そろそろ物語も佳境に入るゲームの実況プレイ、続きます。前回はアナスタシア姉貴がステーキ童貞を捨てたところで終わりましたね。*1
今回は食後から再開です。といっても特にやることないんですよね……。
最終イベントであるカプコンヘリと火災のアレはお手紙イベントを終わらせないといけない代わりにタイミングを選べるので、もう少し後でも問題ないです。RTAならそろそろ始めないとタイムが酷いことになりますが。
……そんなわけで夜まで倍速。
一階でボンバーマンしたせいで散らかった破片を片付けたり、やつらを排除したり、めぐねえといちゃついたりしつつ。*2
そこからさらに夕食も済ませて数時間、こんな平和で良いのかと悩むくらいにやることが無いまま就寝の時間と相成りました。
昨日は特に問題なかったとしても今日はあるかもしれないので後で見回りには行きますが、それはそれとしてめぐねえとのいちゃつきは大切に。ピロートークを欠かさない事が長続きの秘訣ってそれ一番言われてるから。*3
その後は深夜になるまで待機し、めぐねえが寝ているのを確認して見張りに向かいましょう。着替えて装備を整えいざ鎌倉。
相変わらず玄関前で待機して、スキットルのウォッカを煽りながら待機します。*4
──と、校舎裏から異音が聞こえてきましたね。警察署以来の悪党退治だとしたらテンション上がるわよ……ほいじゃあ屈みながら移動して裏手に周り、ナイトビジョンを装着。
小さな光すらも増幅して暗闇を視認する道具ですが、注意点として、これを着けたまま懐中電灯でフラーッシュ! されたら光が……逆流する……! して最悪目が潰れます。
なので、侵入者を見つけたらヘッドライトに切り替えないといけないんですね。
などと言っていたら早速発見伝。ドッグミートに数人居るうちの一番奥の一人を襲うように指示して……ナイトビジョンからヘッドライトに切り替えます。ストーカーだ! 大人しくホワイトニング!(インパルス板倉)
悪党が現れる=ここが安全地帯だと知られた……ということなので、クォレハ後回しにしようとしたお手紙イベントを発生させて早いところ高校脱出するべきかもしれませんね。
……暴れ馬よ、暴れんな。撃つと動く! ……もとい、動くと撃つぞ。*5
警告で済ますのは、悪党とはいえ好きでこんなことをする奴ばかりではないからです。
生きるために仕方なく他人の家を使っていたり食べ物を盗む人が居るのはゾンビモノの宿命ですね。警察署のあいつら? なんのことやら。
とはいえ武器を抜くなら即座に発砲します。……はい、ドッグミートに襲うよう指示した奴が包丁を構えたので合図して噛みつかせます。そいつにティハールのスチールボールをぶちこみ、続けざまに一番手前の奴の足を撃ち抜きましょう。
真ん中の二人にはどっか行くよう警告しますが、どこで拾ったのか拳銃を抜こうとしたので発砲。もう一人もアナスタシア姉貴ではなくドッグミートにマチェットを向けたので背中に数発。
──ヨシ!(ロシア猫)
制圧完了したので、唯一生きてる足を撃たれた奴には申し訳ないですが、校舎の敷地から追い出して外で死んでもらいます。
学園生活部の
……さっきからうるせぇなこいつ。痛いのは分かるけど
この呻き声でやつらが寄ってくるのもアレなので気絶させて黙らせましょう。胸ぐらを掴んで────こいつ、目が濁ってないか?
……あっ!(小林製薬)
──やつら化した悪党が突如として掴み掛かってくると、勢いそのままにアナスタシア姉貴の腕に噛みついてきました。なんだこのおっさん!? ア゜──ッ!!(世界のTON)
何すんだお前! (biim兄貴リスペクトがっこうぐらし)流行らせコラ、流行らせコラ! やめろぉナイスゥ! 女の腕噛んでんじゃねえよお前! どけこらさ!(田舎)
ノサリスに組付かれたアルチョム兄貴並みの勢いで顔面にナイフをぶっ刺して引き剥がします。……どうすっかなぁ俺もなあ。昨日の今日どころか薬を回収したその日に噛まれるとかフラグ回収RTAで世界狙えますよこれは……。
まさか噛まれたことを隠していた悪党も時間経過でやつら化するとは。おっさんの死体を確認すると、足に化膿した噛み傷がありました。
……さて、アナスタシア姉貴がこうなる前に薬を打つ必要があるので、辺りを警戒しながらドッグミートに先導させつつ三階に戻ります。
しかし感染用の薬を使うのはいいんですが、看病で丸1日潰れるのが痛いですね……これは痛い。RTAじゃなくて良かったと言わざるを得ません。といったところで今回はここまで。
次回、丸々スキップ。
11日目にお会いしましょう。ではまた。
──ミュータントに噛まれるのとはまた違う痛みに、アナスタシアは顔をしかめていた。
傷口をヘッドライトで照らすと、腕に歯の形の穴が空いている。片手で患部を拭った後から更に血液が流れ出て、鮮血が地面を濡らした。
「────」
アナスタシアは即座にティハールを背中に吊るして腰からリボルバーを抜き、サプレッサーの付いた銃口を顎に突きつける。
──薬は、ある。しかし、4つしかない。
自分で1つ使うくらいなら、その枠に彼女たちを入れてやるべきではと、そこまで考えてアナスタシアは引き金に指を置く。
「──ふっ、ふっ、ふぅっ……!」
だが、その脳裏に、無慈悲なくらいに綺麗な慈の笑顔が過る。──冷静な部分が告げているのだ、彼女を置いて死ねるのかと。
「っ…………!!」
歯が砕けんばかりに噛み締め、乱暴にリボルバーをホルスターに仕舞う。
噛まれた左腕にウォッカを掛けて即席の消毒をしてからハンカチで患部を押さえ、アナスタシアは呼吸を荒らげながら言う。
「上に、戻るぞ……ドッグミート……」
わん、と鳴いて、言われずともドッグミートはアナスタシアの前を歩く。
「っ、ぐ……ぁあっ……」
校舎に戻ってからなんとか三階に戻ったアナスタシアだったが──そこで遂に限界が来る。
「……ドッグミート……頼、む……」
廊下の壁に背中を預けたアナスタシアは、そのままずるずると体を横に倒して意識を失う。悩むようにその場で足踏みするドッグミートは、それから決心したように──彼女の服を噛んだ。
──扉をガリガリと引っ掻く音に起こされた慈は、1つの布団を共有している相手が居ないことに気付き、それから聞いたこともないような
寝間着の上にカーディガンを羽織って廊下に出ると──そこに居たのはヒュンヒュンと鼻を鳴らして悲しげにしている太郎丸と、左腕から血を流して倒れているアナスタシアだった。
「ひ、ぃ────っ!?」
喉が痙攣して、叫び声すら出なかった。
廊下の奥からここまで血の線が描かれていることから、太郎丸が引きずってきたのだろうと察し、それからようやく舌が回った。
「アナスタシアさん!! っ、そんな……いったい何が……!?」
「……ぅーぃ、なんかあったぁ?」
遅れて放送室から出て来てのそのそと顔を出したくるみが、眼前に広がる惨状を見て寝ぼけた顔を一瞬で覚まして引き締める。
「アナスタシアさん! ……っ、もしかして、噛まれてる……?」
「くるみさん、アナスタシアさんを生徒会室に運ぶのを手伝って!」
「っ、お、おうっ!」
寝巻きのまま、二人はアナスタシアをなんとか抱えて生徒会室に運ぶ。
異様な重さは筋肉と武器のせいだろうと考えながら、くるみがティハールとリボルバーを外し、コートを脱がせて布団に転がした。
救急箱を持ってきた慈が腕の止血と消毒を始める傍らで、くるみは彼女に問う。
「皆も起こした方が良いかな?」
「いえ……寝かせてあげましょう。
アナスタシアさんの怪我は私が見ますから、貴女も戻って良いんですよ」
「そういうわけにもいかないだろ……あたしも一緒に診るよ。何すればいい?」
じゃあ──と言って、お湯を用意するようにと続ける。それから慈は救急箱に仕舞っていた地下室の薬を取り出すと、密閉されていた注射のセットを一人分用意した。
「…………大丈夫ですよ。絶対に、死なせたりしませんからね……!」
次→そのうち