裏で誰かが動いていることが窺える話です。
ではではすたーと〜
自分とはこうあるべきだと考えたことはないだろうか
自分の中にある自分の姿を思い浮かべ、それを間違えまいと試行錯誤する。
ただそれはこうあったらいいなとか、幻想の類で、妄想と思えるほどに滑稽だった。
目に見えないものが見える。
明らかに場に適していないものが眼球にうつる。
普通か?否か?そんなことはどうでもいい
ただそれを言ったら言葉で詰られるだけだったのだから
現在の状況を説明しよう。
何故か、よくわからない場所に来てしまった俺比企谷八幡は、なんかやばそうなやつに連れられ、古びた屋敷の中を歩いている。
おっす、俺も自分で言っててなんだかよくわかんねぇぜ。
ぎしぃぎしぃと、歩くたびに軋む床は今の状況ではただただ怖いだけだった。
俺は今なにをしているのだろうか。
そう思わずにはいられないほど、怖かった。
しかしこの緑は気にいったとか言ってたけど、どういう意味だろ。あとで聞いとかないとな。聞いたところで何かあるわけではないのだろうけれど、聞いとかないと、後が怖いいから、聞いておこう。
それに今の状況を、寸分違わずではないのだろうけれど大体把握してきたからな。それを俺に話してくれなかったのは少し不快だが。
さてと、答え合わせと行くか。
ふぅ、心底めんどくさい。何故俺がこう言った物事に関わらなければならない。
俺は1人ひっそりと暮らしたいだけなのに。
1人でいる人間が何故1人でいると思う?
望んでいるからだ。そりゃ、中には望んでいないけれど1人になっている人間だっているだろうし、そう言った人たちを侮辱する気はない。
だが、こう感じている人だっているのだ。
関わらないことが最善だって。
どうしてわからないのか、どうして放っておいてくれないのか、そんなこと言ったってなんの意味もなないのに。
ならば差し伸べられた手を取るのは必然か。
答えは否である。
それから俺はよく分からない緑に連れられ客室?っぽい部屋にきた。
広い。普通の客室とはなんなんだというほど。広い。
そのことからもこいつ本人ひいては両親か何かが大きな勢力であるのだろう。
単に金持ちってだけかもしれないが、俺の見立てではこの家はずいぶん年季が入っている。リフォームなんてしてないだろう。
そこで導かれるのは、
緑のやつに座るよう促され、床に座る。
勿論座布団は敷いてある。
「それで何かよ「それであなたの名前は?」
即座に遮られる。まるで、其れはまだ話すことじゃない。楽しみはここからだと言わんばりに。
ニヤリといやらしい笑顔を浮かべる緑は少し薄気味悪かった。
「人に名を尋ねる時はまず自分から、都教育されなかったのか」
「ふふっ」
さっきまでの態度はどこ吹く風、場を威圧せんばかりの緊張した雰囲気が漂う。
「っ…………」
「それならば名乗らせていただきましょうか」
ふぅと、一呼吸し歴史を思わせるただ住まいをし続ける。
「園崎家次期当主。雛見沢村御三家園崎家直系園崎家現当主園崎お魎の娘、園崎魅音と申します。以後お見知り置きを」
やはりな。この家と言い、最初のアプローチのあの異様さ。理解できたよ。
「ふ〜ん。随分と礼儀正しいんだな。そしてここで名乗る必要のない肩書を名乗る」
俺の考えなら、ここで家柄を名乗る必要などないはず。俺はただの見知らぬ訪問人でしかないのだから、聞かれでもしない限り大人ではない俺に対して家柄は名乗らない。
少なくともこんな大雑把そうな性格のやつはな。
「お前何が望みだ?」
「ふっ………くく、因みに理由を聞いても?」
あ?こいつわかってんのに聞いてやがるな。全く、今日会うやつはろくな奴がいない。
「まず、俺に会ったときの態度。いきなりとびかかってくるわ、いきなり名前呼びわ、で充分おかしいと言える。違うか?」
「いいえ、御賢察だと。続けて」
「そして、まだ名乗ってもいないのに竜宮は俺のことを知っていた。いや、話に聞いていたかな。態度はちゃんと初めて会う人への対応だった。あとは順応性が高かったんだろうと推察できる。」
「そ、そうですね」
ん?なんだこいつ顔赤くしやがって。何かを我慢している?!もしかしてこいつだ「八幡くん?何を考えているのかな?かな?」
え、エスパーかよ。心の内を読むなっての。
「つ、続けるぞ。そして、お前が次期当主であるという肩書を喋った。そこから導かれるのは、何か大きい勢力があってその上辺からの動きだろうな。これは本当に僭越ながらって感じだが、その何かを俺に協力して欲しい。ってところかな」
「「………」」
え?何か違った?俺にしかできないってところか。まぁ大抵のことは誰にでもできることが多いから俺にできることなんて本当に限られていて、極々少数中の一つなんだろうから。
「最初から俺のことを少し知っているといい、家柄を話すことと言い、少々奇妙だったからな。俺自身の考えでしかないが、どうだ?」
「ふっ、……あは……あはは…あはははははははははは」
「おっ、おいどうした?何か間違えたか?」
あれか、俺を必要としている〜ってところか?こんな中二的な台詞を吐くとは思わなかったが、あってるはずだよな。
「そ、それはつまり何さ、八幡あなたが上に対して何かやったってわけ?そんな大層な人間ってわけ?」
「俺が何かやったとは思えないがな。俺の知らない勢力が動いていることは確かだ」
「私たちがあったことがある。という事実があったら」
「んなわけないだろ。さっき言ったろそこにいる竜宮は最初会った時は要するに余所余所しかった。」
「八幡が考え間違え、昔の記憶を忘れているだけだったら?」
「いいや、違うな。忘れているはずがないだろう。こんな美女忘れているんだったら脳掻き乱してでも思い出すぜ?どこぞの吸血鬼じゃないけどな」
「確信を得たのはいつ?」
「お前が飛びついてきたときだ。そりゃあ、情報を与えられ俺のことを少し知っていて、いきなり俺のことを名前呼びしたーってだけじゃあ説明がつかないからな。俺が確信を得たのはお前の目だ」
「目ですか?」
「そうだ目だ。何かに付き従っている人間ってのは目が、命令されてます〜って語ってるんだよ。お前にはそれが色濃く出ていた。最も嫌々ではなかったようだけどな」
コールドリーディングと言ってな。相手のことをズバリと言い当てさも知ってますよー的なことを言い騙す詐欺師の手口だ。
昔それについて興味を持ち勉強したことがあり、それが染みつくに連れ人の感情意図や、行動理念など人の核心に迫る部分のことを知った。
それで、人間観察なども結構するようになったがな。
それに加えて、誰かの従者である場合3パターンの反応を見せる。一つは嫌々したがっているという目。二つはそれが仕事であるという目。三つ目は何らかの宗教に入っており自らを神の付き人と信じている人の目。あとはマッカンを神だと信じてやまない目………は俺だ。
園崎魅音は二番目にあたる。それが染み付いているから、従者でないにせよ。何かに付き従う目だ。
さっき聞いた園崎家次期当主であることも真であろう。何かに付き従っているというのも園崎家現当主であるという園崎お魎だといえば納得がいく。
「あは、あははははっはははははは。あっはっはっはっはははははははははは」
「おいおい、二回目だぞ?」
「いや、本当に面白くて。」
「で、普通の人間である俺個人に何のご要望だ?俺にできる協力なら何でもする気だが、できることは少ないぞ?例えば荷物運びとか、買い物の手伝いだとか、庭の世話だとか、その他諸々雑用だとか」
といっても、最後の最後は勘に頼ったとは絶対言えない。100言えない。
「それ、だれでもできるじゃん。じゃなくて、八幡にして欲しいのは…………」
「して欲しいのは?」
「この村を救って」
「おう、救ってや………はああああああああああああああ!?」
「はい、救ってやる言質いただきました。」
え?これ俺どうなるの??
俺に何か用がある〜ってのは八幡のちょっとしたたらればなのですが、今回はそれがピタッと当たったわけですね。八幡も中々の超人ですが肝心なところは勘に頼る。少しの甘さがあってもいいかなと思って。
完璧すぎる人間だけじゃ面白くないですからね。
多分ハーメルンでは二日後くらいにまた更新しますので暫しお待ちを。
ほんとのこと言うと、設定がまだ甘いから、突き詰めていくための時間。私も甘々ですね。
悟史の今後について
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L5発症回避
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L5発症回避不可