高咲兄妹とスクールアイドルの輝き   作:Ym.S

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どうも!
少し間が空いてしまいましたが、第30話です!
今回はアニメ第5話にほんの少し触れる程度になります
ではどうぞ!


第30話 活動開始の一幕

 

 みなさんどうも、おはこんばんにちは。高咲徹だ。

 

 

 ……おはこんばんにちはって、動画の挨拶かよ……まあそんなことはどうでもいいか。

 

 

 今俺は部室棟の廊下を歩いており、同好会の部室に向かっているところだ。

 

 週末には同好会の二年生のみんなと親睦会を開いて、みんなで仲良く話しながら過ごした。ここだけの話だが、週末をあんなに大人数で楽しく過ごしたのは割と久しぶりだったりするんだよな。まあ俺が受験生な訳であって、ある程度勉強の方に注力をするのだからそれが普通なのかもしれないが……

 

 でもやはり、ストレス発散の意味でこういう楽しいことをするのは良いことなのかもしれない。勉強漬けのストレスはどこかで発散しないと長持ちしないからな。

 

 

 もちろん、去年までは比較的暇だったからよく侑と歩夢と一緒にお買い物とかしに行ったんだけども。最近はあまりなかった気がする。またああいう集まりが出来たらな……

 

 そんな感じで考えながら歩き続けていると、同好会の部室の目の前まで来た。

 

 

 ……こんな感じで部活に通い詰めるなんて、少し前の帰宅部ガチ勢の俺だったら考えられなかっただろうな。高3になったら受験生としてただただ勉強するだけの日々になるだろうとあの時は思っていたが……

 

 

 今はこの同好会の活動と勉強を両立する日々がとても楽しい。これも、同好会の見学を誘ってくれた菜々ちゃん、そしてそれを快く歓迎してくれたみんなのおかげだな。

 

 

 そう思いながら、俺は同好会の部室のドアをガチャっと開けた。すると……

 

 

「あっ、せんぱぁい! 遅かったですねぇ、遅刻ですよ!」

 

 

 入って早々、手前にいたかすみちゃんが俺に気づいて駆け寄ってきた。確かに、活動開始時間より少し遅れてしまったな……

 

 

「すまんすまん、少し用事があったんだ」

 

「お兄ちゃん、待ってたよ〜! 全員揃ったし、早く活動始めるよ!」

 

 

 侑は今日も元気満々のようだ。

 

 

「徹く〜ん、やっときた〜。なかなか来なかったから今日はエマちゃんに膝枕してもらっちゃったよ〜」

 

 

 彼方ちゃんはいつも通り眠そうな様子でエマちゃんの膝枕を堪能していた。

 

 

「そうだったか……すまんエマちゃん、わざわざ膝枕役受けてくれて」

 

「ううん、いいよ〜。私も久々に彼方ちゃんの膝枕したかったから〜。ほら、よしよし〜」

 

「ごろにゃ〜♪」

 

 

 エマちゃんになでなでされ、彼方ちゃんはご満悦のようだ。うむ……実に微笑ましいものだな。きっとエマちゃんの膝枕の方が寝心地が良いに違いない。

 

 そんな楽しげな様子を眺めることに夢中だった俺だが、そのせいで背後の近づく気配に気づくことが出来なかった。

 

 そして……

 

 

「隙あり! こちょこちょ〜!」

 

「ひぇぁ!?」

 

 

 後ろから誰かにくすぐられたのだ。鳥肌が立つ程のくすぐったさに堪えながら後ろの正体を見ると……

 

 

「えっ、かすみちゃん!? どうしたんだ急にくすぐってきて!?」

 

 

 かすみちゃんが俺の脇腹を捕らえていた。くすぐられることを想定していなかった人物だったのだ。一体何故急にこんなことを……?

 

       

「ふっふっふ、聞きましたよ……徹先輩、弱点がくすぐりなんですよね?」

 

「えっ!? ……な、なんでバレてるんだ!?」

 

 

 あり得ない。かすみちゃんがそれを知ってるはずがない……! 彼女にそのことを話したことは一度たりともないはずだ。それなのにその情報をどこから……

 

 いや待て、落ち着け。つい最近にその話題が上がったよな。そう考えると……

 

 そうか。あの親睦会の時に聞いたやつが漏らしたんだな。ここで考えられる情報を漏らした人物としては、侑、歩夢ちゃん、せつ菜ちゃん、愛ちゃんだ。

 

 当てずっぽうになってしまうが、この中で一番あり得るのは……

 

 

「愛ちゃん、君か? 教えたのは……」

 

「あはは、ごめん! かすかすがどうしても聞きたがるもんだから教えちゃった〜☆」

 

「かすかすじゃなくて、かすみんです!!」

 

 

 おいマジかよ。なにしてくれてるんだ……

 

 まあ、愛ちゃんの処遇については後で考えるとして……

 

 

「ちょっ待て! 落ち着け! なぜ俺がこんなことになるんだ!?」

 

「今日の部活に遅れてきた罰です!」

 

「いやいや!? 遅れたのは申し訳ないが、遅れたの5分くらいだぞ!? なぜここまでの仕打ちを!?」

 

「むむっ……まだ反省してないようですねぇ……ならば続けますよ〜! こちょこちょ〜!」

 

「くはっ!! ちょっ、そこは!! やめ、あははは!!」

 

 

 実に理不尽。

 

 それからこんな感じのが1分くらい続いた。

 

 ……この1分は俺にとって長く、地獄であった。

 

 

 

「……そういえば、かすみちゃんもせつ菜ちゃんと遅れて来てたよね?」

 

「確かに……ねぇしずくちゃん。なんでかすみちゃん、あんなにくすぐりたがってるんだろう」

 

「なんかね、愛さんがダジャレで徹先輩を爆笑させてたのを見てヤキモチ焼いたみたいで……自分の力で徹先輩を笑わせたかったみたい」

 

 

 こんな感じの会話をしていたらしいが、俺の耳には届かなかった。

 

 

 ────────────────────

 

 

「はぁ……疲れたぜ……」

 

 

 かすみちゃんのくすぐりの刑から解放され、やっと活動に入ろうというところだ。ホント、死にそうになったわ……愛ちゃんの処遇を考える気力もねぇ……

 

 

「徹くん、お疲れ様だね〜」

 

 

 すると、俺が座ったお隣のエマちゃんが声をかけてくれた。

 

 

「あぁ、ありがとな。エマちゃん……それにしてもかすみちゃん、くすぐり過ぎなんだって……」

 

 

 思わず、少し愚痴を吐いてしまった。すると……

 

 

「あはは……だいぶ疲れてる顔してるよ〜? 少しここで休む?」

 

 

 彼女は苦笑いをして、座っている彼女の膝をトントンと叩いて、膝枕を勧めてきた。

 

 

「いや、そんな訳にはいかないよ。これから話し合いに入る訳だしな」

 

 

 エマちゃんはとても優しいな……前から思っていたが、エマちゃんと一緒にいると何だか癒されるんだよな。

 

 

「あぁ、そうだね。じゃあ、活動が終わってからでもいいよ〜?」

 

「あはは、まあ終わってからもし眠かったらお願いするかもな」

 

 

 ……こうは言ったが、部活終わって実際眠くても、膝枕をお願いすることはないだろうな。

 

 

 ……だって、恐れ多いじゃんか。男にとって女性の膝枕は夢ではあるが……気軽にしてもいいって言われたとしても、なんだか遠慮しちまうぞ。

 

 ホントこうも純粋だと、エマちゃんが変な野郎に絡まれないか心配だ。

 

 

「はーい! では、ミーティングを始めます! 皆さん、こちらに注目してください!」

 

 

 そして俺はそれを気にしたのだが、ミーティングに集中することにした。

 

 




今回はここまで!
エマちゃんの膝枕...受けてみたいですわ...
その欲が出たが故にこの話を書いたって感じはあります笑
さて、これを投稿した日の次の日からは虹ヶ咲3rdライブですね!
私がこれを書いた日時点では開催予定となっていますが、現地で参加される方は対策を徹底しながら楽しんでください!アニガサキの楽曲を堪能しましょう!
ではまた次回!
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