そろそろ真相に踏み込むゲームの実況プレイ、続きます。
前回はアナスタシア姉貴とめぐねえがイチャイチャ……じゃなくて雨の日のラッシュを突破したところで終わりましたね。*1……*2
今回は職員室に向かうところから再開です。目的は当然、緊急避難マニュアルですね。
大抵のがっこうぐらしのゲームシリーズで地雷扱いされる例のアレです。*3
……はい。今回はマニュアルを探して真実を知るだけなのでさっさと進行します。
そいだば早速アナスタシア姉貴とめぐねえだけで職員室に向かいましょう。セーフゾーンとなっている三階にやってくるやつらの数もそう多くないので、装備は軽装で問題ありません。
セーターとジーンズのみのアナスタシア姉貴にティハールを装備させていざ鎌倉。
ティハールの肩紐でセーター越しにパイスラしてるの、良いよね……(こち亀)*4
──特に問題なく職員室に到着。辺りを警戒しつつマニュアルを探しましょう。といってもめぐねえが時間経過で勝手に発見してくれるから適当でいい…………あっ……(
本当に適当に目の前の棚を開けたら、冊子が刺さってました。めぐねえより先に発見伝してしまったので取り敢えず……俺の勝ち! なんで負けたのか明日までに考えといてください。
そしたら何か見えてくる筈です。
ほな、マニュアル頂きまーす。*5
──ヨシ!(ロシア猫)
めぐねえを呼んで早速とマニュアルを読みましょう。フィルムをベリベリと剥がしてページをパラパラ。なんだこれは……たまげたなぁ。
これでアナスタシア姉貴とめぐねえはこの一件が想定されていた事態であり、同時に想定外の事態であると察することが出来ます。
そして地下室の存在と、十数人の非感染者をそこに避難させるようにという指示。
更にはこの件で最も重要な存在の……ウイルス兵器の項目。菌を使ったα、ウイルスのβ、そしてこの土地にある土着菌を利用して作成されたΩという3つの兵器ですね。
今回流出してパンデミックを生み出した元凶はこの『Ω』です。どうせ別シリーズとかRTAでネタバレされてるだろうからぶっちゃけると、Ωは学校の裏手にある、校舎のろ過水にも使われている沼の中で沈静化している菌なんですよ。
それが沼から出ると、活性化して兵器として猛威を振るうんですね。のちに、かつて沼で釣った魚を食べた人が死んだという情報を閲覧出来るのでそこで察することも出来ます。*6
とはいえ今ここで重要なのは、地下室に物資と感染時に使う薬があるという情報です。
この情報はこのあとの夜に明かして、地下室には明日向かうことにしましょう。
では夜まで倍速。
全員を集めてからマニュアルの話を切り出し、地下室と薬の存在を明らかにします。
全員のテンションが露骨に駄々下がりしていますが、明日には地下の物資に含まれている冷凍ステーキでそのテンションも武道館ライブ前日の観客並に爆上がりしますから問題ないです。
──といったところで今回はここまで。このあとは寝る前に罪悪感マシマシのめぐねえを慰めておきましょう、ではまた次回。
──生徒会室に、不穏な空気が流れる。
アナスタシアたちは、机に置かれた薄っぺらな冊子に書かれていた……おぞましい情報という真実を突き付けられていた。
「じゃあ、なんだ? この学校は……
「そうなるな。だが……今回起きた
「それは……どうして?」
くるみの憤りにアナスタシアが被せ、悠里がその言葉に質問を返す。
「計画に則った行動にしては、あまりにも無差別過ぎる。致死率が低いαが使われたなら、ここに籠城して8日目だから潜伏期間はとっくに過ぎているし、βなら私たちは死んでいる筈だ」
「…………それで……?」
「今回使われているのが、この殆どを塗りつぶされているΩだと仮定する。それだけ危険であるとするなら、例えばここら一帯を実験場にするために街への入場制限が以前から始まっていてもおかしくない。そういった様子はあったか?」
言われてみれば、と全員が思案し、少し考えて美紀が口を開く。
「そんな様子はありませんでしたよ」
「それなら、事故か何かで流出してパンデミックを止められなかったのだろう」
「……なあ、アナスタシアさん、あんたこの問題にやけに詳しくないか?」
推理を終えたアナスタシアに、当然の疑問がくるみから飛んで来る。
困ったように眉をひそめると、彼女はくるみに口角を歪めて妖しく笑う。
「──知りたいか?」
「…………いや、やめとく」
「懸命だ。……そのうち、ね」
──当然だが、『前にロシアのメトロで共産主義者にバイオ兵器を撒かれた事があるから』などと言えば混乱されるに決まっている。
「まあ、考察はここまでで良いだろう。問題は地下室に物資と……薬がある、ということだ。明日はここを探索しようと思う」
「そうですね、籠城用にいいものがあるかもしれないし、私は良いと思います」
悠里に賛同され、他全員も頷いて返した。マニュアルを読んでいたことで夜も更けてきたため、そろそろ寝ようといった話に進んだとき、放送室に向かう子供たちのあとを着いていこうとした
「ドッグミート、ここの扉を少し開けておく。夜中に外から何か聞こえたら、私を起こしてくれ。今日は見張りをしない」
わふ、と返したドッグミートが廊下に出ていったのを確認して、残った慈が不思議そうに疑問符を浮かべてアナスタシアに問い掛ける。
「見張らない……って、もしかして私のせい、ですか……?」
「……罪悪感があるんだろう。違うか?」
「──っ!」
否定はしなかったが、暗に「そうだ」と肯定される。それからおもむろに寝間着に着替えるアナスタシアは、机をどかして畳まれたマットレスを広げた。そして座ってから慈に座るようジェスチャーして、いそいそと座った慈は──アナスタシアに真正面から抱き締められた。
「っ、アナスタシアさん……」
「もっと早くに知っていたら──いや、違うな。君はもっと早くに知れたのに、知ろうとしなかった自分が、嫌で仕方ないんだ」
「──だ、って、私は……貴女にも、くるみさんたちにも、頼ってばかりで……」
──先の会話でずっと黙っていたのも、罪悪感から来ている行動だったのだろう。
堰を切ったように慈の涙腺から雫が溢れ、アナスタシアと抱き締め合ったまま横に倒れる。マットレスの上に横になると、そのまま彼女の胸に顔をうずめて嗚咽を漏らした。
「自分が、情けなくてっ──貴女に助けられる度に、申し訳なくて……昨日だって、三階で待っていただけで──!」
「……そうか」
「こんな私が貴女と居るくらいなら……いっそ、離れてしまった方が」
「それ以上続けたら強めに叩くぞ」
「!?」
突然の発言に、嗚咽すら止まった慈がぎょっとして顔を上げる。胸を貸していたアナスタシアは、ネガティブな発言にムッとしていた。
そして、あやすように後頭部に手を回し、額やまぶたに優しく口を付ける。
「っ、んっ……ふぁ」
「……君には私が、強い戦士にでも見えるのかもしれない。しかし、私だって失敗を重ねてここにいるんだよ。なあ、メグミ……」
顔を離して、涙の痕が残った慈の目を見ながらアナスタシアはそっと呟く。
「君は私の、
「────は、はい」
彼女の言葉に、一拍置いてから慈はボッと顔を真っ赤に染める。その顔を隠すように、アナスタシアの豊満な胸に顔をうずめた。
「っ、本当に、ズルい……!!」
「……メグミ? 寝るのか?」
半ば自棄になったように「はい!」と返した慈に、アナスタシアは見えていないが破顔する。腕に力を入れて、二度と離さないと言わんばかりに抱き締め──その温もりを確かめていた。
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