五等分の花嫁と元暗殺者   作:シナプス・フィン

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今回は、オリジナルストーリーとなります。


では、どうぞ。


第20話 かつての友が知る斗真の顔

前日の林間学校の準備の為、服を揃えにショッピングモールに来ていたが突如ひったくりが行われた現場に居合わせた斗真達。

斗真は、犯人を無力化に成功したが、そのひったくりの被害者が嘗てのクラスメイトで同じ暗殺教室のメンバー・矢田桃花と倉橋陽菜乃だった。

 

 

 

 

 

その後、ひったくり犯を警備員に引き渡しその場で解散と言いたかったが斗真が無力化した人兼事情説明の為に警備員について行く事になった。

残りの中野姉妹は、矢田と倉橋がお詫びというのも変だが、近くのレストランで食事をする事になった。

上杉は、父親から連絡を貰いそのまま帰宅した。

 

「それじゃあ、改めて。私は、矢田桃花。新城君とは、元クラスメイトです」

「私は、倉橋陽菜乃。よろしくね」

 

とそれぞれお互いに自己紹介。

そして、五つ子だと話を聞いた矢田と倉橋は、驚いていて同い年である事が分かった。

 

「改めて、巻き込んでごめんなさい」

「い、いいですよ!私達も急な事だったので・・・」

 

代表として五月が答えた。すると四葉は、ある事を言葉にした。

 

「・・・あの、新城さんのクラスメイトってことは、新城さんの事、何か知ってますか?」

 

「「え?」」

 

「アイツ、自分の事は、あまり話さないから2人なら何か知ってるんじゃない?」

 

二乃が補足で話をすると2人は、お互いに顔を見合わせた。

 

「今の新城君ってどんな感じなの?」

「・・・私達の家庭教師の補佐をしている」

「よく、私達を揶揄って来ます」

「いい人です!」

 

二乃以外は、そう答えた。

 

「そっか。ちょっと変わったのかな」

「変わった?」

「どう言うことですか?」

「昔の新城君って、今と違って結構無口だったんだ」

「え!?」

「嘘よ!かなり饒舌で話しているわよ!?」

「と言っても、私達は、卒業して以来の再会なんだ。

だから久しぶりに会ったんだ」

「多分だけど、親に対しての踏ん切りが付いたんじゃないかな?」

「親?どう言う事ですか?」

「それは言えない」

 

すると、先程明るい表情だった2人は、真剣な瞳で中野姉妹を見る。

 

「これは、新城君自身の事だから新城君本人に聞いて」

「・・・分かりました」

 

思わぬ気迫で思わずたじろぎながら話す五月。

 

「・・・あの!」

「えっと、三玖ちゃんだっけ?」

「・・・うん。トウマがE組に落ちた理由って知ってますか?」

「E組?」

「三玖、どう言うこと?」

 

椚ヶ丘のE組の事を知っている三玖は、2人に聞いてみた。

 

「・・・トウマの成績からして成績不振でE組に落ちるとは思えない。

だから、その理由が知りたい」

「・・・新城君は、本校舎の生徒を殴ってE組に落ちたんだ」

 

「「「!?」」」

 

中野姉妹は、思わず驚きの表情をした。具体的な詳細を話す前に矢田と倉橋はE組のシステムを話した。

本校舎の生徒には晒し者にされると言うことを付け加えて・・・。

その話を聞いた三玖以外は、驚きの表情を浮かべていた。さて、本題なのだが・・・。

当時、E組の面々の何人かは、斗真と友人関係を築いていた。

それは、E組に落ちていても変わらなかった。

ある時、E組のクラスメイトに嫌がらせを受けていたのを庇ったのが斗真だった。

当時の斗真は、必要最低限の事しか話さず1人でいる事が多かった為か、斗真の介入は当時の友人達の中では意外だったと言う話だ。

そして、E組にちょっかいを出していた本校舎生徒は、斗真の右ストレートで鎮圧。

だが、その数日後。その出来事が理事長の耳に入り斗真は、3年に進級すると同時にE組行きと1週間の自宅謹慎。

本校舎の生徒は、お咎めなしで終わったとの事。E組の生徒を庇った故にE組に落とされたのだ。

 

「・・・そんな」

「酷すぎます!!」

「・・・・・・」

 

五月は、呆然、四葉は、怒りの声を上げる。二乃は、信じられないような表情をしていた。

三玖は、以前聞いた事があったからそこまで驚きは、しなかったがそれでも聞いていて気持ちの良い物ではない。

 

「・・・アンタは、知っていたみたいね。三玖」

「・・・私がどんなに頑張っても成績が上がらないって話した時、トウマが自分の過去を教えてくれた。

私は、トウマが言ってくれた言葉のお陰で頑張る事ができた」

「どんな事を言ってたの?」

 

 

【清流に棲もうがドブ川に棲もうが前に泳げば魚は美しく育つ。

要は、大事なのは居場所や肩書ではなく、本人がどう生きて何をやりたいかだ】

 

 

「って言われた。だからトウマを信じる事が出来たからやって来れた」

 

その言葉を聞き、矢田と倉橋は、思わず笑みを浮かべ、二乃は、何やら面白くない表情をしていた。

 

「本当に変わったね。新城君」

「うん」

 

その後、少し程世間話をした後、お開きとなった。

 

「今日は、ありがとうございました」

「うん、また会おうね」

「あ、それと三玖ちゃん。ちょっとだけ良いかな?」

「・・・?」

 

すると矢田は、三玖の耳の近くでこう話す。

 

「新城君との交際。応援するね」

「///!?」

 

思いがけないフェイントを受けて思わず顔を赤くする三玖。

 

「それじゃあね!」

 

矢田は、それだけ話して倉橋と共に帰っていった。

 

「さ、私達も帰るわよって三玖。どうかしたの?」

「な、何でもない・・・」

 

三玖は、それだけ伝えて一足先に帰る。

皆は、頭に?を浮かべていた。

 

 

 

 

 

帰りの道中、矢田と倉橋。

 

「ねぇ、桃花ちゃん。新城君が変わったのって・・・」

「多分、三玖ちゃんの影響じゃないかな?」

 

そう、この2人は、三玖が斗真がE組に落ちた理由について聞いてきた時、もしやと思っていた。

そして、先程の爆弾発言の様子を見て確信したのだ・・・。

 

 

 

 

 

三玖は、斗真のことが好きだと。

※上杉も友人関係を築いていることも理由の一つだが2人は、それを知らない。

 

「桃花ちゃんの()()()()。取られちゃったね」

「でも、絶対に私と付き合えばよかったって後悔するほど良い女になってやる!!」

 

という新たな決心をする矢田だった。

 

 

 

 

 

斗真は、1人、自宅に帰っている時、携帯から着信が入った。

電話を見ると三玖だった。

 

「もしもし?」

『斗真、今大丈夫?』

「まだ家に帰る途中だけど話すくらいなら良いぞ」

『・・・うん。あのね、トウマ。矢田さんに付き合ってるのバレたかも』

「・・・そうか」

 

何となくだが予想はしていた。

彼女は、烏間先生の奥さん、イリーナの一番弟子と言って良いほど熱心に彼女の話術を学んでいた。

同時に、観察眼も鍛えられたとの事で斗真と互角と言って良いほどの観察力が鍛えられた。

 

『・・・トウマって昔、付き合っていた人いたの?』

「いや、俺は、その当時は、色々と参っていた時でさ、誰かと付き合いたいとは思わなかった。それに・・・」

『それに?』

「今は、三玖と居られればそれで良いのかもなって思ってさ」

『・・・///』

「アレ?三玖?おーい」

『わ、私も・・・』

「ん?」

『・・・私も、トウマの彼女になれて嬉しい』

「・・・ありがとうな。俺と付き合ってくれて」

 

何やらほんわかな空気が流れるその時、斗真は、ある事を思い出した。

 

「あ、三玖。林間学校終わったらデートしよう」

『・・・え?で、デート?』

「今思えば、付き合ってからちゃんとしたデートしてないと思ってさ。

流石に今日のは、デートとは言えないだろ」

『・・・うん、分かった。楽しみにしている』

「おう、任せとけ」

 

すると今度は、三玖が・・・。

 

『ねぇ、今日放課後にあった事だけど・・・』

「一花とは、踊らない」

『えっ?』

「俺は、三玖としか踊らない。それは、四葉が話していた伝説関係無くだ。

俺が好きになった人は、()()()()と言う少女ただ一人だ」

『・・・うん。ありがとう』

 

こうして、その日は、話が終わり翌日の林間学校当日となった。

しかし、またしても新たな問題が浮上しているのは、知らない斗真だった。

 

 

 




今回は、ここまでとなります。
次回から、林間学校編に突入します。


誤字脱字ございましたら連絡下さい。
では、次回。
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