東方妖拳士   作:アンサイル

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前回もそうでしたが、今回は特に展開と文章がめちゃくちゃなので暖かい目で見守ってください


目覚め

私がこの世界に転生してから200年が経った。

そう、200年である。

 

やはり、この体は異常だ。

普通の人間は100年程度しか生きられないはずだが、私はその2倍の時を過ごしているのだ。

200年の時が経った今も、最初に転生したときと容姿は何も変わらず、精神面への影響も特にない。

体の衰えも感じたことは無いし、むしろ年々強くなっている気がする。

 

人間はおろか、他の動物も遥かに凌駕する身体能力と寿命。

私は本当に人間、いや生物なのだろうか。

 

大体のバトル漫画のキャラにも負ける気はしないし、この世界の動物に関しては相手にもならない。

 

巨大な象でもひと睨みするだけで、その場から動けなくなった。時々、私に屈さずに襲いかかってくるやつもいたが、そいつも素手で撃退できる。

群れのオオカミが一斉に襲いかかってきて、私に噛み付いても、私に傷は一切なく、むしろ噛み付いてきたオオカミの歯が折れていた。

 

だが、正直この強さはいらない。

縄文時代の人間はあまり好戦的ではなく、自分が生き残ることに必死だったため、私に襲いかかる者は誰一人としていなかった。

 

私も何もしてこない人を蹂躙する気は無いので、私も干渉したりすることはなかった。

まあ、着物に飽きたときに、縄文人の女の服を1回だけ奪っちゃったけどね。

 

この力は、お腹が空いて動物たちを狩る時しか使ってこなかった。

最近は普通に狩るのも飽きているので、色々なやり方で狩りをしている。

 

前までは南斗聖拳のように手で相手を切り刻んでいたが、最近はジャック・ハンマーのように噛み付いたり、花山薫のように圧倒的な握力を持っているので、頭を鷲掴みにして破裂させるなどなど……

あ、桃白白みたいに舌で殺したこともあるな。

 

色々な殺し方を考えている辺り、猟奇的な殺人鬼のようだが、人間たちだって自分より遥かに小さくて弱い蟻を、何の意味もないのに殺して喜んでいた時期があっただろう。

私の知り合いはミミズを引きちぎっていたな。

 

私もそれと一緒。人間と蟻くらい、私と動物たちは実力の差があるのだ。

とにかく、私は退屈している。

私は新しい刺激を求めていた。

 

だが、そんなものは訪れずに、さらに時が経ってしまった。

ここ最近は、山の頂上で寝ていることが多くなり、100年以上睡眠を取って、起きても3年くらい活動しただけでまた100年以上寝るという、不健康の極みのような生活をしていた。

厄介なことに、寝る度に睡眠時間がどんどん増えてしまっている。

ひょっとしたら、私、寝てる時に寿命がくるんじゃ……

 

だが、そんな生活も今日で終わりを告げた。

 

再び起きた時、私はいつもと違う気配に気づいた。

この山で、私の他に住んでいるのは動物しかいなく、その動物たちも全然強くなかったが、今ここにいる存在からはかなり強力な気配を感じる。

どの気配も、かつて私が狩っていた象たちとは比較にならないほどの力を感じる。

それが何百匹もいるのだ。

 

そして、その中にあった1番強力な気配が、私の方に向かって来るのを感じた。

 

私が求める刺激がようやくやってきた。

この有り余った力を、思う存分使うことができる。

さあ、一体どんな怪物がやってきてくれるのか。

 

しばらく経ってから、そいつは私の前に現れた。

私は驚きを隠せなかった。

 

私の前に現れたのが屈強な化け物ではなく、華奢な少女だったからだ。

まさか私と同じ女だったとは。

 

だが、私が驚いたのはそれだけではない。

彼女の頭には角らしきものが2つあったのだ。

人間ではない謎の生物。やっぱりここは地球ではなく、別の世界だ。

 

「そこの2角、あなたの名前は?」

 

「”伊吹萃香”。鬼だ」

 

伊吹萃香、それって……うーん、どこかで聞いた事があるような気がするけど、思い出せない。

まあ、それは別にいい。

重要なのはこの女が、私と戦う気があるのかってこと。

 

「萃香、あなたなら私がやりたいことがあるんじゃない?」

 

「ああ、感じるよ。山の眠姫、お前は戦いを求めているってな。戦う前に1つ聞きたい。お前の名は?」

 

名前か……

そういえば、この世界に来てから1回も名乗ったことがない。

今まで動物たちとしか戦ってこなかったから、名乗る必要が無かった。

 

うーん、どんなのにしようか。

今、着ている服は着物だから日本風の感じがいいな。

よし、決めた。

 

「私の名は、”夜兆錬巳(やちょうれんし)”。さあ、かかってきなさい」

 

戦いが始まった……!

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