ロックマンエグゼ:実績『見損なったぞカーネル!』『負けないアイ』開放ルートRTA   作:ヌオー来訪者

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Part32+ 『X』

 無視できない言葉は3つ。

 

 1つはVAVAが元人間と謎の蒼いナビが吐き捨てたこと。

 2つはその蒼いナビがロックマンそっくりであるということ。

 そして3つ目は祐一朗がそれを見るや否や『エックス』という謎のワードを呟いたこと。

 

 

 1つ目は取り合えずVAVAかクラフトを捕縛して聞き出すしかないだろう。なぜならばここで問いただしたところで素直に聞くならここでこんなふざけたテロなどしないし、ナビ攫いもするはずもない。保留。

 しかし先ほどVAVAが異様な痛みを訴えていたのはこれで合点がいった。とは言っても元人間のナビなんて話なぞ聞いたこともないのだが。

 

 残りは──眼前の蒼いナビのこと。

 祐一朗ならば聞けば多少は答えてくれるだろう。

 

「──エックス?」

 

 九十九の疑問符に祐一朗の表情に事の深刻さを物語るように険しさを増す。だが、悠長に話をしている場合ではない。蒼いナビが右腕のバスターをVAVAに向け、エネルギーが渦のように集まっていく。

 

 ──まさか、このナビはVAVAを消すつもりか。

 

 そう思考が動くのに時間はかからなかった。

 しかしゼロはクラフトと交戦中で身動きが取りづらい、下手に振り払えば背後から撃ち貫かれるのは明白だ。

 となれば動けるのはカーネルだけ。

 当然今蒼いナビが始めようとしている暴挙に勘付いたカーネルが割り込みマントを盾にし守りの姿勢を取った次の瞬間、蒼いナビのバスターに収束した光が──弾けた。

 

 轟音。バシュウ、と空間を焼くような音がした。

 蒼き閃光。バスターの眩い光に画面越しの九十九も目を細める。

 紅き衝撃。ごうっ、と電脳世界を揺るがす衝撃波がコトブキエリアの紅いパネルを捲りながら離れた所で鍔迫り合いを続けていたゼロとクラフトの得物をカタカタと揺るがす。

 

「カーネル!?」

 

 こんな一撃を貰えば幾ら手練れとはいえカーネルでもただではすむまい。消し炭になってくれるなよと懇願するようにPETの視点を爆心地に向ける。立ち込める煙がそのカーネルとVAVAの姿を覆いつくし九十九は舌打ちした。

 カーネルの無事に気づいたのは──チャージショットを撃った本人の方からだった。

 

『ふーん。プラズマチャージを耐えきるナビがいるなんてね』

 

 煙が晴れた時、爆心地に立っていたその者は焼け焦げ、それでいて穴の開いたマントは依然として燃え続け、持ち主の身を焼こうとしている。故にカーネルは迷いなくそれを投げ捨てた。

 最早守りの手段としては役に立たないと判断したからだろう。それだけではない、外套を思わせるアーマーは煤に塗れヒビが入っている。

 

 カーネルは寡黙だ。VAVAのように泣き叫んだりするような真似はしない。けれどもその代わりでもやってやると言わんばかりに彼のボディの各部はバチッ、バチッと紫電を飛ばし、得物たるサーベルの切っ先が地面に向いていた。

 満身創痍。最悪だが、その言葉が酷く似合う格好だった。

 

『ぬぅっ……』

 

『とはいえ、関心はしないな。僕の粛清の邪魔をするなんてさ』

 

 カーネルのすぐ後ろには粛清されかけた哀れなナビが横たわっていた。カーネルの防御が行き届かなかったのか衝撃波とカーネルを中心に誘爆したプラズマが部位欠損で哀れなナビを悶え苦しませる。

 そのせいか『ア……ァ』と言葉というよりはうめき声を上げている。今度アレを貰えば直撃でなくても消し飛ぶのは明白だ。

 

「くそっ、ゼロ! クラフトには構うな!」

 

 ゼロに再び亜高速移動ことゼロシフトを発動させようとするもクラフトがそれを許しはしない。距離を見切ったクラフトはゼットセイバーをコンバットナイフで受け力づくで弾き飛ばし、巻き散らすように放たれたレーザーバルカンの雨がゼロの行く手を塞ぐ。

 

『そうはさせん!』

 

『そこをどけ……クラフト』

 

『そうはさせんと言ったぞ』

 

『お前は……お前たちは仲間をデリートしようとしている。理解ができん……!』

 

『仲間? そうは思ったことなどない。アレも所詮はネットナビもどきの存在。アレが──イクスが完成した以上用済みだ』

 

 そのVAVAを忌々しげに吐き捨てるクラフトの声色から察するにVAVAなる存在が目の上のたんこぶか何かだったのだろう。そしてあの蒼いナビの名前がイクス。確かにVAVAを不要と断じるには充分過ぎるパワーがあるらしい。

 粛清などという上から目線じみた物言いに対する不快感はどうしても拭えない上、そしてネットナビもどきと元人間。その言葉からして連中を人殺しにさせる訳にはいかない。

 それが九十九が下した判断だった。

 

 ──それに、俺の呪いとアイツはきっと関係があるはずだ。

 

 VAVAの経歴も洗い直す必要がある。

 コイツがどうやって生まれて、オフィシャルにいたのかを。洗いざらい。

 

『……人間の言葉を借りるなら……お前たちは……最低、という奴だな』

 

 クラフトとイクスの暴挙に表情のないゼロから感情を読み取るにはその淡々とし切った声色から読み取るしかない。今の九十九がその最低という言葉から感情を読み取るとしたならば、それは怒りだ。

 ゼロにはきっと思うことがあったのだろう。VAVAは所詮敵のネットナビであり、オフィシャルの裏切り者だ。敵でしかない。けれども最低限引くべき一線というものもゼロにはあった。

 

 そんな軽蔑なぞどこ吹く風、クラフトは動揺一つもしやしない。

 

『最低か。大義の前にはそのような誹り、俺には無意味だ!』

 

『何がタイギだ……!』

 

 オペレーターの腕がいいのか。

 それとも、クラフトの性能がいいのか。

 ゼロシフトを使おうにも軌道を予測したクラフトがエリアスチールで食い下がる。どうしてもVAVAにはデリートされて貰いたいらしい。ならば尚のことVAVAを守ればネオゴスペルの目論見を台無しにしてやれるはずだ。

 

 イクスのバスターの砲口が再び渦巻き始める。

 あのイカれた威力のチャージが撃たれたら何もかもが終わりだ。

 

「『させるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!』」

 

 吼えたのはゼロか九十九か。いや、どちらもか。

 ゼロシフトの有効レンジとルートが読まれているのならば、エリアスチールとフミコミザンの亜高速移動を混ぜてやればいい。それぞれ有効レンジも用途も違うが亜高速移動として使えるのは共通している。

 それでクラフトの読みを滅茶苦茶にしてやる。

 

 狙い通り、クラフトの照準にブレが生まれる。やはりそうだ。

 流石にランダムで発動させているフミコミザン、エリアスチール、ゼロシフト、次に何を使うかの予測は出来ていない。

 完全にクラフトを抜いた所で、イクスの前に躍り出てゼットセイバーを切り上げる。

 

 その一撃はバスターの砲身を裂き、収束していたエネルギーはそのまま──あらぬ方向に弾けた。

 

『お前ッ!?』

『……イクスと言ったな、これ以上はやらせん……!』

 

 まさかクラフトの妨害を抜けるとは思わなかったのだろう、イクスが目を見開きながら暴発したバスターを放棄。もう片腕を青白く輝かせてゼットセイバーの刀身を掴み、口を開き──

 

『シャイニング・ストライク』

 

 呪文を唱えるようだった。それが技の起動スイッチであると気付いた時には既に、イクスに掴まれたゼロのセイバーの刀身にはヒビが入っていた。

 あの輝く手(シャイニング・ストライク)がゼロ本体に向けられたとしたら。最悪──

 逃げろ、と九十九が指示するより先にゼロがその掴まれたゼットセイバーを引きちぎらん勢いで腕を動かすと刀身がまるでガラスのように砕け散る。いわゆるトカゲの尻尾切りだった。わざと掴まれたその刀身を捨てて拘束から抜け出したところでゼロシフトを発動して瞬時に満身創痍のカーネルと身動き取れないVAVAの前に立った。

 

 ゼットセイバーが折られた程度なら時間さえ稼げばリカバリーが効くだろう。

 問題はイクスだ。あのパワーを見るにクラフト共々相手取るのは危険極まりない。カーネルも先程のゼロとイクスの交戦でリカバリーを済ませたのか、傷という傷が減っていた。

 

 仕切り直しか──

 

 長丁場になるであろう状況に、九十九はPETと長時間睨めっこして疲れてきた目に鞭打ちながら次の立ち回りを考える。──が、その必要も無くなったらしい。

 

『止まれ!』

 

 この場にいるナビの誰でもない声が木霊した。

 オフィシャルナビたちだ。各々アームパーツをバトルチップに変換してクラフトとイクスへと向けている。キャノン、センシャホウ、ヒートショット。一つ一つの威力が小さくてもその数10体は下らない。

 いくら力を持つネットナビでも耐え切れるものでは決してなかった。

 

『クラフト、離脱するよ』

 

『しかし……(アイリス)の捕獲と、VAVAの処分は』

 

『彼女はもうこの領域(エリア)を離脱しているよ。ゼロとカーネル、彼らの方が一枚上手だった。クラフト、君のことも本来処刑するべきなんだけどね。僕の作る理想郷に無能は不要だよ』

 

 大仰ない物言いは自分が王になるつもりなのか。

 ロックマンに瓜二つながらも程遠いその言動は九十九たちの脳裏で敵意へと変換されていく。

 

『この状況でどう離脱をするというのだ。今、このエリア全域でロックが掛かった。プラグアウトなどしようとは思うなよ? 大人しく降伏しろ!』

 

 そんな中でオフィシャルナビたちが意気揚々に彼らに絶望の宣告を叩きつけた。事実として九十九のPETからプラグアウト不可能であることのアラートが画面の片隅で表示されていた。

 回線を封鎖したようだ。

 こうも易々と出来たのはガサ入れの真っ最中だったからに他ならないだろう。このエリア自体旧ゴスペルの巣のようなエリアだったのもあってオフィシャル側もさぞかし警戒していることだ。

 

 それを知らないネオゴスペル連中ではないだろうに──いや、違う

 

 ──こいつらは警戒する必要が無い

 

 皆殺しこそ困難だろうが、離脱程度造作もないことだ。

 それに気づいた時にはもう遅かった。

 

『警告はした──総員、一斉射撃ィ! ってぇーッ!』

 

 その言葉と共に無数の砲撃音や轟音と共に四方八方からオフィシャルナビたちの攻撃が放たれる。

 それにクラフトもイクスも眉一つ動かさず、イクスが短い言の葉を紡いだ。

 

『シャイニング・ストライク』

 

 

 

 

 イクスの右腕から閃光が奔ったその時。PETの画面を白に染めた。

 

 

 

 

 

 

 PETの見せる視界が元の色彩を取り戻した時、イクスとクラフトの姿は既にどこにもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「光主任。あなたはあのナビを知っていたようでしたが、アレは一体何なんです」

 

 九十九の疑問はこうだ。

 何故あのナビがロックマンに酷似していたのか。そのナビが何故テロ組織に加担しているのか。という事だ。

 

 イクスらに逃げられた後、ゼロをプラグアウトさせた九十九が切り出すと祐一朗はPCを操作して一つのファイルをパスワードを打ち込み開く。

 ファイルの名は──『X』。

 

 そこには大量のアメロッパ語で書かれた文章と、ロックマンに少し似たナビの図面が記されている。そして当然イクスにも酷似していた。

 

「20年以上前の事だ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、僕の父、光正はかつてネットナビに相当する理論をある程度完成させていた。そのひな形がこの理論、エックスだ」

 

 光正の遺産。

 ネットナビが生まれる前となればおおよそ20年前の産物だ。ネットナビの歴史についてはあまり明るくない九十九は軽く目眩を覚えかけたが、(見た目からして)様々なネットの情報を吸収してきたゼロが付け加えた。

 

『ネットナビが生まれる前──つまり前身である旧世代型擬似人格プログラムがいた時代か……』

 

 旧世代型疑似人格プログラム。

 ネットナビが生まれる前に存在したそれは今のネットナビのように電子機器を管理したり動作させたりすることが出来る存在だった。だがしかし技術的な問題もあり人間のように精密なコミュニケーションが出来るものは()()いなかった。これを完全なものとして一般化させたのは光祐一朗の手腕によるものである。

 ……九十九が生まれる前のことだ。教科書やテレビの中での出来事に過ぎないが故に現実感が伴わず祐一朗の説明が頭の中でふわふわと空中浮遊していた。

 

「そう。だがそれより少し前。この時代において擬似人格プログラムも簡単な会話しか出来なかった頃だ。性能も現行のプログラムくんより大きく下回るそんな時代。光正が一時期身を置いていた擬似人格プログラム研究室はまるで友達のように柔軟に会話が出来る存在というものを模索していた。そして行き着いたのがXと呼ばれる存在だった」

 

 そしてアメロッパ語もさっぱりだ。

 祐一朗が見せた資料と図面を九十九はゼロに翻訳してもらうものの、やはり今ではもう聞かなかったり専門的な用語の羅列だ。

 だが少なくともこれだけは確かだ。人間と人間のようなやり取りが出来ると目指した思想こそ似通えども現在主流となっている光式ネットナビとは根本的に基礎設計が異なるものだ。

 

「彼は当時こう言っていた。無限の可能性を秘めた存在でありながら無限の危険性を孕んだ存在である。と。故にエックスと名付けたんだ」

 

 当時の時代において人間に限りなく近いプログラムなんて夢のまた夢のような存在だったことだろう。それを光正は光祐一朗より先に実現させようとしていた──

 

「事実として限りなく人間に近い存在を作ろうとしていたが今の時代においても複雑怪奇なプログラムと設計であり科学省側の技術が追いつかず結局未完成のまま世に出る前に光正はこの世を去った。故にこの図面を知る人間は息子の僕と──旧光研究室のメンバーだけのはずだ。無論、外部にこっそり流出していたことを考慮しなければの話になるのだけれども」

 

 九十九とゼロが互いの顔を見合わせて頷く。

 まずあのイクスを作り差し向けた者──真っ先に考え得るのは第一に目の前にいる祐一朗だ。だがわざわざそんなものをこんな風に自分は犯人ですよと思われかねないようなことするのか、そんな疑問が浮かぶ。だが仕事柄候補としては残しておく。

 

「当時の──光研究室のメンバーのリストは出せますか。イクスの構想並びに開発に関わった人間のリストです」

 

 九十九の問いに祐一朗は首を縦に振った。

 

「主要メンバーの名前だけならすぐに出せるよ。イクス関係に絞るとすればさらに細かいデータになるから少し時間が必要になるが」

 

「十分です」

 

 すると祐一朗はPCの操作を始め、九十九のPETにその要求したデータの一部を圧縮そのまま転送をしてみせた。送り付けられたそれを一瞥するや否や、先ほどまでの威勢はどこへやら少し弱弱しい顔持ちになった。

 

「初期メンバー……コウグチ博士にモトイワ教授にバイル博士、アマチ助手……ニホン人だけじゃ……ないわなぁ」

 

 国内ならまだしも、捜査の範囲を海外まで拡げるとなればかなり骨が折れる話だ。とはいえ連中の首根っこを捕むことが出来る可能性が少しでも出来たことを思えばあまり贅沢は言えないだろう。

 気を取り直して九十九は預かったデータをそのままPETに格納させた。

 

「ありがとうございます」

 

「細かいデータは後程送るよ。城金君、天王洲君、20年前のデータを一旦片っ端から集めるんだ」

 

 この手の仕事は流石科学省の根幹に携わる人間ならではの手際だ。祐一朗の指示に従った城金はこの部屋からの去り際に「また後で例のトリガーについての詳細を送るから」と言い残し、続いた門戸は「まぁ有効に使うと良い。ユ・ウ・コ・ウに」と強調するように九十九の肩をポンポンと叩いてからこの部屋を去った。

 

 アドバンストリガーによるゼロの強化。イクスと呼ばれる光正の遺産に酷似した存在の登場。

 状況としてはある意味では前に進めているのかもしれない。それに──

 

『ツクモ、バレルとカーネルからの報告だ。──VAVAはデリート寸前だったが無事確保出来たそうだ。いまはリカバリーを行っている』

 

 もう一つ。

 クラフトとイクスに切り捨てられたネットナビ、VAVAは無事オフィシャルの実行部隊が確保したということだ。ここで洗いざらい吐いてくれれば勝負はある意味では決しだと言える。大人しく吐いてくれれば、だが。

 とはいえ、散々っぱら辛酸を舐めさせられた身からすればこの事実だけでもそれなりに溜飲が下がる思いだ。

 

「洗いざらい吐いてくれればそれが一番いいんだけどな……」

 

 アレがそんな大人しく吐いてくれるタマかと言われれば満場一致でNOだ。

 大人しい奴なら当時のオペレーターやオフィシャルが手を焼きはしなかった。詳細は省くが人間を裏切ったネットナビ。そんな前代未聞の化け物がVAVAだ。

 

 そして最後に気になるのはアイリスだ。

 戦闘中またいずこへと雲隠れした彼女の無事はもはや確かめようがない。何故ネオゴスペルが彼女を狙うのか疑問こそあれどいまはただ、無事を祈ることしかできなかった。

 九十九もまた、自分の仕事に戻ろうと祐一朗だけとなった研究室を出ようとした矢先、PETが着信音を鳴らした。

 

『ツクモ、メールだ。……差出人は、NO NAME。アドレスも初期値ランダムな英数字だ』

 

「誰だよ……そいつ、スパムだったら削除(デリート)しといてくれ」

 

 イタズラメールが鬱陶しいのはいつの時代も変わりはしない。

 下手に開けようならウイルス出現なんてこともあり得る昨今、相手にする気なぞない。そう切り捨てようとしたもののゼロがそれを否定した。

 

『ウイルスは無かった。短い文章だけだ。たった五文字の、な』

 

「うん?」

 

 たった五文字のメール。

 いたずらにしても逆に気になるものにゼロは淡々と読み上げた。

 

『ありがとう。──それだけだ』

 

 たった五文字で誰なのか何となく察することができた。

 ただそれだけでも彼女が無事に逃げおおせたことは分かる。ただそれだけで充分だった。

 

 

 

 帰り道。返事をしようとあれこれ考えてはみたものの結局そのアドレスはすでに削除されていたらしく完全に徒労に終わったのはまた別の話だ。

 




 次のお話は湾岸病院編
 原作で言うならばロックマンエグゼ3におけるプラントマン編と同時期というか巻き込まれます。


 今度調教する少年は……まもるっ!





 アーカイブ

・イクス(出典:ロックマンXシリーズ)
 名前そのものはカードダスで展開されたロックマンXメガミッションに登場した偽エックスことイクスから。ロックマンゼロには登場していないが同じコピータイプとしてコピーエックスが登場している。
 原典においてはエックスの分身(コピー)としてエックスらの前に立ち塞がった。

 本作に於いては光熱斗の祖父であり、光祐一朗の父である光正が遺した新世代擬似人格プログラム理論『X』から何者かが盗用したものとされ、オリジナルの『X』は当時の技術の問題と当人の死去により製作されなかったという。
 祐一朗が後に完成させたロックマンはこの光正の遺産の一部(ソース)が使われており、ロックマンとは遠縁の親戚、ゼロとは鏡写しの存在となっている。
 それはそれとして某SNSとは全く関係ない。

 使用した技はエネルギーを圧縮させた手で破壊するシャイニングストライク、アームのバスターを最大出力で撃つスパイラルチャージショットの二つ。
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