異世界はねこ達と共に   作:ササカズ

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申し訳ございません。投稿が遅れました。
恋愛の展開が思いつかなかったのと鎌倉にさよならを言っていたりしていて遅れました。
次からは出来るだけ早くしますのでご容赦ください何でもしますから。

そしていつも感想をありがとうございます。
励みになっています。

また今回は少し少なめです。すみません。
それでは……イクゾー(デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ!)


顕現せよにゃんこ軍団

──かつり、かつりと前へと歩く。

 

目指すは橋の向こう、伝説の魔物である『ベヒモス』の近くへ、ただ…ひたすらに…。

 

1歩、1歩と先に進む度に伝説の魔物の重みが…プレッシャーがこちらに襲いかかってくる。

 

さながら暴風雨、カオルくんや悪の帝王ニャンダムよりは劣るがボスとしての風格は充分過ぎるほど満ちている。メタカバ氏ね!!

 

やはり戦闘は避けられない、勇者達はパニック状態になっていて戦線はボロボロ…こんなんじゃ勝てる闘いにも勝てはしないだろう、僕がそうだった。

一回目の日本征服を終えた後に狂乱のねこを仲間にするために戦い…僕なら勝てると油断と慢心という絶対に要らないものを身に纏って戦いに行った夜……見事フルボッコにされて帰ってきた時には荒れに荒れたものだ。その後はイライラしたままねこ達とポーカーに応じて勝ったり、ガチャをしてかさじぞうが当たったのは内緒だ。

 

こちらにはプレッシャーが襲いかかる。だがもうねこ達の出撃準備は完了している。後は……指示を出すだけだ。後は邪魔だお前、メルド団長と騎士さん達はめっちゃいいしむしろ隣にいて欲しいけどお前は邪魔だよ天之河。さっさと階段かクラスメイトを助けに行け〇すぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「全ての敵意と悪意を拒絶する、神の子らに絶対の守りを、ここは聖域なりて、神敵を通さず――〝聖絶〟!!」」

 

咆哮をあげて突っ込むベヒモスから守るために魔法を振るう。

高級な紙を使って作られた魔法陣は詠唱することで超常の力を行使するのだ。

 

呪文が奏でられると同時に黄色く神々しい壁が浮かび上がる、それはベヒモスと騎士たちの間に立ち隔たせる。まるで絶対に通さないとでも言うように美しく、何よりも絶対的な壁が権限した。

 

「グルああああ!!」

 

しかしベヒモスも負けてはいない。咆哮をあげると地を蹴りこちらへと走る。来る、来る、来る。血を揺らし走る姿はまるでダンプカー、喰らえば人間など一瞬でミンチになることは想像にかたくない。

 

 

ズゴン!!

 

 

ベヒモスの突進により聖絶と呼ばれる壁にヒビが入る。この壁は神代魔法ならまだしも現代の大半の魔法や攻撃などは傷一つ負わない硬さを持つ。

それにヒビを負わせるとは流石勇者を殺した伝説の魔物と言ったところか。

 

「メルド団長!!俺も戦います!あの恐竜みたいな奴が一番ヤバイのでしょう!?俺達が行けば何とか」

 

「ダメだ!あれが本当にベヒモスならばお前らには勝てん!!さっさと行け!俺はお前らを死なせたくない!!」

 

「……ッ!!でも!!見捨てることなんて出来ない!!」

 

「へっ、そう来なくちゃあな。手伝うぜ光輝」

 

「…お前らァ…!」

 

光輝達はどうやら置いていくことはしたくないらしい。これでほかの数十人を犠牲にしてまで助けるつもりなのか?これが分からない。

 

一方メルドは聞き分けが出来ない光輝に対してプレッシャーと恐怖をねじ伏せながらギリギリで受け答えをしていた。

光輝はこのベヒモスの圧を食らっているがまだ力の差が分からないらしい。当然だ。何故なら光輝達は本当の戦闘をここでしかしたことが無い。どんなに時間を見積ってもせいぜい多くてこのダンジョンに入って6時間、休んでいた時間を引き算すると5時間程度にしか満たない…ッ!

この程度しか戦闘を経験していないのに俺達が行けば勝てる…などとその気になっていたお前らの姿はお笑いだったぜ!

 

そりゃ能力が強いのは分かる…だがそれだけだ。現実にはトト〇もプリキ〇アもいないしピンチになれば自分の隠れていた力がひょっこりと顔を出して助けてくれる少年ジ〇ャンプのような展開は存在しない……光輝なら普通にありそうだけど存在しない…無いったら無い。

 

(クソっ!もうちょっと厳しくするべきだったか…ッ!これじゃあ光輝達を無駄死にさせちまう…!!)

 

前には伝説の勇者すらも屠って見せた完全なる伝説(モンスター)片や戦いは平均的な強さの自分と騎士たち、そしてまだ発展途上の勇者達。

どちらが優勢かなんて一目瞭然だ。むしろ分からないやつは中々の楽観的なアホか余程自信のある猛者のどちらかだと言えるだろう。

 

せめて光輝達だけでも生きて帰れるように説得をしようと口を開こうとすると……

 

「メルド団長、ここは僕に任せてくれませんか?」

 

目の前に現れるのは黒髪黒目の南雲ハジメ、しかし様子がおかしい。

瞳は爛々と輝き怪しい笑みを浮かべている。何よりもメルドや光輝が知っているような"圧"が違う。メルド達が知っているのは気が弱く、魔物さえ倒すのに苦労しそうな優しい彼だ。しかし今は違う。まるで剃刀のような鋭さを持っていて触れたらあっという間に傷つき、殺されてしまいそうな…そんな予感がするほどに恐ろしい。

 

彼は本当に平和な世界で生きてきたのか?正直に言えは軍人……いや最前線で戦っていた歴戦の司令官という方がしっくりくる。

 

「あっ、いや許可は出来ない。お前らは俺らがきっちりと送り届けないと行けないからな」

 

「えぇ、()()()()()()()()。だから僕に任せて欲しいと言っているのです。僕に考えがあります。その方法はちょこっと危険なのでメルド団長達はクラスメイト達の方へと行っていただきたいのです」

 

「いや、しかし……こいつは伝説の魔物で…」

 

「いいですよね?」

 

「…だが俺はお前らを無事に返すと約束して……」

 

「 い い で す よ ね ? 」

 

「………おう、いいぞ。お前らァ!!あいつらの方へ行くぞぉ!!」

 

なんというか…ゴリ押しである。まぁ危険だからしょうがないよね。銀さんもそう言ってた。

無言の圧力で無理やりメルド団長を納得させたハジメ。だがこの状況に酔っている人間が何人か居ることを忘れている。

 

「な…!何を言っているんだハジメ!僕らが戦えば何とか……」

 

「そうだぜ!!俺らが力を合わせればこんな奴だって倒せる」

 

手段と目的が逆転しちゃっている。しょうがない、性格は良いしちゃんとやりたい事を思い出させるか。

 

「だからトラウムソルジャーを倒して欲しいんだ。みんなパニックになっているから君のようなカリスマで皆を纏められる君が行けば(多分)誰も死なずに突破出来ると思うんだ!!」

 

これぐらいでいいだろう。後は相当のバカじゃねければ………

 

「……ッ!!分かった!!だがお前だけじゃあ……」

 

「大丈夫だから早く行って!!」

 

「…あぁ!頼む!!」

 

そういうとたたたと光輝はメルド団長達を引き連れてクラスメイト達とトラウムソルジャーへと向かっていった。転んだら死ぬから気をつけろよ〜(棒)。

 

……さてと、始めますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カチリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

ここはにゃんこ基地本陣。

南雲ハジメの部屋を勝手に改造して作られた部屋にて今日も今日とて専用のGPSを使って観察を続けていた。

 

明日の決起をつつがなく終わらせるように現在、ほとんどのねこ達は体を休ませたり機体の整備を行ったりしている。それ以外はジャンケンで決めたもし何かがあったらみんなを呼び出して対応するネコだけだ。どんな大人やねこになっても初めての異世界である。それにハジメの影響によりねこ達もかなりの数がサブカルチャーを慎んでいる。楽しみにならない訳が無い。

 

しかしその時間は長くは続かない。

迫るのは危機だ。ならば乗り越えるのが道理であろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーッ!!ビーッ!!ビーッ!!

 

「にゃ〜!!なんの用にゃ!!??」

 

「SOSにゃ!!初めてハジメからSOSがきたにゃ!!」

 

異世界に行っていた指揮官(ハジメ)からのSOS信号をを受信したため動き出すねこ達。

地味に初めての事のためテンションが上がっているものも多々いる。

 

「にゃ〜、さっさと動かすニャ!!何時ハジメが死んでも可笑しくないにゃ!!ああもう、無理言ってでも大型キャラを護衛に置いておくんだったニャ!」

 

そう言いながらも走り回ってねこ達を集めたり機械を作動させていく。手当り次第では無くきちんと必要なものとそうじゃないものを見分けているのはさすがと言うべきか。

 

「40秒で支度をしろにゃ!!3分間?ダメだにゃ」

 

そう言いながら周りのねこ達を集めていく。

 

『疑似機装起動』

 

動かすは歯車。カチリカチリと回り廻り巨大な機械を動かしてゆく。超時空基地アルマゲドンの転移装置を参考に作られた機械にエネルギーを叩き込んでいく。

技術というものは腐らない例えそれはオーパーツの作成で有ろうともたゆまぬ努力と豊富な資材さえあればいつでも追いつけるものなのだ。

 

「電気が足りないニャ!!4次元クリスタルのエネルギーを使うことを提案するニャ!!」

 

『許可』

 

『空間孔の拡張開始』

 

「ギリギリまで開けるにゃ!!装填開始にゃ〜!!」

 

『転送装置設営完了〚ゴムネコ〛、〚暗黒ネコ〛、〚ムキあしネコ〛、〚ネコライオン〛、〚天空のネコ〛、〚ネコ島〛、〚ネコキングドラゴン〛、〚ネコジャラミ〛を装填を完了、郵送準備開始。〚ねこ〛と〚ネコハッカー〛と共に敵を撃滅せよ』

 

「にゃ〜!?なんで進化したとはいえ基本キャラだけにゃ!?もしこいつらで対処できなかったらどうするにゃ!」

 

『回答 現在短期間の大量の転移が必要な為エネルギーが大量に必要。指揮官殿の安全とコストの削減を両立させるとこうなりました』

 

「むむむむ、仕方ないにゃあ……」

 

 

 

『お宝効果の発動開始。点呼始め』

 

日本中を回って集めたお宝の力を南雲ハジメを起点に送り込むことによりねこ達を強化させる力を活性化させる。

 

「九州の男らしさ準備完了にゃ!!」

 

「四国のうまいもん完了!!美味しいにゃ」

 

「中国の伝統OKにゃ」

 

「関西のノリも行くにゃ!!」

 

「北陸の豪邸も出来たにゃ!!」

 

「東海のがめつさも行けるにゃ!!」

 

「北信越の雪景色発動にゃ〜」

 

「関東のカリスマを使うニャ」

 

「東北の魂にゃ!燃え上がるにゃ〜!!」

 

「北海道のでかさも行けるにゃ!」

 

「南国の風をふかしてやるにゃ」

 

 

ねこ達が金庫に入れていたお宝を出し、お宝効果を活性化させていく。それはさながら金色の空、あるだけでねこ達やねこ基地を強化してくれる為にある集落には日本にあるオーパーツと言われておりその名前に違わない強化を施してくれる。

 

 

「にゃ〜、後はあちらに任せるにゃ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きたきたきたきたきたーーーっ!!

光がこぼれて自分…いや違う!ショルダーバックにまとわりついていく、これは…ねこ基地の体力アップの効果か!?それに攻撃力アップのバフもついている!?異世界でもお宝は使えるのか…いや過去(レジェクエ)に行っても使えるんだから当然か。

ブゥンと音を立て目の前にパネルが現れる。パネルには第3形態の初期ねこ達とネコハッカーが値段とともに描かれている。よし!(現場ねこ)いつも通りに使えるな。

テンション上がってきたーー!!何がドロップするのかな。新しいねこ?大量のXP?もしかしてレアな宝物を落とす可能性もある。

 

 

まぁいいや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーさぁ侵略を始めよう。




パネルは戦闘中の画面下の物達が映されている感じです。
よくSF物でよく見る虚空から現れるタッチパネルのようなものと思ってください。

次話でようやく戦闘です。
頑張ります。
ご視聴ありがとうございました。
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