高咲兄妹とスクールアイドルの輝き   作:Ym.S

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 どうも!
 第96話です。
 では本編どうぞ!


第96話 時を経て

 

 

「よーし、ここらで一旦休憩挟むか!」

 

「ふぅ……今日は暑いねぇ〜」

 

「だね〜。日本の夏ってこんなに暑いんだってびっくりしてるよ〜」

 

 

 緑豊かで、仄かに潮風が吹くこの公園。蝉の鳴き声が盛んになっていて、日差しはレーザーのように強く俺達を照らしている。そんな中、スクールアイドル同好会のみんなは、変わらず練習に励んでいる。

 

 

 そんな訳でどうも。暑すぎて汗びっしょりな高咲徹だ。

 

 

 何故こんなに汗が止まらないかというと、ランニングの付き添いとして同好会の一部のメンバー達と走っているからだ。今はその途中にあった公園のベンチで一旦休憩していて、一緒に走っているみんなも相当暑さが堪えているようだ。

 

 今一緒に走っているのは、歩夢ちゃん、せつ菜ちゃん、彼方ちゃん、エマちゃんの四人で、残りの五人は侑と一緒に校内でストレッチをしている。同好会のメンバー九人が纏まって行動すると色々面倒だからな。こうやって普段からグループを分けて、交互にランニングやらストレッチをやってる訳だ。

 

 

 しかし、本当に暑いな……昨日までもそこそこ暑かったが、今日は一味違う。俺はまだ走れるくらいの気力を持っているが、流石にこの日照りには少々危機感を覚える。なんとしてもみんなが熱中症にならないようにケアしなければ……

 

 

「徹さん、残り何km走れば問題ないですか?」

 

「おう、残りは……4kmくらいかな」

 

 

 そんな中、俺よりもまだ余力を残していそうなせつ菜ちゃんが、ランニングのノルマとしている距離までの残距離を訊いてくる。

 

 

「なるほど。じゃあ残り少しですね! 歩夢さん、残りも頑張りましょう!」

 

「はぁ、はぁ……うん、頑張る!」

 

 

 少し息が上がりかけながらも、ベンチに座って息を整える歩夢ちゃんがせつ菜ちゃんの声掛けに応える。こういう仲間への声掛けは大事だな。

 

 

「もう夏真っ盛りな感じになってきたよな。こういう時は水分補給はもちろん、ちゃんと汗も拭くんだぞ?」

 

「分かってるよ〜。彼方ちゃん、汗で身体冷やしたくないからね〜」

 

「うん! 心配してくれてありがとう〜」

 

 

 同じく歩夢ちゃんの隣に座る彼方ちゃんとエマちゃんは、スポーツ飲料のペットボトルを片手に、タオルで自分の汗を拭く。

 

 

 ……のだが、俺にはこの今の状況を直視出来ない。何故か?

 

 

 ───それは、この子達が非常に無防備だからだ。

 

 

 自分の服を団扇代わりにパタパタとして風を送っていたりするのだ……全く、そんなことを男がいる前でしちゃダメだろ! 特に上級生二人! それなりのスタイルを持っているのを自覚してくれ!!

 

 なんなら無防備ではなくても、彼女達の首元から汗が滴っていたり、汗で服が濡れて少し染みていたりなど……それでも男にとって刺激が強すぎるのだ。全く、いつも気にしないように気をつけているのにふと油断したらこれだからなぁ……

 

 

 そんな訳で、俺はそれを防ぐために今日はみんなを背にして立っているのさ。まあ、声を掛けられたら答えるくらいすればおかしくは思われな──

 

 

「あれ、どうしてそっち向いてるの? 徹くん?」

 

「えっ!? そ、そりゃどうしてかって……」

 

 

 ……そう考えていた俺がバカでした!!

 

 

 どうしよう……こうなったらいっそ、本当のことを話してみたらいいかもしれない……って、な訳あるかっ!!

 

 

 よし、何か違う話題の種を探そう。えっと……

 

 

「……あーほら、凄い特徴的な雲があるからさ! 面白いなーって見入ってたんだ!」

 

 

 慌ててふと目に映った空に浮かぶ雲を指差した。

 

 

「特徴的な雲……あっ、確かに少し面白そうな雲が浮かんでますね! 仙人が乗ってそうです!」

 

「彼方ちゃんには羊さんに見えるな〜」

 

「ネーヴェちゃんみたいに真っ白な雲だね〜!」

 

 

 そうすると、各々がその雲を見つけて何かに例えた。せつ菜ちゃんの仙人が乗ってそうっていうのは、多分あの戦闘民族のアニメのことだよな……それか、あの有名なゲームに出てくるアレか? 

 

 まあにしても、改めてしっかり見ると本当に雲らしい雲って感じだな。俺達がイメージする雲そのものみたいだ。

 

 

「ははっ、こんなに絵に描いたような雲はなかなかないよな。歩夢ちゃんにはどう見えた?」

 

「えっ、私?」

 

「あぁ、そうだ。ちなみに俺が予想するには……綿飴か?」

 

「何で分かったの!?」

 

 

 おっ、まさかビンゴだったとは思わなかったな。

 

 

「そりゃぁ歩夢ちゃんはそういうの好物だし、なんなら美味しそうとか思ったり……?」

 

「もう、私はそんなに子供みたいなこと考えないよ〜! それより、美味しそうって思ったのは徹さんの方じゃないの?」

 

「えー……ちょっと何言ってるか分からないです」

 

「えぇ!? もー、酷いよ()()()()()〜!」

 

「アッハハ、すまんすまん」

 

 

 ベンチを立ち上がり、頬を膨らませて俺の胸板をポカポカと叩く歩夢ちゃん。あまり歩夢ちゃんの反応が面白くていつも以上に揶揄ってしまった。まあ、そんな怒った歩夢ちゃんも可愛かったから役得だったけどな……なんてな。こう言う時、侑が歩夢ちゃんを揶揄いたくなる気持ちがわかるんだよな。

 

 

「ねぇねぇ歩夢ちゃん〜、一つ訊きたいことがあるんだけど、良いかな?」

 

「あっ、はい! 何でしょうか、彼方さん?」

 

 

 すると、俺と歩夢ちゃんの横に彼方ちゃんがやってきた。何だかニヤニヤしているように見えるのだが、一体何なのだろうか?

 

 

「……その『てっちゃん』って呼び方は、いつからしているのかな〜?」

 

「……!?!?」

 

 

 あっ……

 

 

 その時、俺はやっと気づいた。みんなの前だというのに、歩夢ちゃんが俺のことを渾名で呼んでいたということを。

 

 

「もしかして、恥ずかしくてさん付けしてた?」

 

「えっと……はい」

 

 

 彼方ちゃんに指摘された歩夢ちゃんは、頬を赤くして目を逸らして応答していた。

 

 まあそりゃ、同好会の子の中で俺のことを『てっちゃん』と呼んでくれるのは、歩夢ちゃんだけだからな。すぐに気づかれちゃうか。

 

 あとそれ以外だと、瑞翔か。他に誰かいたかな……いや、あの子のは似ているようで違う。それに、もうあの子からあの渾名で呼ばれることはないだろうな……

 

 

「歩夢さんって、徹さんの事を渾名で呼んでいたんですね。流石幼馴染、手強いですね……!」

 

 

 その一方で、せつ菜ちゃんは何故かアニメで主人公と相対した時のライバルみたいなセリフを呟いていた。一体何のライバルなんだ……?

 

 

「てっちゃん……とても可愛くて、良い呼び方だね〜! ねぇ徹くん、私もこれから徹くんのことてっちゃんって呼んでいいかな?」

 

「えっ!?」

 

 

 すると、エマちゃんが俺の目の前に来て、俺の両手を握ってそう訊いてきた。

 

 えっ、つまりエマちゃんがこれから俺のことを渾名で呼びたいってことか? かなり唐突だな……思わずびっくりしちまったな。というか、びっくりしたのはどちらかというと、急に彼女が手を握って迫ってきたことかもしれない。

 

 

「そう呼んだ方が、もっと仲良くなれるかなって思ったの! ……あっ、もしかして嫌だったりする、かな?」

 

 

 不安そうな表情で俺を見つめてくるエマちゃん。

 

 

「いやいや、そんなことはないぞ。エマちゃんの好きな呼び方で呼んでくれ」

 

「いいの!? ありがとう、てっちゃん!」

 

「おう、改めてよろしくな」

 

 

 ハハッ、目をキラキラさせて嬉しそうにしているエマちゃんを見ると、やっぱりこっちも嬉しくなっちまうな。

 

 仲良くなりたい、か……そう思って貰えるなんて、嬉しいな。

 

 

「もしかして、エマちゃんも隅に置けないみたい……?」

 

「そうかもしれません……」

 

「むー……」

 

 

 なんだかよくわからない会話が聞こえるのと共に強烈な視線を感じるのだが……

 

 

「? どうしたの、三人とも?」

 

「あっ、ううん! 何でもないよ〜! ……そういえば話戻るけど、綿飴って聞いて思い出したことがあるんだ〜」

 

 

 話題を逸らしたな……まあ、あまり気にしても仕方ないか。

 

 

「綿飴……もしかして、お祭りのことだったりしますか?」

 

「歩夢ちゃんそれそれ〜! ニジガクの近くで夏祭りやってるみたいでさ〜。それで彼方ちゃんから提案なんだけど……同好会のみんなで行くのはどうかな?」

 

「あぁ、あの公園で毎年やってるやつか。あれなら、侑と歩夢ちゃんと行ったことがあるな」

 

「そ、そうなんです! 私も今年行ってみたいと思ってました!」

 

 

 夏祭り……なんだか懐かしいな。中学の頃までよく侑と歩夢ちゃんの三人で屋台とか回ってたかな。

 

 でも、ここ二年くらいは行ってなかったな。今思えば、俺たちも大人だし、祭りはいいかって感じになってた気がする。

 

 

「夏祭り良いですね! スクールアイドルフェスティバルが終わってからまだ打ち上げらしいこともしてないですから、是非皆さんと行きたいです!」

 

「日本のお祭り……! 私気になる!」

 

 

 ここにいるみんなが、夏祭りに対して興味津々のようだ。

 

 

 正直、俺も夏祭りは行ってみたさがあったんだよな。みんなと楽しく食べ物を食べたり、射的とか金魚掬いとかして盛り上がりたいしな。同好会のみんなで、夏祭りという非日常を過ごしてみたい。

 

 

「よぉ〜し! じゃあ早く部室に帰って、同好会のみんなに話すぞ〜!」

 

 

 そんな感じで、彼方ちゃんを筆頭に俺たちは走って部室に戻り、みんなにお祭りのことを話し、後日みんなで行くことが決まった。

 

 

 ────────────────────

 

 

「ふう……結構並んだね〜」

 

「びっくりしちゃったよね。でも無事に入れてよかった〜」

 

 

 週末、俺は侑と歩夢ちゃんと一緒にお出かけしていた。

 

 スクールアイドルフェスティバルが終わってから初めて三人でするお出かけで、なんだかとても久々な感じなんのだが、今日は普段と違って少し遠出をしている。

 

 ここは、東京の郊外にあるカフェだ。このカフェは若者の間で人気で、写真映えするのは勿論、美味しさも格別だということで支持を得ているようだ。その影響で、このカフェに入るためには物凄い行列に並ぶ必要があるのだ。多分三十分くらいは立ちっぱなしだったと思うので、二人とも流石に疲れを感じているかもしれないな……

 

 

「二人とも疲れてないか? 随分長い間立っていたが」

 

「大丈夫大丈夫! そんな疲れも、美味しい食べ物食べたら回復するよ! ねっ、歩夢」

 

「うん!」

 

 

 二人とも平気のようだ。まあ確かに、ここの食べ物を食べれることの価値を考えたら、こんな疲労も吹っ飛ぶな。

 

 そんな風に納得していると……

 

 

「……あの、てっちゃん」

 

「ん、どうした? 歩夢ちゃん」

 

 

 向かい席にいる歩夢ちゃんから声を掛けられた。しかし、その彼女の頬が少し赤いのを見て、一体どうしたのだろうと不思議に思った。

 

 

「えっと、その……何か私に、言うことがあるんじゃないかって……」

 

「言うこと……あっ」

 

 

 そう、カフェに並んでいる最中は違う話題で盛り上がってしまった為触れられなかったのだが、今日の歩夢ちゃんの服装が少し違うことに俺は気づいていた。きっとそのことだろう。

 

 

「歩夢ちゃん、今日少し雰囲気が違うね。その服、凄く似合ってるよ」

 

「あ、ありがとう……って、それもあるんだけどっ!」

 

「えっ、それ以外?」

 

 

 予想だにしなかった歩夢ちゃんの切り返しに、俺は頭が真っ白になった。

 

 それ以外……? 服じゃないってことか? 髪型はいつも通り可愛らしいお団子ヘアだし、ヘアピンは……服に合わせているから、少し違うか。もしかしてそのことか? いやいや、何か違う気がする。じゃあ何だ……?

 

 

「その、ね……この服、覚えてない?」

 

 

 自分の服を摘んで見せ、上目遣いでそう俺に問いかける。

 

 

 覚えて……ハッ!?

 

 

「まさか、一年前に買ったあの服か!?」

 

「やっと気づいてくれた……」

 

 

 そうだった……前侑と歩夢ちゃんとお台場の商業施設に買い物しに行った時に買ったやつだ。その時侑がおすすめしていて、俺も良いなと思ってたアレだ。確か、俺が歩夢ちゃんに似合うと思うって言ったのがきっかけで買ったんだったよな。

 

 あれを買ったのは秋の初めくらいだったが、どちらかといえば夏に着るのが良さげな、薄いピンク色を基調としたスカートだったか。

 

 

「えっ、お兄ちゃん忘れてたの? もー、ひどいじゃん〜」

 

「いやいや、決して忘れてた訳ではないからな!?」

 

 

 侑がジト目で横から俺の頬をツンツンしてくる。確かに、それに気づかなかったことはとても申し訳ないが、完全に忘れていた訳ではない。

 

 

「……ただ、去年に買って以来着ているのを見たことなかったし、流石に捨てたんだろうなって思ってたから……」

 

 

 買っても普段使わない服は、あっても意味ないからな。歩夢ちゃんは季節に合わせて頻繁に服を買っているだろうし、捨てられたのだろうと俺の頭の中で勝手に思い込んでいた。

 

 

「そ、そんなことないよ! てっちゃんが良いって言ってくれた服なんて、捨てることなんて出来ないよ……」

 

「歩夢ちゃん……」

 

 

 目を逸らしながらも、はっきりとした口調でそう言ってくれる歩夢ちゃん。

 

 そうか……何だかそう言われると歯痒いけど、とてもありがたいな。

 

 

「……でも、気づかなかったのは俺が悪かった。本当にすまん」

 

「ううん、いいの。気づいてくれて、良かった……」

 

 

 すると、歩夢ちゃんは少し嬉しそうな表情を覗かせた。

 

 何だか、こっちまで口元が綻んでしまうな……

 

 

「……」

 

 

 すると、横から奇妙な視線を感じた。見ると、侑がニヤニヤと不敵な笑みを浮かべてこちらを眺めていた。

 

 

「……なんだ、侑。俺にどこかおかしいところがあるか?」

 

「いや〜? お兄ちゃんと歩夢がお熱いな〜って」

 

「も、もう! 侑ちゃん!!」

 

 

 すると、侑の言動に歩夢ちゃんが大きな声で反応した。

 

 流石にここはカフェの中なので、あまり大声を出すのはマズいから……

 

 

「おいおい、あまり大きな声出すと周りに迷惑が……」

 

「うぅ……てっちゃんのせいだからね?」

 

「何で俺が!?」

 

 

 俺は何もしてない気がするんだが!? むしろ侑が揶揄ったせいじゃないか!? てか、そんな涙目にならないでくれって……!

 

 

「まあ、歩夢の服にすぐ気付けなかったんだもんね〜……という訳で歩夢! 今日はお兄ちゃんへの罰として、服を買うついでにお兄ちゃんを色々着せ替えてみるのはどうかな!?」

 

「侑ちゃん……とっても良いアイデアだね!」

 

「いやいやちょっと待て!? 俺はこれから着せ替え人形のごとく扱われるってことか!?」

 

 

 話がとんでもない方向に向かおうとしている……

 

 実は今日はここでランチを食べた後、近くにある大型のショッピングモールで買い物を楽しむ予定だったのだが……それが、まさかの俺の着せ替えファッションショーになってしまおうとしているのだ!! これはマズいだろう!? 

 

 ……流石にファッションショーはしないだろうが。

 

 

「だって、てっちゃんってあまり服のバリエーションないでしょ?」

 

「いや、それはそうだが……てか、歩夢ちゃんのおかげで既に大分服のバリエーションあると思うんだが!?」

 

 

 まあ確かに、元から俺の服のバリエーションがないのは事実である他ない。そもそも俺はファッションに全く興味がない。黒とかグレーっぽくて、変な造形がない服が四枚くらいあればそれで良いと思ってる人間だ。学校に行くには制服で良いし、休日にお出かけできる服があればいいのだからな。

 

 それでも、歩夢ちゃんの影響で結構服の枚数は増えたのだ。彼女と買い物すると、三回に一回くらいは俺の服を選ぼうって話になるし、選んでくれること自体はとてもありがたく、感謝しているのだが……

 

 

「それだけじゃ足りないよ〜! まだ暗い色の服しかないし、てっちゃんが明るい服も着たら似合うと思うもん! それに……色々着せ替えるの楽しいし♪」

 

 

 マジかよ……てか、俺を着せ替え人形にして何の得があるというのだ……

 

 

 これはもう、背水の陣だ。

 

 

「……拒否権は?」

 

「ないよ」

 

「……Oh my gosh」

 

 

 これは大人しく付き合うしかなさそうだ。

 

 

 こうして俺はこの後、めちゃくちゃ色んな服を試着させられたとさ。

 

 

 





 今回はここまで!

 歩夢ちゃんが可愛いです(語彙力崩壊)
 夏祭りが楽しみですね!

 ではまた次回!
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