グランダムの愚王   作:ヒアデス

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EX.8 命の使い方

 このままだとクラリフィエがあと数年で死ぬ? それは一体どういうことだ?

 衝撃のあまり、俺は思わず体を扉に押し付けてしまう。その拍子に扉はギィと音を立てて、室内へと傾いていった。

 その音を聞いて、シャマルとクラリフィエは慌ててこちらを見て声を上げた。

 

「――陛下!」

「……ケント様」

 

 そんな二人の視線を浴びながら、俺はただ棒のように立ち尽くしていた。

 

「陛下……なぜ陛下がこんなところに? まだ宴は終わっていないはずですよね?」

 

「ブル閣下に呼ばれていてな。それで今まで彼女と一緒に屋上にいたんだ」

 

「あの領主様から? なんで宴の最中に陛下と領主様が二人きりで屋上なんかに」

 

 俺の返事にシャマルは首をかしげる一方で、クラリフィエは察しが付いたように言葉をかけてくる。

 

「そうだったんですか……それで、どうでした?」

 

「どうでしたかって……」

 

 クラリフィエの問いに俺は眉を寄せるものの、すぐに分かった。俺たちがガレットに留まるか、元の世界に戻るか、彼女はそれが聞きたいに違いない。

 

「断ったよ。俺にも大切なものがあるからな。残念な気持ちもあるが」

 

「そ、そうでしたか……(ブルトンヌ様、玉砕してしまわれたのですね。ブルトンヌ様はお綺麗な方ですし、もしお連れの方の中に意中の人がいらしたとしても勇者は複数の伴侶を持つことができることを明かせば望みはあると思っていたのですが)」

 

 俺がどう答えたかを明かすと、クラリフィエは憐れむような視線を宙に向け、シャマルは話についていけず頭に疑問符を浮かべていた。

 いや、そんなことよりもだ――。

 

「それよりシャマル、クラリフィエ、今の話はどういうことだ? クラリフィエがあと数年しか生きられないとは一体?」

 

 俺の口から出てきた問いに、シャマルとクラリフィエは困ったように顔を見合わせる。二人は互いに伺いを立てるような視線を相手に向け、やがてシャマルはクラリフィエに向かってうなずいてから、こちらに顔を戻した。つられてクラリフィエも俺の方に顔を向ける。

 

「はい、陛下がお聞きになった通りです。クラリフィエ様の体は強い毒や病魔に蝕まれていて、今はまだこうして動くことができるのですが、おそらくあと数年も経てば……」

 

 シャマルの話を聞いて、俺はクラリフィエの顔を見る。その顔の色は昼間見た時より青く見える。蝋燭一本しかない暗がりがそう見せているのか、それとも容態を隠す必要がなくなって気が緩んだために症状が表に出るようになったのか……。

 

「多分、魔物と戦っているうちに魔物が放つ瘴気を吸ったせいだと思います。聖霊術や治療術を使い続けてきたためか瘴気の影響が出てしまって。……自分の体に治療術をかけたり色々試したのですが、一向によくなる気配がなくて」

 

 治療術――この世界の術では駄目なのか。ならば――

 

「シャマル、君の治療魔法で何とかできないのか? こちらの術がダメでも、ベルカの魔法ならクラリフィエを治すことができるかもしれない」

 

 俺の問いにシャマルは首を横に振った。

 

「……いいえ。もうとっくに行ってみましたが駄目でした。元々治療魔法というものは、自然治癒が可能な怪我や風邪などの軽い病気の回復を助けるための術で、クラリフィエ様のように全身に毒や病魔が巣食っている状態では手の施しようが……」

 

「では闇の書があればどうだ? この中から探せばクラリフィエを治すぐらいの魔法が――」

 

 闇の書が入れている懐に手を当てながら問いを重ねる俺に、シャマルは再び首を横に振る。

 

「無理だと思います。今まで戦った敵の中に治療に関する技能を習得している人はいませんでしたし、闇の書に載っている治療魔法も私が扱うものと大差はないのではないかと」

 

「そうか……」

 

 そこで俺はクラリフィエの方に顔を向けて尋ねる。

 

「アデライドたちはもう知っているのか? 君の体のことについて」

 

「ヴァレリーには打ち明けました。ああ見えて聡い子だからすぐに気付かれて。イスカも多分気が付いていると思います。アデルとヒナはまだ知らないままではないかと」

 

 それを聞いて俺はため息をつき、少し間を空けてから再び口を開いた。

 

「……なあクラリフィエ、君だけでも魔物退治や旅をやめるわけにはいかないのか? 君たちのおかげで人々に害をなすほど危険な魔物はほとんどいなくなったと聞く。そろそろ君だけでも一行から抜けて故郷で体を休めてもいいんじゃないか。安静にしていればそのうち君の体調もよくなるかもしれない。その時にまた旅に出るかを考えるのも――」

 

 言い聞かせるように言葉をかけるが、フィーはゆっくりと首を横に振って言った。

 

「いいえ。じっとしていても私の体はもうあまり長くはもたないでしょう。どの道長く生きられないのならお城にこもって無為に生き永らえるより、少しでも世界を広げるための旅を続けたい。だから、ケント様やシャマル様に何を言われようと私はここで旅をやめるつもりはありません」

 

 そう言って、フィーは強い意志を込めた眼差しで俺とシャマルを見る。

 俺とシャマルが何を言おうと揺るぐことのない――病に侵されているとは思えないほど強い眼差しだった。

 俺は観念したように首を振ってから別の問いを投げた。

 

「君はパスティヤージュという国の当主……事実上の国王だと聞いているが、その国はどうするつもりだ? ヴァレリーに王位を継がせる気なのか?」

 

 俺の推測を、フィーはふるふると首を横に振って否定した。

 

「あの子は王になる気はないそうです。ヴァレリーは昔からずっと魔物の研究をしていて、王位なんか私に譲って自分は魔物専門の学士として研究を続けたいって言い続けていましたから。ですので私にもしものことがあったら、アデルにパスティヤージュを任せようと思います」

 

「アデライドに……それは彼女に王位を譲るということか?」

 

 確認するように問う俺にフィーは「はい」とうなずき、それを聞いたシャマルは目を見開いて驚く。

 アデライドは明らかにフロニャルドの人間とは違う。動物のような耳も尻尾も持たない、俺たちに近い種の人間だ。そんな彼女にまで王位を譲ることができるというのか。

 

 フロニャルドでは血の繋がりに関係なく、王や領主の指名を受けた者がその後を継ぐことができる。それを知らないシャマルも、改めてそれを思い知らされた俺も驚愕で言葉が出てこなかった。

 そんな俺たちにクラリフィエは言う。

 

「アデルは聡明で見識も高く民や国を慈しむ心も持っています。彼女ならヴァレリーと協力してきっとパスティヤージュを今よりもっと豊かな国にしてくれるはずなのです」

 

「その代わりに、君はこれからも魔物との戦いを続け命を削っていくというのか? なぜ君はそこまでして……?」

 

 絞り出すような声で俺が尋ねると、クラリフィエはふっと笑って言った。

 

「夢だったんです。木々が生い茂る森林や一面砂に覆われた砂漠、フロニャルドの外に通じているという海、そんな景色が広がっている世界を旅して回る。小さい頃からそんな夢を持っていました。

 でも、各地にはびこる魔物たちに阻まれて、私たちは街から出ることさえかなわなかった。だから私が魔物を退治して、世界を広げて回ろうと思ったんです。

 もちろん魔物の脅威にさらされている人々を助けたり、人々が魔物に怯えることなく安心して暮らせるようにしたかったというのも嘘ではないんですけどね」

 

 そこでクラリフィエは言葉を止めてため息を吐く。そんな風に心の内を吐き出すクラリフィエは《英雄姫》という大層な呼び名とは程遠い、一人の少女だった。

 クラリフィエは再び口を開き話を続ける。

 

「そのために私は王家に代々伝わる《勇者召喚の儀》を行い、勇者としてアデルを異世界から召喚しました。

 それから私は彼女と一緒に旅に出て、《禍太刀》という刀に取り憑かれた魔物と遭遇したことをきっかけにイスカとヒナ、ヴァレリーも旅に加わるようになり、私たち五人は各地で魔物を退治したり封印したりしながら大陸中を回り、いつの間にかパスティヤージュの勇者一行として人々に知れ渡るようになりました」

 

 クラリフィエはそこで一旦口を閉ざし目を閉じた。おそらく彼女の瞼の裏には、各地を巡った在りし日々が映し出されているのだろう。

 彼女の気持ちは俺にも分かる。俺の世界もグランダムの城とたまに訪れる城下町だけの小さな世界だった。それが他国への留学や遠征で一気に広がった。苦い思いもしたが、あの経験がなければ今の自分はないと思う。

 しばらくしてから、クラリフィエは目を開けて再び口を開いた。

 

「やがて魔物は数を減らしていき街道は開かれ、国と国が交流をするようになりました。……でも、魔物がいなくなったことによって新たな問題が起こるようになってしまいました」

 

「交流している国々の中に、対立を起こす国や豊かな土地を求めて他国への侵略を目論む国が現れているんだな」

 

 俺の言葉に、クラリフィエは険しい表情を作りこくりとうなずく。国と国の対立、野心を持つ権力者の出現、いずれもヴァレリーから聞いたことだ。

 そんな中で、ただ一人取り残される形になったシャマルは思わぬ話の流れに「えっ?」と間抜けな声を上げていた。

 そんな彼女を置いてクラリフィエは話を続ける。

 

「はい。ケント様の仰る通り、魔物という脅威がいなくなったことで、人々は土地や街道を巡って対立するようになりました。このままではヴァレリーが危惧していた通り、国と国、人間同士が戦うようになってしまうかもしれません。私たちが各地の魔物を倒したことによって。

 ……だから私は各国の王や領主を説き伏せ、大陸中央に位置するこのガレット領国で、首脳会議という話し合いの場を設けることにしました。

 私はその席で国同士の戦いを禁止する不戦条約を提唱し、それを各国との間で結ばせようと思います……しかし」

 

「それを各国が受け入れるとは思えない……そうだな」

 

 俺がそう言うとクラリフィエは唇を噛んで顔を伏せる。やはりクラリフィエもそれはわかっていたか。

 そんな条約を結んだら自国で食料危機や資源不足に陥った時に、他国に攻め込んで食料や資源を確保するという手が取れなくなる。援助や交易という手もあるがそれは他国への信頼があって見込めるものだ。まだ他国との交流が少ないフロニャルドの国々にとって当てにできるものではない。

 それに……

 

「もし仮にクラリフィエが唱えている案が受け入れられて各国が不戦条約を結んだとしても、その条約をどのようにして守らせるかが問題だ。不戦条約が破られていざ戦いが起こった時にどうやってそれを止める? 対岸から口をはさんだところで当事国は聞く耳持たないだろうし、武力介入を行おうとしてもかえって戦火を広げることになりかねない。二国の軍を退けるほど飛びぬけた武力を持つ強国はフロニャルドにはないと聞くしな」

 

「確かにその問題点もあります。そちらについても何か打開案がないか考えているところなのですが……」

 

 そこまで言ってクラリフィエは言葉を詰まらせる。どれほど考えてもこれ以上の考えが思い浮かばないのだ。

 しかし問題はこれだけじゃない。クラリフィエが頭を悩ませている問題に加え、この案には戦を防ごうという考えそのものに一石を投じるような大きな難題がある。

 

「……まだ問題はある。もし条約がうまく働いて戦が起こらなくなっても、それによって多くの人々が戦い方そのものを忘れていってしまい、やがては魔物と戦える者がほとんどいなくなってしまうということが起こりうる。そんな時に魔物が現れたら人々はなすすべなく魔物に屈し、フロニャルドは再び魔物にあふれた世界になってしまうだろう」

 

「そうですね。私は不戦条約とともに、魔物の出現に備えた訓練や演習を各国に推奨しようと考えています。武器の所持や有事に対する備えまで否定するつもりはありませんから」

 

「しかし、訓練や演習にかこつけて軍備の増強や他国への侵攻を目論む国も出てくる恐れもある。それに訓練にも限界がある。動かない的を相手に剣を振るっても、敵の動きに対応する戦い方は身につけられない。実戦形式でも味方同士ではどうしても手心が加わってしまう」

 

「そ、それは……」

 

 俺のダメ出しにクラリフィエは押し黙り、何か言おうとするも思いつかず黙ったままになってしまう。一方で俺もそれらの問題を解決する手が思いつかず、何も言えなくなってしまった。

 

 ……何かないか。人間同士が殺し合うような戦を起こさせないようにする方法、そして可能であれば平和になった後も人々が戦う力を失うことなく、魔物のような脅威に備えることができる方法が……。

 俺とクラリフィエは互いに何も言えず、室内に気まずい空気が流れる。そんな時だった。

 

「……いっそのこと、決まりを作ってそれぞれを戦わせることができたらいいんですけどね。競技(スポーツ)みたいに」

 

「「――!?」」

 

 

 その言葉を聞いて俺とクラリフィエは顔を横に向ける。それを発したのは、今まで意見を交わしていた俺とクラリフィエを遠巻きに眺めていたシャマルだった。

 俺たちの視線を受けて、シャマルはしまったというような顔で手を振る。

 

「――あっ! ご、ごめんなさい! うっかり口が滑っちゃって、でもこの世界って街中とかなら致命傷を負っても死なないようになっているから、決まりとか作ったら安全に戦うこともできるんじゃないかなあと思ったりして――」

 

 両手を振りながら口をついて出てくるシャマルの言葉に、俺とクラリフィエは唖然とした顔になる。そして……

 

「それだ!」

「それです!」

 

 俺とクラリフィエはほとんど同時に声を上げ、シャマルはびくりとする。

 そんなシャマルの前で俺とクラリフィエは再び顔を見合わせて、話を始めた。

 

「クラリフィエ、フロニャ(ちから)は街など人が住んでいる場所ならどこにでも存在しているとブルトンヌから聞いているんだが、それは確かか?」

 

「ええ、他にも砦や門などある場所のほとんどはフロニャ(ちから)が働いていて、そこにいる人たちは大きな傷を負ってもしばらくの間けものだまになってしまうだけで死んでしまうことはありません。けものだまというのはフロニャルドの人々が大きな傷を負った時に成ってしまう姿のことで、ケント様たちやアデルのように異世界から来た方々はこの姿になることはできませんし禍太刀憑きはフロニャ(ちから)を阻害する力を持っています。ですから……」

 

「ああ、あの守護装備がそのためのものだったのか。じゃあ一定の場所なら致命傷を受けてもけものだまになるだけで死にはしないというわけだな」

 

「ええ。天候が崩れてフロニャ(ちから)が弱まったりすることもありますが、そうでなければ」

 

 フロニャ(ちから)についてクラリフィエから解説を受けたことで俺は確信を強める。クラリフィエもおそらくそうに違いない。

 クラリフィエを悩ませていた諸々の問題はこれで解決するかもしれない――戦を競技にしてしまうことで。

 

 

 

 戦を競技にする。このような事はベルカを含めたほとんどの世界ではできない事だろう。

 しかしフロニャルドでならできる。フロニャ(ちから)という加護に守られたこの世界でなら。

 

 規則が定められていて戦いによる死傷者が出ないのであれば、それは戦という形を取ってもほとんど競技と変わらない。敗戦国に対しても領土や過度な賠償を請求しなければ遺恨も残りにくく、武器、防具、新聞などの販売やそれを見込んだ商人たちの拠出などによる経済効果次第では、敗戦国にも利益が行き渡らせることが可能になる。

 何よりこの戦もどきは戦い方を学んだり研鑽を積むための実戦演習にもなる。それによってフロニャルドの人々が戦う力を失ってしまうという恐れは低くなるだろう。

 

 もちろん懸念はある。この案が本当に各国の首脳に受け入れられるのか、取り決めを破って他国に本当の戦を仕掛けようとする国が現れはしないか、そのような国が現れた時に抑止力は働くのか。

 しかし、それを承知の上でクラリフィエはこの案を賭けてみることにしたようだ。クラリフィエと俺はその戦についてあれこれ考えながら意見を交わす。そんな俺たちをシャマルは呆然と見ていた。

 

(……二人とも熱心に語っているわね。何気なく思いついただけのことなんだけど、戦の競技化なんて本当にやる気なのかしら? ……もっとも、私としてはそんなことより――)

 

「――ゴホッ! ゴホッ、ゴホッ!」

 

「クラリフィエ!」

「クラリフィエ様!」

 

 話の途中で突然口を押さえ、咳き込んだクラリフィエに俺とシャマルは駆け寄ろうとする。だがクラリフィエは片手を伸ばして俺たちを制した。

 

「大丈夫……大丈夫です。ちょっと張り切りすぎてしまって――」

 

 そう言ってクラリフィエは咳払いをして、喉元からせりあがる咳を強引に飲みこもうとする。

 

「いけませんクラリフィエ様、無理に咳を飲み込もうとしては――」

「フィー!」

 

 シャマルがクラリフィエに駆け寄ろうとした瞬間に、扉が勢いよく開き、ヴァレリーがシャマルを突き飛ばしてクラリフィエを抱きかかえた。

 

「フィー! しっかりしろフィー!」

 

「ヴァレリー。私は大丈夫なのです。前に話した件についていい案が浮かんだのでつい――」

 

「喋るな。大人しくしとけ! 今薬を出してやるから」

 

 そう言ってヴァレリーは懐から袋を取り出しそれをクラリフィエに飲ませ、クラリフィエが薬を飲み終えたのを確認してから、ヴァレリーは袋を懐に仕舞いながら俺たちに顔を向けた。

 

「悪い。姉貴は少し調子が悪くなっちまったみたいだ。俺と姉貴はここで失礼させてもらうから、お前らは宴に戻るなりブッチして部屋に帰るなりしてくれ。俺はこいつを早く寝かせてやんねえと」

 

「大丈夫です、私は大丈夫ですから下ろしてくださいヴァレリー! こんなところ誰かに見られたら――」

 

 そう言ってクラリフィエはヴァレリーの前で抵抗するが、ヴァレリーになだめられるうちに抵抗をやめる。そんな姉を抱えてヴァレリーは「じゃあな」と言いながら部屋を出て行った。

 そんな二人を俺とシャマルは何とも言えない顔で見送る。

 クラリフィエの体は病魔に蝕まれている。彼女はそれを見せないように振る舞っているが、その症状は思った以上に深刻らしい。

 しかしそれでも、彼女はフロニャルドの平和のためにその身命を投げ打とうとしているのか。……せめて闇の書が完成していれば、その強大な力でクラリフィエの体を治すことができるかもしれないのだが。

 

 

 

 

 

 病と毒に冒されてなお人々や世界のために動き、その末に数年後には命を落とすだろうパスティヤージュの王、クラリフィエ・エインズ・パスティヤージュ。彼女に対して俺は敬意を抱かずにはいられない。

 後に、俺が夜天の魔導書や聖王のゆりかごからグランダムやベルカを守るために、自らオリヴィエに討たれる道を選んだのは、クラリフィエから受けた影響もあるのかもしれない。

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