五等分の花嫁と元暗殺者   作:シナプス・フィン

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書いてて二乃の扱い雑だなと感じてしまいました。


全国の二乃ファンの皆さんすいません・・・。
なるべく改善していく所存ですので暖かく見守ってください。
それと、当小説のヒロインは三玖になりました。
後ほど、タグを編集しておきます。

では、どうぞ。


第3話 家庭教師スター・・・ト?

「君達の家庭教師をする事になった上杉風太郎です。

これから楽しく勉強・・・」

「・・・上杉。現実を受け止めろ」

「・・・何故誰もいなーい!!?」

 

上杉の叫びが中野家に木霊した。

そう。今ここにいるのは家庭教師の上杉と斗真だけなのだ。

姉妹達は皆、それぞれの部屋に入ってしまったのだ。

このまま解散かと思われたその時だった。

 

「はいはーい!!私がいまーす!!」

「えっと四葉だっけか?0点の」

「ファ!?」

 

お盆に氷水を持ってきてくれたのは中野家の四女の中野四葉だった。

上杉の言葉を聞いた時、斗真は思わず驚いて声を上げてしまった。

 

「えへへ〜・・・」

 

四葉は、苦笑いを浮かべながら頭を掻く。

 

「ちょっと、眉間に皺を寄せてくれないか?」

「え?こうですか?」

 

上杉の頼まれ事に疑念を抱いたにも関わらず上杉の言う通りにし眉間に皺を寄せた。

 

「・・・本当に五つ子なんだな」

 

上杉は、先程の話が余りにも信じられず四葉で真偽を確かめたかったようだ。

 

「やっぱ信じられない?」

「信じられ無いって?斗真は、知ってたのか?」

「俺のいるクラスに三女の三玖が転入してきてな。学校の案内も兼ねて親睦を深めたついでに教えて貰った」

「そ、そう言うことか」

「何か意外ですね。三玖が新城さんに心開くなんて」

「そうなのか?」

「三玖は、比較的大人しい性格ですから。

あまり自分から話すタイプじゃないですから」

「そう言うもんか?」

「そう言うものです」

 

斗真は、これ以上の追求は必要ないなと感じその話は終了した。

 

「んで、何で四葉さんがいるんだ?」

「四葉でいいですよ。それにここにいるのは上杉さんの授業を受けるからに決まってるじゃないですか!」

「四葉・・・抱きしめてもいいか?」

「さあ、他の4人を呼びに行きましょう!」

 

上杉のセクハラもどきの発言をスルーし腕を高くあげ気合を入れる四葉であった。

因みに、斗真はバイト先の連絡をしたいため一時的に抜けている。

 

 

 

 

 

「・・・アンタ、まだいたんだ」

「ん?」

 

バイト先に連絡を入れている時、誰かの声を聞いたようで斗真が振り返ると黒いリボンをした女子・・・。

 

「二宮金次郎!!」

「アタシの名前は二乃よ!!」

「それで何のようだ?」

「アンタ、いつまでこの家にいるつもり?」

「俺は元々、アイツの様子が気になって付いてきたようなものだ。

適当に切り上げて帰る予定だ」

「そう。なら今すぐ帰って。今日は、終わりだから。

それに私達は、家庭教師なんて必要ないから」

 

そういい彼女は、キッチンの方へと向った。

 

「・・・必要ない、ね」

 

その言葉に一つの懸念を覚えた斗真だった。

斗真は、上杉の様子が気になり上に登った。

すると、部屋から三玖が出て来た。

 

「三玖?」

「・・・あ、トウマ」

「どうしたんだ?勉強のやる気でも起きたか?」

「違う。実は、ジャージがないの」

「ジャージ?俺は見てないが、どんな奴だ?」

「赤色のジャージ」

「さっきまであったのか?」

「うん。引っ越してくる前までは」

「荷解きした時に他の人の荷物と混ざったか?」

「・・・あり得るかも」

「他に探していない所は?」

「・・・あるにはあるけど」

 

三玖は何やら煮え切らない様子だった。

三玖は別の所に視線を向けていた。

その先は、一番端っこの部屋だった。

 

「あの部屋は?」

「一花の部屋」

「行かないのか?」

「・・・部屋が汚い」

「・・・マジで?」

 

三玖はマジな目で斗真を見つめ頷いた。

 

「あ。そう言えば次女がそれらしいのを着てたかも」

「二乃が?」

「おーい。クッキー焼き過ぎたんだけど食べる?」

 

すると突如、噂の本人の方を見ると彼女の赤色のジャージを着た二乃がいた。

そして、左胸の刺繍には()()()と書かれたジャージがあった。

 

「・・・犯人見つけたな」

「・・・疑ってゴメン」

「疑うのは当然だ。私物がなくなったのなら尚更な」

 

 

 

 

 

「さあ、これで4人は揃った。勉強を始め・・・」

「おいひ〜」

 

いざ勉強をしようと思われた矢先、まさかの遅れてのティータイム。

上杉をスルーしてクッキーを食べている。

斗真は、その様子を少し離れて観察していた。

 

「(このメンツ。やたら勉強したがらないな・・・。

  単純に諦めているか或いは別の理由か・・・。

  仮に諦めているって言う意味だったら2年前の()()だな)」

 

何処か斗真は既視感らしきものを覚えた。

それは、彼自身の過去の出来事から来るものだろう・・・。

 

「クッキー嫌い?」

 

そう言いながら二乃が斗真に声を掛けて来た。

 

「減量中なんだ。夕食までは食べないようにしている」

「ヘェ〜。何かスポーツやってるの?」

「武術を少しな」

「・・・だからあんなデタラメなことできるんだ」

「デタラメ?アレはまだ優しい方だぞ。アレと比べたらな〜・・・」

 

そう言いながら遠い目をする斗真。

二乃はその様子を見た時に深く聞くのはやめた。

 

「そんなことより勉強するぞ!」

「まあまあ、まずはクッキー食べなよ。食べてくれたら勉強してあげてもいいけど?」

「(こいつ、何企んでやがる・・・)」

 

そんな事を考えている中、上杉は、二乃の作ったクッキーを頬張った。

 

「おぉ〜。男の子だね。もりもりたべるじゃん!美味しい?」

「ああ。美味いな!!」

「嬉しいな〜。あ、私達さぁ。ぶっちゃけ家庭教師要らないんだよね〜」

 

二乃の言葉に思わず背筋が凍った上杉。

斗真は、思わず眼を細めた。

 

「なーんてね。はい、お水」

 

そして二乃が上杉に水の入ったコップを渡した。

上杉は、何も疑いもなくその水を飲んだ。

そのまま飲み干したコップをテーブルに置くと二乃は立ち上がった。

 

「バイバーイ」

「は?」

 

上杉は、何の事か分からず頭に?を浮かべた。

すると上杉は、そのまま意識を失った。

 

「ちょっと、フータロー君!?」

「・・・二乃。何したの?」

「・・・う〜ん?アレ、上杉さんもお昼寝ですか?」

「即効性の睡眠薬を水の中に混ぜて上杉をダウンさせたんだろう」

 

斗真は、いつの間にか中野家のキッチンの方にいた。

 

「アンタ!人のキッチンで何してんのよ!?」

「一歩間違ったら犯罪のような事をしている奴が何を言ってんだか」

 

そう言いながら僅かながら粉の入った袋をゴミ箱から取り出した。

 

「そ、それは・・・」

「睡眠薬を服用しすぎると依存症になったり一歩間違ったら命を落とす危険なものだ。

お前は、家族に迷惑をかけるだけでなくソイツの命を奪う可能性もあったんだぞ」

 

その事を聞いた二乃は青ざめた表情をしていた。

 

「・・・まあ、見た所、服用は初めてだったみたいだしそこまで大事には至らないだろう。

けど、上杉は、俺の友人の一人だ。謝罪はして貰うぞ」

「・・・わかったわ」

「それともう一つ」

「・・・何よ?」

「上杉を眠らせてどうするつもりだったんだ?

女子だけの力じゃ運ぶの難しいと思うが」

 

 

「「「・・・あ」」」

 

「・・・大丈夫なのか?色々と」

 

ここまで後先考えないのは初めてだ・・・。

 

「何ですかさっきから。うるさいですよ」

 

先ほどの騒ぎを聞きつけて来たのか部屋から五月が出て来た。

 

「って何で上杉君が寝ているんですか?」

「二乃が薬を盛った」

「ちょっと三玖!?」

「二乃!いくら何でもそれはやりすぎですよ!?」

「わ、分かってるわよ!ソイツに言われて反省したわよ・・・」

「ソイツ?」

 

五月は、視線を斗真の方に向けた。

 

「貴方は新城斗真君、でしたよね?」

「覚えてたんだ」

「三玖が話していたのを覚えていたので。

それと、姉が申し訳ありません・・・」

「まあ、見た所、今日は無理だろうと高を括っていたけど」

 

そう言いながら上杉の荷物と自分の荷物を纏めて上杉を担いだ。

一花はボソッと「うわっ、力持ち」と呟いていた。

 

「こいつは、簡単には諦めないぞ。

お前達が勉強しないと言う理由があるように上杉にも家庭教師をする理由がある」

「じゃあ、アンタは何なの?」

「付き添い。それだけだ」

 

そう言いながら彼女の自宅を後にした。

そして、タクシーを呼んで待っている時だった。

 

「新城君!」

 

誰かが斗真を呼ぶ声が聞こえた。

振り返るとマンションから五月が出て来た。

 

「どうかしたのか?」

「ご迷惑をおかけしたので私が送って行きます!」

「いや、流石にそれは・・・」

「お願いします!」

 

五月の圧に負け斗真は根を上げた。

 

「分かったよ。なら、上杉は任せた」

「はい。任されました」

 

その後、電話で読んだタクシーが到着し上杉を五月に任せ斗真は帰宅した。

帰宅の途中、こんな事を考えていた。

 

「(勉強に対して後ろ向き。俺達と比較する訳じゃないが状況は似ている・・・。

  姉妹の中で1人がやる気になれば芋蔓で鼓舞するはずだが・・・次女はどう思うか)」

 

などと一つの不安を抱えながら夜空を見上げた・・・。

こうして、中野姉妹と上杉の家庭教師が始まった。

しかし、斗真もこのハチャメチャ生活に巻き込まれていくのだと言う事はまだ知らないでいた・・・。

 

 

 




今回は、ここまでとなります。
次回から、暗殺教室のキャラを少しづつですが出して行きます。


誤字脱字ございました連絡ください。
では、次回。
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