気がついたらオリキャラ(女)になって原始時代にいたけどメス堕ちはしない主人公君 ※   作:キサラギ職員

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※真似しないでください
俺たちにとってハーブは重要だが、認めない人たちにこそ必要なものだ(名言)


12.この時代では合法だよなって話

 人数にして12人は、一名の骨折と一名の食あたりを除けば、寒さと疲労と飢えで疲弊しているだけだった。

 だけだったと言っても、それだけでも人は十分死んでしまう。幸い寒さ対策の家と焚き火、保存食、寝床はあるので、数日食べて休んでいるうちにだんだんと元気になっていった。

 

「しばらく農地とか、土器作りとか、そういうことはやめるしかないと考えている」

「だろうねぇ」

 

 俺はアキラスと相談していた。

 家に関してはぎゅうぎゅう詰めになればなんとかカバーできるし、焚き火はみんなで当たればいいが、食料だけは切り詰めても限界がある。

 使える人員が限られている以上、研究開発は一時的に止めて食糧確保を優先するべきだった。俺も含めてね。

 俺は病人二人が寝ている家の隅っこに目をやると、エノコログサ茶をズルズル啜った。

 

「漁をするか………」

「ああ、魚を槍で突くんだろ」

「いんや、罠を仕掛ける」

 

 今までの狩猟では魚を直接捕まえていたが、罠を使ってみようと思う。

 俺は言うと、地面の上にさらさらと図を描き始めた。丁度花瓶みたいな形状である。口のところに細い線を付け加える。

 

「蔓を編んで、器を作る。口の外側は、魚が入りやすい形状にして、内側は狭く作る。中に虫を入れる。すると魚は一度入ったら出られなくなる。なんで罠かっていうと、置いてるだけでいいからだよ。槍を構えて待たなくてもいいから、その間別の狩りが出来るだろ」

 

 罠最大の利点は狩猟者が待ち伏せたり追いかけたりしなくてもいいところだ。その間に別のことが出来る。

 

「できれば網を作って大規模にやりたいところだけどな」

「網」

「糸を編んで作った大きいもので、海にいる魚を一気に捕まえられるんだ」

「編む、というのはわかる。糸というのは……?」

「んー、木とかの皮を捲ればわかると思うんだけど細かい細かい線みたいのがあるから、それをこうすると太くなる。わかるな?」

 

 俺は自分の髪の毛を数本まとめてより合わせて見せ、編みこんでみせる。

 

「んで、それをこうして……」

「………なるほど。網の糸と糸の間が狭いから魚は逃げられないのか……」

「問題が一つあってね。地引網って言うやり方だと海に入るか、船がないと無理だ。船は現状作ってる暇がないからだめだし、寒くて海には入れないし……」

「船」

「そ、葉っぱとかって水に浮くよね。それをたくさん集めたら……」

「人が乗れる!?」

「そういうこと」

 

 やはりアキラスくんは最高でおじゃるな。頭の回転が早くて、俺の言っていることは嘘ではないと信じてくれているので、ぱっと理解してくれる。

 地引網をやるには入水するか船がないとダメだが、凍えるような寒さのなかやるのは厳しすぎる。春にならないと無理だろう。

 

「わかった。この罠をみんなで作って、魚を取ろう」

「おう。じゃ、一緒に作ってみようか」

 

 見本もないのにみんなに作れと命じるのは無茶振りもいいところだ。

 こんなこともあろうかと用意しておいた蔓を使って、罠を作成していく。程なくして二つ出来上がった。

 アキラスが罠を二つ抱えて立ち上がると、家の外に出て行った。

 

「行ってくる」

「行ってらっしゃい。さてと」

 

 俺は病人の様子を見ることにした。

 腕の折れた男は―――すやすやと寝息を立てている。ギプスの調子を見てみるが、特にずれたりはしていない様子だった。

 食あたりを起こした女は、顔色が随分とよくなっていた。

 

「おはようございます………だいぶよくなりました……」

「おはよう。薬とお湯飲んでもらおうね」

「その、お鍋の中のしょっぱい水を全部飲まないといけないんですか……?」

「うん♪」

「はい……」

 

 がっくり肩を落とす女を前に、俺はにっこりと笑ったのだった。

 

 で、その日のうちに合計十個の罠が作られて、仕掛けられた。結果が楽しみだな。

 

「あとは落とし穴かなぁ」

 

 俺は考えていた。

 そう、この時代。罠で動物を捕獲するという考えがない。もっとも効果的で、もっとも確実な罠と言えば、やはり落とし穴だろう。深い穴を掘り、一見すると地面があるようにカモフラージュを被せる。獲物が上を通りかかると落っこちるという寸法である。余裕があれば罠なんて使わなくてもいいんだが、今はとにかく食べ物が欲しい。

 

「そしてあとは――――」

 

 俺はうーんと唸った。もう、アレしかない。アレとは。

 

「食用キノコを探すか……!」

 

 キノコである。この時代の人間でも、キノコを食うとやばいことになるというのは知られているらしく、触れようとさえしない。なぜかと言うと、毒があるからだ。解毒剤なんてものがないので、毒キノコを食べようものなら死まっしぐらだからだ。

 動物実験を考えてみたんだが、肝心の動物がいない。ネズミがいいんだけどね。石投げて捕獲すると大抵死んでるので、無傷でネズミを捕まえる罠も研究してみるか……。

 やってみるしかないな………なんたって不老不死だからな! 食えるキノコが見つかれば栽培もできる! というか鑑定ミスが怖いから栽培しないとだめだ!!

 俺は早速森に繰り出した。あるわあるわ、意識して探せばザックザクキノコが出てくる。なんてたくましいんだ。赤いやつ。青っぽいやつ。白いやつ。茶色いやつ。とにかくなんでもいい。死なないなら食ってやればいいじゃないか。

 家に戻ってきた。病人二人組みは地面で丸まって眠っていた。

 俺は適当に、三角の傘にひょろひょろとした茎?を持つキノコを手に取ると、おもむろに食べてみた。

 もにゅもにゅもにゅ……………マイタケみたいな味がするな……。コリコリとした歯ごたえだ。少しだけ喉に異物感がある。

 しばらく待ってみたが何も起きな………?

 

「ふにゃぁ……?」

 

 世界が歪んできた。目がきりきりと痛んできたかと思えば、世界が輝き始めた。色の輪郭が崩れて虹色に染まっていく。

 

「はにゃあ……?」

 

 焚き火がやばい。何がやばいかと言うととてつもなくでかい。太陽か?

 全身が暑くて暑くて仕方がないので外に出る。朝か? と思うくらいに眩しい。ものの輪郭が飛んでしまっている。

 よくはわからないが幸福感で一杯になっている。石が突然大きく見えたかと思えば、自分の体が空に届くようになってくる。

 

「お、おぉぉぉぉぉ………息するたびに、高まってくる!!!」

 

 息をすると世界がぐわんぐわんと揺れて心地がよい。目を閉じても風景が見える!!

 

「寒い…………ソーマ?」

 

 罠を仕掛けてきたらしいアキラスと出くわした。

 ああ、イケメンじゃないかよ。超絶ですよ超絶。だきついて胸板ぐりぐりーあーいーにおい。においにも色ってあるんだなぁ。もう匂いに色を感じる。こんなこと、はじめてだ!

 世界がこんなにも美しいなんて

 

「おいよせ、どうしたんだ……!? とりあえず寝かせるしかないか……」

「ああーもっていかれる~~~~」

 

 アキラスに抱えられて自宅にイン。そーまたんいんしたお!

 

「あっついあっつい! あついよ~~~ぴ~~~」

 

 あつくてしかたがないので服をぽいぽいぽーいと脱いで、アキラスをひっくり返す。あれ? こんなに力出たっけ?

 

「これを食ったのか………キノコは危険だとあれほど……」

「ちゅー! ちゅー!!」

「むぐぅぅぅっ!?」

 

 キノコなんてほっといてさぁ、らぶをしようずぇ!

 らーぶらーぶ! らーぶらーぶ!

 そーれ! 勃起! 勃起! 勃起!!(手拍子)

 

「しがみ付くな手を叩くなそれともなにか、子供作ってくれるのか?」

「へぇぇぇ~~~??? へぇぇ~~~????」

 

 あはは。うふふ。

 

「前■なしで挿入とかエロゲかよてめーはよ!! 入れろや! 入れろって! せっくす教えてやろうかぁ!? この世界に布教したろうかよぉオラ!! 性の電動マッサージ師になろうかぁ?? 無知シチュですかコノヤロー!」

「ば、やめろ!! たつか!!?? 舐めるつもりか!? よせ!!」

「ふぎぎぎぎ抵抗するなよーがんばれーアキラスくん♥ がんばれがんばれ♥」

「作るなら入れるだけでいいだろ!!」

「せっくすってのは奥が深いんだよ!? DVD! DVD! 凹と凸をくっつけてくれよ!!」

「くそっ、完全に正気を失っている! だれか、だれかーっ!」

「コケティッシュだルルォォォン!? でかい乳だろ!? 吸えよタコ! ざーこざーこ♥」

「うわぁぁっ!?」

 

「う」

 

「吐くなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

「起きたほうがいいのかしら……」

「いや起きないほうがいいような気がする」

「そうね」

 

 

 

 

 そして。

 

「あだまいだいよ゛ぉぉぉぉぉ!!」

 

 激しい頭痛に悩ませられ、俺は行動不能に陥ったとさ。

 

「………その、■戯ってなんだ?」

「教えないよぉぉぉぉぉ!!」

 




この時代のおせっせに前戯なんてない!
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