高咲兄妹とスクールアイドルの輝き   作:Ym.S

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第7話です!
今回も新キャラが登場!


第7話 ナビゲーター・高咲

 

 

 

 ……ふぅ、今日はこの上なくいい天気だな!! 

 

 

 

 あっ、どうも! 高咲徹だ。

 

 今日は清々しいほどの快晴。

 少し前には期末テストがあり、今はそれが終わってついに夏休みを迎えたところだ。

 

 いやー、テスト終わったらホント気分が楽になるな。あっ、ちなみに彼方ちゃんはなんとか平均点をゆうに超える点数を取り、侑も自己ベストの点数を取ったらしい。2人ともとても喜んでくれて、俺としても役に立って良かったと実感した。

 

 

 それで夏休みを迎え、今俺はいつもの休みの日課であるジョギングをしている。

 

 

 流石にどこにも部活に入ってなくて全く運動しないのはマズイからな。用事の無い休みの日は必ずする。それに、俺が住んでいるお台場はいつジョギングしても飽きないからな。海が綺麗で、空気も気持ちいい。まさにジョギングにぴったりな環境だと思う。そんで今日はこの上ないほどの快晴だからな。ジョギング日和ってわけさ。

 

 

 そんな感じで今走っているのだが……

 

 

「あれ? ……どうしたんだろう?」

 

 

 スマホを見つめながらキョロキョロしている女性を見つけた。

 

 

 ……って、あの子はうちの学校の生徒じゃないか!? 確か……ライフデザイン学科2年の朝香(あさか) 果林(かりん)だったっけか。

 

 

 なんか困ってる感じに見えるな……ちょっと声かけてみるか。

 

 

「あの、何かお困りですか?」

 

「えっ? ……あ、いえ……」

 

「もしかして、道に迷ってる感じですか?」

 

「そ、そうね……」

 

 どうやら、彼女は目的地に行けずに迷ってしまっているようだ。

 

 それにしても、彼女はここら辺の人ではないのか? なら、迷ってもおかしくはないが……それとも……

 

「どこに行く予定なんですか?」

 

「えっと……ここよ」

 

 すると、彼女はスマホのマップを見せてきた。

 

「なるほど、ここから少し離れてますね……これだと口頭で伝えるのも難しいので、もしよければ案内しましょうか?」

 

「えっ!? い、いいわよそんな! 一人で行けるわ!」

 

「そうですか? でも、相当困ってられましたようですし……」

 

「そ、そんなこと……! あっ、時間は!?」

 

 すると彼女はスマホの時間を見て次の瞬間、顔を真っ青にした。

 

 ……大体何が起こったか察しがついた。

 

 

「どうされましたか?」

 

「いや、何でも……!」

 

「……時間がない、ですか?」

 

「……!」

 

 

 図星を突かれたようで、彼女は目を見開いた。

 

 

「そうなったら、早く目的地に着かなきゃいけないですね。大丈夫です、私がしっかりあなたのナビゲートしますから」

 

「じゃ、じゃあ……お願いするわ……」

 

「では……まずはこっちですね」

 

 そうやって彼女は、説得に負け、俺の案内についていくこととなった。

 

 

 ────────────────────

 

 

「……そういえば、このこと言うの忘れてましたね。自分は虹ヶ咲学園の生徒なんですよ。高咲徹っていいます」

 

 

 俺はこのタイミングで自分の名前を名乗った。

 

 

「えっ、そうなの? それに高咲徹……って、生徒会長じゃない!?」

 

 

 あっ、まさかの知られてるという……俺ってそんなに有名なのか? 確かに生徒会長ではあるが。

 

 

「はい。そうですね。確かあなたは……朝香果林さんですね?」

 

「そうだったのね……って、私の名前も知ってるのね。流石生徒会長だわ……というか、同学年でしょ? それなのになぜ敬語なのよ?」

 

 

 ん……やべ、この口調は変だな。

 

 

「あ、それは……じゃあ、タメ口で話すね。 いや、校外でいきなりタメ口で話しかけるのは警戒するかなと思いまして」

 

「ふーん……って、あなたまだ敬語じゃない」

 

「あっ……」

 

 

 ……!! な、なぜだろう。彼女の前ではなかなか敬語が抜けない……

 

 

「ふふっ、あなた、なかなか面白いじゃない」

 

 

 すると、彼女はからかうような目でこちらを見つめてきた。

 

 

「……!? ……ほ、ほら! 急いでるんだろ!? 早く行くぞ!」

 

「ふふっ、それでいいのよ」

 

 あぁ……俺がこんなに揶揄われるなんてな……不覚。

 

 

 ────────────────────

 

 

「へー、果林ちゃんって読モなんだな」

 

「えぇ、でも徹の生徒会長に比べたら、大したことないわよ」

 

 そう、なんと果林ちゃんは読者モデル、略して読モなんだそうだ。

 

 いや、大したことないとか言ってるけど、モデルだって相当努力しないと出来ないものだと思うけどな。

 

「いや、そんなことないって。モデルになるのって相当努力しなきゃならないって聞くぞ? 食生活とか気にしなきゃならないとか」

 

「どうかしら。確かに出来るだけヘルシーで高タンパクな食事を心がけているけど、それは普通の人がダイエットするときと同じことよ」

 

「えー、そうかねー……」

 

 いや、普通なことしてるだけじゃ、そんなスリムで美しくならないと思うけどなぁ……

 

 

「……あっ。今私のこのボディについて想像したでしょ?」

 

 

 あ、やべ。このままだとまたからかわれるわ。ここはこっちも……

 

 

「ハハハ……そうだと言ったら?」

 

「なっ……!」

 

 

 すると、さっきの勢いはなくなり、顔を赤くした。案外揶揄われるのは慣れてないんだな。

 

 

「あはは! さっきからかったお返しだぜ!」

 

「も、もう! こうなったらタダじゃ置かないわ。待ちなさーい!」

 

 

 うわ!? 追いかけてくる!? 逃げるんだよ────!! 

 

 

 ────────────────────

 

 

「おっ! ここだな。果林ちゃん、着いたぞ!」

 

「えっ? ……あ、ここなのね」

 

 

 あの後しばらく果林ちゃんと追いかけっこをして、今着いたところだ。

 

 

 ……もちろん寄り道はしてないぞ? むしろ着くのが早くなるのだ。

 

 

「徹、ありがとね。助かったわ」

 

「おう、追いかけっこしたおかげで結構余裕持って着いたと思うぞ」

 

「……さっきのことは、これでチャラにしてあげる。普通だったら許さないんだからね!」

 

「ははは、それは恐ろしい……察するところ、これから読モの仕事か? 頑張ってな」

 

「ええ、しっかり写ってくるわ。じゃあね」

 

「おう、じゃあな」

 

 

 そんな感じで、果林ちゃんは仕事へ向かった。

 

 

「さてと……本来のルートから少し離れちゃったな。まあ今日は少し長めのジョギングってことで」

 

 

 俺も再びジョギングをし始めた。

 

 

 




はい!今日はここまで!
休日にジョギング、とかできたらいいのになぁ…←出来てない人
さて、もう1月も終わりますね。(それとももう終わってるかな?)
2月も虹ヶ咲の誕生日キャラが!!構想考えなきゃ。
ではまた次回!
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