【完結】地下鉄ぐらし!【ゆっくり実況】   作:兼六園

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4日目昼~4日目夜

 (ドッグミート)(サイベリアン)が警察署を襲撃するゲームの実況プレイ、続きます。

 

 前回は何故か太郎丸……じゃなくて犬肉くんことドッグミートをパーティに加え入れたところで終わりましたね。今回は警察署に向かうところから再開です。なんでドッグミートがメトロMODで登場するかは(わから)ないです。

 

 ──では倍速。ダカダカダカダカと足早に動くアナスタシア姉貴とドッグミートを余所に、前回話した『なんか大学組と鉢合わせた』一件についての説明をします。

 

 ロケハンで出くわしたのは妖怪六甲おろし──ではなくゴスロリの厨二病、会話の解読に難がある例のあの女ことスミコですね。あとはがっこうぐらしのMVPこと青襲椎子でした。

 

 スミコは原作通りなんかふらーっと外に放浪していた時に偶然出くわしたのですが、青襲姉貴はなんか……パンデミックの原因がウイルス兵器であると独自で解答に辿り着いたものの、大学組の武闘派(あほども)にそれを話したら頭イカれてると思われて追放されたらしいです。んまあそう、あいつらに知性は求めない方が良いので……。*1

 

 データが残っていたら青襲姉貴in学園生活部で遊べたんですが、ロケハンのデータはその都度消しているので……残念ですね(暗黒微笑)*2

 

 

 ──などと言っている間に、高校から離れた位置にある警察署に到着しました。

 余談ですが、ショッピングモールと高校と警察署はマップで見ると、線で繋いでちょうど三角形になる位置に建っているんですよね。三平方の定理はピタゴラスかな?(くSIREN)

 

 さて……さっそく入口から正面突破と行きたい所さんですが、入口周りは土嚢と廃車でバリケードが築かれ、扉には手榴弾のピンとワイヤーを繋いだトラップが設置されております。驚いたねえボウヤ……奇しくもストーカーと同じ戦い方だ。

 

 なので、裏口から入ります。

 裏口の方はあまり警戒されておらず、鍵が掛けられているだけですが……おおっとこんなところにヘアピンとドライバーが。

 

 

 ──ヨシ!(ピッキング猫)

 

 静かに開けて、中に侵入。

 三階建ての警察署のうち銃と弾薬は一階の奥に厳重に保管されており、当然ですがここを根城にしている悪党もそれを理解しているので、そこを目指せば戦闘は避けられません。

 

 ですがこれはRTAではないので、今日中に帰れさえすればどれだけ時間を掛けても良いので三階に上がってから一人ずつ始末しましょう。

 中に居る悪党の人数はロードしたデータによってバラけますが、最低でも8人、最大で15人は居ます。……おっと、早速一人が背中を向けていますね。その命……神に返しなさい!(753)

 

 ジョイヤーッ! と投げられた投げナイフが背中に突き刺さって、先ず一人。

 倒れた音を聴いてすぐ横の部屋から出てきたもう一人には、後ろから後頭部を掴んでドアに叩き付けて気絶させます。

 

 ……ちっ、こいつら銃持ってないですね。最悪の場合悪党から奪取した弾薬で済まそうと思っていたので残念。暫く寝てろ!ペッ! 

 

 

 投げナイフを回収して三階を散策し、誰も居ないので二階に行きます。これは……最低乱数の8人じゃな? ──やべっトイレから出てきた奴と鉢合わせた……ガンジーパンチ!(必殺技)

 

 ジャイアンに殴られたのび太みたいに拳がめり込みましたね。うわあ痛そう(イレイザー)

 

 メトロ神拳伝承者のアナスタシア姉貴パンチは、だいたい半日は起こしません。

 足を引きずってトイレの個室に突っ込んでおきます。便器に顔が入っちゃったし角度的に危ういけど、まあ……大丈夫でしょ。多分。

 

 これで三人、あとは恐らく五人。一階に居る連中が銃を持っているなら助かりますね、厳重なロックを突破する手間が省けますから。

 

 

 ……さて一階。銃器保管庫に向かい──あーっと、悪党に見つかりましたね。なんか凄い顔で二度見されました。なんで……? 

 

 と思いましたが、そういえばガスマスクしてましたね。五人揃って拳銃と散弾銃なんて向けちゃってさあ……まあアナスタシア姉貴の美貌でも見て落ち着きなよ。フラーッシュ!(不意打ち)

 

 

 ──知らんのか、アナスタシア姉貴の美貌はめぐねえの為にある。

 簡単に見せられるかよバーカ(ジュウシマツのAA)! ガスマスクとは別に装着していたヘッドライトを点けて目をくらまし、ティハールから手を離してリボルバーを腰から抜きます。ドッグミート、ゴーッ! *3

 

 一番手前の一人はドッグミートに食い付かせ、後ろの四人にクイックドロウ。

 パスッパスッパスッパスッ! と気の抜けた消音された発砲音が響き、撃たれた四人は床に倒れました。ドッグミートに噛まれている方には……ガンジーキック!(必殺技)

 

 

 ──はい、制圧完了。撃たれた一人がまだ生きていたので……介錯します。パスッとね。ではリボルバーから空薬莢を抜いて、5発装填。

 改めてドッグミートと共に悠々自適に保管庫に向かいまして……ハンドガンの弾とショットシェルを集めましょう。

 15発入りのハンドガンの箱を4つ、10発入りのショットシェルの箱を6つと、それぞれの弾薬を合わせて60発ずつ確保出来ました。

 

 これ以上なく完璧ですね……っと、気づけば夕方なので、そろそろ帰りましょう。帰る頃には真っ暗になりますねクォレハ……。

 

 ──と、その前に辺りを物色。ドラッグストアに寄ろうと思っていましたが寄る余裕もないので…………おっ、こいつらが集めていた物資からビタミンサプリを回収できました。ヨシ! 

 更には桃缶と缶切りまでありましたね。甘味は食べたキャラの好感度が上がるのでうまテイスト。……んだらば帰りますか。

 

 一階玄関の入口にあるトラップ──ガソリンと発火装置を外して回収し、こちらも火炎瓶の素材に使わせていただきます。何人かは気絶してるだけですが、これで自分たちも襲われる恐怖を味わった事でしょう。もう悪さすんなよ!*4

 

 

 

 それでは、清々しい気分で警察署を出ていったところで今回はここまで。

 ドッグミートという新たな仲間も──おや、ドッグミートは離脱するつもりですね。もしや帰る場所があるのかな?これ散歩だったの? 

 

 むむむ……仕方ない、リュックのクラフト素材から布を使って風呂敷を作り、そこに桃缶と缶切り……あとメモ帳に文字を書いて千切り、風呂敷に纏めてドッグミートの首に巻きます。

 もし帰る場所に人が居るなら、ドッグミートを貸してもらったお礼ですね。要らないにしてもドッグミートなら首の風呂敷くらい自力でほどけるので安心でしょう。

 

 

 ではでは、改めて今回はここまで。次回はショッピングモールことリバーシティ・トロンに向かおうと思います。ではまた。

 

 

 

 

 

 ──警察署を出たアナスタシアは、リボルバーによる発砲の衝撃が手に残っていた気がして、なんとなく右手の平に視線を落とす。その端には、ドッグミートが座っている。

 

「──ンン」

 

 ぐっと握り、震えを押さえ込む。背中のリュックに詰まっている弾薬の重みを感じながら、帰路を歩こうとし──彼女はドッグミートが違う方向に向かおうとしていることに気が付く。

 

「ドッグミート。帰る、場所……違う?」

 

 わう、と鳴く。肯定の意味だろうと納得し、それならとリュックから布を取り出して風呂敷を作り、それに桃缶と缶切りを乗せ、メモ帳に簡潔に文章を書いてページを千切り、纏めて包む。

 

「これ、を。持って、行け」

 

 首に荷物入りの風呂敷を巻き付け、苦しくならないようにしつつも落ちないように端と端を縛る。もしも人が居るなら受け取ってくれるし、いないにしても邪魔であるなら、ここまで賢い犬なら自力で風呂敷を外せるだろう。

 

 ──ワン。そう鳴いたドッグミートは、尻尾を振って走り去っていった。

 不思議と暖かさと共に視界が白んだ(カルマが上がった)ような気がして、アナスタシアは、ヘッドライトを点け──万能発電機を動かしながら歩き出した。

 

 

 

 

 

 ──それから暫く経った某所にて、ドッグミートは、素早い動きで動く死人を避けて走り階段を上がって行く。坂になっている段ボールの山を器用に登ると、音もなく向こう側に降りる。

 

 カツカツカツカツと爪が床に当たる音だけが小さく響き、それから目的地に辿り着いたドッグミートは、扉をガリガリと引っ掻いた。

 

 死人(やつら)との区別のために、扉の向こうの気配へと小さく鳴くと、向こうからバリケードを退かす音が聞こえ──ガチャリとドアノブが捻られ開け放たれた。そして、ドッグミートを二人の少女が迎え入れる。

 

「──太郎丸、お帰り。遅かったね」

「……あれっ、どうしたのその荷物」

 

 僅かに開けられた扉にするりと身を滑らせて中に入ったドッグミートを見送り、少女たちは手早く扉を閉めてバリケード──段ボールの山を動かす。パールホワイトの髪を短く纏めたボーイッシュな雰囲気の少女が、首の風呂敷を回収する。

 

「なにこれ……桃缶と缶切りと……メモ?」

「もしかして太郎丸、誰かと会ったのかな」

 

 メモを手に缶を焦げ茶の髪の少女に渡して、ボーイッシュな少女は書かれた文字を朗読し────当然の疑問として眉をひそめた。

 

 

「『犬、あリガとう。それは食べてくだちい』……なにこれ、意味はわかるけど変な文章」

「ねーこれ開けようよ~」

「ああ……まあ、うん、はいはい」

 

 わうわう、とドッグミートも催促するが、少女は犬に桃を食べさせても大丈夫かと知識を総動員して、少しなら……と結論付ける。

 

 ──本来であれば、些細な不満が積み重なった結果、一人の少女が別行動を取って避難していた場所から出て行く未来が待っていた。

 

 しかしそれも、桃缶という久しぶり且つ濃厚な甘味のお陰で解消される。

 一人の外国人と一匹の犬が、一人の少女の命運を変えたことは、誰も知らない。

 

 

「甘~い、美味しいー!」

「……()、もう少し静かに」

()()も同じ感想なくせにぃ」

「まあ、ね」

「それにしてもどんな人と会ってきたのかなあ。いつか会えたら良いね」

「……うん」

*1
大学編スタートで大変なのは武闘派の生存ってそれいち

*2
青襲姉貴が高校編に居たらがっこうぐらしが単行本5巻で完結するのでNG。これが本当のがっこうぐらしRTAですか? 

*3
ティハールはストラップで肩に吊るしているので落ちないです

*4
出来ないんだよなぁ




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