消えゆく白の群像   作:来星馬玲

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第七章 魔神機

 陸の項

 

 

 

 仲間がまた一人、倒れた。さすがのトールにも焦りの色が伺える。眼の前にいる岩の体を持つ象達も多くの残骸を晒していたが、未だ、戦意に衰えは見受けられず、果敢にトールの護衛の神機ミョルニール達を破壊していく。

 

 巨大な槌を持つトール自身も長時間の戦いで疲弊しており、これ以上の長期戦は不利であった。

 

 空の彼方より、巨大な要塞を思わせる船が近づいてきた。トールはその存在に勇気付けられた。

 

 空の船より、白き機人達、それに鯨を襲った者達と同じ姿をした飛行物体達が次々と舞い降りてくる。

 

「トール殿。私があなたの剣となりましょう」

 

 地上に降り立ったアスクが自ら、トールに進言した。トールが頷くと、アスクはその身を大剣へと変じさせた。トールはそれまで持っていた槌の代わりに大剣となったアスクを手にする。トールの手を離れた槌は瞬時にミョルニール本来の人型へと姿を変え、トールの盾となるべく、その身を投じた。

 

 トールが渾身の力を込めて大剣を振るう。凄まじい衝撃波が岩の象達を蹂躙し、その体が次々と粉砕されていった。

 

 

 

 巻貝を思わせる殻に籠る少女、魔人スクルディア。彼女は生れてからさほど時を経ていない。

 

 姉であるウル・ディーネはこの世界の原初より存在し、多くのものを見てきたという噂もあるが、定かではない。ウル・ディーネ自身、妹であるベル・ダンディアとスクルディアにすら多くは語らなかった。

 

 スクルディアには、己に課せられるべき使命に対する自覚はまだなかった。何故、獣達が命を賭してまで自分達を守り戦うのか、スクルディアには分かっていなかった。ただ、長女であるウル・ディーネの後ろに隠れ、言葉を閉ざし、震えるのみ。

 

 そのスクルディアが、初めて姉と引き離された。ウル・ディーネの判断で、侵略者達を撹乱する為に、獣達は二手に分けられた。その後の侵略者の追撃で、仲間とも逸れ、ただ一人、スクルディアの傍らにいた者の名は、銀狐ハティ。

 

 ハティは懸命だった。スクルディアを守るべく一所懸命に侵略者に立ち向かうハティの姿。今まで、姉達にしか心を開いたことのないスクルディアの脳裏には、あの銀色の毛をなびかせるハティの姿が焼きついて、離れなかった。

 

 

「ヘイズ・ルーン殿、それにスクルディア様。御無事で」

 

 侵略者を倒し、スクルディアを取り戻したヘイズ・ルーンを、ハティの兄スコールが出迎えた。

 

「ああ。何とか、スクルディア様を救うことはできた……。ただ……」

 

 ヘイズ・ルーンが言い終わらないうちに、急いで這いよってくるウル・ディーネ。スクルディアはヘイズ・ルーンの背より飛び降りると、姉に抱きついた。

 

「スクルディア……」

 

 ウル・ディーネの呟きをよそに、スクルディアはか細い声で「ハティが。ハティが」と繰り返した。

 

 その様子を見ていた、スコールは諦め顔で言う。

 

「そうか……、ハティは助けられなかったのか……」

 

「……ハティの姿はなかった。すまない、スコール」

 

 ヘイズ・ルーンが俯く。

 

「いや、ヘイズ・ルーン殿の働き、感謝している。見事、スクルディア様を侵略者の手から救いだしたのだから」

 

 ウル・ディーネが、スクルディアを優しく撫でていた手を止め、ヘイズ・ルーンの方へ向き直った。

 

「ヘイズ・ルーン殿、妹を救って頂き、ありがとうございます。……ハティのこと、さぞかし無念だったことでしょう……」

 

 ウル・ディーネが暗い面持ちとなる。

 

 獣達の一行はヘイズ・ルーン達を加えると、再び、移動を開始した。ハティの捜索を続けたかったが、怪我を負った者も多く、侵略者が現れる前に、ベア・ゲルミルの元へ向かわなければならなかったのである。

 

 多くの仲間を失った獣達。そのうえ、また一人の戦士の消息が途絶えたという。一行にはその事が重くのしかかっていた。

 

 

 

 突然、スクルディアが叫んだ。

 

「ハティ。ハティが近くにいる」

 

 驚いた獣達の視線がスクルディアへ向けられた。ウル・ディーネも驚き、スクルディアの顔をまじまじと見つめる。

 

「あそこ。あそこにハティが」

 

 獣達は一斉に、スクルディアが指差した方へ顔を向ける。鋼の原野の向こうより駆けて来る一つの影。疾走する銀狐の姿が。

 

「おお、ハティ」

 

 スコールが叫び、一行を抜け、ハティの方へ向かって駆けて行く。獣達の間から、歓声が沸き起こる。

 

「ハティ、よく無事だったな」

 

「兄さんこそ、仲間達を守り抜いたのですね」

 

 兄弟の契りを交わしたスコールが、傷ついた体のハティに肩を貸しながら、ハティと共に獣達の元へ戻ってきた。

 

 ハティが戻ってくると、スクルディアがウル・ディーネの側を離れ、真っ先にハティに抱きついた。

 

「ハティ、良かった。ハティ」

 

 スクルディアが泣きじゃくりながらハティに頭を押し付ける。

 

「スクルディア様……」

 

 ハティが呟いた。

 

 ヘイズ・ルーンがハティのもとへ駆けより、それに続いてウル・ディーネが這いよる。

 

「ハティ、無事だったか」

 

「よくぞ御無事で、ハティ」

 

 他の獣達も次々とハティのもとへ駆けより、皆でハティの働きを褒め称えた。ハティは照れくさい気持ちになり、スクルディアから眼を逸らした。

 

 それから、ハティは真剣な面持ちで仲間達に言った。

 

「皆さん、聞いてください。実は、僕がここにくる途中で、一人の仲間が傷つき、倒れていました。僕一人の力では、彼を運べなかったので、今から、皆にその仲間のところへ向かって欲しいのです」

 

 獣達が思わず、黙りこむ。ヘイズ・ルーンが言う。

 

「なんと……。ではすぐ、救援に向かわねば。王のもとへは急がなければならないが、今、孤立するのは危険過ぎる。皆の者、仲間を救うため、一旦そちらに向かおう」

 

 疲れきっていた獣達であったが、仲間思いでもある彼らは、同意の意を示す。一行はそちらに向かった。

 

 

 

 

「来てくれたか……友たちよ」

 

 傷つき倒れていた、鋼の岩石の体を持つ象は、駆けよってくる獣達に向かって言った。

 

「あなたは南の戦士。何があったのですか」

 

 駆けよって来た、ヘイズ・ルーンが尋ねる。

 

「ああ、あれは悪夢だった。未だかつて見たことのない侵略者によって次々と仲間を討ち取られていったのだ……」

 

 獣達の間に次々と怯えの色が奔って行く。勇猛果敢にして強靭な肉体を誇る南の戦士。この象達をこれほどまでに追い込んだ侵略者とは一体何者なのだろうか。

 

「私は長の命で、このことを鎧装獣の王のもとへ伝えるべく、一人で逃げて来たのだ」

 

 象の消え入りそうな瞳は悲しみに満ちていた。そして、その悲しみの奥深くにある、怒り、憎しみ。

 

「なんということだ……。南の戦士ですらこの様なことになるなんて。侵略者め……」

 

「スコール殿。今は戦士の命を救うことが先決だ」

 

 ヘイズ・ルーンがスコールの怒りを鎮める。

 

「ああ、そうであった。では、戦士よ、あなたを王のもとへお連れ致そう」

 

 ウル・ディーネが這いよってきて、象に優しく手を当てた。

 

「戦士殿。気休め程度ではありますが、手当を致します。」

 

 ウル・ディーネの手がぽうと輝く。徐徐に活力を取り戻していく象。僅かではあるが、象の衰えていたコアの輝きが強まった。

 

「ああ。感謝します。ウル・ディーネ様。大分楽になりました」

 

 そう言うと、象はゆっくりと立ち上がった。それから、象はハティの方を向いた。

 

「君にも感謝している、若き戦士よ。これで、私も自分の役目を全うできる」

 

「いえ、そんな……」

 

 面と向かってあまり褒められたことのなかったハティは少し戸惑う。そんなハティにスクルディアが抱きついて言った。

 

「ハティ。偉い」

 

「な、スクルディア様」

 

 思わず赤面するハティ。その様子を見て、それまで暗い面持ちであった、象がほほ笑んだ。他の獣達の間からも笑い声が聞こえ、場の空気が和んだ。

 

 獣達の一行は新たな仲間を加え、ベア・ゲルミルのもとへ移動を再開した。

 

 

 

 

 原野を抜け、辺りは鋼の雪に覆われた銀世界となる。

 

「もうすぐ、我ら鎧装獣の集う聖地に着く。それまでの辛抱です、戦士殿」

 

 ヘイズ・ルーンが雪原の遠くの方へ視線を向けながら言った。

 

 この雪原は、かつては穏やかな気候で、辺りには緑も生い茂っていた。それが、今では冷たく無機質な雪で凍りつき、かつての面影はほとんど失われてしまっている。これも侵略者がもたらしたものなのだ。

 

 あと少しで王のもとに辿り着く。獣達の顔に安堵の表情が浮かんでいった。だが、その表情は、突然のスクルディアの叫び声で破られた。

 

「怖い。怖い未来が来る」

 

 何事かと獣達が一斉にスクルディアを見た。

 

「怖い未来。こんなの見たくない」

 

「スクルディア様。どうしたというのです」

 

 ハティがスクルディアに問う。スクルディアは叫びながら、ハティにしがみ付く。その瞬間ウル・ディーネが叫んだ。

 

「皆さん。心してください。何かがこちらに向かってきます。おそらく侵略者が……」

 

 象がウル・ディーネの方に振り返る。その瞳には憎しみの色が浮かんでいた。

 

「まさか。私の一族を滅ぼしたあの巨人か」

 

「それは分かりません……。ただ、相手はこちらを包囲するべく取り囲んでいるようです」

 

 獣達の間にまた、怯えの色が奔る。ここにいる獣達の多くは負傷していたり、戦うだけの力のない者ばかりなのである。スコールとヘイズ・ルーンが迫りくる敵に対し、身構える。

 

 それまで、茫然としていたハティも、自分にしがみ付いているスクルディアを見て、意を決した面持ちとなり、侵略者達に備える。

 

(ハクさん……。僕は戦います。騎士として)

 

 

 

 

 次元を歪めてその様子を観察している一つの銀色の影があった。

 

「ほう……。私の放った手勢の存在に早くも感づくとは。やはり、あの娘らを放っておくわけにはいかぬな。さあ、獣共よ、存分に遊ぶがいい」

 

 そう言うと、ヴァルグリンドは冷酷な笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 背中に大口径の筒を背負った狼達が、次々と襲いかかる。獣達は驚愕した。その姿は侵略者ではなく、機械化した同胞である獣達であったからだ。

 

「なんだと。この者らが敵だと言うのか」

 

 ヘイズ・ルーンが狼の放った砲弾をかわし、誰に言うともなく叫んだ。狼達は、気配を消し、再び獲物の隙を窺う。

 

 予期せぬ敵の出現に戸惑っていた象は、襲いかかってくる狼達を相手にして、即座に戦意を取り戻した。

 

「この者達が何者であるのかは分からぬが、敵であることに変わりなない。戦える者は戦え。それが生き延びる道だ」

 

 歴戦の勇士である象は、飛びかかってきた赤い装甲を持つ狼をその鼻ではたき落とすと、迷わず踏みつぶした。それでも、他の狼達は気にせずに獲物を取り巻き、隙を窺った。この狼達には恐怖という感情がないらしい。

 

 スコールが戦闘体形に入り、それに続いてヘイズ・ルーン、ハティがそれぞれウル・ディーネ、スクルディアを庇いながら、襲い来る敵に対して身構える。他の獣達も、傷ついた者や力無き者を庇いながら応戦する。

 

 狼達は傷ついた者や戦えない者に対しても容赦なく牙をむき、砲弾を浴びせた。獣達が次々と犠牲になり、そのコアを散らしていく。

 

 ハティが、飛びかかって来た赤い装甲の狼をその鋼の爪で両断した直後、背後から青い装甲を持った大柄な狼が砲弾を撃ちながら飛びかかってきた。

 

 駄目だ。やられる。ハティがそう思った直後、スクルディアが飛び出し、両手を広げた。その動作で、青い狼とその砲弾がその動きを止める。

 

 ハティはスクルディアを急いで背負うと、青色の狼に飛びかかり、鋼の牙で引き千切った。狼は鳴き声もあげずに、どうと倒れる。

 

 安心したのも束の間。ハティの背後から二体の赤色の狼が砲弾を浴びせ、ハティは吹き飛ばされた。

 

 ハティは瞬時に立ち上がり、倒れているスクルディアのもとへ駆け寄る。スクルディアの殻はひび割れ、体中から血を流していた。

 

「ハティ。見たくない未来。ハティが遠くにいっちゃう。見なくてよかった……」

 

 ハティは涙を堪え、スクルディアをその背に乗せると、怒りをあらわにして立ち上がる。この狼達への怒りではない。この狼達にこんなことをさせている姿見えぬ敵に対しての激怒。

 

 ヘイズ・ルーンの攻撃をかわし、青色と赤色の二体の狼が砲弾を撃ちながらウル・ディーネに飛びかかった。ヘイズ・ルーンが叫ぶ。だが、間に合わない。

 

 その刹那。

 

 象がウル・ディーネの前に割って入り、砲弾をその身に受け、迫りくる二体の狼を打ち砕いた。ウル・ディーネの悲鳴と同時に象はその場にどうと倒れた。

 

「戦士殿」

 

 象は消えゆく光の灯った瞳でウル・ディーネを見上げる。

 

「これで、私は私の役目を終えた。我ら南の戦士達は最後まで勇敢に戦った。ベア・ゲルミル殿にはそうお伝えください」

 

「戦士殿……。あなたの名は」

 

「そう……まだ言ってなかったか……。私の名は……ファティ……」

 

 そこまで言ったところで、象は動かなくなった。

 

「あなたの事は永遠に忘れません……。私の過去として……」

 

 ウル・ディーネが泣き崩れる。だが、狼達は待ってはくれない。ウル・ディーネはすぐさま起き上ると、すぐ近くに迫っていた砲弾をかわし、迫りくる敵に備える。

 

 どう足掻いても勝ち目はない。まだ生き残っている獣達を、徐々にそんな感情が支配していく。狼達は依然、疲れの色を見せず、獣達の隙を窺う。

 

 その時であった。

 

 突如空間を突き破り、巨大な機人達が現れた。禍々しい黒い輝きを放つ機械の巨人達。

 

 それを見たウル・ディーネが驚愕する。

 

(あれは、ロキの魔神機。何故ここに)

 

 出現した、四体の魔神機。それは驚きの色を見せている獣達には見向きもせず、無言で、心を失った狼達に襲いかかった。

 

 狼達は、突如出現した魔神機を前にして、若干行動を躊躇したが、その魔神機の狙いが自分達であることを知ると、これに応戦する。

 

 生き残った獣達は、心を持たぬ者同士による凄惨で激しい戦いを目の当たりにする。魔神機達は、重力を捻じ曲げ、次々と狼を粉砕していく。

 

 だが、狼達もただやられているわけではない。この強大な魔神機に対して、迷わず砲弾を浴びせ、爪と牙で以て応戦する。魔神機の方もこの攻撃で傷ついていく。

 

 事態は驚くべき形で収束した。後に残ったのは、生き残った獣達、傷ついたスクルディア、ウル・ディーネ。それに二体の魔神機。魔神機のうち二体は狼との戦闘で破壊されていた。

 

「何故です。何故あなたが……。答えなさい、ロキ」

 

 だが、魔神機達はウル・ディーネには見向きもせず、再び空間を捻じ曲げると、その姿を消した。

 

 

 

 

「ふん。フェンリルキャノンどもめ、不甲斐ない。所詮はフェンリルの模造品に過ぎぬか。だが、面白いものが見られたな」

 

 一部始終を見ていたヴァルグリンドが言った。

 

「まあ、暇つぶしとしては役にたった方かな」

 

 そう言うとヴァルグリンドは空間の歪みを元に戻し、その場から消えた。

 

 

 

 

 あれほど大勢いた獣達も大分減ってしまった。生き残った獣達は黙って肩を貸し合い、散っていった者達の冥福を祈った。スコールやヘイズ・ルーンも暗い面持ちである。

 

 ハティがスクルディアの傷口を舐めている。スクルディアは気を失っていたが、命に別状はない。散っていった者達には申し訳ないが、ハティは心の中で安堵していた。

 

(あれは確かにロキ……。ロキ、あなたは何を考えているというの)

 

 ウル・ディーネは心の中でそう呟いていた。

 

 

 

 

 その戦場から遠く離れた崖の上で、一人の青年が笛を吹いていた。ふと、その手を止め、笛をか細いその口から離すと、青年は言った。

 

「ロキ。君が介入するとはね。どういう風の吹きまわしだい」

 

 青年の後ろにいるベビー・ロキが電子音声で答える。

 

(スクルディアが見た未来は、僕が望むものではなかったからね。それに今、あの者達がいなくなると来るべき【虚無】と対峙する際、支障をきたす)

 

「そうだね。でも君自ら魔神機を動かしたとなると、他の機械達も黙ってはいないんじゃないかな」

 

(それはしかたないよ。他に手がなかったんだから。でも、あの狼達には可哀そうなことをしたよ)

 

「ロキ、君がそんなに優しいとは思っても見なかったよ」

 

(そう言われると照れるね。もっとも、僕は自分のしたいようにしているだけなんだけどね)

 

「まあ、そうだろうな」

 

(それより、ヘイムダル。邪魔をしてごめん。僕は久しぶりに君の笛の音を聴きたかったんだ。長年の友人の君のね。どうだい、久しぶりに僕に聴かせてくれないか)

 

「言われなくても吹くさ。それが私の生きる意義だからね」

 

 そう言うと、青年は、笛に口をつけ、その音色を奏でた。侵略者によって浸食された一面の銀世界に、静かに笛の音が木霊する。

 

 

 

 声ではない言葉。

 紡ぐ音色が雄弁に語る。

 憂い、哀しみ、苦しみ、希望。




関連カード


●巨神機トール
侵略者の中でも特に強大な力を持つと思われる。
同胞を武器に変え、滅びを与える。
イラストで装備しているのは、変形した神機ミョルニール。

●神機ミョルニール
「大帝の槌」と称される。
大帝とはおそらく巨神機トールのこと。

本章では巨神機トールの武器と護衛の役割を担っており、無数に存在する。

●エレファンタイト
侵略者との戦いで姿を消していった抵抗者達。
機人アスクのフレーバーテキストによると、トールとの戦いで滅ぼされてしまったらしい。

本章における「岩の体を持つ象達」、「南の戦士」とはエレファンタイトのこと。

●機人アスク
フレーバーテキストは白の章第7節。
エレファンタイト達と戦っていたトールに、剣に変形したアスクが加勢する様子が書かれている。
後に、氷雪の勇者皇ウルの剣となる。
北欧神話では最初の人間の男であり、エムブラとは夫婦の関係。

●魔神機ビッグ・ロキ
フレーバーテキストでは、異形の竜(おそらく空帝ル・シエル)と戦っている。
系統:武装を持つが、ベビー・ロキと同じ動器スピリットでもある。

自分の小説では、ロキが遠隔操作する戦闘兵器という設定。複数機登場する。

●笛吹きのヘイムダル
道化。
おそらく中立を守っている。
北欧神話ではラグナロクが始まったことを神々に知らせ、後に敵対するロキと相打ちになる。

本章ではロキの友人として登場。
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