるの…!はぁああああっ!!」
最大限の力を振り絞り攻撃を仕掛けるが…
優花「うぁああっ!!ガハッ…!?」
不意打ちで魔女の触手が優花を吹き飛ばす。そして壁に激突し血を吐いてしまう。
優花「ガハッ…ハァ…!!」
彼女の骨が折れ内臓に突き刺さり、満身創痍に加え重傷を負ってしまう。
優花「ハァ…ハァ…。」
そして優花にとどめを刺そうと鋭く尖った触手が優花めがけて向かう。彼女は死を覚悟し目を瞑った。
優花「(あぁ…私…こんな弱いんだ…。ずっと誰よりも強くありたかったけど…まぁ…いいか…。)」
悠太「うぉおおおおおおっ!!!」
優花「っ!?」
優花が死を覚悟し触手が当たる直前に悠太は音よりも早いスピードで触手を切り裂き、魔女にダメージを与える。
悠太「ふぅ…優花…大丈b…無事って訳では無さそうだな。」
優花「ハァ…ァァ…」
悠太「ん…」
悠太は優花が何かが原因で喋れないことを察し、口元に人差し指を立てる。
悠太「とりあえず、今はあいつらが来るまで優花を守る。通!」
通「っしゃああ!!」
そして通もまたこの場に到着したと同時に魔女に先制攻撃を仕掛け、魔女に大ダメージをあたえる。
通「なんや思ってたより随分硬いやんけ。こんなん相手によぉ頑張ったな優花。」
優花「ハァ…ァ…」
通「せやすまん、今内臓やって喋られへんねんな。」
悠太「通、分かってるな?七海達が来るまで防戦だ。」
通「防戦はあんま好かんが…優花の一大事や!やったるでぇ!!」
そして二人は次から次へ襲いかかる魔女の触手を切り刻んでいく。それを見ていた優花は静かに涙を流す。
優花「(なんで…なんで私を…私を守るのよ…!なんで…!?)」
通「優花ぁ!!」
優花「っ!」
通「憶測でもの言うて悪いけどな、お前が思とる程俺らは強ないで!!」
悠太「俺達とて弱い事だってある!お前が劣等感を抱えたり俺達に嫉妬したりするのも構わん!だが、自分の命を犠牲にしてまでそれを貫くな!!」
優花「………」
悠太「嫉妬や劣等感を抱えたまま死ぬ程惨めな物は無い!人間誰しも弱い事だってあるんだ!お前が俺達に向けたように俺達も他人にそれを向けたことだってある!」
通「せや!その抱えた思いはな、俺らにとっても負しか残らん!誰にも打ち明けられんままお前は死にたいんか!?」
悠太「お前がどうしても死にたいのなら止めはしない!だがな、本心を伝えられないまま死ぬのがお前の望む死なのか!?」
優花「っ!?………」
通「ちぃ…!どうする悠太!このまま防戦しっぱなしやと俺らまで魔力底着くで!」
悠太「優花の答えが出るまd「わ…わ…たし…は…」っ!」
通「優花…!」
優花「わた…し…はぁ…生き…たい…!だか…ら…た…すけて…!悠太ぁ…通ぅ…助けてぇ…!!」
優花は声を振り絞り喋る。血を吐きながらも自分の生きたい思いを二人にぶつける。
BGM「you say run」−僕のヒーローアカデミア−
悠太・通「………」
通「悠太…。」
悠太「ふっ…答えなら決まっている…。」
通「へへ、安心せぇ優花…元から俺らは……」
悠太・通「「お前を助けに来たからなぁ!!」」
悠太「俺達はお前の最期を看取るために来たのではなく、お前の進む「先」を支えるために来た。」
通「俺らは優花に恩がある!あん時優花が仲介してくれんかったら今頃東西は火の海や…!俺ら揃ってのスリーマンセル…ええトリオやでぇ!」
悠太「もうすぐ七海達が来る、優花はもう喋るな。」
優花「……ぅう…えっぐ…あり…がとう……」
悠太「ふっ…通!防戦は終わりだ、ここからは攻勢に移る!!」
通「っしゃあ!俺の本領発揮やぁ!!」
悠太と通は防戦から攻勢に転じ一気に魔女めがけて突撃する。魔女の触手攻撃を掻い潜りながら凄まじい勢いで接近し叩く。
通「ほんま硬すぎやろこいつ!!」
悠太「だがダメージは受けている!とはいえ硬すぎるのもジリ貧だ…通!」
通「よっしゃ連携マギア見せたろうやないか!!」
そう言って二人は互いの拳を合わせコネクトし、二人はパワーとスピードが圧倒的に上昇した。
悠太「よし…!行くぞ通!」
通「ああ!行くでぇ!完膚なきまでに叩いたるわぁ!!」
悠太「うぉおおおおおおおおっ!!!」
通「喰らえやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
渾身の力を込めた攻撃で防御力が圧倒的に硬い魔女が特大ダメージを受ける。あまりの強さに優花は目を見開く。
優花「(これが…二人の…力…。)」
みふゆ「優花さん!」
やちよ「優花さん…酷い怪我じゃない…!」
十七夜「見たところ骨が折れて内臓に突き刺さってるな…。」
すると二人が魔女を撃破したことで魔女の結界が崩れ、グリーフシードが落ちる。
悠太「三人とも、優花は…」
十七夜「とりあえず簡易的ではあるが治療はした。彼女をみたまの調整屋に連れて行く。」
通「ああ、はよせな偉いことになってまうわ。」
そう言って5人は優花を抱え調整屋へと向かった。
みたま「いらっしyっ!優花ちゃん!?」
悠太「みたま、緊急事態だ。彼女の調整を早急に頼む。」
みたま「一体何があったの…。」
悠太「単身で魔女と交戦してな、俺達が後から来たらズタボロになっていた。」
みたま「とりあえず優花ちゃんを横に寝かせて、あなたと通君も調整するわ。」
悠太「すまんな、いつも迷惑をかける。」
通「助かるで…」
そう言って二人は調整屋の奥に入っていく。
やちよ「はぁ…今日は凄く長かったような気がするわ…」
みふゆ「過激派の妨害もありましたが参京区と栄区が新しく非戦闘区域に指定されるのは良かったです。」
十七夜「ああ、後は優花から直接何故単身で行ったのかが気になるな。」
三人がそう話す一方、みたま、悠太、通も話していた。
通「ほんまいつも感謝やでみたまちゃん。」
みたま「良いのよぉこれくらい、お客さんが増えれば私の仕事もたくさんできるわぁ。」
悠太「あまり客が増えすぎるのも良くないぞ、体壊すぞ。」
みたま「あらぁ私の容態を心配してくれるのねぇ、でも大丈夫よ。」
悠太「まぁお前が大丈夫なら良いが…。」
通「あまりみたまちゃんは動かれへんからなぁ、ま、俺らが調整してもらえる分の対価でグリーフシード稼ぎゃええ。」
悠太「ああ、安心しろみたま、俺達はお前を守るからな。」
みたま「ふふ、ありがとう二人共。」
悠太「さて、優花が目覚めるまで待つとするか。」
そう言って悠太は優花が目覚めるまで待つ。