五等分の花嫁と元暗殺者   作:シナプス・フィン

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頻度は多くないですが、二乃がいじられます。


では、どうぞ。


第12話 唐突な泊まり込み勉強会

敵勢力の取引の現場を押さえた翌日。

斗真は、上杉と共にいつも通り中野家に来ていたのだが・・・。

 

「何故こうも問題を起こせる、この勉強バカ!!」

「と、斗真・・・。これ以上は・・・」

 

しかし、斗真は、上杉の頭を掴みアイアンクローをしていた。

何故、斗真が上杉にアイアンクローをしているのかというと五月と上杉が口論となり仕舞には勉強を教えないと啖呵切ってしまったのだ。

このことで斗真は、呆れと怒りのダブルパンチで上杉にお仕置きをしているのだ。

因みに、中野先生に言われた斗真が100点を取るという条件は、他言無用と言われた為、上杉にも中野姉妹全員にも伏せているのだ。

 

「とにかく、二乃がこの事を知ったら間違いなく妨害か勉強を全くしなくなる。

二乃にこの事を知られないように尚且つ、五月と関係の修復。

この二つを必ずやる事。いいな?」

「えっと・・・。手伝って貰うなんてことは・・・」

い・い・な?

「は、はい・・・」

 

上杉は、震えながら了承したが斗真は、心配になりながら溜息を吐いた。

その後、中野家にお邪魔したのだが斗真の頬に手当てした後を見た四葉がかなり心配していた。

後に出てきた一花、三玖も同じように驚きの表情を浮かべながら心配していた。

斗真は、ひったくり犯を捕まえたら逆上してナイフで襲われたと説明したらさらに心配された。

中野先生に診てもらったから大丈夫だと伝えると納得してくれたが三玖だけは心配の表情をしながらこちらを見ていた。

そんでもっていつも通りに勉強をしていたのだが・・・。

 

「結婚しました~!ご祝儀ください!!」

 

休憩という名目で皆で人生ゲームで遊んでいた。

斗真は、その間に自分の分の勉強をしていた。

 

「って、エンジョイしている場合じゃな~~~い!!!」

 

上杉は、事が重大のあまり叫んでしまい斗真は、溜息を吐いた。

 

「・・・フータロー。私達、そんなに危ない?」

「いや、その・・・」

 

三玖は、心配な表情を浮かべながら上杉を見て上杉は、思わず言葉を詰まらせた。

斗真は、この様子を見ながらどうするか悩んでいた。

 

「(下手に打ち明けると二乃にバレる。

  五月は、無駄に意地を張って頑に教えて貰うつもりはないと・・・。

  全く、世話の焼けるお嬢様達な事で・・・)」

 

斗真は、この状況に頭を抱えつつ事の成行を見守りつつどうフォローするか考えていた。

 

「ああ〜。なんだ、勉強サボって遊んでるんじゃない。アタシも混ぜてよ」

 

そう言いながら上杉と二乃が変わり二乃が人生ゲームで遊び出した。

上杉は、二乃が現れ言いかけた言葉を呑み込んだ。

 

「あんたも混ざる?」

 

二乃が話しかけたのは上杉ではなく五月だった。

 

「五月?」

「・・・・・・」

 

斗真は、特に声をかける事なく事の成行を見守っていた。

 

「いえ、自習があるのでがあるので失礼します」

 

そう言い五月は、素っ気ない態度で自室に戻った。

 

「(こりゃ無理そうだな)」

 

斗真は、五月の態度を見て直ぐに関係を修復するのは難しそうだと考えていた。

 

「ほら、アンタ等も今日のカテキョーは終わり。帰った帰った」

 

そう言いながら二乃は、上杉と斗真を追い払おうとするが・・・。

 

「もぉー、2人共。何言ってるの?約束と違うよ」

 

「「はっ?」」

 

「何?」

 

上杉と二乃は、頭に?を浮かべ斗真も疑念の声をあげた。

 

「今日は泊まり込みで勉強教えてくれるって話でしょ?」

 

「「えぇ〜〜〜〜〜〜!??!」」

 

「(コイツ。何を考えてやがる・・・?)」

 

斗真は、彼女の真意を理解できず何とか表情には出ていないが警戒心を露にしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斗真は、一度自宅に戻り宿泊用の衣類を取りに戻っていた。

ついでに、律に予め頼んでいた問題集を作ってもらっていた為、それを刷りに来たのだ。

荷物を纏めもう一度中野家に戻った。

 

「二度目ですがお邪魔しまーす」

「二度目ですけどいらっしゃいです。新城さん!!」

 

出迎えてくれたのは、四葉だった。

すると、浴室から二乃が何やらご機嫌な表情を浮かべながら出てきた。

 

「二乃。ご機嫌だね」

「ええ。()()()を聞けたからね」

 

斗真は、その言葉を聞いた時、一種の答えと悪知恵が働いた。

 

「ところで、上杉はどうした?」

「アイツならまだお風呂に入ってるわ」

「まさか二乃、お前・・・。

 

 

 

 

 

上杉と一線超えた?」

 

「ブフッーーーーーーー!!!!!」

 

「???」

 

斗真の素っ頓狂な発言に思わず二乃は吹き出し、四葉は頭を?にしていた。

斗真は、思わず四葉は、こんな純粋なまま育って欲しいと思ってしまった。*1

 

「んな訳ないでしょーーーーーが!!!!!」

 

二乃が顔を赤くしながら斗真にツッコミをした。

 

 

 

 

 

「・・・お前、バカにも程があるぞ」

「・・・うぐ」

 

斗真は、上杉が風呂から上がり髪を乾かし服を着替えさせて更衣室で正座をさせていた。

なぜ、このようになってしまったのかというと二乃に上杉に突きつけられた条件がバレてしまったのだ。

先程の笑顔は、その事を知った時の事だそうだ。

斗真は、ここまで予想が当たってしまい頭を抱えてしまった。

 

「普通謝る時は、面と向かってする物だろ。

どこに扉越しで謝罪するんだよ・・・」

「い、いや、アレは、格好がだな・・・」

「隠しているだけマシじゃ。アホ」

 

斗真は、上杉の言動に文句しか出なかった。

 

「まあ、バレたのはどうしようもない。とにかく、まずは一花、三玖、四葉の3人をどうにかするぞ。

彼女達だけでも赤点を回避させるぞ」

「・・・ちょっと待て。二乃と五月はどうするんだ?」

「向こうが言わない限り、俺は、何もするつもりは無い。

つーか、五月が無駄に意地を張って1人で勉強する限り、あいつ自身の力で赤点回避は、まず不可能だ」

「!?」

 

上杉は、思わず驚きの表情を浮かべ目を見開いた。

 

「椚ヶ丘時代、同級生は勿論、先生が力を貸してくれたから今の俺がある。

アイツは、それを全く分かっていない。一人でできる事なんざたかが知れてる

俺はそれをあそこ(暗殺教室)で学んだ」

「・・・・・・」

 

斗真は、自分一人の力では何も出来ないという事は重々承知している。

そのため、手を貸して欲しいと頼まれたら手を貸す。

しかし、五月のように意地を張り力を借りない人物は手を貸すつもりはない。

そう言っているのだ。

 

「とにかく、バレたものは仕方がない。

切り替えてアイツ等の赤点回避に専念するぞ」

「あ、ああ」

 

そう言い上杉は、更衣室を出た。

斗真は、溜息を吐き風呂場に入った。

 

 

 

 

 

風呂から出て家庭教師を再開した一同。

ある程度進めている時だった。

 

「・・・ねぇ。トウマ」

「何だ?」

「・・・好きな女の子のタイプは何?」

「え?急にどうした?」

「・・・気になった。教えてくれない?」

「それ、そんなに知りたいのか?」

「はいはーい!斗真さんは勿論ですけど、上杉さんの方も興味あります!!」

「お、俺!?」

 

四葉の発言で思わず素っ頓狂な声を上げた上杉だった。

 

「女子のタイプね・・・。あ、そうだ。上杉。ちょっと相談」

「は?」

 

斗真は、彼女達に少し待っててくれと話し、席を外す。

数分後。戻ってきた斗真と上杉。

 

「さて、三玖の質問に関してだが少しゲーム要素を混ぜよう」

「ゲーム要素?」

「お前さん達がノート1ページ進めていくとその答えを教える」

「ただし、先に俺のベスト3を出してからになる。

斗真の好みを知りたいなら俺の方を聞いてからな」

「トータルは、4ページ。上杉と俺で4ページ分だ」

「なんで4ページ?」

「俺の場合は、1つしかない。以上!」

「バッサリ!!」

 

とか言いつつ、真面目にノートを埋めていく一同。

 

「できた!」

 

最初にできたのは一花だった。

 

「それでは第3位は・・・いつも元気!」

 

次にノートを埋めたのが・・・。

 

「できました!!」

 

四葉だった。

 

「第2位は・・・料理上手!!」

 

最後の1つを知る為、皆が進めていき・・・。

 

「・・・できた」

 

今度は、三玖が出来上がった。

 

「それでは、第1位!ジャララララ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジャン!!お兄ちゃん想い!!」

「ってアンタの妹かい!!」

 

思わずツッコミを入れたのは意外にも二乃だった。

 

「なんだ、ただ部屋にいるだけなら一緒に勉強すれば良いじゃないか」

「フン!誰がするもんか!!」

 

などと、やり取りをしている時だった。

 

「騒がしいですよ。

勉強会とは、もう少し静かにする物だと思うんですけど」

「ごめんね〜」

 

斗真達のやりとりが騒がしかったようで部屋から五月が出てきた。

上杉が五月に声を掛けようとしたが気まずいというのがあるせいか声をかけるのに戸惑ってしまった。

 

「三玖、ヘッドホンを貸してくれませんか?」

「良いけど・・・」

 

そう言い三玖は、五月にヘッドホンを渡し五月は、部屋に戻った。

 

「五月」

 

すると彼女を呼び止めたのは斗真だった。

 

「何ですか?」

「上杉ではなく、俺だったら家庭教師を受けるか?」

「・・・いいえ。自分の力でどうにかします」

「・・・信じて良いんだな?」

「・・・足手纏いにはなりたくありませんので」

 

五月は、こちらに振り向かずそのまま部屋に入っていった。

 

「(こうなった以上はもう無理か・・・)」

 

斗真は、今回のテストは厳しいだろうと見た。

 

「再開するか」

「・・・斗真、だけど!」

「ねぇ、フータロー君。ちょっと休憩しない?星が綺麗だよ」

「一花。また訳の分からんことを・・・」

 

一花は、上杉の静止を振り切ってベランダに向かった。

 

「行って来い。上杉。俺はまだ大丈夫だから」

「・・・分かった。何かあったら呼んでくれ」

 

上杉は、それだけ伝えてベランダに向かった。

そんなこんなでその日の勉強会を終了させたのだが新たな問題が発生した。それは・・・。

 

「いや、そっちがいいならここで寝るぞ」

「上杉に同意」

「ダメです!お客様をソファで寝させられません!」

 

という四葉のお達しが来た。

斗真と上杉は、泊めてもらう身であるためソファで寝るつもりだった。

しかし、流石に四葉はそれをよしとしていないとのことで、このままでは埒が明かない。

そんな考えをしている時だった。

 

「・・・トウマがいいなら私のベッドで寝て」

「・・・え?」

 

余程のことがない限り驚かない斗真は、驚いた声を出した。

 

 

 

*1
斗真は、悪知恵が働くと意味不明な行動をしてしまうのだ。今回がそれ




今回は、ここまでとなります。


誤字脱字ございましたら連絡ください。
では、次回。
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