RTAならここから中盤のゲームの実況プレイ、続きます。前回はドッグミートとの出会いと別れを経て大量の弾薬を確保しました。
今回から5日目、今日は明後日がラッシュなんで、ショッピングモールに向かうことにしたんや。目的地は知っているのでチラシを拾いフラグを立てる必要はありません。
今回も一人で向かうのでめぐねえから車のキーッ!(サスケェ!)を貰いましょう。
めぐねえが車持ってるの俺知ってるんですよぉ~? というか遠出の為の移動手段が欲しいといった内容の会話をすると、めぐねえが勝手に車を持っていることを自白するんですよね。
──えっ、自分も行く? あーダメダメダメ(西田敏行)。めぐねえが着いてくると子供組も必然的に連れてかないといけないんだから。
メタ発言だけどモールには生存者が居るので、車内をスカスカにしておきたいんですよね。大抵の場合は一人だけですが稀にもう一人も生きているため、全員で行く場合車内がギチギチなってとてもじゃないけど物資が入りません。
だから、一人で行く必要があったんですね。
なのでめぐねえは待機です。旦那の帰りを待つのは妻の役目でしょ! *1
鍵をくれと説得しますが、なぁんでそう頑なに拒否するんですかね……良いのか? 無理矢理にでも奪うことだって出来るんだぞ? *2
……んにゃぴ……これはもう二人で行くことにしてくるみ姉貴たちにはお留守番してもらうしかないんでしょうかね?
などと思っていると、横で生徒会室中央の机に集まっていた三人が会話に混ざってきましたね。なに……『車2台で移動すればいいじゃん』だって? ──あ、そっかあ……(MUR)
そこに気付くとはやはり天才か……。普段から成人キャラで走ることがそう無いから、1台だけでどうにかしようとしてました。
使える車の見分け方として、路上の車は鍵が刺さったままですが殆どが壊れており、駐車場の車は鍵を探さないといけない代わりに大抵が動かせる程度には無傷です。
まあ映画でよくあるあの配線をバチバチするアレで動かせるので鍵探しはしなくていいです。そいだば早速車を確保してきましょう。
狙う車は……大きいならなんでも良いですが、窓からチラッと見た感じ軽トラがあったのでアレにしましょう。めぐねえカーには当然ですがめぐねえが乗りますが、人数を分散させる為に一人はアナスタシア姉貴と共に軽トラに乗ります。
とりあえずティハールと予備のスチールボールだけ持ってさっさと駐車場を制圧してきます。──あっそうだ、ついでにめぐねえも連れていって自分の車も動かしてもらいましょう。
護衛にはくるみ姉貴をお供させ、りーさんとゆきちゃんにはアナスタシア姉貴の装備を持たせて玄関に待機させておきます。
それでは外へ、いざぁ(レ)
壁際に寄って手早く移動し、裏手に回って駐車場に。やつらを手近から順に1人ずつパスパスッと始末して行きます。
空気の補充時はくるみ姉貴に警戒してもらい、マガジンを交換して発砲を再開。
──倍速するでもなく制圧完了。それでは二人にはめぐねえカーを動かしてもらい、その間にアナスタシア姉貴には軽トラの扉を開けさせます。おおっとこんなところにドライバーが。
ドライバーを使ったドアの開け方は真似するホモが居たら困るのでモザイクを掛けて──ふんはァ! といった具合にこじ開けます。
あとは乗り込んで配線をひっぺがし、なんかこう……うまい具合にバチバチしてエンジンを掛けます。これはあくまでゲーム的表現として上手くいっているだけなので真似するなよ!
──ヨシ!(ロシア猫)
エンジンが掛かったので軽トラを入口まで動かします。しかし幼い頃に地下鉄に籠って20年余り、車なんて動かしたこともないアナスタシア姉貴がどうやってトラックを運転しているのか。
……いや、やめておこう。指摘した途端に運転できなくなったらアナスタシア姉貴がいよいよをもってポンコツになってしまうので。
などと言いつつ、めぐねえの運転する車とアナスタシア姉貴の運転するトラックが玄関前に停車されました。一旦降りて装備を受け取り、車とトラックに乗る配分を考えましょう。
当然ですがめぐねえの車はめぐねえが運転するので、ゆきちゃんとくるみ姉貴でも突っ込んでおき、トラックの助手席にはりーさんを乗せます。物資と生存者の配分はまたあとで考えるので今はとにかく出発しましょうね~。
──そんなわけでいざ出発、目指すはリバーシティ・トロン。目的はラッシュ用の大量のクラフト素材と
……発進から数分、前をブロロロロっと走っていためぐねえカーもといミニクーパーが一時停止のランプを点けましたので、アナスタシア姉貴の操作する軽トラも停車します。
ああ……くるみ姉貴の帰宅イベントですね。中断させる理由もないので好きにさせます。帰る家はあるのに帰りを待つ人は居ない。帰っても来ない。つらぁいですねこれは辛い。
悲しみを振り払い車に戻るくるみ姉貴に哀愁感じるんでしたよね? ──これに関しては慰める言葉もないので時間に解決してもらいます。
では到着まで倍速。原作ではガソリンスタンドで一泊挟みましたが、ゲームでは日帰りで迎えるので必要ありません。──はい到着。倍速処理は編集にて最強……(日向一族)
大型ショッピングモールのリバーシティ・トロンは、地下一階から地上五階の六階建てであり、地下一階は食品コーナーとなっています。つまり酒があります。あとはわかるな? *3
高いアルコール度数の酒は
んだらば地下一階から攻めます。皆が保存食や無洗米、缶詰を回収する裏で、アナスタシア姉貴はウォッカやウイスキーを回収します。
そして一階に戻り、集めた物資を入口に纏めておきます。食品を持ったまま階段を上がったり下がったりして余計に疲れたくないですし。
──といったところで一旦区切ります。次回は生存者を探し──なにすんだお前!? めぐねえ離せこら、酒瓶離せこら!
やめろぉナイスゥ! アナスタシアのウォッカ触って怒ってんじゃねえよオイ!
火炎瓶の材料にするんだから良いだルルォ!? 呑むわけじゃないから! 呑むにしても一本だけだから! お願い許して! ホッホッホアーッ!
──眼前のミニクーパーを追うようにゆったりと走る軽トラの中で、助手席に座る若狭悠里は若干の気まずさに冷や汗を垂らす。
ちらりと横目で運転手のアナスタシアを見れば、ちょうどこちらを見てきた彼女と目線が交わる。余計に増した気まずさに、悠里はパッと目線を前に戻した。
「……その、運転、上手いんですね」
「ン。アクセルとブレーキ、わかれば、簡単? 意外と、楽しい、ね」
「えっ、もしかしてこれが初めて──」
「──ン」
アナスタシアは慈が運転する車がランプを点けながら速度を落とすのを見て、ゆっくりとブレーキを踏む。恐らくは初めての運転なのだろうが、こうも手慣れたような動きをされては黙るしかない。なぜ止まったのかと聞こうとして、悠里の目線は車から降りたくるみに固定される。
「くるみ……?」
「──クルミ、の……家、か?」
「そうみたいですね」
躊躇いがちに家へと入っていったくるみを見送り、悠里はふと気になったことを思い出して、横に座るアナスタシアに問う。
「アナスタシアさんは、帰る家はどこにあるんですか? やっぱり、ロシア……とか?」
「──ンン、アー……」
ドアに肘を突いて、手のひらで顎を擦る。どう説明するべきか──と悩む。まさか2013年に核戦争が起きて家はとっくに吹き飛んだ、などと馬鹿正直に答えるわけにもいかないだろう。
「──帰る場所、無い。ロシア、爆弾……あー、吹き飛ぶ……? で、無くなった」
「────」
「ずっと
家から戻ってきたくるみが一瞬こちらを見て、それから車に乗り込むのを見送り、一拍置いてから溜めた言葉を吐き出した。
「──それに、今は、
「……アナスタシアさん」
「ユーリ、人と人の、繋がり……? は、胸……ンー、心? にある。のだ」
「……それは、つまり……?」
「──ユーリ、お前、家族が死んでるな」
「────」
ぞくり、と悠里の背筋に怖気が走る。
ロシア人特有の青い瞳が悠里を映し──されどアナスタシアが顔をそらして運転を再開することで、言葉の真意を問うことが出来ない。
ただ、家族を亡くしている事を悟られたという事実が、悠里の脳裏にアナスタシアを恐ろしく思わせていた。
──眼前で繰り広げられる口論を見て、つい今しがたそんな風に恐怖心を抱いていた悠里は額に手を当てて重苦しくため息をついた。
「アナスタシアさん! こんなにお酒なんか要らないでしょう!? ウイスキーはともかくウォッカなんて料理酒にもならないですからね!」
「待て、これ、必要。色々使うので」
「だめです、没収です。下に戻してきます」
「ヌッ──それ困る、メグネー……返してくれ、頼む……」
必死の形相で奪い取った酒瓶を抱える慈に頼み込むアナスタシアを見て──悠里は確信した。あっ、この人思ったより恐くないわ、と。
──遂には目尻が潤い始めたアナスタシアを前に、慈の中の母性的部分が刺激される。
「っ……も、もう……3本は多いですから、2本に減らすなら良いですよ」
「やった。アリ、ガトー?」
「おっとめぐねえチョロいぞ?」
「なんで私、さっきまでこの人のこと恐がったりしたのかしら……」
「ねーみんな! チラシ落ちてるよ!」
──なぜショッピングモールを目指していたのかを思い出すまで、あと数分。
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