五等分の花嫁と元暗殺者   作:シナプス・フィン

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最新話です。
ピンとくるタイトルが浮かばなかったので上記に記述してるタイトルになってしまいました。


では、どうぞ。


第14話 「斗真は偶に人間じゃない時がある」by上杉

翌日。

彼女達は、普段通り食事をしていた。

しかし、1つだけ違う点があった。それは・・・。

 

「結局、泊まったのね。あの2人」

「二乃も混ざればいいのに。結構楽しいよ?」

「お断りよ。五月、アンタも絆されるんじゃないわよ。

まあ、あの2人を起こさないと帰ってくれないけど」

 

三玖と四葉は、それぞれ2人を起こしに行っていた為この場にはいない。

五月は、二乃が作ってくれた朝食を食べつつ胸の内を露わにした。

 

「私は、上杉君と馬が合いません・・・。

この前も彼と諍いを起こしてしまいました。

些細な事でムキになってしまう自分がいます。

私は、一花や三玖のようになれません・・・」

 

という感じにどこか悲壮感を漂わせる五月。

 

「トウマ君とはどうなの?」

「・・・正直、分かりません。

ただ、あえて言うなら、お人好しだと思っています」

 

一花は感心し、二乃は興味がない感じだった。

すると一花は、何か閃いたようだ。

 

「なれるよ、五月だって!」

 

そういいつつ一花は、立ち上がり五月の髪を弄り始めた。

そして、散々弄った結果、三玖に近い髪形にして三玖の出来上がりになったのだが・・・。

 

「髪の分け目が逆!」

 

今度は、二乃が参戦し本格的に三玖に寄せ始めた。

只々弄られることしかできず抵抗できない末っ子だった・・・。

 

「私で遊ばないで下さい!!」

 

すると一花が彼等を騙せないか試そうと閃く。

しかし、ここにいる人達は気づいていなかった。

斗真のデタラメと言って良いほどの能力に・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり、斗真が眠っている寝室(三玖の部屋)

三玖は、斗真を起こしに部屋に来たのだが肝心の三玖はというと斗真の寝顔を見ていた。

 

「・・・フフッ」

 

その表情は、どこか穏やかで慈愛とも言って良い程、優しい表情だった。

 

「・・・可愛い寝顔」

 

三玖は、斗真の顔に触れようとした時だった。

 

「・・・そんなに俺の寝顔を見るの楽しいか?」

「!?」

 

三玖は、思わず心臓が飛び出しそうになった。

何と、斗真の目がパッチリと開いていた。

肝心の三玖は、急に話をされるとは思っておらず固まってしまった。

斗真は、そんな彼女を他所に起き上がった。

 

「・・・ビックリさせないで」

「それはすまんな」

 

罪悪感何てものは微塵もなく淡々と話した。

 

「・・・いつから気付いてたの?」

「部屋に入ってきてからずっと」

「・・・ほぼ最初から」

 

三玖は、斗真に言われ驚きの表情を浮かべていた。

 

「んで、何で部屋に?もしかして俺、寝坊した?」

「寝坊じゃないけど、トウマが遅かったから起こしに来た」

「そうか、ありがとう。着替えるから部屋を出てくれ」

「その前に顔を洗ったほうがいい。タオル渡すね」

「ありがとう」

 

そういい三玖は、部屋を出ようとしドアを開いたら三玖は、その場から動かなかった。

斗真は、それを不思議に思い三玖の方を見ると・・・。

 

 

 

 

 

三玖が4人とオマケで上杉が立っていた。

 

「三玖が4人と上杉が一緒にいるってどういう事?」

「何か、知らぬ間に『本物の三玖は誰だろな?選手権』とやらをやり始めた」

「・・・意味が分からんぞ」

「さあ、新城さん。どれが本物の三玖かを当てて・・・」

「今しゃべっているのが四葉。

頑張って垂れ目にしようとしているが垂れ目になってないのが二乃。

ショートヘアで喋っていないのが一花。

髪を服に隠しているのが五月。そして・・・。

 

 

 

 

 

この子が本物の三玖。違うか?」

 

「せ、正解・・・です」

 

斗真は、本物の三玖の肩に手を乗せた。

そして、ここにいる人物全員を驚愕の表情を浮かべさせた。

いや、浮かべざるを得なかった。

双子ならいざ知らず全てを特徴を指摘しそれが誰なのかを当てるのは至難の技。

というよりできないのが普通だ。

それを目の前の人物(斗真)が難なく当ててしまったのだ。

驚かないほうがおかしい。

 

「・・・お前、何でわかるの?」

 

上杉は、皆が思っていることを代表で聞いた。

そしてそういわれたのが・・・。

 

 

 

 

 

「わかるから答えた。それだけだが?」

「んな訳あるかあああああ!!!!!!!」

 

二乃の叫びがマンション一室に広がったのだった・・・。

因みに、三玖が斗真の肩に手を置いたとき・・・。

 

「(頭に手を置いて欲しかった・・・)」

 

小さな願望があったとか無かったとか・・・。

 

 

 

 

 

そんな感じでその日は、二乃と五月以外は図書館に来ていた。

これは、斗真と一花の提案で部屋にただいるだけだと息が詰まるので外の空気を吸うのも悪くないだろうということで急遽外出することにした。

効率よく覚えることも重要だが根を詰めて覚えきれないというのは意味がない。

その為、ガス抜きという意味も込めて外に出ることになった。

図書館に到着し、席を探している中、上杉は浮かない顔をしていた。

 

「・・・上杉。一度、中野家に戻れ」

「斗真?」

「今なら五月が一人で勉強しているはずだ。

腹割って話せる機会だろうからな」

「斗真・・・。すまない」

「礼はいい。行ってこい」

 

上杉は、斗真に礼を言い図書館を出た。

 

「アレ?トウマ君。フータロー君は?」

「一度、家に帰って使える参考書がないか探してくるってさ。

手持ちの関係上、あまり多く持ってこれないから使えそうなやつを探すってさ」

「そうなんだ」

「俺も、図書館の中に使える参考書を探してくる。

10分もかからないから始めててくれ」

「・・・・・・・」

 

一花にそれだけ伝えて斗真は、その場を離れた。

しかし、三玖だけは斗真をジッと見つめていた。

 

 

 

 

 

場所は変わり、図書館の奥側。

 

「もう出てきていいぞ。(カルマ)

 

すると、本棚の一角から1人の少年が出てきた。

 

「流石、新城。相変わらずデタラメだな~」

「俺はデタラメじゃない。

それは烏間先生だけで十分だ」

「それは言えてるけど、人のこと言えないよね?

たった1人で組織一つ壊滅させた奴が否定出来る訳ないじゃん」

「・・・喧嘩売ってるなら買うが?」

 

などと軽口を叩いていたその相手は、赤羽(カルマ)

彼もまた、暗殺教室の1人だ。

彼も中間試験のため、図書館で勉強していたが斗真が中に入ってきたのに気づきイタズラで気配を消して斗真に近づいた。

しかし、ただでさえ気配察知に優れた斗真はそんな小細工は通用しない。

斗真は、逆に唯一、気配を感じなかった人物の気配を辿ることにした

そして、消した気配を辿った正体その人物が業だった。

 

「それで~?あの女の子たちは誰?新城の彼女?」

「渚達から聞いてないのか?」

「最近、忙しかったから連絡とってないね」

「今通っている高校の同級生に家庭教師の補佐を頼まれてな。

あの女子たちは教え子だ」

「へぇ~。あの子達の成績は?」

「・・・・・・」

 

すると斗真は、死んだ魚のような眼をした。

 

「え?どうしたの?」

 

業は、斗真の表情を見た時に引き攣った表情を浮かべ戸惑いながら聞いた。

 

「・・・五人の生徒を同時に受け持っているんだがな。・・・五教科の合計で100点」

「・・・は?」

 

業は、思わず耳を疑った。

いや、聞き間違いであると信じたかったのか再び聞き返した。

 

「えーっと・・・。1人一科目100点じゃなくて?」

「それくらいの点数だったらどれだけよかったことか・・・」

 

斗真の本気度合いを見て思わず同情したくなった業だった。

 

「・・・よく引き受けようと思ったな」

「・・・今通っている高校の同級生の頼みでな。

ドタバタだが何とかやれてる」

 

それに、と斗真は話しを続ける。

 

「烏間先生がやりがい持ってやっていた意味が分かった気がする。

あいつ等の成長を見ていると引き受けてよかったって思える。だから、それなりに楽しめてはいる」

「俺達に体育の授業(暗殺技術)をしていた時のように?」

「まあね」

 

流石にこれ以上、彼女達を待たせるのも申し訳ないので斗真と業は、ある程度話しその場で解散した。

しかし、その様子を見ていた人物が一人・・・。

 

「・・・トウマ」

 

三玖だった。

斗真が気になり後を付けていくと斗真と見知らぬ少年が話をしてた。

そして、三玖が聞いて嬉しかったのが・・・。

 

『それなりに楽しめている』

 

三玖がこの言葉を聞いたとき、思わず笑みが零れた。

そして、斗真が助力してくれた恩に報いるために限られた時間の中で奮闘しようと心に決めた三玖だった。

※因みに、組織を壊滅させた話は聞かれていなかったとここに記載しておこう。

その後、上杉からメッセージが届いていて内容を確認する。

そこに記載されていた内容は・・・。

 

『五月は、俺に任せてくれ』

 

と書かれていた。

 

「(全く。世話の焼ける奴らだ)」

 

事情を知る人間だったら呆れているかもしれないが斗真はどこか嬉しそうな表情をしていた。

 

 

 




今回は、ここまでとなります。


誤字脱字ございましたら連絡下さい。
では、次回。
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