第0話
「うっぷ、しんどい」
俺・・・いや、私は死んでいた。
情報が処理しきれず、思考の大渋滞が起きているからだ。
「はやく慣れないと、まともに動けない」
この状況を説明するにあたって、一言で済ませるなら転生したのだ。
創作の中だけと思っていたけど、本当にあるとは思わなかった。
まぁ、もしかしたら今いる世界自体が、創作の世界なのかもしれないが、どちらにせよ関係は、ないと思うので割愛しよう。
うん、まぁ、もっと説明するなら、転生特典って奴だ。
詳細は私を転生させたであろう存在が、置いたであろうメモが近くに落ちていた。
それを見る前に、この状態なんですけどね。
「とりあえず、あの熊が住処にしそうな樹洞に行こう・・・」
私はフラフラしながら、宙に浮かんで樹洞に入った。
もちろん安全確認は、現状の原因のおかげで入る前に済ませている。
「くぅう、痛いー」
んで、私の転生特典は原作風に言えば【一つの精神と三つの肉体を持つ程度の能力】だ。
一つの精神と言うのは、転生した私のことであり、三つの肉体と言うのは、『サニーミルク』『スターサファイア』『ルナチャイルド』の肉体の事だ。
「あっ、スターの身体を制御しなきゃ、良かったのか・・・」
そしてさらに、肉体である三妖精の能力を使用できる。
さっきまではスターの肉体を主軸に制御していた。
ここまで辛いなら、サニーかルナのどっちかで目覚めたかったな。
スターの能力は【動く物の気配を探る程度の能力】
そうやらパッシブスキルになっているようで、文字通り動く物の情報がスターの頭の中に大量に入ってきた。特に今は風が吹いているから、風で揺れる葉っぱも対象内だ。情報が増える、増える。
目が覚めた瞬間から、コレだものひどいったらありゃしない。
ちなみにルナは【周りの音を消す程度の能力】で、サニーは【光を屈折させる程度の能力】だ。
2つ共使い方次第になるけど、強力な能力だ。
「とりあえず、メモを読も」
さてルナ体とサニー体を、同じく樹洞に入れて、サニー体で落ちていたメモを読む。
拝啓、転生者くん
私は君を転生させたものである。
詳しいことは自力で思い出してね。
以下、特典情報
特典『三妖精の体と能力』
これは君の「東方projectの三妖精になりたい」という曖昧すぎる願いの結果だ。
という事で、特別サービス。三妖精全員の身体を創ってプレゼント、もちろん能力付きだよ。
泣けよ、望んでいたんだろw
内容としては程度の能力関連は省く、そっちで勝手にがんばって。
して、幻想郷産の妖精体ですので「一回休み」が存在しているよ。
自然がなくても一回休みは発動するけど、全ての体が同時に一回休み状態になると死にます。
一回休みからの復活は、一回休み状態から8時間後です。
つまりは8時間という時間の中で、すべての体が一回休み状態になったらアウトです。
敬具
邪神モドキより
PS.このメモ用紙はよく燃えます(´∀`)
「・・・」
どう反応すればいいのだろうか。
とりあえず過去の自分を殴りたいと思ったのは確かだった。