今回は、リオルを中心とした番外編です。
流れは飛び飛びですが、メリアへの思いがわかると思います。
では、本編をどうぞ
僕にとって研究所が落ち着く場所だった。
何かと問題を起こしても、叱らないセイジ。かっこよくてクールなインテレオン。
それに、僕と楽しそうに笑ってくれるメリア。
この場所さえあれば、僕は満足だった。でも、そうはいかなかった。
メリアは、ポケモントレーナーになるという夢があった。それが意味するのは僕とは離れなきゃいけないこと。
僕は、セイジのポケモンとしてカウントされていても新米トレーナーに渡されるポケモン達では無い。
つまり、僕はメリアとは旅が出来無いということ。
出会った時は、警戒心剥き出しの僕に向かって嫌という程抱きしめられた。
それから次第に僕はメリアに心を開いていくことになっていった。
毎日顔を出しては、僕と疲れ果てるまで遊んだ。あの笑顔が忘れられない。
でも、ある時から彼女から無理して笑っているような雰囲気を感じ取った。
元々騒ぐ様な子ではなく、大人しい子ではあったがその時は大人しいを通りして沈んでいた。
後から本人から聞くことになるが、父親が事故で死んだと聞いた。
僕は親の記憶は無いから、分からないけどメリアにとって父親はとても大好きな存在だったことが分かる。
それからというもの、メリアは最強のポケモントレーナーを目指すと言い出した。
元々ポケモントレーナーになるという願望を持ってはいたが、明確な目標を持ち始めたのはこの時からだ。
あれ以来、僕と遊ぶ時間は合っても勉強してる時間が多かった。
6年間、休日しか僕と遊べず後はスクールで勉強していた。初めのうちは、僕自身そんなに興味はなかったがトレーナーについて語るメリアの姿に惹かれていった。僕も一緒に旅がしたいと思い始めた。
でも、外の世界が怖い僕には無理だった。怖いままの僕じゃメリアを支えることなんて出来ない。
何回か、外に出てようとした事はあったけどすぐに怖くなり研究所に戻ってしまった。
そんな事してるうちにメリアがスクールを卒業を控え、最初に貰うポケモンを選ぶ時期になっていた。
僕に勇気があれば、こっそりと後ろからついて行って旅が出来たと思う。でも、そんな勇気を出せるわけもなくずっとそのメリアが選んだポケモンが羨ましいと思っていた。
そんなある日。メリアが研究所にポケモンを受け取る前日。
事件が起きた。
メリアの選んだポケモンが、一瞬の隙をついて逃げ出した。
真面目なセイジの事だから、わざとでは無いのは分かる。
でも、これは千載一遇のチャンスなんじゃないかと思った。
メリアの最初の仲間は僕になるかもしれない。初めのポケモンが居ないのなら僕にだってチャンスはあるのかもしれない。
そう思うと、夜も眠れなかった。
だけど、不安もあった。セイジやメリアは真面目だから規則を守るのではないかと。
でも、そんな心配は不要だった。
セイジが、僕を連れて行ったらどうだろうと提案してくれた。
そんなメリアで初めは僕と旅がしたいと言ってくれた。
これが嘘だとしても、メリアなら許せる。あの時僕はメリアと出会っていなかったら死んでいたかもしれないから。
ほんの偶然から僕はメリアと一緒に初めての外の世界に出た。
外の世界は怖い。でも、メリアとならどこにでもいけそうな気がする。
チャンピオンの玉座だって、どこだってメリアとならいける。そんな気が僕はする。
どうでしたか?
ピッピとの会話は先の番外編で出そうかなと思っています。
次回は、最初のジムを目指して初バトルを行います。
では、次回をお楽しみに