光の力を欲したカインは、謎の魔神ソドムにプリキュアの監視を命じた。
そんな事など知らないなぎさ達一同の下に、妖精学校から招待状が届き・・・
第十章スタートです
五日間の夏休みに入り、少し余裕も出来たので、第十章投稿始めます!
第八十五話:妖精学校からの招待状!
プロローグ
魔界・・・
不気味な沈黙をしていた魔界の戦士達・・・
だが・・・
バルガンが着ていたような白い軍服を着て、髪の色以外瓜二つの容姿を持つ金髪のカインと銀髪のアベルは、天に轟く不気味な黒き塔の内部に居た。二人の背後の闇が蠢くと、二人は背後の気配を感じるや、口元をニヤリとさせた。闇に溶け込んでいるかのような黒いフードで全身を包み込み、顔も見えない闇の中の人物は、カインとアベルに話し掛け、
「カイン、アベル、遂に見付けたぞ!」
「本当か、ソドム!?」
「それで、我らの真の肉体は何処に!?」
普段冷静なカインですら、興奮したように身を乗り出した。そんな二人の様子を見たソドムと呼ばれた魔神は、闇の中からクククと薄ら笑いを浮かべながら、
「何所だと思う!?笑えるぜ・・・何せ、俺達が今この場に居るこの黒き塔、この塔こそ、忌々しき魔王ルーシェスが、我らの肉体を封じた場所だ!!」
「「何・・・だとぉ!?」」
ソドムの報告は、カインとアベルも全く予期せぬ事だったらしく、二人は目を見開き驚愕した。ソドムは更に言葉を続け、
「だが残念ながら、魔王ルーシェスによって、この塔には二重の結界が張られている!」
「そんな物、力尽くで壊せば良い!」
そう言ったのはアベル、カインは何かを思案するように目を閉じた。アベルの言葉をソドムは直ぐに否定し、
「いや、それは不可能だ!何故ならルーシェスは、この塔に闇と光の二重結界を張っているのだからなぁ」
「成る程、ルーシェス亡き今、闇の者である我らなら、闇の封印は解けても、光の封印を解く事は出来んからなぁ・・・どうする!?カイン?」
アベルに問われたカインは、考えが纏まったのか、目をゆっくり開くと、
「・・・・・・そう言えば、バルガンを倒した者達が人間界に居たな?」
「ン!?例のプリキュアとか言う奴らの事か?」
バッドエンド王国において、バルガンを倒した者達、プリキュアの事はカインもアベルも報告を受けて知っていた。アベルの言葉にカインは頷くと、
「ああ、奴らは光の戦士だと聞く、上手く奴らを利用出来れば、あるいは・・・」
光の戦士の力を利用する・・・
カインの考えを聞いたソドムは、闇の中で再びクククと笑い、
「成る程・・・では、俺は再び闇に消え、プリキュア達の動向を監視しよう!」
「頼む!ソドム、何かプリキュア達に動きがあれば知らせてくれ!」
「ああ、カイン・・・だが、俺の好きにさせて貰うぞ?奴らが本当に、我らに匹敵する程の実力を持って居るか・・・試して見たくてなぁ」
フードに隠れたソドムの両目が不気味に真紅に輝いた・・・
1、エンエンとグレル
TAKO CAFE・・・
疲れ切った表情を浮かべたなぎさが、テーブルに座りながらたこ焼きを頬張っていた。そんななぎさの姿を、ひかりが笑み混じりに見つめていた。店主のアカネがなぎさに話し掛け、
「なぎさ、やけに疲れた顔してるじゃない?」
「うん・・・今日の授業は中々ハードで疲れちゃった!おまけにパッとしない天気で蒸し暑いし・・・」
「そりゃあ、今は7月でまだ梅雨明け前だしねぇ・・・」
「でも、去年は今頃梅雨明けしてたよ!」
「今年は遅くなりそうだとTVで言ってました!」
ひかりも会話に加わり、今年は梅雨明けが遅くなると、TVで言っていた事をなぎさに話した。なぎさは下敷きを取りだし、団扇代わりに扇ぎながら、
「アァア・・・何かこう、パッと晴れた場所にでも行きたいよねぇ・・・」
曇天の空を見上げながら、なぎさが思わず呟いた。アカネがクスクス笑いながら、店のワゴン車の中に戻った事で、コミューン姿のメップルが妖精姿に変化すると、
「なぎさは、直ぐ嫌な事があると現実逃避したくなるメポ」
「何よぉ!」
「疲れてるのはメップルの方メポ!なぎさがほのかと違う学校に行くようになって、ミップルと会える機会が大分減ったメポ!!」
「しょうがないでしょう!」
「大体、なぎさがほのかと同じ学校に行けば、ミップルと会えない寂しさを味合わないで良かったメポ・・・なぎさ、今からでも遅くないメポ!もっと勉強して、ほのかとゆりと同じ学校に通うメポ!!」
「自分で言うのも何だけど・・・T大に何て私が行けるかぁぁ!!」
互いに変顔浮かべながら、睨み合うなぎさとメップルと見て、ひかりは思わずクスリと笑みを浮かべた。
妖精学校・・・
ココとナッツ、四大国王達が中心となって建国した妖精学校、ココやナッツは、自ら入学した生徒達にも勉強を教えていた・・・
サンクルミエール学園で教師をしていたココ、本を読むのが大好きで博識のナッツは、勉強を教える事には慣れて居た。他には、この妖精学校の責任者とでも言うべき、亀に似た妖精や、メップルとミップル、フラッピとチョッピも都合を付けて時折プリキュアの事を妖精達に語った。現在は、タルト、シプレとコフレ、ポップが妖精学校の講師として招かれ、妖精達にそれぞれの国のプリキュアの事などを語って聞かせた。
妖精学校の生徒達は、色々な国から勉強に来ていて、この場になぎさ達一同が居れば、懐かしさで再会を喜び合う妖精達の姿もチラホラあった。
皆熱心にノートに書き込む中、一人の妖精が不満げな表情を浮かべて居た・・・
名はグレル・・・
額に菱形の模様があり、背中にはマントを羽織、腰には竹光を身に付けた、どことなく小熊のような姿をイメージさせる妖精グレルは、机の上にピョンと飛び乗ると、
「ケッ!プリキュア何か、ただの女の子じゃねぇか!!」
「グレル、静かにするシャル!」
「嫉妬は見苦しいぜ!」
「うるさいぞ!シャルル、ぐらさん」
シャルルと呼ばれた、何処かダビィに雰囲気が似て居る、全身をピンク色にし、兎のような耳をして頭部にリボンを付けた妖精と、ぐらさんと呼ばれた、その名の通り頭にサングラスを乗せている、ブルースカイ王国の妖精、リボンに似て居る妖精がグレルを窘めるも、グレルは聞く耳を持たなかった。グレルの後方に座っていた、犬のような容姿をしたピンク色の妖精がオドオドしながら三人を宥め、
「喧嘩はダメパフ」
「パフの言う通りロマ!グレル、静かにするロマ!!」
パフの右隣に居た、紫色の身体をした小鳥のような妖精アロマ、アロマは身体が小さい事もあり、テーブルの上に乗って授業を聞いていた。
二人は兄妹で、ホープキングダムという国の妖精達、アロマは執事、パフはメイドになる事を夢見ていたが、ホープキングダムのカナタ王子から、もっと広い世界を知るようにというお達しを受け、妖精学校に入学していた。
「お前の方がうるさいだろう、アロマ!」
アロマの声は高音で響くのか、グレルは耳を塞ぎながらアロマに言い返した。そんな一同の様子を、不安そうにキョロキョロ見つめ、涙目を浮かべた妖精が居た。
名はエンエン・・・
額にはクローバーの模様があり、頭まですっぽり被ったフードを着ていた。気が弱いのか、クラスメート達から顰蹙(ひんしゅく)を買う、グレルの事を気にしているようだった。グレルとエンエンは、元々同じ国の出身だったが、行動派のグレルに対し、エンエンは気弱な性格で、グレルに付き従い行動を共にしていた所は、嘗てメルヘンランドに居た時の、アンデとルセンの関係を彷彿させた。
「グレル・・・もう止めなよ?」
「何だよ、エンエン!お前だってそう思うだろう?」
「エッ!?ぼ、僕・・・」
グレルに同意を求められたエンエンは、直ぐに俯きモジモジしていると、エンエンの隣に居た、丸い耳に花冠のようなものを頭に付けた全身黄色の妖精ランスが、ハァと溜息を付きながら首を振り、どこか舌足らずのようにゆっくり話し出し、
「エンエンは、優柔不断でランス」
「ランス、そういう事をハッキリ本人に言うのは、どうかと思うケル」
そう言ってランスを窘めたのは、全身青色で、耳が垂れ下がっており、頭部にはダビィやシャルルのようにリボンを付けたラケルだった。アン王女に、トランプ王国の国王から連絡があったプリキュアの妖精とは、シャルル、ラケル、ランスの三姉弟の事だった。
「チェッ!俺の方が、プリキュアより強いに決まってらぁ!」
エンエンが同意してくれず、グレルは不満そうに腰に差した竹光を取りだし振り回すと、周りの妖精達が止めるように促し、亀のような教師も、グレルに止めるように注意する。ココとナッツも止めるように注意するも、グレルは言う事を聞かなかった。それを見ていたタルトは、少し意地悪な表情を浮かべると、
「グレル、そない言うんやったら、ホンマもんのプリキュアはん達に・・・おおて見るかぁ?」
「プリキュアに!?い、良いぜ!」
タルトの意外な言葉に一瞬たじろいだグレル、グレルもプリキュア達の凄さは分かって居たが、みんなの手前強がった。
「タ、タルト殿!?」
「エエから、ワイに任しときぃ!」
ポップは慌ててタルトを止めようとするも、タルトは手を振りながら自分に任せておけとジェスチャーし、
「よっしゃ!ほないっその事、プリキュアはん達を・・・この妖精学校に招待せぇへんか?」
「プリキュアを妖精学校に!?」
「ウワァァァァ!会いたい!!」
タルトの言葉を聞き、妖精達が一斉に大騒ぎしながら喜び、慌ててココとナッツ、ポップと亀の妖精先生が生徒達を宥めた。ココとナッツは、呆れたようにタルトを見つめるも、
「こうなったら仕方無いココ」
「みんなに協力して貰うナツ」
顔を見合わせながら頷いたココとナッツは、妖精学校の責任者である亀の妖精の許可を貰い、プリキュア達やアン王女に招待状を送った。
2、妖精学校へ
トランプ王国・・・
アン王女の下にやって来たシロップは、妖精学校からの招待状を手渡すと、アン王女は嬉しそうに封を切り、手紙を読んだ。
「シャルル、ラケル、ランスの三人は、真面目にやっているかしら?」
手紙を読み終えたアン王女は、手紙を封にしまうと、シロップをチラリと見つめながら小声で話し掛け、
「実は、わたくしが向こうの世界に行っていたのを、お父様は良く思っておられず、わたくしもシャルル達の様子を見に行きたかったのですが、お父様から許可が下りず、難儀をしていた所です・・・よろしければ、わたくしをこのまま、妖精学校に連れて行っては頂けないでしょうか?」
「ロプ!?それは構わないロプ!でも、国王にバレたら・・・」
「その時はその時です!わたくしももう子供ではありませんし、お願い致します!!」
「分かったロプ!」
父である国王の目を逃れるように、コソコソ城の外に出たアン王女とシロップ、シロップが巨大化し、アン王女がシロップの背に乗ると、城の中が騒がしくなり、シロップに気付いた警備兵達が騒ぎ出し、
「な、何だ、あのデカイ鳥は!?」
「み、見ろ!あの鳥の背に・・・王女様が居られるぞ!!」
「ま、まさか・・・誘拐!?す、直ぐに国王様にお知らせしろ!!」
「ロプゥゥゥ!?」
何やら、自分が王女誘拐の主犯にされているようで、シロップが困惑すると、アン王女も慌てて警備兵達を呼び止め、
「心配はご無用です!この方は、わたくしの大切な友人の一人、この方と共に少し国を留守に致しますが、お父様には心配しないように伝えて下さい!!」
「お、お待ちを!?王女様、王女様ぁぁぁ!!」
警備兵が止めるのも聞かず、アン王女は一同に手を振りながらトランプ王国を後にした・・・
アン王女を妖精学校に送ったシロップは、なぎさ達一同の下にも手紙を配達した・・・
喜ぶ者、困惑する者、様々居たが、一同も妖精学校の事はシロップから聞いていて、興味は持っていた事もあり、皆妖精学校に行く事を快諾した。一同の都合も付き、集合場所のナッツハウスに勢揃いした一同、あゆみだけは学校の行事があり、遅れて行くとみゆきに連絡があり、みゆきはなぎさ達一同にその事を伝えた。
「そっかぁ、じゃああゆみちゃんには悪いけど、私達だけで先に行こうか?」
なぎさが一同に伺うと、のぞみもコクリと頷き、
「そうだね、あゆみちゃんの下には、後でシロップに迎えに行って貰おうよ!」
「でも案内状には、手紙に貼られたシールを擦ると、妖精学校まで案内する乗り物が現われるって書いてあるわ!」
今一度中身を確認したほのか、手紙には、妖精学校までの道案内をしてくれる乗り物の事が書いてあると一同に伝えた。こまちも思い出したかのように頷き、みゆきを見つめると、
「そう言えばそうね・・・みゆきさん、あゆみさんにも案内状は届いてるんでしょう?」
こまちに聞かれたみゆきはコクリと頷き、
「はい!あゆみちゃんにも届いてるそうです!!」
「じゃあ、私達が先に行っても大丈夫ね!」
「分かったわ!あゆみには私からメールを入れておくわ!!」
せつなが素早く携帯を操り、あゆみにメールを入れると、直ぐにあゆみから返事が返り、分かりましたとメールが来た。
「みんな、どうする!?私が妖精学校まで送っても良いけど・・・」
せつなが一同に伺うと、なおは、一同が用意してきた数々の品物をチラリと見た。ひかりはたこ焼きを、咲達はパンを、かれんはシュークリーム、こまちは毎度お馴染みの羊羹、ラブ達はドーナツ、つぼみ達は大福、奏はカップケーキ、あかねは紙に包んだお土産用のお好み焼き、なおはそんな美味しそうな数々を見て居るだけで、口内に唾液が広がり、
「あたしはせっかくだから・・・みんなが持って来てくれた美味しい食べ物を、一杯食べながら行きたいなぁ!」
「良いねぇ!何かピクニックみたいだし!!」
「賛成!」
なおの提案に、のぞみと響も肩を組みながら同意した。佐々木先生の家に居候している真琴にとっては、初めて見る食べ物が一杯有り、興味深そうにジィと見つめ、
「これがたこ焼きで、こっちはお好み焼き・・・」
「真琴、良かったら一つ食べて見る?」
「よろしければどうぞ!」
ひかりが真琴にたこ焼きを差し出すと、なぎさは食べ方の見本を見せるように、爪楊枝でたこ焼きを刺し、口の中に放り込んだ。
「良いんですか?じゃあ、遠慮なく・・・」
なぎさがやったように、楊枝を手に持つと、息を整え一気にたこ焼きを突き刺した。だが、勢いよく刺しすぎ、パックがグシャっと潰れ、真琴の顔面にソースが飛び散った。呆然とする真琴に、ほのかは慌ててハンカチを差しだし、なぎさは苦笑混じりに、
「いや、そんなに思いっ切り刺さなくても大丈夫だから・・・」
「ウゥゥ、な、何かベトベトする」
真琴は微妙な表情を浮かべながら、顔に付いたソースを拭き出した。それを見てえりかはアハハハと笑い出し、真琴はえりかを恨めしそうに見つめながら、頬を大きく膨らませた。
「じゃあ、乗り物を呼び出すよ?エェと、シールを擦れば良いのよね?」
なぎさがほのかに確認すると、ほのかはコクリと頷き、なぎさは手紙に貼られていたシールを人差し指で擦った。するとモクモク煙が立ち上り、見る見る何かの形に変化し、やがてメップルの姿をした気球が現われ、なぎさ達一同も、本人のメップルも思わず驚愕した。だが、メップル形の気球に全員乗るには狭すぎて、念の為咲達、のぞみ達、ラブ達、響達、みゆき達もシールを擦ると、モクモク煙が現われ、フラッピ、ココ、シフォン、シプレ、ハミィ、キャンディの気球が現われた。
「キャンディの気球も有るクルゥ!」
自分の気球を見て、キャンディが大喜びしていると、あかねは苦笑を浮かべながら、
「此処に魔王が居ったら、悔しがったりしてなぁ?」
「有り得る、案外目立ちたがり屋だし」
そう言うと、あかねとなおは顔を見合わせて笑い合った。魔王の話題が出た事で、一同もようやく魔王がこの場に居ない事に気付き、なぎさはみゆきに話し掛け、
「どうもおとなしいと思ってたら、魔王は一緒に来なかったんだ?」
「うん・・・家のお母さんと一緒に居るから行かないって」
みゆきが変顔浮かべながら一同に魔王の事を話し、みゆきに同情したくるみが声を掛けると、
「みゆき、それはそれで・・・不安よね?」
「うん!うん!無理矢理にでも連れて来るんだったぁぁ!!」
今思い返し、魔王を無理矢理にでも連れて来れば良かったと後悔したみゆきが、頭を抱えて悶えていると、それを見ていたせつなは無言でコクリと頷き、突然せつなの姿がこの場から消えさった。辺りをキョロキョロ見渡したラブは、
「あれぇ!?せつな、何所行ったんだろう?」
「何か忘れ物かしら?」
かれんも小首を傾げていると、再び先程せつなが居た場所が赤く輝き、大騒ぎしながら喚く魔王を、右手で抱えながらせつなが再び姿を現わした。
「魔王!?」
魔王の姿を見た一同が思わず言葉を発し、魔王も一同の姿を見て驚くと、
「せつなぁぁ!いきなり何するカゲェェ?」
「魔王をみゆきのお母さんと二人きりにさせたら・・・何しでかすか分かったもんじゃないから、私達と一緒に居させようと思って」
「せつなさぁぁん!」
せつなの好意を知り、みゆきは目をウルウルさせながら、せつなの両手を掴んで感謝した。そんな二人を見ていた魔王は、
「みゆき、せつな、ひょっとして・・・お前達、俺が一緒に居なくて寂しかったカゲかぁ?」
少しご機嫌になった魔王が、みゆきとせつなに問うと、みゆきは無言でブンブン首を横に振り、せつなは、イース時代のような冷ややかな視線で魔王を見つめ、
「魔王・・・二度とこっちの世界に帰って来れない、宇宙の果てにでも行く?」
「え、遠慮しとくカゲ」
これ以上せつなを怒らすと、本当に宇宙の果てに捨てられそうで、魔王はせつなを怒らせるのは止めようと決めた。
メップルの気球には、なぎさ、ほのか、ゆり、れいかが乗り、フラッピの気球には、ひかり、咲、舞、こまちが乗り、ココの気球にはのぞみ、りん、響、奏、なおが乗り、シフォンの気球には、ラブ、祈里、かれん、いつき、アコが乗り、シプレの気球には、つぼみ、えりか、うらら、美希が乗り、ハミィの気球には、エレン、満、薫、せつな、くるみが乗り、そして、キャンディの気球には、みゆき、あかね、やよい、真琴が乗り込んだ。妖精達はそれぞれのパートナーと一緒の気球に乗り込み、魔王はみゆきの気球に乗った。
「じゃあ、みんな・・・行くよ!」
なぎさの合図と共に、気球はフワリと宙に浮き、なぎさ達一同を乗せた気球は大空へと舞い上がった・・・
それを見届けた闇は不気味に蠢き、
「妖精学校か・・・ククク、これは利用出来そうだな!」
闇の中から、なぎさ達一同を監視していたソドムは、何かを企てる為行動を移した!
だが、この時の一同には、ソドムの暗躍を知る事は無かった・・・
第八十五話:妖精学校からの招待状!
完