今回は第16話です!
ここからアニガサキ本編の内容に入ります!
ではどうぞ!
第16話 運命の出会い
んー……なんだか最近色々と物足りないんだよね〜……
あ、どうもどうも! 高咲侑です!
今日はお兄ちゃんが合宿中のため、私の出番だよー!
それで、今私が何をやってるかと言うと……
「これはどうかな?」
「んー……ちょっとときめきが足りないかな」
学校帰りの寄り道で、歩夢と一緒にショッピングモールの中にある雑貨屋さんで色々物を見てたりしてる。
特に欲しいものがある訳じゃないんだけどね。何か良い物があれば買うかもしれないし、なかったら何も買わない、そんな感じ!
「……他のお店行ってみようか」
「そうだねー」
ここら辺は服屋さんが集まってるんだけど、今見てたお店にはあまり目ぼしいものはなかったから、場所を移してみる。
それでショッピングモール内の店を見回っていると、あるものが私の目に留まった。
「……! 歩夢! これいいんじゃない? 似合うと思うよ」
私が見つけたのは、ピンクと白が基調で少しシンプルなデザインのワンピースだった。
この白に近いピンク色とこの可愛らしさ! 絶対似合うと思うんだけどなー……
すると歩夢は、
「えっ……? ……い、いいよ!! 可愛いとは思うけど子供っぽいって!」
「そうかな〜? 最近までよく着てたじゃない」
「小学生の時の話でしょ? ……もうそういうのは卒業だよ」
歩夢はそう言った。
まあ確かに子供っぽいっていうのは分かるけどなー……
「着たい服着ればいいじゃん、歩夢は何着たって可愛いし、お兄ちゃんも見たら喜ぶかもよ?」
「えぇっ!? も、もう、またそんな適当なことを……」
そうすると、歩夢は顔を紅くした。
もう、歩夢がお兄ちゃんのこと意識してるってことは分かってるだからね〜
二人がイチャイチャしてる所見るとちょっと妬けちゃうけど、二人はお似合いだからね〜。
さっさとくっつけーって感じだけど、歩夢は奥手だし、お兄ちゃんはお兄ちゃんで鈍感だし……まだまだ先は長いかもね……
と思ってたのも束の間……
「あっ! 見て見て! ……昔こんな格好してたよね」
「あ〜、懐かしいね〜」
「可愛かったな〜」
そこには、うさぎの耳のフードがついたピンクのパーカーがあった。
いやー、あの頃が懐かしいな〜。歩夢が手でウサギの耳にして、「あゆぴょんだぴょん!」って言ってね。あの時お兄ちゃんと一緒に居たんだけど、私気づいたら歩夢を抱きしめちゃったんだよ〜。
あんなに可愛いんだもん、仕方ないじゃん!
……ちなみにこれはお兄ちゃんから聞いたかな? うちにはその時のビデオが残っててね。今でも、たまーにお兄ちゃんと一緒に見てたりしてね……
……はっ! そうだ!!
「……ねぇ!」
「ん?」
「ちょっとやってみてよ!」
「何を?」
すると私は手をウサギの耳のようにして……
「あゆぴょん」
「……はぁ? やる訳ないでしょ! もう……」
「えー」
流石にやってくれなかったか〜……ま、いっか。
「何かお腹が空いてきちゃった。下降りない?」
「賛成だぴょーん」
「侑ぴょんの方が可愛いんじゃない?」
「それはないぴょん」
「「あはははは!」」
私より歩夢の方が何倍も可愛いって〜……
こうして、歩夢と二人でコッペパンを買いに行った。
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変わってショッピングモール外の庭っぽいところにて……
「食べる? 限定のレモン塩カスタード」
「食べる!」
ここのコッペパンはどの味も美味しそうだからな〜
「はい、あーん」
「あむ……いいじゃんこれ!」
歩夢が差し出したコッペパンをそのまま食べる。
すると、
「ほら、ついてるよ〜? ……あーむ」
私の口元についてたクリームを歩夢が手で取ってそのまま食べた。
……じゃあ、
「こっちも食べる?」
「あー! じゃあさ! ……」
この後二人で自撮りをした。
そうしてのんびりしてると……
「……ん? あそこなんだか盛り上がってない?」
「そうだね……行ってみよっか!」
「うん!」
なんかライブなのかな? 少し気になったから行ってみる。
行ってみると……
「〜♪」
一人の女の子が踊りながら歌っていた。
……この時、私は目を覚まされるかのような衝撃を感じた。
力強い歌声、情熱、勢い……全てが私の視線を釘付けにした。
気がついたら、私はそのライブを全力で楽しんでいた。そして、私の心の奥底から何かが湧き上がってくる感じがした。
「……凄い……」
私は、彼女の凄さを前にただそう呟くことしかできなかった。
今回はここまで!
少し短かったですが、区切りがいいので!
ここで侑ちゃんは運命的な出会いを果たしたんですよね〜
…ゆうぽむ可愛い
ではまた次回!
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