高咲兄妹とスクールアイドルの輝き   作:Ym.S

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どうも!
前回を投稿してから大分空いてしまいすみません汗
その間にも評価・感想・お気に入り登録してくださった方々、ありがとうございます!
第5話です!お待たせしました!


第5話 眼鏡少女の意外性

 おはこんばんにちは。高咲徹だ。

 

 さて、合宿で愛ちゃんと出会い、あの後もほぼ毎日同じ時間に楽しく話したりして結構仲良くなり、合宿は終わった。

 

 

 

 

 

 そんで今はその合宿の間サボっていた生徒会の仕事を処理しているところだ。まあサボったっていうか、合宿行ってたんだから仕方のないことなんだけどな。

 

 そして今俺は生徒会室にいるんだが、俺以外の生徒会の役員はほとんどが外に行っており、現在生徒会室には俺だけ……

 

 

 

 

 ……ではなくて。

 

 

「会長、こちらの書類の処理終わりました」

 

「おう、じゃあもう俺だけでやれる分量だから中川はもう大丈夫だよ。手伝ってくれてありがとう」

 

「そうですか? 分かりました。いえいえ、普段は会長に色々助けてもらってるので」

 

 そう、あのミステリアス少女(俺が勝手に呼んでいる)こと、中川菜々と二人で、今生徒会関係の書類を処理しているところだ。

 

 そんで、なんとさっき言ったサボってた分の仕事も彼女は一緒に手伝ってくれたのだ。

 

 

 

 

 最初は流石に手伝わせるのは申し訳ないと言ったのだが、どうやら自分の意志で手伝いたいようでな……ホントなんていい部下をもったんだろうな俺は……

 

「……あの、会長。お忙しいところちょっと質問があるのですが、よろしいでしょうか?」

 

「ん? おう、いいぞ。何だ?」

 

 すると、中川が質問をしてきた。

 

「あの……この前私が将来生徒会長になろうと思っているとお話したと思うのですが、会長が考える生徒会長に必要な要素って何でしょうか……? 参考にしたくて……」

 

「うーん……生徒会長に必要な要素ねぇ……」

 

 

 これはちょっと難しい質問来たなぁ……まあ、さっき手伝ってもらったしな……ちゃんと答えなきゃ。

 

 

「……まずはリーダーシップは大事だし、あとは自分が掲げた公約を実現する積極性も必要な要素だな。それと……」

 

 うーん、あとは……

 

 

 ……あっ、そうだ。

 

 

「……あとはな…………うちの生徒の名前を全員覚えること、だな」

 

 

「なるほど…………えっ?」

 

 

 今の中川のような反応をするのは無理もないが、俺は至って真面目だ。これは例の合宿で会った愛ちゃんから学んだことだ。生徒の中の長なんだから生徒のことはちゃんと分かってないとな……と思って。

 

 だからあの後、生徒名簿を毎日見て、生徒全員の名前と顔を一致させられるまで覚え続けた。……流石に無理かと思ったが、案外行けるもんなんだな。

 

「生徒の名前を全員覚える、ですか?」

 

「そう。生徒会長たる者、生徒のことをちゃんと分かってあげないとな。だから、名前と顔を一致させられるようにして、もし誰か生徒と会ったら、何年で何科の誰なのかをすぐに分かるようにしておくのが個人的には大事かなって」

 

「なるほど……確かにそれは重要かもしれません」

 

 どうやら納得してくれたようだ。

 

「……あと、これはあまり真面目な話ではないんだけどさ、なんかそういうのってかっこよくない? って思うんだよね。ほら、某アニメに出てる今までにあったこと全て記憶するシスターみたいにさ……」

 

 なんかそういう全知全能みたいなやつに憧れるんだよな〜……ってこんなこと話しても、中川そういうの無縁だろうから無駄じゃないか!? うわぁ、こういうサブカルチャーって一般受けしないだろうし、今度こそ引かれちまったかなぁ……?

 

 

 

 すると……

 

 

 

「……!! そのアニメ、見たことあるんですか!?!?」

 

「うおっ!?」

 

 

 中川は急に興奮した感じで、俺の目の前まで寄ってきた。

 

 顔が近い近い!! 

 

「お、おう……一応最新版以外は一通り見てるよ……?」

 

「そうなんですか! あのアニメ良いですよね!! 色々なキャラが出てきて、ストーリーの展開が見るたびに変わってきて! それにあの幻想◯し、いいですよね!! 色々な超能力を……」

 

 

 ……もしかして、中川ってアニメオタクなのかな? 意外だな……

 

 

「……はっ!? す、すみません!! 私、つい……!」

 

「ううん、いいよ。中川ってアニメが好きなんだな?」

 

「は、はい……変ですか……?」

 

「いや、全然? 少し意外だったけど、アニメについて話してる中川、楽しそうだったよ」

 

「そ、そうですか……」

 

 いやぁ、こんなところに同志がいるとはな……なかなか出ないようにしてたボロが出ちまったけど、その相手が同志で良かったわ。

 

 

「……そうかー、中川アニメ好きなんだな! てことは何かグッズとか持ってるのか?」

 

「あ、いえ……うち、親が厳しいのでグッズどころか、本すら持ってないんです……」

 

 

 ……マジか

 それ、かなり厳しいぞ……俺から何かしてあげられないか……? 

 

 あっ、そうだ。

 

 

「そうか……うちにと◯るシリーズのラノベあるから、それ持ってこようか?」

 

 

 

「……!!! 良いんですか!?!?」

 

 すると、中川は再び俺に迫ってきた。

 

「ちょっ! だから顔が近いって!」

 

「あっ、すいません……でも、良いんですか……?」

 

 

 中川は顔を赤くしながらもそう訊いてきた。

 

 

「うん、ラノベくらいだったら持ってきても校則的に問題ないだろうしな。読みたい?」

 

「……はい!! 読みたいです!!!」

 

 あの作品のラノベは最近読んでないしな……読まれないよりかは誰かに読んでもらった方が良い。

 

「分かった。じゃあ一気に渡すのもアレだからまずは最初の5巻、明日持ってくるな?」

 

「……! 分かりました! ありがとうございます!!」

 

 すると中川は、何か効果音がつきそうなくらいの満面の笑みでそう言った。

 

 

 

「可愛い……」

 

 

「えっ!? か、かわっ!? 」

 

「ん? どうした?」

 

「な、なんでもないです! 」

 

 ……? 今何か言ったか俺……? 

 

「……にしても中川ってそんなに楽しそうにするんだな。もしかして親が厳しいから普段はあんな感じなの?」

 

「……! は、はい……クラスでも堅い印象が付いちゃって……なかなか本来の自分が出せないんです……」

 

 

 なるほど……そういうのって勇気が要るもんな……

 

 

「そうか……印象変えるのってなかなか難しいもんな……じゃあ、これから俺の前ではそんな感じの中川でいて良いよ」

 

「……! 本当ですか……!?」

 

「うん、その方が楽なんじゃないか? まあ、二人っきりの時だけになるけどな」

 

「……! 嬉しいです!! じゃあ、改めて、これからよろしくお願いします!!」

 

 

「おう、こちらこそ、よろしくな」

 

 そんな感じで、俺の前では中川は自分を出すということになった。

 

「……あっ! もうこんな時間!? まずい、この書類達が残ってる!! 間に合うか!?」

 

「えっ、大変! すみません、私が話し過ぎたせいですね! 私も手伝います!!」

 

 そんな感じで結局中川には最後まで手伝わせてしまった

 

 にしても、あのミステリアスに感じていたあれはそういうことだったんだな……

 

 

 俺と中川の距離が少し縮まった気がした。

 

 

 




今回はここまで!
いやー、ついに菜々ちゃんの隠れてた一面が出ました!
ここから徹と菜々ちゃんの距離が徐々に縮まっていく…!?
次回もお楽しみに!
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