高咲兄妹とスクールアイドルの輝き   作:Ym.S

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どうも!やっと本編更新に漕ぎ着けました…楽しみにしてた方には遅くなり本当に申し訳ないです!!
今回は第43話です!ではどうぞ!


第43話 来訪者・近江妹

 

 

「初めまして!! 東雲学院から来ました、近江遥と言います! 今日はよろしくお願いします!」

 

 

「わぁ、本物の近江遥ちゃんだ〜!! 可愛いなぁ〜、ときめいちゃう〜!」

 

 

 あれから翌日、俺は今虹ヶ咲学園の正門の前にいる。同好会を見学しにくる近江遥ちゃんをお迎えするためだ。

 

 彼女が俺たちに向けて挨拶をすると、侑が満面の笑みでそれに応える。

 

 そう、侑はあの本物の近江遥ちゃんが見れてとても興奮しているのだ。

 

 

 まあ、昨日「明日が楽しみすぎて寝れないよ〜」って言ってたしな。相当楽しみにしてたんだろう。

 

 

 ……俺はどうかだって? そうだね、あまり表には出さないけど正直割とワクワクしてたかな。前に東雲学院スクールアイドル部のライブを観に行った時ステージに立ってた彼女が目の前で見れるんだしな。こんなことは普通だったらなかなかないだろう。

 

 

「今日はよろしくね、遥ちゃん!」

 

「虹ヶ咲学園へようこそ、遥さん! 今日はゆっくり活動を見ていってくださいね!」

 

 

 歩夢ちゃん、せつ菜ちゃんの順に遥ちゃんを歓迎する。

 

「よくぞ来てくれました、遥ちゃん〜♡今日はお姉ちゃん1日頑張ってる姿見せちゃうからね〜」

 

「うん! お姉ちゃんがどんな練習してるか、楽しみにしてるよ!」

 

 

 やっぱりこの二人は仲良いな。前から彼方ちゃんが妹のことが大好きだってことは知ってたからね。それに遥ちゃんの方も仲良い感じ出てるし、こういう姉妹は理想的な感じだな。

 

 ……まあ、うちの兄妹も負けずに仲良いと思うけれども。

 

 

 

「あれ、男の人……」

 

「……あっ、どうも初めまして。俺は高咲徹という。侑の兄だ。よろしくね」

 

 

 そう考えていたら、遥ちゃんがこちらに気づいたので、挨拶した。まあ、無難に返せただろうと俺は思っていた。

 

 

 すると……

 

 

「あっ……は、初めまして!! わ、私、こ、近江遥といいまして、その……えっと……!」

 

 

 彼女は顔を真っ赤にした。焦っているのか、なかなか上手く言葉が紡ぎ出せないようだ。

 

 

「あぁ!? 遥ちゃん、落ち着いて……深呼吸〜」

 

 すると、彼方ちゃんが落ち着かせようとする。

 

 

 ……なんだろう、俺彼女に何かしたっけか? もしかして、少し無愛想だったか? 嫌われたりしてないか心配になってしまうのだが……

 

 

 ……いや、あの時のことはもう思い出さないと心に決めたはずだ。早とちりになるのは良くない。

 

 

 

「ごめんね〜 遥ちゃん、女子校だから男の子に免疫がなくて〜」

 

 

「あぁ、そういうことでしたか。それはしょうがないですね」

 

 

 彼方ちゃんの言葉にせつ菜ちゃんが納得する。

 

 

 なるほど。確かに東雲学院は完全に女子校だもんな。虹ヶ咲学園は少数だが男子がいて共学だし、そこは違うのか。

 

 

 

「すみません……少し焦ってしまいました。徹先輩、気を悪くしたらすみません……」

 

 

「いやいや、耐性がないなら仕方ないよ。こうなると、俺は少し違うところに行った方がいいかな?」

 

 

 遥ちゃんには無理はさせたくはない。行動を別にすればそこは回避できるはずだ。

 

 

「いえ!! 徹先輩とも話してみたいことがあるので、その……出来れば一緒に行動してください!」

 

 

「お、おう……そうか、分かった」

 

 

 ……まさかそこまで止められるとは思わなかった。俺と話したいこと? 一体何だろうか? 

 

 

「……それじゃあ、そろそろ行きましょうか!」

 

「そうだね〜、部室へレッツゴー!」

 

 

 こうして、俺たちは部室に移動することになった。

 

 

 ────────────────────

 

 

「こちらこそ、よろしくお願い致します!」

 

「楽しんでいってねー!」

 

「よろしくね」

 

「待ってたよ〜!」

 

「よろしく。璃奈ちゃんボード『にっこりん』」

 

 

 部室に移った後、遥ちゃんが挨拶をした時のメンバー達の反応である。

 

 

 しずくちゃん、愛ちゃん、果林ちゃん、エマちゃん、璃奈ちゃんの順番だ。

 

 

 あれ、一人足りないような……

 

 

「うわぁ……! ありがとうございます!」

 

 

 あっ、そうだ。足りない1人は……

 

 

 

「初めましてぇ〜☆ あなたの可愛いはここにいる! スペシャルスクールアイドルかすみんこと、中須かすみでぇ〜す☆ かすみんに会いに来てくれてありがと〜……」

 

 

 かすみちゃんだった。

 

 

「……えぇっ!? みんなどこ!?」

 

「あぁ……みんな先に行っちまったよ」

 

「そ、そんな〜……でも、徹先輩は残ってくれたんですね! やっぱりかすみんには徹先輩しかいないですぅ〜!」

 

 

「ハハッ、そう言われて悪い気はしないな。よし、歩きながら話そう。……それで、あれか? さっきのはコールアンドレスポンス的なやつか?」

 

 

 俺たちは部室を後にして、廊下で歩きながら話している。

 

 

「あ、あはは……かすみん、それは意識してなかったんですけど、近江遥に対抗しようとしたってところですね」

 

 

 ……あぁ、そういうことか。

 

 

 そういえば、東雲学院はうちのライバルだから、そう快く見学を受け入れて良いのかって言ってたな。

 

 

「なるほどなぁ。まあそれが効いたかどうかは別にして、結構良かったぞ? 練習してきたのか?」

 

「ふふっ、かすみんはカワイイのでこれくらい練習しなくても平気です!」

 

「おぉ、凄いな! 流石かすみんだ!」

 

「えへへ〜、もっと褒めてください〜」

 

 

 いわゆる天才ってやつかな。

 

 

 ……そういえば、今思うと最初に出会ったあの時のかすみちゃんと今のかすみちゃん、雰囲気が大分変わった気がする。何か変わるきっかけがあったのかな? 

 

 

「……あ、やっと来た〜」

 

「徹さんどこに行ったのかと思いましたよ〜!」

 

「徹って意外とマイペースね」

 

 

 かすみちゃんと話しながら歩いていると、同好会のメンバー達に追いついた。

 

 

「ごめんごめん。よし、行こうか」

 

「もう、皆さん私を置いてけぼりにして酷いですぅ〜!」

 

「ごめんごめん、全員挨拶終えたの()()()思って()()に部室出ちゃったんだって〜、かすかす〜」

 

 

「かすかすじゃないです、かすみんですぅ!! あと、ダジャレ強調しなくて良いですから!!」

 

 こうして、遥ちゃんを見学者として連れて練習に入っていくのであった。

 

 

 




今回はここまで!
遥ちゃんがついに本格的に登場!先日誕生日でしたね!
遥ちゃんと徹くんの絡みは原作7話の中で割と多くなる予定です!
ではまた次回!(次回もなるべく早く更新します(戒め))
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