特急「北斗」ニセコ・積丹殺人事件   作:新庄雄太郎

4 / 7
南達が推理していると、凶器が発見された。


姿なき殺人鬼

北海道警察は、重要参考人を連行した。

 

「だから、私は殺していないって。」

 

「とぼけんな!、あんたが殺したんだろ。」

 

「俺が殺した、証拠はアンのか?。」

 

「いや、そう言われても。」

 

彼の名前は、梅野孝明、彼は特急「北斗」ではなく、特急「ライラック20号」に乗って洞爺へ行ったと言う。

 

公安特捜班

 

「彼は犯人ではないな。」

 

「南はそう思うのか。」

 

「うん、札幌駅で下川と一緒に乗車券を譲ったと梅野が言うんだ。」

 

「ライラック?、何それ。」

 

と、小海は言う。

 

「札幌と旭川と東室蘭を結ぶ特急列車だよ。」

 

「へぇー。」

 

「昭和55年に「いしかり」を廃止して、「ライラック」に変わったの。」

 

「うーん。」

 

「その梅野は、札幌から「ライラック」に乗ってたのか。」

 

と、松本は言う。

 

「ついた時間は何時なんです?。」

 

と、梶山が言う。

 

「時間は、20時19分に洞爺へ着いたと言っているんだ。」

 

「そうね、「ライラック」ってどんな列車なの?。」

 

「特急「ライラック」はね781系といわれる交流専用電車なんだ。」

 

「なるほど、よく485系に似てるって言うよな。」

 

「うん、よく似てるけどね。」

 

「犯人は、切符を譲った後に殺害されたって事になるな。」

 

「札幌で下川と梅野に会ったんだよね。」

 

「その時に、犯人が特急「北斗12号」に乗って殺害したと思われるよ。」

 

「うん、恐らく犯人は開発公団か建設と興産会社の社員か役員の可能性があるな。」

 

「ああ、道警ではその線で捜査しているが。」

 

「つまり、梅野は鉄壁のアリバイがあるって事か。」

 

「その通りだよ。」

 

「問題は、どうやって「北斗」と「ゆうづる」に乗ったかだ。」

 

「そこなんですよね。」

 

特捜班は、梅野はアリバイがあると確信した。

 

南は、時刻表を見て見ると。

 

「やはり、「ライラック20号」の始発は旭川ですね。」

 

「そうか、「ライラック」の中でも旭川発のもあるのか。」

 

「ええ。」

 

「殺害方法も違うし、犯人は凶器を処分したって事も考えられるな。」

 

「それもあるな。」

 

「問題は、何処に捨てたかだ。」

 

「それもそうだな。」

 

函館本線・大沼付近

 

深夜、保線区員がレールの点検に行っていると、何かを見つけた。

 

「お、おいっ、これなんだ。」

 

「何ですかね。」

 

「それに、何か付いてる。」

 

「どれどれ。」

 

保線区の人が見たものは、血が付いたナイフで会った。

 

「お、おいっ、これナイフじゃないか。」

 

「ああ。」

 

「もしかして、特急「北斗」の事件のじゃないか。」

 

「ああ、そうかもしれん。」

 

保線区員は、すぐに警察に報告した。

 

 




そして、犯人が使ったトリックとは。

しかし、梅野には鉄壁のアリバイがあった。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。