五等分の花嫁と元暗殺者   作:シナプス・フィン

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今回から暗殺教室のキャラクターが出て来ます。


では、どうぞ。


第4話 旧友の再会

翌日。

斗真は、家庭教師に同行せずとある喫茶店に来ていた。

 

「新城君」

「久しぶりだな。みんな」

 

店内に入るとそこにいたのは2年前、かつてのクラスメイト達。

()()()()のメンツだった。

メンバーは、磯貝、片岡、茅野、渚、速水、千葉の6人で新城を含めた7人による小さな同窓会をしていた。

 

「新城君、元気そうでよかったよ」

「確かに、お前だけ隣町の高校に行ったもんな」

「去年は、電話でのやり取りだけだったから直接会って話してないもんね」

「それでどうなの?そっちの生活。色々聞かせてよ」

「まあ、奇妙?な事が起きたな」

「奇妙な事?」

 

斗真のセリフに速水が反応した。

斗真は、ここ最近有った出来事を大雑把に話した。

因みに、プライバシーの為、中野姉妹や上杉の事は話していない。

 

 

 

 

 

「五つ子が転校して来てお前の友人が家庭教師・・・」

「しかも相場の5倍・・・」

「臓器売り飛ばすとかじゃないでしょうね・・・?」

「そんなんだったら真っ先に烏間さんに相談してるよ・・・」

 

などとボヤきながらアイスコーヒーを飲む斗真。

 

「しかし、その家庭教師になった奴大変だな。5人全員面倒を見ないといけないんだからな」

「恐らく、5人纏めて面倒を見ると言う事であの相場なんだろう」

「大変だね・・・」

「恐らくその家庭教師(上杉)も頭を抱えているんだろうけど・・・。

渚、教師を目指すなら問題児と向き合う覚悟を持った方がいいぞ」

「アハハ・・・。肝に銘じておくよ」

 

斗真のその予想は翌日の学校で知る事になるとは今も思っていないだろう・・・。

その後、喫茶店のケーキやコーヒーを堪能しある程度雑談したらその日は解散となった。

帰り道、突如携帯が鳴った。

 

《斗真さん。お電話ですよ》

「サンキュー。律」

 

斗真の携帯から声を出した少女は『律』。

彼女も暗殺教室の()()の1人だ。

携帯の番号を見ると斗真は意外な表情を浮かべた。

そして斗真は、その電話に出た。

 

「久しぶりですね。

貴方からかけて来るとは思いませんでしたよ。

 

 

 

 

 

()()()()

 

電話の相手は、()()()()()

五つ子の父親だ。

 

『久しぶりだね、新城君。元気そうで何よりだよ』

「そちらも相変わらず忙しいようで・・・。

態々俺の為に時間を割く必要はないでしょうに」

『君には柳沢の件で世話になったからね』

 

柳沢誇太郎(やなぎさわこたろう)

かつて、暗殺教室の担任・()()()()()を生み出し尚且つ月を爆発させた張本人である。

何故、斗真と中野先生が親しくしているのかと言うと斗真は、柳沢が何か企んでいると睨みその計画を妨害しようと思い独自に捜査をしていた。

その捜査の途中で資金援助をする様に脅されていたのが中野先生でその人質になりかけていたのが再婚したばかりの中野先生の奥さんと五つ子達だった。

流石に対応しなければならないと思い、お叱りと殺人ゲンコツを引き換えに()の担任の烏間先生に報告し対応してくれた。

その結果、柳沢の行動を妨害し彼の計画を遅らせる事に成功。

因みに、何故中野先生に資金援助を求めたのかというと地球滅亡を回避した後、政府の援助金が切れると思い他のところから支援して貰おうと考え、その標的になったのが中野先生だった。

柳沢が雇った諜報員が中野姉妹を狙っていると知った斗真は、それを撃退し中野先生には大きな借りを作ったのだった。

更に驚いたのは中野先生は柳沢と一時期研究プロジェクトで一緒に研究をしていたとのこと。

恐らく、何らかの形で話が柳沢の所に情報が漏れたのだろう。

 

 

閑話休題(それはそれでいいとして)

 

 

『流石は、暗殺教室の生徒。とでも言っておくべきかな』

「先生。それはあまり口外しない方がいい」

『これは失礼した。それで本題は、娘達の件だ』

「もしかして家庭教師ですか?」

『・・・知っているのかい?』

「娘さんの1人が俺と同じクラスで家庭教師の上杉は級友なんで大まかな事は知っています。

(というか、中野の名字聞いた時に気付けなかった自分を恨むぜ・・・。

 同じ名字じゃん・・・先生と)」

『なるほど・・・。君から見て上杉君は?』

「勉学に関しては、問題ないでしょう。

ただ、家庭教師としてはここから先、色々な壁にぶつかる事は想定した方がいいでしょう」

『娘達の方はどうかね?』

「勉強嫌いってのもあって思う様には進んで無いみたいですね・・・。

何かしらのキッカケがあればモチベーションが上がるでしょう」

『・・・やはりか』

「勉強嫌いは想定してました?」

『想定してはいた。君から見てはどうだい?』

「始まったばかりだから何とも。ただ、余り幸先はいいとは言えませんね」

 

そう言うと中野先生が何やら考え出した様だ。

 

『斗真君。君には、上杉君のサポートをして貰いたい』

「一応、アルバイトしている身ではありますけど?」

『君が出来る範囲で構わない。飽くまで上杉君を中心に行動してほしい』

「分かりました」

『勿論、君の用事を優先してもらっても構わない。

君は、それに値する結果を出しているからね』

「結果は飽くまで判断基準ではないのですか?」

『確かにそうだが、娘達の行動も加味しなければならないとなると話は変わって来る』

「心配なら娘さん達と食事でもしたらどうです?

いつまでも君付はあまり感心しませんよ?」

『・・・努力はしよう』

「しようじゃなくて努力して下さい。それでは自分はこれで」

 

斗真は、それだけ言って電話を切った。

そしてため息を吐いた。

 

「未だに改善されないのは単純な心配かそれとも別の理由か・・・」

 

そう言いながらそのまま帰宅・・・。

 

 

 

 

 

というわけでもなくとあるバイク屋に来ていた。

 

「こんばんわー」

「あーお客さん今日はもう閉店・・・新城じゃねぇか!!」

「久しぶり。吉田」

 

斗真が最後に寄り道したのはかつての級友の一人の吉田大成

彼も暗殺教室の1人だ。

今いるのは、彼の実家が経営しているバイク屋だ。

 

「悪いな。無理言って」

「気にすんな。お前がバイク乗りに目覚めて俺は嬉しかったぜ」

「そりゃどうも」

 

吉田の案内で彼が愛用しているバイクを取りに来てそれが仕舞ってある倉庫についていく。

そして、倉庫のシャッターを開けると1台のバイク、ホンダ・CRF250Lが置いてあった。

 

 

「点検は無事に終了してるぜ」

 

そう言いながらバイクの鍵をこちらに放り投げ斗真はそれをキャッチしキーを差し込みエンジンを着ける。

そして、右レバーを捻りエンジン音を確認する。

 

「どうよ?」

「流石だな。文句なしだ」

 

その後、額を払い斗真はバイクで帰宅したのだった。

 

 

 

 

 

その日の夕方。

斗真は、上杉の妹のらいはちゃんに呼ばれて一緒に食事をすることになった。

食材を調達しバイクを走らせ、無事に到着した。

 

「斗真さん、いらっしゃい!!」

「お邪魔します。らいはちゃん」

「悪いな、斗真。無理言って」

「今日の食事は元々外で済ませる予定だったんだ気にするな」

 

そんなやり取りをしていると外からただいまという声が聞こえた。

 

「風太郎~、らいは~。今帰ったぞ」

「あ!お父さんお帰り!」

「おお!斗真君じゃないか!!」

「お邪魔しています。勇也さん」

 

上杉勇也(いさなり)さん。

風太郎とらいはちゃんの父親。

見た目は金髪等怖い印象だが砕けた性格で接しやすい人だ。

 

「風太郎。家庭教師はどうだ?」

「まぁ、それなりに」

「2人揃って勉強の話か?それは後でやりな」

「・・・そうするか」

「だな・・・」

 

その後、らいはちゃんお手製のカレーを堪能した。

大変美味でした。

 

 

 

 

 

食事を終えた斗真は上杉と共にその日の出来事を聞いていた。

 

「実力テストをしたら全員落第候補かよ・・・」

「正直、想定外だ」

 

しかし、斗真は未だに疑念を抱いていた。

二乃が言っていた「家庭教師何て必要ない」という言葉の意味。

単純に勉強ができるんであれば必要ない。

中野先生に直談判すればいいだけだからな。

しかし実際は、5つ子全員落第レベルの学力。

中野先生が強行突破して上杉に依頼をしたのだ。

やはり娘の成績を上げたいのは、事実だろう。

だが、二乃の言った言葉と彼女の()

あの目は、私達の中に入るなというまるで邪魔者扱いをする目だ。

だが、これは全て斗真の推測に過ぎない。

実際、二乃が斗真達のことをどう思っているのか不明だ。

 

「上杉。彼女達の回答見せてくれ」

「あ、ああ」

 

斗真の頼まれ中野姉妹の回答を見せてもらった。

斗真は、その用紙を吟味している。

 

「・・・へぇ。面白い」

「どういうことだ?」

「見てみろよ」

 

そういい上杉に改めて回答を見せた。

すると上杉の目が見開いた。

 

「気づいたか?」

「ああ。しかしこれは・・・」

「お前が見た通り・・・。

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そう。彼女たちの正解問題が一つも被っていないのだ。

彼女たちの問題が被っていればいくらかやり様はあるだろう。

しかし、一つも被っていなければ上杉の負担は増すばかりだ。

これを見た上杉は、驚きと同時に頭を抱えた。

 

「これじゃあ、問題を作るのが手間取るな・・・」

「あ、上杉。言い忘れてたが俺も家庭教師の件、本格参戦するぞ」

「本当か!?」

「お前さんの雇い主から連絡を貰ってな。

サポートという条件で俺も家庭教師に混ざることになった」

 

言に中野先生から直談判されたし。

 

「でも、お前、バイトあるんじゃ・・・」

「その点に関しては上杉と要相談という形で収まった。

それと収入に関してだが俺も雇い主から高校生平均分の給料を支給すると話が決まった」

「俺の知らない所でそこまで進んでいたのか・・・」

「流石に負担が掛かるのはいけないと踏んだんだろう。

というわけだ。次からよろしくな」

「・・・ああ!お前が入れば百人力だ!!」

 

こうして上杉と斗真の2人態勢で家庭教師を行うことになった。

しかし、中野姉妹や上杉は知ることになる。

彼が積み上げて来た物・・・。

月の破壊の事件の真実・・・。そして・・・。

 

 

 

 

 

暗殺教室について・・・。

 

 

 




因みに、本編で書かれていたホンダ・CRF250Lは仮面ライダービルドの万丈が劇中で乗っていたバイクで
仮面ライダーレーザーバイクゲーマー レベル2のベース車です。
皆さんはどんなバイクが好きですか?
私は、オフロードタイプのバイクが好きです。
ライダーのバイクは、皆好きなのですがビートチェイサーが特に好きですね。
次回から、本編に戻ります。


誤字脱字ございましたら連絡下さい。
では、次回。
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