消えゆく白の群像   作:来星馬玲

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第四章 ハティの冒険

陸の項

 

 

 鋼の原野を疾走する一つの影。銀色の毛をなびかせるは銀狐ハティ。その背には、ハティにしっかりとしがみ付くスクルディアの姿があった。

 

 ハティは逃げていた。襲い来る侵略者から。背にいるスクルディアを守るために。

 

 先ほどの乱戦で仲間とは逸れてしまった。ハティが一番頼りにしている、「鎧装獣」の称号を持つ者、兄弟の契りを交わした相手でもあるスコールも、今は側にいない。スクルディアを守れるのは僕だけだ。ハティは何度も自分にそう言い聞かせる。

 

 突然、上空を砲弾が通り過ぎる。思わず、ハティは胴体を弓なりに曲げ、その場で停止した。砲弾は、ハティのすぐ目の前で炸裂し、周囲に爆風と破片を撒き散らす。

 

 ハティは己の半ば鋼と化した体を使い、必死になってスクルディアを庇った。破片が体に突き刺さる。ハティはその激痛に懸命に耐えた。

 

 侵略者はハティのすぐ側にいた。例の筒状の物を大量に生やした奴だ。周囲には、目前の侵略者とは違った姿をした連中――不可思議な浮遊物体を浮かばせている名状しがたい形状の水色の物体や、緑色の装甲を身に付けた人型の物体といった容貌の侵略者――が集まっている。

 

 囲まれた。スクルディアがハティにしがみ付いているその腕に力を込める。

 

 ハティは命を賭してスクルディアを守る覚悟で侵略者達と対峙する。

 

「侵略者どもめ。スクルディア様には指一本触れさせないぞ」

 

 侵略者の目的がスクルディアを生きたまま連れ去ることにあるらしいことは分かっていた。それ故、奴らはこちらに対して致命傷になるような攻撃を避けている。ハティにしがみ付いているスクルディアを巻き添えにするのを躊躇しているのだ。

 

 ならば勝算はある。

 

「スクルディア様。何があっても、手をお放しにならないように」

 

 震えながらも頷くスクルディア。その顔を見て、ハティは勇気を振り絞る。

 

 ハティは咄嗟に向きを変えると、片側にいた人型の侵略者に飛びかかった。侵略者は慌てて腕の筒を獣に向けようとしたが、遅かった。ハティは侵略者に爪を突きたてると、鋭い牙でその頭部を一気に引き千切った。侵略者は奇怪な音を立てながら倒れ伏す。

 

 侵略者達が動揺する。ハティはその隙に、一気に加速し、全力で駆けた。この包囲網から抜け出す為に。

 

 その刹那、数発の銃声が響き渡った。

 

 ハティが動きを止めた。胴体から幾筋もの血が流れている。銃弾が貫通していた。ハティはその場に倒れた。

 

 なんてことだ。あまりにもあっけない……。ハティは悔しさに歯を食いしばる。スクルディアがハティから這い降りると、ハティを助け起こそうとした。

 

 水色をした侵略者の一体がスクルディアの背後に立つ。スクルディアがその相手を非難しようとしたが、その侵略者は奇妙な形をした細い腕でスクルディアの頭を一打ちした。スクルディアは気を失い、その体を侵略者が軽々と持ち上げる。

 

 倒れているハティに向かって、腕から筒を生やした侵略者達が一斉に筒を構える。ハティは己の最期を悟った。

 

 銃声が木霊した。

 

 

 

 

 ハティは眼を覚ました。まだ生きている……のか。鋼の原野を照らすダイヤモンドの月が空に浮かんでいる。あれから数刻が過ぎていた。

 

 ハティはがばと上体を起こした。

 

「そんな……、ここはどこだ。スクルディア様は……」

 

「スクルディアは侵略者が連れて行ったよ」

 

 背後で、ハティの疑問に何者かが答えた。ハティはその声に驚き振り返る。そこに居たのは白銀の人影……機人らしき姿だった。

 

「お前は……侵略者だと」

 

 ハティは即座に起き上ると、身構えた。だが、機人は頭を振ると、こう答えた。

 

「私は侵略者ではない。そうだな……私は君達の言う道化といったところかな」

 

 道化と聞き、一瞬ハティは思案した。道化、この世界に置いて中立を守るべき者達。ハティが知る道化は、王が心を開く唯一の道化と呼ばれているドヴェルグだけだった。

 

「道化だと。だが、お前のその姿は紛れもない侵略者ではないのか」

 

「私もあの門に触れてしまってね。何とか命は助かったが、気が付いたら、この姿さ。……自分でも、水面に映ったこの姿を見た時は正直驚いたよ」

 

 そういうと自らを道化と名乗る人物は、皮肉を含んだ笑い声を洩らした。

 

 ハティは相手に敵意がないことを悟ると、緊張を緩めた。

 

「そうか……。あなたが僕を救ってくれたのですね。……そうだ。スクルディア様が」

 

 思わずそのまま走り出そうとするハティを道化と名乗る人物が押しとどめる。

 

「奴らはスクルディアに危害を加えたりはしないよ。連中にとっても歌姫の歌声は必要らしいからね。歌姫の礎になる使命を帯びた三姉妹の一員であるスクルディアも同様さ」

 

 まるで事態を見透かしている様な物言い。ハティはやはりこの相手に安心は出来なかった。

 

 ハティは思わず口調を荒げて言う。

 

「あなたは何故そのようなことを知っているのだ。侵略者の目的をどこで知った」

 

 ハティが詰めよる。道化と名乗る人物は手を広げて頭を振ってから言った。

 

「推測さ。単なるね。ただこれまでの奴らの動きを見る限りでも、少なくともスクルディアに被害が及ばないようにしているのは分かる」

 

「……。僕も侵略者がスクルディア様をなるべく傷つけないようにしていることは感づいていました。……ですが、このまま放って置くわけにもいきません。急いでスクルディア様を助け出さねば、何をされるか……」

 

「君の言うことも分かるよ。だが、君一人の力ではどうにもならないだろう。まずは君の仲間と合流した方がいい」

 

「……そうですね。僕の力では奴らには歯が立たなかったんだ。やはり、兄さんがいないと何も出来ないんだ、僕は……」

 

 兄という言葉を聞くと、道化と名乗るその人物は僅かに反応を示した。

 

「兄……君には兄弟がいるのかね」

 

「はい。と言っても僕達とあなた方とは違いますからね。兄といっても義兄弟の契りを交わした者ですけど」

 

「実は私にも弟がいる。弟はあるお方に仕えているが、今頃はどうしていることか……」

 

 道化を名乗る人物の遠い視線。白銀の甲冑から覗けるその緑色の輝きを放つ瞳に、ハティは吸い込まれそうになるような感覚を覚えた。果てしない虚空が続いているような……。

 

「申し遅れました。僕はハティと言います。僕の命を救っていただきありがとうございます」

 

「ハティか……。私はハクという者だ。まあ、今回のことで気に病む必要はない。スクルディアを救う機会はまだある筈だ」

 

 そう言うと、道化を名乗る人物……ハクは親しみを込めた眼差しをハティに向けた。

 

 

 

 

 ハティとハクの二人は、ダイヤモンドの月に照らされた鋼の原野を歩いていた。ハティは一刻も早くスコール達と合流し、スクルディアの捜索に向かいたかったが、まだ傷が十分に癒えておらず、ハクが押し止めたのである。

 

 ハクの話では、あの筒状の物を大量に生やした侵略者の指令で、一緒にいた連中が追手として差し向けられたらしい。ハティはハクだけでも急いで追手から逃れるように言ったがハクは取り合わなかった。

 

「私は連中から君を助けたからね。君の安全が保障されるまではまだ手を引けないよ。それが私の責任でもある」

 

 その言葉が、ハティには重く圧し掛かってくるように感じた。

 

「自分の身一つ守れない僕が、スクルディア様を守ろうなんて、言えた立場じゃないんだな……」

 

「君は立派だったよ。だから、私も中立の立場を破ってまで君に力を貸した」

 

 ハクはそう答えた。それからハクはハティに向き直るとこう言った。

 

「君はあの娘が好きなんだね。」

 

 その言葉にハティははっとなり、ハクの方に顔を向けた。

 

「スクルディア様は我々にとっての希望です。そのお方を守るのは当然のこと」

 

「いや、私は君個人のことを言っているのだよ。君にとってあの娘はかけがえのない愛すべき人……そうではないかとね」

 

 ハティは俯いた。ハクと顔を合わせることで、あのお方、スクルディアの微かにほほ笑んでいる顔を正面から見た時の様な気まずさを感じたからだ。

 

「……あなた方道化の言うことは……僕にはよくわかりません」

 

「そうか。まあ、気にしないでくれ。この話はもう止めよう」

 

 それきり二人の間に、会話は途絶えた。

 

 

 

 

「まずいな、つけられている」

 

 ハクが呟いた。その言葉を聞き、ハティは侵略者達の気配を瞬時に感じ取った。

 

「奴らが……。気配が近づいてくる。……十体か」

 

「いや、十四体だ、空の方にも注意しておかないとね」

 

 ハクの言葉で、ハティははっとなった。空。侵略者は空からも舞い降りて来るのだ。

 

「見逃してはくれないようだ。奴らも随分と念入りだね。ご苦労なことだな」

 

 地を伝わる振動、上空から微かに響いてくる音。ハティは武者震いをした。この怪我をした体で侵略者と、果たして渡り合えるのだろうか。

 

「ふむ、これは私の手に余るか……」

 

 ハクの呟きを聞きとり、ハティは思わずハクの方を向こうとした。だが、その刹那。ハクが手を振り上げたかと思うと、ハティの意識が途絶えた。

 

 

 

 

 「お前……何故我々の邪魔をする」

 

 侵略者が言った。ハクと名乗った者は答える。

 

「簡単なことだ。私はこの獣を助けたかった。それだけのこと」

 

 ハクは足元で気を失っているハティを指し示した。

 

「我々の同胞ではないな。何者だ、貴様」

 

「お前達の同類ではい。そしてこの世界の住人ですらない。こう言えば君達なら分かるかな」

 

 ハクが冷たく笑った。侵略者達の間に動揺が奔る。中には思わず呻き声を洩らす者までいた。

 

「そんな……、まさかお前は……」

 

「そうだ。私は竜騎の称号を帝より賜っている者。君達の言う【虚無】だ」

 

 瞬時に侵略者達が武器を構える。だが、内心は恐怖のあまり、我を失いそうであった。

 

「それが本当ならば、お前の存在は、容認できない。今、この場で我々の全力で以て消滅させるのみ」

 

「私一人だったなら、あるいはそれも可能だったかもしれないな……」

 

 ハクの呟きが終わらないうちに侵略者達が一斉に重火器を放つ。だが、ハクが手を挙げただけで生じた虚空にそれらの銃撃は全てむなしく吸い込まれていった。

 

 ハクはその虚空に手を差し伸べると、自分の背丈ほどもある巨大な剣を取り出した。

 

「帝よ、あなたより授けられしこの力、使わせて頂く」

 

 浮かび上がる、ハク。侵略者達は慌てて中空のハクに狙いを定める。

 

 勝敗は一瞬で決した。

 

 ハクが大剣を一閃すると、――明らかにこの世の物ではない――白き龍を思わせる閃光が空間を伝わり、周囲にいる侵略者達を破壊した。上空にいた飛行物体も例外なくこの閃光を受け、浮遊能力を失うと、全て地に落ちた。もはやその場で動く者はハクしかいなかった。

 

「安心したまえ。侵略者達よ。君達のコアには傷一つ付けてはいない。無闇にコアを砕くというのは私の流儀に反するからね。それにまだ事を荒立てる時ではないしな……」

 

 ハクのその言葉を聞く者は、誰もいなかった。

 

 

 

 

 ハティが眼を覚ますと、侵略者は誰一人としていなかった。側にいるのはハク一人のみ。

 

 ハティは急いで起き上ると敵の気配を探った。やはり何の気配もしない。

 

「これは……。一体どうなっているのですか。侵略者は」

 

 ハクは緑色の眼差しでハティを見つめながら答えた。

 

「何とか逃げ延びたよ。ここまで来ればしばらくは安全だろう」

 

 だが、ハティはすぐには呑み込めなかった。あれだけの数の侵略者達、あの包囲網を無事に脱出できたというのは並大抵のことではない。

 

 考えてみればハティが初めてハクに助けられた時もそうであった。突然、ハティは気を失い、気がつけばハティは助かり、侵略者達の姿はない。そして側には無傷のハクの姿。

 

「……どうやら、あなたには敵の包囲網から瞬時に逃げ出せるほどの不思議な力があるのですね」

 

「ふむ。思っていたよりは物分かりもいいらしい。その通りだよ。私にはある程度の距離を一瞬で跳躍できる力がある。まあ、道化ならば君達が言う、不思議な力とやらの一つや二つあって当然だがね」

 

「僕にもそんな力があったら……、スクルディア様をあの侵略者から救えたのに……」

 

 ハティはそう呟くと、その場に姿勢を落とし、項垂れた。

 

「この世に存在する全てのもの。それらには一つ一つ違った役割がある。君は君の役割を果たしたまえ。それがあの娘の為にもなり、君自身の為にもなるだろうさ」

 

「僕の役割……、でも僕はその役割を果たせなかった……。スクルディア様を守るなんて言う資格、僕にはなかった……」

 

「案ずるな。ハティよ。スクルディアは無事だ。そしてもうすぐ君はあの娘と再会する。私には分かる」

 

 それだけ言うと、ハクは一つの方角を指示した。ダイヤモンドの月の位置からして、それが南東の方角であることがハティには分かった。

 

「さあ、ハティよ。もうお別れだ。この方角を真っ直ぐ行きたまえ。そうすれば君の兄と合流できる。それに……スクルディアとも会えるだろう」

 

 ハティは思わず立ち上がった。スクルディア……あのお方に会える。それに兄や、きっと他の仲間たちとも。

 

「ハクさん。あなたは、本当は何者なのですか。まるでこの世界の実情を何もかも知り尽くしていらっしゃる」

 

 ハクは頭を振った。

 

 

「いや、私は単なる一人の道化に過ぎないさ。この世界のことだってほんの一面しか知らない」

 

 そう言うと、ゆっくりとハクの体が浮かび揚がった。ハティは慌ててハクを引き留めようとする。

 

「待ってください、ハクさん。僕には……本当にスクルディア様を……それに一人の戦士として仲間たちと共に戦うことができるでしょうか。僕はまだ自身が持てないのです」

 

「君には戦士としての気質が欠けている。が、その代わり、君には騎士としての素質があるのだ。スクルディアは君が守りたまえ。君にはそれだけの力と信念がある。この私が保障するよ。さらばだ、若き勇敢なる者よ。近い将来、君とは相見える。そんな気がするよ」

 

 その瞬間、ハクの姿は中空で掻き消えた。

 

 暫しの間、ハティはその場に立ち尽くしていた。

 

 やがて、ハティは意を決すると、ハクの示してくれた方角へ向かって駆けた。

 

(ハクさん、本当にありがとう。また、あなたと会える日、その日が来るのを僕も願います)

 

 ハティは原野を疾走する。急いで仲間のもとへ。そして愛しいスクルディアのもとへ。

 

 ハティが願った通り、そう遠くない未来において、ハティとハクは再会することになる。それはハティが望んでいたものとはあまりにもかけ離れたものであったが……。

 

 

 

 

「プラチナム……何を考えている。お前のしたこと全て筒抜けだったぞ」

 

「何の話かなアルブス」

 

 空中で静止しているプラチナムが答える。

 

「あの獣は後後我らの神に禍をもたらすかも知れぬ存在。あるいは【勇者】となるかもしれないのだぞ」

 

「一応言っておくが……。あれは【勇者】ではないな。なるとしても【勇者】の支えとなる存在、といったところだろう」

 

「プラチナムめ。ウル・ディーネを助けたことといい、獣を救ったことといい、何れにしろお前のやっていることは我らの神への裏切りに値するということが分からんのか」

 

「我らの神……か。アルブスよ、我々竜騎が本来仕えるべき主は帝の筈であろう。神への奉仕など神将達にやらせておけばいい。我々は帝の為に行動する。それで十分である筈だがね」

 

「プラチナム。【虚無】によって魂を奪われた帝を救ったのは我らが神だ。今や、帝は心を失ってしまわれた。神の意志に従うこと。それこそが帝の為でもあるのだ」

 

「どの道、私の使命はこの世界の調査だ。私は私の役目を全うしている」

 

「プラチナム……。今回のことは全て神に報告する」

 

 交信が途絶えた。

 

(帝の為か……。アルブスよ、お前が神からの廻し者であることにこの私が気付いていないとでも思っていたのか)

 

 プラチナムはじっと天を見据える。すでに生じかけている。同胞たちが出現する場所、白夜の虚空。

 

(帝は神と折り合いが悪かった。それが突然、神の保護下に置かれることになるとはな。神よ、何を企んでいる)

 

 プラチナムは虚空から大剣を取り出すと、それを胸の前に掲げた。

 

「この剣。この命。すべては帝に奉げし物。我が愛するル・シエル様よ。私の全てはあなた様の物」

 

 それに応えるかのように、白夜の虚空が微かに蠢いた。




関連カード


●銀狐ハティ
本章における主人公。
北欧神話ではフェンリルの息子の狼の名前であるが、バトスピでは狐。
ただ、月を飲み込むようなイラストはモチーフとなった神話をイメージしている。
フレーバーテキストにある「勇者」とは、おそらく、一角獣アインホルンのことであると思われる。

●アイスメイデン
動器。
フレーバーテキストでは大地に起こった異変が語られている。

本章における「不可思議な浮遊物体を浮かばせている名状しがたい形状の水色の物体」とはアイスメイデンのこと。
固有名詞は持たず、無数に存在する。

●バーサーカー・ガン
動器。
フレーバーテキストでは門より現れた異形のものたちが世界を埋め尽くしていく様子が書かれている。

本章における「緑色の装甲を身に付けた人型の物体といった容貌の侵略者」とはバーサーカー・ガンのこと。
こちらも固有名詞はなく、無数に登場。


●空帝竜騎プラチナム
皇十二竜騎の一人。
フレーバーテキストは「白の章第12節」であり、
勇者の矢を受けて墜落していく空帝ル・シエルの背中から舞い降りている。

●白亜の竜使いアルブス
皇十二竜騎の一人。
「万物の敵」と書かれており、歌声も届かず、無差別に世界や侵略者を破壊している。
陸帝竜騎ベスピニアーのフレーバーテキストから推測するに、龍帝は二体の竜騎が揃うことで本来の力を発揮できると思われる。



●ダイヤモンドの月
名所千選612。
門より垣間見えるもう一つの月。その光は生命を停止させると形容されている。

●白夜の虚空
名所千選番外06。
白の世界に出現したと思しき虚空。
名所千選には相当危険な場所も多いのであるが、虚空は最高危険地帯として列挙されている。



●グラシアルブレス
マジック。
イラストでは空帝ル・シエルがこの技を放っている。

本章では、一時的にル・シエルの力を借りたプラチナムが使用。
自分の小説では、ル・シエル専用の技という設定。
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