高咲兄妹とスクールアイドルの輝き   作:Ym.S

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どうも!少し投稿が空いてしまいすみません!
第32話です!
ではどうぞ!


第33話 迫る○○○

 

 

 

「ワン! ツー! スリー! フォー! ……よし、一旦休憩挟むか!」

 

 

 ある日の部室にて、スクールアイドル同好会はいつも通り練習に励んでいた。……いや、『いつも通り』ではないかもしれない。

 

 

「はぁー……かすみんもう疲れました……」

 

「何もうへばってるのよ? ほら、起き上がって」

 

「えっ、果林先輩まだ息切れてない!? ぐぬぬ……かすみんだってまだまだ……」

 

「果林さんすごい……」

 

「なかなかやりますね……これは負けてられません!!」

 

 

 そう、新たな部員の果林ちゃんを迎えたのだ。

 

 まだ入部をしてから数日くらいしか経っていないが、彼女の身体的なポテンシャルは他の部員達にも負けないものだった。

 

 

「果林ちゃん、その感じだとまだ余力がありそうだな」

 

 

「あら、徹。そうね、まだまだ行けるわよ」

 

「そうか……凄いな、果林ちゃんは」

 

 

「えっ? そうかしら……私はみんなに比べたらまだまだよ?」

 

「まあ、まだ入ったばかりだからそれは仕方ないにしても……それでもこんな短期間で慣れちゃってるんだから。そりゃ凄いことだと思うけどな。この凄さは読者モデルをやってるとこから来てるのか……」

 

 

「読モは……まあ、関係なくはないわね」

 

「だよな」

 

 そもそも、モデルさんってどんなトレーニングとかしてるか知らないからな……特殊なものなのだろうか? 

 

 

「もしかして、気になる?」

 

「えっ? あ、あぁまあ……そうだな、気になる」

 

 

「そうなのね。ふふっ……ねぇ、今度私の撮影、見学しにきても良いわよ?」

 

 

「えっ、マジで!?」

 

 

 撮影を見学することが出来るのか……俺ファッション系とかそこら辺全くもって疎いからな〜……

 

 

「ええ、普通に許可を取れば可能よ。どう? 来るかしら?」

 

「んー……分かった、行くよ」

 

「決まりね。じゃあ日にちは今度伝えるから、楽しみにしてるわ」

 

「おう、分かった」

 

 

 こんな感じで、俺は果林ちゃんの読モの撮影を見学することになった。

 

 読者モデルやってるって話だけしか聞いてなかったから、実際どんな感じでやってるのかは凄く気になる。

 

 

 

 それで果林ちゃんと話を終えたのだが……

 

 

 

 

 

「ねぇせつ菜ちゃん、今度の中間テストのことなんだけど、私分からないことがあって……」

 

「あぁ、どれですか? 見せてください」

 

「うん。あの、これなんだけど……」

 

 歩夢ちゃんが参考書を片手にせつ菜ちゃんに話しかけていた。

 

 

 そうか、そろそろ中間試験が迫ってるのか。

 

 といってもまだ2週間前なんだけど、歩夢ちゃんはやっぱり真面目だな……

 

「……なあ侑、お前は今度の中間試験、勉強始めてるか?」

 

「えっ? ……流石にまだだよ〜、数日前にやっておけば大丈夫だし」

 

 

 まあ、数日前だったらまだマシな方だと思う。俺も勉強始めるのは早くて1週間前だし。前日の夜からやり始めて徹夜になって、結局頭に入ってないってなるのが一番マズい。

 

 

 

「そうか〜、もう中間試験が迫ってるのか〜……彼方ちゃん、数学がんばらなくちゃ〜……」

 

「そうだね〜。果林ちゃんは今回のテストどう?」

 

「うぇ!? ……ら、楽勝よ……!」

 

 

 ん? ……今果林ちゃんの反応がおかしかったぞ? ……もしかして……

 

 あ、そうだ。あと彼方ちゃんにはまた数学を教えようかな。スクールアイドル始めてからより勉強大変そうだから、手助けしなきゃ。

 

 

「あれれぇ〜? 果林先輩、もしかして今回の中間テスト自信ないんですか〜?」

 

「そ、そんなことないわよ……?」

 

 かすみちゃんに指摘された果林ちゃんは、少しだけ焦りを見せた。

 

 

「かすみさん、人のこと言えないですよね? 昨日も例の授業で『先生の言ってること分からない〜!!』って嘆いてたじゃないですか」

 

「ぎゃー!? しず子それ言っちゃダメだってば〜!?」

 

 

 しずくちゃんが暴露したことによってかすみちゃんの勉強の出来なさも丸裸になった。

 

 

「かすみちゃん、勉強苦手なのかな……」

 

 

 璃奈ちゃんがそう呟いた。

 

 ……どうやら果林ちゃんについてはみんな気づかれずに済んだようだ。まあ、気づかれるのも時間の問題な気はするが。

 

 

「そうみたいだね〜……ねぇみんな! 今度同好会のメンバーで勉強会するっていうのはどう!?」

 

「おぉ、良いな。みんな多分それぞれ得手不得手あるだろうから、そこを補い合うとても有意義な勉強会になりそうだ」

 

「いいですね! スクールアイドルは文武両道であるべきですから、勉強会もスクールアイドルの活動のうちですね!」

 

 愛ちゃんが提案してくれた勉強会に、俺とせつ菜は同意した。

 

 その一方……

 

 

「えぇ〜!? 勉強会なんて面倒くさいですよぉ〜!」

 

 

 これにかすみちゃんが反発する。

 

 

 

 ……彼女には申し訳ないが、今の発言で勉強の出来不出来が分かってしまった。

 

 

「……!」

 

 

 ……見た感じ果林ちゃんも嫌そうだ。

 

 

 でも勉強が面倒くさいというのはまあ分かる。学校の勉強は大抵の人が好き好んでやるものではない。ただ、やらないと後々将来出来ることが狭まっていく。

 

 

「まあまあ、ちゃんと勉強しないとスクールアイドルとしても活動出来なくなるかもしれないぞ? ほら、補習とか」

 

「ギクッ……!」

 

 

 ……それについては自覚があるようだ。

 

 

「だからさ、俺が教えてあげるから参加しようよ。な?」

 

「えっ、徹先輩が教えてくれるですか!?」

 

 

 すると、かすみちゃんは驚きながら俺の肩を掴んだ。

 

 いや、そこ食いつくのか……? 

 

 

「あ、あぁ……出来る範囲だけどな」

 

「……じゃ、じゃあ……参加してあげなくもないですけど〜……」

 

 

 え……あんなに反発してたのに、急に行くって言うようになった……

 

 それに加えて果林ちゃんも満更ではない表情になってるし……

 

 

 なんかよくわからないが、みんな行く気があるようだ。

 

 

「かすみさんも行くんですね! なら、全員で勉強会しましょう!」

 

 

 ということで、後にみんなの都合を合わせた結果、勉強会を今週末に行うことになったのであった。

 

 

 

「そういえば徹先輩、教えるって言ってましたけど先輩はどれくらい頭が良いんですか?」

 

「んー……まあ、どちらかと言えば頭の良い部類には入るくらいかな思う」

 

 

「いやいや、お兄ちゃん情報処理学科3年の成績上位3人の常連でしょ……」

 

 

「えっ!? そんなに頭良いんですか!?」

 

「徹さんが100点連発してるって、私噂で聞いたことある……」

 

「確かてっつー、前学年トップだったのを愛さん見たことあるよ〜?」

 

「えぇ……」

 

 

 ……まあ、生徒会長やってたんだからこれくらい取らないとね。生徒の模範になるんだし。

 

 

 このことで、同好会メンバーはとても驚いていた。

 

 




今回はここまで!
今回はオリジナル回!夏休みの回まで半分なので、こんな話を作ってみました!この二人はまあ…皆さんお分かりの通り勉強できないんですよね〜
今回は果林についてはバレなかったようです。まあ、今バレちゃうとアニメ9話と都合が悪くなるから…
次回は何を書くかは未定です!
ではまた次回!
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