少し設定が変わっておりますが、後々修正できればと思っております。
ここはとある世界、様々な技術が発展を遂げた世界。
その中の一軒家では、ちょっとした騒動が起きていた。
「コラーーーーッ!!!
ワシの服を赤く塗ろうとするなっつってるじゃろこのバカチンがぁ!!!」
「ふっ、見せてもらおうか。
神様が通常の三倍になった姿を!」
「やめんかーーー!?」
ピンク色の長い髪を揺らしながら必死でシスター服を引っ張る少女は佐藤ひな。
彼女は幼いながら、ゴーバスターズの神様のような存在である。
そして、ひなの服を赤く塗ろうとペンキを片手に服を引っ張る金髪の男はシャア・アズナブル。
ゴーバスターズのレッドバスターを務めている。
「…チッ、何だようるせぇな!
ちょっとは静かにしろよ近所迷惑だろうが!!」
「ぎゃーーーー!?
お主に至っては何で腰のタオル以外裸なんじゃーーーー!?」
怒鳴ってきた黒髪の男の格好を見て、ひなは顔を真っ赤にしながら片手で顔を覆い叫ぶ。
何故なら男の格好は先ほどまで風呂に入っていたからか、腰にタオルを巻いてる以外全裸だからである。
「うるせぇ!
こっちはシャワー浴びてるのに、お前らがうるさいから注意しにきたんだろうが!」
『おーい不破ぁ!
いきなり出ていっちゃダメだよぉ~!
その格好だと風邪引いちゃうから!』
「わかってる!
すぐ戻るからそこで待ってろゴリサキ」
「ゴリサキー!
良いから早く不破を連れてってくれーーー!!」
『うーん、ひな様の命令だからな~。
ごめん不破、少し乱暴にするよ』
「あっ、おいゴリサキ放せって!」
そのまま腰にタオルを巻いた黒髪の男は、青いゴリラ型のロボットに連れていかれた。
ちなみに黒髪の男は不破諌でブルーバスターの変身者であり、ゴリラ型のロボットはゴリサキ・バナナという。
「くっひな、君も中々強情だな。
何ならそのケープに角も付けようか?」
「毎回こんなやり取りしておったら嫌でもそうなるわ!
…あぁもう仕方ない!
あざみぃ、出てこんのならお主の和菓子ワシが全部食べてしまうぞ!!」
「っ!!」
瞬間、ガタッという音と共に天井からフリフリの何かが垂れ下がろうとしていた。
「よしっ、見つけたぞあざみ!」
フリフリの何かが落ちてきたと思ったら、大きめのフリルが施された黄色のエプロンドレスを着た、黒髪の少女が降り立った。
彼女は望月あざみ、イエローバスターである。
「むー、ひなったらズルい!」
「すまんあざみ!
けどそれはそうと一大事なのじゃ!
このままだと、ワシの神としての服が真っ赤にされてしまう…!」
「えっ、うんわかった!
じゃあこれ!」
「なっ!?」
あざみが投げつけたそれを見て、シャアは固まってしまった。
それは、ニワトリのぬいぐるみだった。
「隙あり!」
「のぁっ!?」
ひなに突き飛ばされたシャアは、固まったまま倒れこんでしまう。
「…くっ、私のウィークポイントを狙ってくるとは!
えーいっ、これではしばらく動けん!」
「ふん、しばらくそのままでいるんじゃな」
「だが良いのか?
今の私の姿勢だと、君の下着が見えてしまうぞ?
…むっ、なるほど白か」
「チェストォーーーー!!!!」
「ぶごっ!?」
頭を思いっきり踵落としされて、ついにシャアは気を失ってしまった。
「ふーふー…!
ほんと、いつもいつも、油断も隙もないやつじゃな!」
「戦ってる時はまともなのに、どうしてなんだろ?」
「知らん!」
二人がそんなやり取りをしていると、不破が戻ってきた。
それも今度はちゃんと服を着てきている。
「ふぅ、ゴリサキの野郎にひどい目に合わされたぜ。
…って、今度はこいつが気絶してるのか?」
「あっ、不破!」
「何だ、あざみも戻ってきたのか。
冷蔵庫にお前の行きつけの店の饅頭入れてあるぞ?」
「ほんと!?」
あざみは目をキラキラさせてそのまま台所へと走っていった。
「…んでひな、もうあの世界での戦いが終わって一週間が経つが、今のところお前の神様の力での世界の終わりの原因になる異世界は観測してねぇのか?」
「むぅ、それがの…!?」
そう言い掛けて、ひなの目が大きく見開き、同時に警報が鳴る。
そして、気を失っていたはずのシャアが立ち上がり、あざみが饅頭を口に咥えたまま戻ってきた。
「…ふっ、どうやらたった今、異世界を観測したようだな」
「はむっ!」
「みたいだな」
「…三人とも、地下に来い」
ひなは強ばった顔で地下への階段を下り、三人は着いていく。
その先は一軒家の地下とはとても思えない、むしろ要塞を思わせる施設だ。
地上の一軒家は仮の姿、地下の施設が彼らの本当の拠点なのだ。
『よぉ神様とそのご一行!
待ってたぜ!』
『詳細の観測はゴリサキらと一緒に終わってるぜ。
…というかあざみ、お前また饅頭頬張って来やがったのか』
『不破~、さっきはごめん!』
四人を迎えたのはゴリサキと2体のロボットたち。
頭にバイクのハンドルが着いた赤いロボットのチダ・ニックで、シャアのパートナーである。
ゴリサキやニックよりも一回り小さいウサギ型のロボットのウサダ・レタスで、あざみのパートナー。
ちなみにゴリサキは不破のパートナーである。
「…それで、ワシの観測の詳細はどうなのじゃ?」
『んっ、あぁそれについてだが、これだ』
映像で、様々なデータが記される。
「『Fate/Grand Order』と『仮面ライダー鎧武』?
この二つが来るかもしれない世界の終わりと繋がっていると?」
『あぁ、より正確にはこの『Fate/Grand Order』の世界に、『仮面ライダー鎧武』の植物が侵食してるようなやつだ。
転生者の介入によってな』
『このままだと崩壊は確定して、色んなことが世界が崩壊しちゃうわ~!!』
『あぁもうゴリサキうるさい!!
…だから、その観測された未来を変えるためにも、その未來の情報を元に仮想空間も用意してあるから、後は三人が行って、原因の転生者を探して倒してくるだけだよ』
「ふむ、なるほどな」
「要するにいつも通り、その転生者をぶっ潰せば良いんだな?」
「世界の崩壊を防ぐためなら、あざみも行く!
もう、あざみたちの世界のようにはさせたくないから!」
「うむ、では三人とも、任せたぞ!」
「よし、では始めるとしよう」
シャア、不破、あざみはそれぞれカプセルに入る。
「良いな?
お主らはわかっておるとは思うが、仮想空間とはいえ死人は極力出すでないぞ?
修正する際に不具合が起きたりして時間が掛かってしまうからのう」
「それはもう再三聞いているさ」
『シャア、向こうで俺が必要なら、連絡してくれよ?
すぐに駆けつけるからな』
「あぁ、頼りにしてるよ」
『あぁ、それとあざみ!
おやつはちゃんと持った!?」
「うん、事前にお饅頭持ってきてるから」
『うぅ、不破ぁ、間違えても熱暴走起こしちゃダメだよ?』
「わかってるよ。
…まぁ仮に熱暴走になっても、俺は俺で屈しないけどな」
「ふむ、準備が完了したのう。
…よし、特命戦隊ゴーバスターズ、出動じゃ!!」
『了解(した)(だ)!!』
ひなの号令と共に、三人は仮想空間へと転送される。
果たして、三人は無事仮想空間で転生者を倒し、世界の崩壊を防ぐことはできるのだろうか。
シャアの性格ですが、扱いをどうしようかと迷い、少しガンダムさん要素も入れてあります。