頑張っていきたいと思います。
次からようやく戦闘描写です。
またアンケートも設置しています。
答えてくれたら幸いです。
では…どうぞ。
現在、ハジメ達は宿場町ホルアドに着いていた。
ホルアドはオルクス大迷宮に挑戦する冒険者のためにに立てられた町であり商業施設としても機能している。
「ンンンン!!最高」
「ホクホクにゃんね」
ハジメが持っているバックの中には何故か大量の魔石がごっそりと入っている。
大量の魔石はどんどんと
ーーそういえばハジメ達が出発した後、王国の素材保管所から魔石が大量に盗まれているという事件が確認されたがこれは全く関係が無いだろう…きっと…。
「これは本拠地に送って色々と解析してもらおうぜ」
「どうせ居なくにゃるんだから退職金にゃん♪」
なんというコソ泥精神であろうか。
これは将来ろくな死に方はしないと断言できる。
「明日のために今日は早く寝ようにゃ。このためにガマトト探検隊もあっちへ撤収させたんにゃから」
「だな、はぁ〜楽しみ」
なんだかんだ言っているがこのハジメ、ダンジョンに入るのがとても楽しみにしているのである。
彼はにゃんこ達の司令官であると同時に1人のオタクでもある。
異世界に来た時は人知れずはしゃいだし侵略しがいが有りそうでとても喜んだ。
しかも異世界系やゲーム系の漫画や小説でしか見れなかったダンジョンである!!オタクだったら大いにはしゃぐし楽しみであろう。
「おし!さっさと寝ようぜ!!流石に早く寝ないとな!!」
「そうにゃんそうにゃん。念の為何時でも転送出来るようにするのも忘れにゃいでよ」
「わ〜ってるよ。そんじゃおやすみ」
「おやすみにゃ」
そう言うと唯一の明かりであるランプの火をフッと消して素早く眠る。
その早さはまるでドラ〇もんの、の〇太くんの睡眠速度と同じくらいに早かった。
「もしもーし、南雲君?起きてる?」
ーーー何処かで、フラグが折れる音がした。
現在は快晴、空は青く雲ひとつない晴天だ。
天気を宿の中で確認しておく。
「フッフッフッ、こりゃぁ良い。お天道様も俺らの侵略を応援してくれていらァ」
「にゃっにゃっにゃっ、本当に最高にゃんねぇ」
どちらかといえば応援では無く罵声を浴びせられる方なのだが彼らにはその言葉は届かないしその覚悟はしているので関係は無い。色々な意味で良くも悪くも図太い2人である。
「よし、ちゃっちゃとご飯を食べて時間までゴロゴロしているか!!」
「ネコ缶!ネコ缶が食べたいにゃ!!秋刀魚でも可にゃ!」
「よぉーし、今日は大盤振る舞いだ!!良いぜ!たっぷりネコ缶食べなぁ!!」
「にゃ〜♪♪」
そう言うとハジメは補充させて置いたネコ缶をバックから取りだしねこに渡す。
その数なんと50個!スピードアップの9個セットが買える値段である!!
ハジメはバックから信号を受信させて現在、見張らせているネコハッカーに菓子パン(税抜き220円)と紙パックのりんごジュース(税抜き108円)を転送してもらった。異世界の食事は美味しくて高いのは分かるのだがハジメにはあまり合わなかったのだ。出来ればカレーライスやラーメンとか美味しい物が食べたい。
「そういえば"あれ"の用意は出来ているか?最近は全く使っていなかったけど国や世界を落とすのにはあの兵器の力は必要不可欠だからな」
「にゃあ大丈夫…。整備班達が久しぶりに張り切っていたから多分万全の状態だと思うにゃん。"あれ"はウルトラソウルズとハルツィナ樹海の攻略に行かせる予定にゃん」
「他の奴らは?気難しい奴も多いからなぁ」
「全員準備万端にゃ。特に狂乱系や武将系の戦闘狂たちにゃどのこちらに来れば大混乱間違いにゃしな奴らもちゃんと従っているにゃん」
そう言っているハジメの顔は不気味なほどの無表情で…他の人間が見れば無意識に恐怖を抱くほどの圧と重みがあった。
見えるのはオルクス大迷宮の出入口。
近くには様々な屋台が所狭しと並んでいてとても活気がある。
それに…屋台のご飯が非常に美味しそうだ。
「牛肉の串焼きやステーキ…焼き鳥もあるのか!?ここらで1日は余裕で潰せるよ」
そう言いながらキョロキョロとあっちを見たりこっちを見たり歩くハジメの姿はまるで田舎から上京してきたお上りさんだ。まあお上りさんなのはクラスメイトも同じなのだが。
そしてオルクス大迷宮の前にたどり着くと前には巨大な扉とその前に座っている受付さんと入場ゲートが立っている。
どうやら若者がバカ騒ぎしてダンジョンに突貫したり裏路地よろしく悪の計画をたてる人が後を絶たなかったために冒険者ギルドと国が合同で設置したらしい…チッ!余計なことをしやがって。
まあいいや。そんな事はどうでもいい。
どうでもよくはないが後でどうとでもなる話だ。
あーあ、俺この国を侵略し終えたら魔人族の領地にも強襲するんだ……。
ヘルシャー帝国に攻め入るのもいいかもしれない。
負けたら…その時はその時だ。また作戦を考え直して攻めいればいい。
そんな危険なことを考えながらハジメ達は受付をしてから門を潜りオルクス大迷宮へと足を踏み入れた。
オルクス大迷宮の中は外とは違ってとても静かだ。
松明などで照らさなくても数メートルは見えるがジメッとしていて肌寒い。
掛けているバックも心無しかプルプルと震えている。おいコラ動くな、バレたら言い訳をするのはこっちなんだぞ。
勇者様御一行とハジメとよく震えるバックは隊列を組んでぞろぞろと進んでいく。
そして進んでいった先には広間に出た。
広さは7、8メートルあり意外と広い。
周りには緑光石が光り輝き広間を優しく照らしている。
僕の周りには騎士たちが3人居て守ってくれている。
離れてくれて大丈夫なのに…。これじゃあねことも迂闊に話せない。
そう思いながら当たりを見回していると天之河などのクラスメイトの近くに壁の隙間という隙間から茶色の毛玉が2~3個湧き出てきた。
見た目で一番近いのはカウボーイ系の映画に出てくるどこからともなく転がってくるあの木の糸見たいなやつだろうか…。
「よし、光輝達が前に出ろ。こいつはラットマンと呼ばれるモンスターだ。なに、素早いがそれだけだ。大した敵じゃない」
瞬間、まぁまぁな速度でラットマンは天之河達に飛びかかる。
だが遅い。この程度ならリッスントゥーミーの方が早いし強い。ついでに倒すとコストが美味い!!
赤い目に茶色い体毛、ネズミの見た目だが普通のネズミよりも大きく普通に二足歩行で歩いている。しかし何故か腹だけは体毛が生えておらず筋肉を見せびらかすように立っている。
筋肉を見せびらかす暇があったらその筋肉で物も言わずにぶん殴れよ。
ほら、そこの白崎さん。顔を引き攣るな。
戦いにはこういうのはよくあるんだからね。
そう思いながらも勇者達を観察するのも忘れない。
ほぼ確実に戦うからね。今のうちに特性を知っておきたい。
天之河は純白のバスタードソードだ。しかも名前は聖剣という銘らしい。ださい。命名者のセンスを疑うね(嘲笑)。
龍太郎は拳士である。
籠手とすね当てはまたまたアーティファクトであり衝撃波を出し絶対に壊れないという。羨ましい。うちの機械も全部あの籠手と同じように壊れないでいてもらいたい。
後は…無しか。あの剣は別に普通のものらしいから問題無い。
もちろん雫さんも普通に強いため警戒リストに加えておくが。
そう思いながら後ろからコソッと見ておくと前から魔法の詠唱が響き渡る。
「「「暗き炎渦巻いて、敵の尽く焼き払わん、灰となりて大地へ帰れ――〝螺炎〟」」
瞬間、業火がラットマンに飛びかかり焼き払う。
豪!と燃え上がる炎はこちらにも熱を伝えてきて肉を焦がす。
日が消えるとちりちりとした残り火とラットマンだったとおもしき灰しか残っていなかった。
ヒュー、おっかねぇ。
僕が食らったら一瞬で死ねるなあれは。
最近見つけたゴロにゃんでやってみるか?あれ確か使い捨てだけどかなり強いし。いやかさじぞうも良いしセイバーオルタも良さそうだ。あぁ楽しいなぁ。こういうことを考えている時がいちばん楽しい。
他を侵略する事を考えている変質者を放っておいてメルド団長は注意する。
ラットマンの魔石ごと燃やしたために回収出来なかったらしい。
魔法職の人達がやりすぎを自覚したのか全員顔を赤くしていた。
現在は21階層に来ていた。ここから一流冒険者かどうかを分けるらしい。
僕?何もせずに後方待機しているだけですが何か?
何か小さい犬のような生物を倒したくらいで他に何もしていない。
僕でも倒せるということはあれの強さはわんこ以下だよ。
騎士団の皆さんが強すぎてこっちは楽だ。
なにせちょくちょく騎士たちの人が送ってくる弱った敵を処理するだけで良いんだもん。後方バンザイ!!
「おいこっちだ!!頑張れ!!」
「アッ、ハイ」
そう思ったことがフラグになったのだろうか1人の騎士がハジメの方へ魔物を弾き飛ばしてきた。
ハジメは渋々…本当に渋々とのらりくらりと立ち上がり目の前の魔物に対峙する。
見た目は完全な犬…と言うよりは狼だ。
ついでに異世界で魔物と呼ばれる括りに入っていようが結局は犬。
つまり……
「チェストォーーーーー!!」
「ギャイン!?」
鼻っ柱を蹴りあげる。野生の生き物のほぼ全ては鼻が弱点だ。それは異世界に来ても変わる事はないっ!!
「コノヤロウ!!蹴り殺してやるッ!このド畜生がァーーーーーーッ!!」
「ギャイン!?ギャイン!?」
振るう、振るう、振るう。
鼻を叩いて怯んだら後は、胴体や腹に渾身の一撃を叩き込み続ける。
僕の攻撃は攻撃が無い分相手をぶっとばしやすい。いざとなればカオルくんやぶんぶん先生だろうとも問答無用で仰け反らせることが可能だ。メタカバ死ね!!氏ねじゃなくて死ね!!
足を振るう理由はメタカバへの怒り。あいつ無駄に数多いくせに体力がたくさんあるしクリティカル以外では仰け反らねぇんだよっ!!さっさと死ねぇ!!
魔物からポキリと音が聞こえてくる…生きてるから蹴っても問題ないな!!
ひたすら蹴り続けて数分…ようやく力尽きたのか首を変な方向に曲げて絶命していた。
周囲にはドン引きしているクラスメイト達と絶句している騎士達…そして魔物の前には何か憑き物が落ちたようにスッとした顔を浮かべているハジメが立っていた。
ふう〜、スッとしたぜぇ〜〜〜ッ。
新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~~~~ッ
そう勝利の余韻に浸っていると何故か引き気味のメルド団長が話しかけてきた…何故そんなに引いているんだ?(困惑)
「あっ…えーっと……な。そろそろまた下に行くけど準備は出来ているな?」
「えぇ大丈夫ですよ。」
「よーし、出発だ。行くぞ〜」
えっ、ちょっと待って。騎士さん?メルド団長?何ちょっと距離を取っているの?ねぇ!目を逸らさないで!ねえったら!!
ダンジョンというのは酷く広大だ。
四方に数キロ程の広さで罠や戦闘もしなくてはならない。
1階層をマッピングするだけでも最低でも半月、場合によっては1か月もかかるらしい。めんどくせー。
そう思いながら歩く。
階層は区切りのいい20階。ここを回ったら後は上へと帰るだけだ。
みんなの空気も若干だが弛緩して緩くなっている。
しかしみんなは馬鹿か?こういう緩くなっている時に襲われたらどうするんだ?
ならば帰るまで気を抜かないのは当然の事だろう?
そう思いながら行くと前の人達が戦闘態勢を取っている。どうやら天之河達が魔物に出会ったらしい。
「ロックマウントだ!豪腕に気をつけろ!!」
そう言うとメルド団長も戦闘態勢をとる。
見た目は細身のゴリラ、しかし擬態能力があって非常に厄介だ。
「グルァァ!!」
「ふん!」
戦闘が開始さロックマウントが前衛をぶん殴ろうとこちらに来ると龍太郎が立ち塞がる。ロックマウントがその剛腕を振るう。しかし龍太郎が悠々と弾き飛ばしお返しとばかりにパンチを繰り出す。だが、ロックマウントはヒラリと避けると自身では手に負えないと思ったのか後ろに行く…すると…
「グガァァァア!!」
"叫んだ"。しかもただの叫びでは無い、相手を威圧し動きを止めるロックマウントの固有魔法『威圧の叫び』。
これが放たれればしばらくの間、相手は動きが麻痺してしまう強力な魔法だ。
これを天之河達は真正面から思いっきり食らって動けなくなっている。
そしてロックマウントは近くの岩を後方の支援組に投げつけたのだ!!
白崎さん達は慌てて迎撃をしようと魔法陣を展開し詠唱をしようとする…だが彼女達は硬直してしまった。それは何故か?
ロックマウントが投げた岩…それは擬態したロックマウントだったのだ!!
擬態を解くと白崎さんへ向かってくるロックマウント。
目は血走り顔は赤くまるで燃えているようだ。
自身に敵意を向けている生物が襲ってくる。その時点で硬直してしまうのは必然だったのだ。
「コラコラ何をやっている?」
そう言うとメルド団長はロックマウントを一刀のもとに切り捨てる。
もしメルド団長が動かなければタダでは済まなかったことは想像にかたくない。
「す、すみません」
「なんて言うことだ!!許さない!!」
そう言って切れたのは我らの勇者、天之河だ。
自意識過剰でウザってぇ。だが仲間のためにキレているのは評価しよう。
「万翔羽ばたき天へと至れ――天翔閃!」
瞬間聖剣が光り輝いた後、天之河が剣を振り下ろし光の斬撃がロックマウントに叩き込まれた。
その光は前へ、前へと進み進行上に居たロックマウントを真っ二つに切り裂きその先の壁を破壊しようやく止まった。あんな狭いところで大技を放つとか馬鹿なのかな?馬鹿だったわ。
そしてその後はメルド団長にぶん殴られていた。
そりゃそうよ。
慌てて白崎さん達が駆け寄り天之河を慰める。その馴れ合いが一通り終わると白崎さんが天之河がぶっ壊した壁を見つめている。どうやら何かを見つけたようだ。
「何…あれ?キラキラしてる」
つられて僕達も白崎さんが見ている周辺を目にする。
見ると青白く発光する宝石のような物が壁から生えていた。
僕も「あれはにゃんこ基地の素材にしたらどんな感じになるんだろう」と思いながらみる。顔にはおくびにも出さない。
「あれはグランツ鉱石だな。しかもあの大きさは中々ない」
グランツ鉱石はかなり珍しい鉱石らしい。
そして婚約に送られたい宝石の中でトップ3には選ばれるくらいには人気だ。
もっとも、ハジメには金の成る木、もしくはにゃんこ砲を強化する素材としか見られてはいないが。
「きれい…」
うっとりと物欲しそうに見る白崎さん。おい何こっちを見ている?魔物をけしかけるぞこら
「じゃあ俺らが取りに行こうぜ!!」
そう言いながらかけ出す檜山。おうササッと取りに行け。そして二度と帰ってくるな。こちらに気持ちわりぃ視線を投げかけやがって。お前はホモか?
「あっ、コラ!待て!!」
そう言うメルド団長の言葉を聞こえないフリをしてグランツ鉱石へと向かっていく。
メルド団長は追いかけようと向かっていく。しかし魔法の罠を探知する物『フェアスコープ』を覗いていた騎士の1人が青褪める。
「団長!!トラップです!!」
「なにぃ!?」
騎士の1人が気づくがもう遅い。檜山がグランツ鉱石に触れた瞬間、その部屋の真ん中に魔法陣が現れる。
魔法陣は現れた瞬間より一層光り輝き当たりを明るく照らしてゆく。不味い!?
「おいみんな!!部屋から出ろ!!」
僕がそう言うと我先にと出口へ殺到するが遅かった。
魔法陣が閃光弾のように視界を真っ白に塗りつぶす。
そして一瞬の浮遊感に包まれる。
ハジメ達は空気が変わるのを感じた瞬間ドスンと地面へと尻もちをついた。
転移された場所はとても広い橋の上だ。
広さはざっと100メートル以上はある。
天井も20メートル位はある。
橋の下は全てを飲み込みそうな闇が真っ暗と広がっていた。
ハジメは嫌な予感が止まらない。
それはまるで今日のクエストで楽だと思っていた時に強いボスが現れた時が1番近いだろう。さっさとこの階層から出たくてたまらなかった。
「お前達はさっさとあの階段へ行け!行くぞ!」
メルド団長が指示を出しみんなを階段へ急がせる。
しかしトラップはそんな簡単には逃げさせない。
階段側の橋からまたもや魔法陣が現れる。
現れるのは骨の魔物『トラウムソルジャー』
そして通路側からも魔法陣が現れ1匹の巨大な魔物が現れた。
ハジメはあの魔物を見たことがある。
王国の図書館の魔物図鑑にて注釈だけだが書かれていたのだ。
体長は数十メートルで四足歩行、頭にまるで兜のような角をつけたその魔物の名は
「ベヒモス…か…」
しかしハジメには恐怖は不思議と微塵もなかった。
何故なら彼には信頼できる仲間が居る。ならば…
相手にとって不足なし。
今こそ見せよう。
ーーーーー我がにゃんこ軍団の力を