次の日、特急「北斗12号」で起きた殺人事件は公安特捜班に伝えられた。
「はい、わかりました早速調査いたします。」
と、捜査主任の小林洋介は電話を切った。
「おい、南、小泉、北海道警から捜査協力の要請だ。」
と、メモを渡す。
「早速、調べて見ます。」
と、言って南と小泉は捜査をする事になった。
「本当に、「北斗」に乗ってたのかな。」
「道警では、女と一緒に乗っていたと言っているんだ。」
「しかし、その女性が函館で消えたと言ってるんだ。」
「とにかく、調べて見るか。」
「ああ。」
南は、時刻表を見て特急「北斗12号」の時刻を調べて見た。
「小泉、これが「北斗12号」の時刻だ。」
「なるほど、千歳線と室蘭本線と函館本線を経由して運転するのか。」
「ああ。」
「調べて見たら、犯人は長万部で下車したって事は考えられるな。」
「それもありますね。」
「そこからは、普通列車って事も。」
「それは考えられるな。」
その頃、函館では「北斗12号」殺人事件の捜査本部である函館中央署に、ある人がやって来た。
「すいません、この死体は同僚ではないかと。」
「何ですって。」
霊安室に行くと。
「あっ。」
「知ってるんですか。」
「はい、下川達郎です。」
「遺体は下川に間違いないですね。」
と、杉刑事は言った。
「はい、間違いなく下川です。」
その後の道警の調べで、特急「北斗12号」で殺害されたのは北國開発公団の秘書・下川達郎と判明した。
「えっ、被害者の身元が分かった。」
「ああ、北國開発公団の秘書・下川達郎と道警の調べで分かった。」
「でも、どうして特急「北斗」に乗っていたんだ。」
「洞爺で、仕事に行っていたそうだ。」
「それで、「北斗12号」に乗っていたって事か。」
「死因は、ナイフによる出血し。」
「それで、殺害された場所は。」
と、小泉は言う。
「車内のトイレだそうだ。」
「ほう。」
そして、彼女は函館から青函連絡船に乗り、青森駅から常磐線経由の寝台特急「ゆうづる6号」が入線して来た。
彼女は、「ゆうづる」に乗ると、寝る仕度をしていた。
ジリリリリリリリリリリリリ
と、発車ベルが鳴り、寝台特急「ゆうづる6号」は青森を発車した。
ピィーッ!
と、警笛を鳴らした。
上野と青森を結ぶ、寝台特急「ゆうづる6号」は21時19分に発車し、夜の青森を走り去っていった。
寝台特急「ゆうづる6号」のヘッドマークは赤色に鶴が描かれている、この列車は東北本線ではなく、常磐線を経由して運転されているのだ。
寝台特急「ゆうづる6号」は、青森を21時19分に発車し、途中停車駅は野辺地、八戸、盛岡、仙台、水戸、終着上野には6時40分に到着する。「ゆうづる」には客車タイプと電車タイプの2種類がある。この「ゆうづる6号」は583系といわれる昼夜兼用特急である。
そして、この「ゆうづる6号」で殺人が起きるのだ。
そして、犯人は?
どんな、トリックを使ったのか?