特急「北斗」ニセコ・積丹殺人事件   作:新庄雄太郎

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そして、事件は起きた。


旅立ちの女

「ゆうづる6号」に乗った女は、B寝台の中段に乗っていた。

 

「すいません、乗車券と寝台券を拝見させていただきます。」

 

と、車掌がやって来た。

 

「はい。」

 

「どうも、ありがとうございます。」

 

ガタン、ガタン、ガタン、

 

と、列車は今は東北本線である。

 

ピィーッ!

 

と、警笛を鳴らし、朝を迎えた。

 

そこへ、車掌長の長谷川が様子を覗った。

 

「う、お、おい。」

 

と、長谷川車掌長が女を起こそうとしたが、息はしていなかった。

 

「君、君、どうしたんだ、君、しっかりしろっ!。」

 

と、言った。

 

「ゆうづる6号」は、定刻通りに上野駅に到着した。

 

そこへ、上野公安に待機していた高山と桜井と岩泉が応援の公安隊員と一緒に現場へ向かった。

 

「何、女性の死体。」

 

「場所は何処なの?。」

 

と、桜井は言う。

 

「6時40分着の「ゆうづる6号」の車内で。」

 

「死んでるのは女性だそうです。」

 

と、駅員と一緒に現場へ向かった。

 

「状況は?。」

 

「女性が、何かに絞められて殺害したのではないかと。」

 

「なるほど。」

 

数分後、東京公安から捜査主任の小林と南と小泉が到着した。

 

「でも、どうして「ゆうづる6号」に乗っていたのかしら。」

 

「函館から青函連絡船に乗って、青森から「ゆうづる」に乗ったんだよ。」

 

「青函連絡船!?。」

 

「どうした、南。」

 

「実は、音ノ木坂の頃に友人と一緒に北海道へ旅行した時に乗ったことあるんです。」

 

「そうなのか?。」

 

「ええ。」

 

「いつ乗ったんです。」

 

と、高山は言う。

 

「うん、高校2年は「ゆうづる」と「おおぞら」に乗ったことがあってね。」

 

「なるほど、「ゆうづる」と連絡船に乗り次いで旅行したのか。」

 

「はい。」

 

「寝台特急って言う事は2段式か3段式のベットって事ですね。」

 

「それで、この女性の身元は。」

 

岩泉は、女性の身元がわかる物を見つけた。

 

「小林主任、被害者の身元がわかりました。」

 

「本当か、岩泉。」

 

「えーと、被害者は東京在住の杉野末子ですね。」

 

「うん、この件は警察に報告しておこう。」

 

「ええ。」

 

数分後、警視庁捜査一課と所轄の上野署の刑事たちが到着し、捜査をしていた。

 

「絞殺って事は、犯人は何処で下車したって事は考えられるんじゃないか。」

 

「それも考えられるな。」

 

「まず、第一の事件は特急「北斗12号」で男性を殺害して、途中下車した、そこから函館で連絡船に乗り、青森で「ゆうづる6号」に乗った、そこで絞殺し、盛岡で下車した。」

 

「なるほど、南の言う通りならね。」

 

と、小林主任は言った。

 

「問題は、どこで乗り換えたかだ。」




「北斗」と「ゆうづる」 そして事件の接点は?
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