高咲兄妹とスクールアイドルの輝き   作:Ym.S

15 / 122
お気に入り登録たくさんいただきました!ありがとうございます!!
第2話です!
今回は侑ちゃんと仲が良いあの子が登場!


第2話 兄妹の幼馴染

 

 

 改めまして、どうも。高咲徹だ。

 

 今俺は、我が妹である侑とともに、ある友達と普段から待ち合わせている場所に向かっている。

 

 

 のだが……

 

 

 

「なぁ、流石にくっついて登校するのはもう卒業じゃないか?」

 

「えー、いやだよ! これが日課なんだもん!」

 

 そう、今俺の腕は侑によってがっちりホールドされている状態だ。

 

 侑が中学生のころまではまだ『相変わらず可愛いな』くらいでなんとかなったが、流石に高校生になるとなぁ。大人になるのはもうすぐだし……なにとは言わないが、色々と成長していらっしゃるし……

 

 まあ、要はあれだ。男にとっては刺激が強いってことだな。

 

 

 そんなことを考えていると……

 

 

「あっ、侑ちゃんに徹さん、おはよう!」

 

 

 少し階段を降りた先に、ピンク色の髪の毛で、右サイドをお団子にまとめている女の子がいた。

 

 

「おはよう! 歩夢!」

 

「おっす、歩夢ちゃん」

 

 

 彼女の名前は上原(うえはら) 歩夢(あゆむ)。俺と侑の幼馴染で、侑と同じ高校一年生だ。

 

 侑に関しては幼稚園の時に彼女と出会って、今となっては幼稚園から高校までずっと同じクラスだそうだ。ほんと凄い確率だよな……

 

 それでこの二人が知り合ってから、お互いの家でよく遊んだりしていて、初めてうちに遊びに来た時に俺は彼女と出会った。

 

 最初は少し緊張していた彼女だが、徐々に仲良くなり、今でもよく侑と3人で買い物に行ったり遊んだりする。まあ要は、幼馴染で今でも仲良くしているって感じだ。

 

 

「……よし、じゃあ行こうか」

 

「「うん! (はい!)」」

 

 

 ────────────────────

 

 

 幼馴染の二人とともに場所を移動し、登校途中のバスへと辿り着いた。

 

 時間は朝のラッシュ帯であるため、バスの席に座れる訳もなく、三人揃って立っている。バスに乗って少し落ち着いた後、歩夢ちゃんが俺に話しかけてきた。

 

 

「そういえば、徹さん生徒会長に選ばれたんですよね! おめでとうございます!」

 

「おう、ありがとな。まさか選ばれるなんて思ってなかったよ」

 

 

 それは、俺がつい先日行われた生徒会長を決める選挙で選ばれたことだった。そう、なんと驚くことに……俺が生徒会長になったのだ。

 

 虹ヶ咲学園は毎年4月の末に生徒会の役員決めがある。対象は1年生と2年生だ。3年生は、受験に集中するために、対象には入っていない。

 

 そんでなぜ俺がこんなに驚くのかというと、虹ヶ咲学園は男女の割合が非常に偏っており、男子は全体の2割くらいしかいないからだ。だから、男である俺が立候補して、当選する確率はかなり低いだろうなー……と勝手に思っていた。

 

 もちろん、生徒会長になるのにはちゃんとした動機があったし、選ばれるために色々努力を尽くしたのだが……まさかあそこまで票が伸びるとはな。

 

 

「いやーお兄ちゃんが生徒会長になるなんてねー、私も鼻が高いよ〜」

 

「ははっ、でも俺なんかが生徒会長で良いのか?」

 

「はい、徹さんの人柄を考えたら選ばれてもおかしくないですし、私は選ばれるって信じてました!」

 

「お、そう言ってくれるか? 嬉しいな〜」

 

 そう言って頭を撫でると、

 

「ひゃっ!? も、もう! 恥ずかしいですよ! 」

 

 

 歩夢ちゃんは顔を真っ赤にした。

 

 ……おっと、少し暴走しちゃったな……周りの視線がマズいし、これくらいにしとこう。

 

 もう、歩夢ちゃんは今も昔も本当に良い子だな……

 

 前俺らが小さかった頃に、歩夢ちゃんがピンク色のうさぎのコスチュームを着て、『あゆぴょんだぴょん♪』ってした時はほんと可愛かったなぁ……

 

 ……実は本人には言ってないが、その時のビデオがうちには残っており、今でも高咲家の家宝となっているのだ。まあ、家宝って言ったら少し大袈裟かもしれないが……

 

 ……ってやべ、ちょっと口が滑っちまった。まあそれくらい歩夢ちゃんは俺が昔からもう一人の妹のように可愛がる、良い子ってことだ。

 

 あっ、昔と言えば……

 

 

「そういえば歩夢ちゃん、俺の事はもう昔の呼び方で呼んでくれないのか?」

 

「えっ!? そ、それは……ちょっと恥ずかしいので……」

 

 そう、昔の歩夢ちゃんは今の敬語とは違い、タメ口で話をしていたのだ。それに加えて、俺の名前は「(てつ)」なので、親しみを込めて「てっちゃん」と呼んでくれてたのだ。

 

 ……しかし、いつからか敬語になって、呼び方はさん付けになってるんだよな。まあ思春期とかそういうのだろうから仕方ない……ちょっと寂しいけど。

 

「……ちょっとー! 二人だけでイチャイチャしないでー!」

 

 そう歩夢ちゃんと話していると、侑が頬を膨らませて俺と歩夢ちゃんの間に入ってきた。

 

 侑は割とかまってちゃんなんだよな。

 

 

「おうすまんすまん。侑も構うから、な?」

 

「もー、お兄ちゃんったら……」

 

 そうやって拗ねそうになってた侑も撫でてあげたら、少し頬を赤くして落ち着いた。

 

 もちろん、侑も歩夢ちゃんと負けず劣らず、可愛い。

 

 そんな感じで、俺は周りの厳しい視線を感じながらも、学校へ向かっていった……

 

 

 




今回はここまで!
なんと徹は生徒会長になるんだそうですね!
この話はアニメより過去の話なので、ここではせつ菜ちゃんの前生徒会長が徹という風になります!
では、次回もお楽しみ!
評価・感想・お気に入り登録よろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。