転生3妖精?   作:蟲鳥獣

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やる気がでねぇ・・・
とりあえず頑張った。


第11話

 目の前に貫禄のあるお爺さんが座ってます。

 そうですね、皆様ご存知、ネテロ会長ですね。

 

「本当におるのか?」

 

「えぇ、多分いるはずです。この部屋に・・・」

 

 はい、ちゃんといます。

 姿を見せる気はないけどね。

 

「ふむ、見えんし、分からんの」

 

 ヒゲを撫でながら、部屋を見渡している。

 おっと円を広げてきた。

 

「・・・本当におるんか?」

 

「分かりません・・・」

 

 えっ、ネテロ会長の円でも私を感じ取れないの?まじで!?

 

「むっ、おぉ?」

 

「どうしましたか」

 

「宙に浮く幼子が3人・・・多分こやつらじゃな」

 

 えっ、いきなり見つかった。なんで?

 

「見えないからと、気をゆるませんたんじゃろ。ほれ、とりあえず姿を見せんか」

 

 仕方がない、幼子の所まで分かっているなら、本当の姿を見せようじゃないか。

 

『ふぁっくしょん』

『あっ、やば。サニー見えてる。見えてるって』

『もう、遅いと思うよ』

 

 くしゃみしたふりして、光の屈折を止める。

 音を消すのはそのままだから、会話が相手に聞こえることはない。

 

「本当にいた・・・」

 

「・・・」

 

 私をここまで案内していた職員は、驚いたように私を見つめており、ネテロ会長はそのまま何かを考えるかのように髭を撫でている。

 

『どうする』

『どうしよ』

『そんな事よりおうどん食べたい』

 

 何も聞こえてないだろうけど、念の為に話し合っているふりしとこ。

 

「ふむ、人ではなかったか」

 

『天井に2人、隣に3人、下は無視でいいけど一応、盗聴器は結構あると思うよ』

『よし、やれ』

『はいさー』

 

「あっ、ネテロ会長、私はこれで失礼しますね」

 

 そそくさと部屋から出ていく職員が、完全にドアの向こうへと消えたその瞬間に、この部屋の音は消えた。

 

「これは・・・」

 

 驚いている声がした。

 声の主はネテロ会長のものだが、その声はもはや私にのみ聞こえる。

 

「んじゃ、話し合いを始めましょ、私じゃないけど」

「私は集中するからよろしく」

「えぇ・・・私がやるの?交渉役」

 

「「しょうがないじゃん、集中途切れたらさっき(サニー)みたいになるんだから」」

「はぁ、分かったから・・・それじゃよろしくね。人間さん」

 

 ネテロ会長は、静かにお茶を注いで飲んだ。

 

「今年は厄日じゃな」

 

 そうしてポツリと呟いた。

 あの、しっかりと聞こえておりますよ。ネテロ会長・・・

 

「わし、ネテロ。よろしくな、あーえーっと」

 

「私がサニー」

「私はルナ」

「私はスター」

 

 フルネームじゃなくていいでしょ、むしろフルで言って呪念でもやられたら、面倒くさからね。

 

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