どうも!
第105話です。
「飲み物人数分、ヨシ。汗拭きタオルの予備三枚、ヨシ。絆創膏と消毒液、ヨシ。あとは、俺特製のお弁当、ヨシ……全部、ヨシッ!」
テーブルに並べられた物を順々に指差しながら声に出してそう言う俺。側から見れば、怪しい人に見えるかもしれないが、これは至って真面目な指差し確認だ。『よく分かんないけど、ヨシ!』って確認を怠って、後に後悔するよりはよっぽど良いからな。
あっ、どうも。現場の高咲徹だ。
近々行われる学校説明会で二回目のスクールアイドルフェスティバル開催を知らせるためのPVの撮影三日目。今日は体育館で、CG使用を前提としたアクションシーンを撮る。大掛かりな撮影なので、沢山の助っ人を呼び、撮影のお手伝いをしてもらっている。そんな中、俺は同好会のマネージャーとして準備を進めているところだ。
前日かすみちゃんからPV参加を熱く促されてから、改めて俺なりに撮影参加をする方法を考えた。結局自分一人ではやはり思いつかなかったのだが、せつ菜ちゃんからある提案があって、それでなんとかPVに参加することが出来そうだ。
そんな訳で俺は今、何かに悩むことなく快く目の前にある自分のやるべきことに向き合えてるというわけだ。まあ、こんなに指差し確認のキレがあるのも、そうだからかもな。
さて、確認も終わったし、侑がカメラの用意をしているはず……
「今日、調子良さそうだね?」
「うおっ、侑!? びっくりしたー……カメラの用意は終わったんだな?」
後ろから侑が覗き込んできたものだから、思わずびっくりしてしまった。
「そうだよー。ふふーん、三日目にして割と熟練したんじゃない?」
「おー確かに、なかなかやるじゃないか。流石我が妹だな」
「えへへ」
確か、撮影一日目は璃奈ちゃんとか俺に教わりながら数分くらいでカメラをセッティングしてたよな。それが三日目でここまで速くなるとはな……撫でて褒めてやりたいところだが、ここは堪えよう。
「おーい! 二人とも終わったー?」
すると、丁度体育館の入り口から愛ちゃんを筆頭に部室で支度をしていた同好会のメンバー達がやってきた。入り口からかなり離れてるのに、やっぱり愛ちゃんの声は大きいなぁ……
全員が集まったところで、俺はみんなに声を掛ける。
「おう、お疲れ! 今カメラや諸々のセッティングが終わって、あとは特殊な撮影機材が揃えば準備OKってところだ」
「確か、機械部の人達が来てくれるんですよね?」
「あぁ、そうだ。だから、そろそろ
そう、せつ菜ちゃんが言った通り、今日の撮影には機械部に協力してもらえるのだ。撮影の機材の一部を用意してくれることになっている。
その機械部のメンバーの一人がそろそろ来る予定で、それも俺がよく知っている
「おー、やっぱ体育館広いね〜」
そう思っていると、聞き馴染みのある中性的な声が微かに聞こえてきた。入り口の方を見ると、やはりそれはアイツだった。広い体育館に目を奪われながらこちらに歩いてきている。
そして丁度こちらに目が向くと、彼は俺達目掛けて駆けてきた。そして俺達に挨拶するのか、と思いきや……
「邪魔するでー!!」
……えっ?
いや、これってまさか……アレをやる流れだよな?
はぁ……気が乗らないが、仕方ない。
「邪魔するなら帰れー」
「はいよ〜!!!」
お決まりのセリフを言い放つと、ヤツはものすごいキレでUターンして走り去っていった。本来ならここで『どこ行くねーん』と返すのだが……まあ、面倒くさいので省略。
「あははは! 今のやり取りウケる〜!!」
俺とアイツの寸劇を見たメンバー達のうち、愛ちゃんは腹を抱えて大爆笑している。まあ、愛ちゃんはウケてくれると思ってたから良いんだが……
「ねぇ果林ちゃん、瑞翔くん行っちゃったよ?」
「大丈夫よ。そういうお決まりのネタだから」
「なるほど〜……」
こうやってネタを知らないエマちゃんみたいな子もいるんだからなぁ……他のメンバーも苦笑いしてたり困惑してるし、やっぱり俺が懸念した通り微妙な空気になってしまったじゃないか……
「ちょっとてっちゃん! 僕を止めてよ〜! あと『帰れ』じゃなくて『帰っといて』だよ!?」
そんな張本人は、また走ってこちらに戻ってきて肩を組んでダル絡みしてくるし……これは一発喝を入れなければいけないな。
「いやそれはそうなんだが……ちょっとこっち来い」
流石に痺れを切らした俺は、メンバー達から遠ざけ、小声で注意することにした。
「……あのな、場を考えろ場を」
「場? ……あーもしかして、ちょっと面白すぎた?」
「いや何故そうなった!? 違うだろ!」
「ちーがーうーだろー違うだろ!!」
「いやそこでネタをぶっこむな!」
すると、アイツは俺が想像した遥か斜め上をいってきた。思わず大声でツッコんでしまった。しかもネタが古いし……
「あの、お二方……?」
アイツのマイペースぶりに頭を抱えていると、置いてけぼりになっているせつ菜ちゃん達がこちらを窺っていた。あぁもう、どう収拾つけてくれるんだよ……
そんなことを思っていると、アイツは同好会のみんなの方を向き、何もなかったかのようなノリで自己紹介を始めた。
「おっとごめん、挨拶が遅れたね。知ってる子もいるかもだけど、僕は小野寺
はい。そんな訳でアイツ改め、瑞翔が機械部として俺達のPV撮影を手伝ってくれる助っ人だ。いやぁ、さっき散々酷い扱いをしてしまったものの、撮影に協力してくれる瑞翔は本当にありがたい。正直、頼んだ時には何も嫌がりもせずに快諾してくれたし、感謝しかない。
……まあ、あんなボケをかましてこなければあんな扱いはせずに素直に感謝を述べることができたんだがな。
「はい! よろしくお願いします、小野寺さん! あの、機材の方はもう着いてるんですか?」
「うん。今うちの部員がこっちに運んで来てるから、問題ナッシングだよ」
せつ菜ちゃんがいつものハキハキとした口調で瑞翔と話しているが、彼女を含め、大半の同好会メンバーとは初対面だ。少なくとも一度会ったことあるのは、俺と侑に加えて、璃奈ちゃん、果林ちゃん、エマちゃんくらいだ。
「あはは! 君なかなか面白いね〜、
「おや、なおなおって僕のこと? そんな風に呼ぶキミだってなかなか面白いと思うよ〜?」
「そーお? まあそれほどでも〜! あっ、あたしは宮下愛! よろしくね!」
「宮下ちゃんね、よろしく〜」
瑞翔のノリがツボだったのか、愛ちゃんは瑞翔のことをとても気に入っているようだ。
……なんか、少し複雑な心境なのだが。
「あの、小野寺先輩! 早速今日の日程や演出について話を合わせたいのですが、大丈夫ですか?」
「あっ、そうだそうだ……それ大事だね。桜坂さんだよね? どれどれ、どんな風にするんだい?」
すると、しずくちゃんがスケジュールなどが書かれた書類を持ち出してきて、瑞翔に声を掛けてきた。そして瑞翔は、せつ菜ちゃんとしずくちゃんの三人で話し合いを始めた。流石に瑞翔も真面目モードに切り替わっただろう。はぁ……変な気を使い過ぎたぜ。
「徹くんのクラスメイトさん、なかなか面白い人だね〜」
心の中でため息を吐いていると、彼方ちゃんが隣にやってきてそう感想を述べた。そしてどうやら果林ちゃんとエマちゃんもついてきたようだ。
「あぁ、まあな……瑞翔は普段マイペースだが、意外としっかりしてる奴だな」
「なるほど〜……もしかしたら、彼方ちゃんと似ているのかもしれないってことかな〜?」
「んー……いや、でも彼方ちゃんは瑞翔みたいにボケを連発したりしないだろ?」
「ん〜、そうかな〜……もしかして、彼方ちゃんにもっとボケて欲しい?」
「いや、遠慮しときます」
いたずらな表情を浮かべる彼方ちゃん。たまに彼方ちゃんはこんなことを言うもんだから、困ったもんだぜ。
そう話していると、隣で俺達の話を聞いていた果林ちゃんが声を掛けてきた。
「ねぇ徹。ずっと気になっていたのだけど……貴方、彼のことは呼び捨てで呼んでるのね」
「ん? まあ、それはそうだな。それがどうした?」
「いいえ、別に何でもないわ……」
「?」
一体何が言いたかったのだろうか……? もしかして、俺が瑞翔のことを呼び捨てにしていることが気になっているのだろうか?
確かに俺は同好会のみんなのことは、妹である侑を除いて『ちゃん』付けで呼んでいる。幼馴染の歩夢ちゃんのことは昔渾名で呼んでいたのだが……まあ、この年になってあれで呼ぶのは流石に恥ずかしいからもう呼ばないだろうな。
しかし、女の子のことを呼び捨てで呼ぶのは正直抵抗があるというか、なんか妙に落ち着かないんだよな。侑は妹だし、例外なんだが……まあ、昔は
「そういえばてっちゃんは、衣装に着替えないの? 撮影始まるよ?」
すると、エマちゃんが不思議そうな表情でそう訊いてきた。もうPVにメインとして出る同好会のメンバーは既にそれぞれのカラーのネクタイをつけたスーツに着替えている。俺も実は今日PVの撮影に被写体として出る予定なのだが、まだ着替えていない。
何故なら、俺の衣装はスーツではないからだ。
「あぁ、すぐじゃないだろうし、その時になったら着替えるつもりだ。それに、あれを着たままだと余計に動きにくいしな……」
「衣装って、あのヒーローショーで出てきたトールの衣装だよね〜? 彼方ちゃん例の動画まだ見れてないんだけど、気になるな〜」
そう、実は第一回スクールアイドルフェスティバル内のヒーローショーで俺が演じた魔術師・トールとしてPVに出ることになったのだ。
これを提案したのがせつ菜ちゃんだ。俺が彼女に相談を持ちかけて、最初にそういう主旨のメッセージが来た時は驚いた。むしろ見る人達が困惑するだけなのでは……と。しかしそこで彼女が送ってきたのが、彼方ちゃんと言っていたヒーローショーの動画だ。
誰が撮ったかは分からないが、動画サイトにアップされていて、かなりの反響を呼んでいたのだ。そして中でも、俺が演じたトールに対する言及が多く『誰が演じてるの!?』だとか『トールかっこいい!』といったコメントがそこそこあった。
『こんなに人気なのなら、大丈夫なのでは!?』とせつ菜ちゃんが言ってくれたので、こうして今に至っている。きっと、せつ菜ちゃんも色々手を尽くしてくれたのだと思うと本当に嬉しかったし、感謝しないとなと思う。
「魔術師って、ミステリアスでクールだよね〜! どんな衣装なのか楽しみ!」
「魔術師・トール、ね……なかなか面白そうじゃない。楽しみにしてるわ」
「おう、三人ともありがとな」
なんだか期待のハードルが上がっているような気がするが……
「おっ、なになに? 魔術師トールの話!?」
すると、俺達四人で話しているところに愛ちゃんが入ってきた。
「あぁ、そうだ。三人ともあの動画をまだ見てないらしいから、衣装が気になるって」
「あー、なるほどね! そーいや、りなりーは見たんだよね? ヒーローショーの動画!」
「うん、とてもかっこよかった。璃奈ちゃんボード『ドキドキ』」
一緒にいた璃奈ちゃんが、真っ直ぐな眼差しでそう言ってくれた。
「そうだったか……ありがとな。そう言ってくれると、自信持てるよ」
「ホント? 良かった……」
こうやって感想を聞けると嬉しいし、自分がそれなりに演技出来ていたんだって自信に繋がる。
「皆さーん! そろそろ撮影始めるので、こっちに来てくださーい!!」
すると、瑞翔達の話し合いが終わったのか、それを見かねたかすみちゃんが俺達にそう声を掛けてきた。こういう何気ない会話をしてると、時間もあっという間だ。
「おっ、じゃあ駄弁る時間は終わりだな。ほら、みんな行ってこい!」
「行ってくるね〜!」
こうして、エマちゃん達は撮影場所へと向かっていった。
……あっ、そうだ。これだけは伝えなければ。
「かすみちゃん! ちょっといいか?」
「あっ、徹せんぱぁい! どうしたんですか?」
「いや、今までの礼を言いたくてさ。かすみちゃんが言ってくれなかったら、今頃後悔してただろうから。本当にありがとうな」
「もー、先輩は義理堅いですねぇ……でも、その言葉はせつ菜先輩にも言ってあげてくださいね!」
「あぁ、もちろんさ。じゃあ、かすみちゃんも持ち味全開で頑張ってな!」
「はい! 頑張ります! ……あっ! あと、いつか徹先輩のスーツも、みんなの前で来てもらいますからね! 忘れないでくださいよ!?」
「あぁ! 胸に刻んでおくよ!」
言いたかったことをかすみちゃんに明かした後、かすみちゃんはいつもの可愛らしい笑顔で撮影現場へと向かっていった。あの歩夢ちゃんが用意してくれたマルーン色ネクタイのスーツも、みんなと着れる機会を作りたいな。
「ねぇねぇお兄ちゃん! 歩夢、何かお兄ちゃんにやって欲しいことあるみたいでさ!」
「も、もう! 侑ちゃん! うぅ……」
すると、背後から侑が声を掛けてきて、そこにはまだ撮影現場に向かわずに俯いている歩夢ちゃんがいた。
「おぉ、まだ行ってなかったんだな……どれどれ、俺になんでも話してみて」
歩夢ちゃんの肩に手を置いて落ち着いた口調でそう話すと、歩夢ちゃんは顔を上げ、口を開いた。
「私、こういうバトルアクションとかやったことがないから、ちゃんとやれるか不安で、ちょっと怖くて……でも、てっちゃんに『頑張って』って言ってもらえたら、もっと頑張れるかな〜……なんて」
……ははっ、なるほど。そういうことか。
「頑張ってな。歩夢ちゃんなら出来る」
「……! うん、頑張る!」
俺がそうエールを送ると、歩夢ちゃんは水を得た魚のように笑顔で撮影現場へと駆けていった。
俺のエールが彼女の力になったのなら、良かった。
「やっぱり幼馴染なんだなぁ〜」
「うおっ、瑞翔!? いつの間にいたのかよ……」
急に背後から肩を叩かれたと思ったら、仕事終わりの瑞翔だった。何の気配もなく現れるのはやめてくれよ……ていうか、やっぱりってなんだよやっぱりって。
「そりゃ、僕は部長だからね。現場は後輩達に任せて、ここでそれを見守るのが僕の役目だよ」
「ちが……ま、まあそれはそうだが……」
また『違う、そうじゃない!』と言いそうになったが、それだとデジャヴになりそうだな……
「瑞翔先輩、お疲れ様です!」
「おや、妹ちゃんじゃん。お疲れ〜」
瑞翔が来たことに気づいた侑が挨拶をする。ていうか、妹ちゃんって呼び方は初めて聞いたな。
「そういえば侑ちゃん、音楽科に転科したんだって? てっちゃんから聞いたんだけど、最近調子はどう?」
「あー……まあ、ぼちぼちって感じです」
音楽科についての話になった時、侑の表情が少し曇った。
「まあ、周りの勉強に追いつけない状況でな……俺も何かしら手助けをしてるんだが、なかなかな……」
やはり、音楽に少し通じている俺とはいえ、音楽科で学ぶことは俺の音楽の知識ではあまり賄えなくてな……音楽の歴史とかは俺の守備範囲外だし、分からない音楽用語もあったり、分かるとしても教えるまでのレベルではなかったり……課題は山積みだ。
「なるほどねー……まあ、まだ焦ることはないんじゃない? 学期だって始まったばかりだし!」
「……そうですよね。ありがとうございます!」
「ドントウォーリー! まあ、もしてっちゃんの手に負えなくて彼がエンストして困ったら、僕にも相談してくれてもいいから、ね?」
「いや俺は自動車じゃねぇから!」
最後によく分からん流れ弾を喰らったが、確かに瑞翔の言う通り、まだそこまで焦る時ではない。だから、同好会のみんなに頼るのはまだ早いと思っている。
「あははは、ありがとうございます。でも、お兄ちゃんなら大丈夫だと思います!」
「おぉ……随分信頼されてるみたいだよ?」
「だな」
信頼されるのはとても嬉しいが、その信頼に応えなければならないな。
「ところで瑞翔先輩! 瑞翔先輩はスクールアイドルに興味はありますか!?」
すると、侑が話題をスクールアイドルに変えた。ホント、侑はスクールアイドルの話題になるとめっちゃイキイキするよな。
「スクールアイドルね……無いことはないかな。同好会のことは気になってたし」
「そうなんですか! 誰か気になる子とか、いるんですか!?」
おっ、瑞翔が気になる同好会のスクールアイドルか……これは正直俺も気になる。
「気になる子かー……桜坂ちゃんかな。彼女の演技力は光るものがあるからね。何でも役を演じこなすし、凄いなーって感じ」
しずくちゃんか。それに、彼女の演技力に焦点がいくということは……
「ほう、結構詳しいんだな? もしかして瑞翔、演劇に通じてるのか?」
「んー、まあね。たまに演劇部の練習とか見学させてもらうことはあるよ」
そういえば確かに、しずくちゃんがオーディションに落ちたって話を瑞翔から聞いたよな。一年生の間でしか広がらなかった話題を何故瑞翔が知ってるのかと思ったら、そういうことか。
「なるほど……意外だ」
「え〜、てっちゃんは僕のことをどう見てるのさ〜?」
「いや、瑞翔といったら、ロボットとかドローンを作って楽しむ機械オタクみたいなイメージが強かったからさ。演劇は意外だなーって」
「──そっか。まあ、僕が今までずっとやりたかった事だからね。表現の制約もなくなるし……」
「瑞翔……?」
今一瞬、瑞翔の声色が変わったような……?
「お兄ちゃん! みんなが私達のことを呼んでるみたいだから、行こう!」
「お、おう! じゃあ、俺は行くな!」
「ん、オーケー! みんなとイチャイチャしてらっしゃい!」
「いやだからそういうのじゃねぇんだっつーの!!」
今のは何だったのだろうか? 気のせいか……?
そんな疑問は、ハードなアクションシーンの撮影で吹き飛んでしまったのであった。
今回はここまで!
大分空気も寒くなってきましたね。皆さんも体調には気をつけてください。
「毎日肉を食べれば無問題ラ!」
ちょっ、貴方はもう少ししたら出れるのだから引っ込んでて!
……そんな訳でまた次回! 評価・感想・お気に入り登録よろしくお願いします。