特急「北斗」ニセコ・積丹殺人事件   作:新庄雄太郎

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最終話が完成しました


怨念

「つまり、犯人は3人の中って事か。」

 

「ええ、犯人はこの3人に絞りました。」

 

「じゃあ、犯人はあの人か。」

 

「ええ。」

 

特捜班は、この3人に絞った。

 

奥村 昌義

 

橋爪 喜三郎

 

村瀬 幸太郎

 

「私は、犯人はこの人と思うの。」

 

「それは、どういう事だ。」

 

「長万部で下車して、普通列車に乗り換えて函館へ行った。」

 

「という事は、「北斗12号」ではなく、普通列車のトイレでナイフを大沼で捨てた。」

 

「そうよ。」

 

「なるほど、つまり「北斗」から普通列車に乗り換えて函館へ向かった。」

 

「その通りだ。」

 

「恐らく犯人は、あの人だ。」

 

「分かったの、犯人が。」

 

「ああ。」

 

「やっぱり、村瀬が犯人だ。」

 

「本当。」

 

「やはり、村瀬は札幌から「北斗12号」に乗っていた、村瀬は車内トイレで下川を殺害、そして、長万部で下車した、そこから普通列車に乗り、函館へ向かった。」

 

「それで。」

 

「函館から連絡船に乗り、青森で「ゆうづる6号」に乗って杉野を絞殺した。」

 

「そこから、八戸で特急「はつかり27号」に乗って、青森へ行く。」

 

「そして、函館へ向かう、特急「北斗1号」に乗って札幌へ戻った。」

 

「そうか、「ゆうづる」と「はつかり」と連絡船と「北斗」に乗り次いで北海道へ向かったのか。」

 

「その通りだ。」

 

「村瀬は梅野に罪を着せて犯行に及んだって事ね。」

 

「やはり、犯人は村瀬か。」

 

「ええ、可能性が高くなりました。」

 

「しかし、こんなトリックを思いつくとはな。」

 

「すぐに、道警に報告しておかないとな。」

 

「はい。」

 

そして、南の推理で犯人は村瀬幸太郎と判明した。

 

「これで、逮捕の時間の問題だ。」

 

「すぐに、函館公安に連絡しよう。」

 

早速、南と高山と小海と小泉は函館へ向かった。

 

「あっ、村瀬だ。」

 

「よしっ。」

 

南は、村瀬に声を掛けた。

 

「鉄道公安の物ですが、村瀬ですか?。」

 

「えっ、ひっ。」

 

と、村瀬は走り逃げた。

 

「待ちなさい。」

 

「待てぇー。」

 

小泉は、挟み撃ちした。

 

「逃がさないぞ。」

 

「どけっ!。」

 

と、村瀬は小泉を突き飛ばした。

 

「村瀬、もう逃げられないぞ。」

 

「観念しろ、村瀬。」

 

と、南は手錠をかけた。

 

「いいい、くそーっ。」

 

「村瀬幸太郎、下川達郎及び杉野末子容疑でお前を逮捕する。」

 

「何故わかった、私の事を。」

 

村瀬は、函館公安に同行した後函館中央署へと連行した。

 

村瀬は、北國開発公団で不正に奥村の指示で犯行をしたと自供した。

 

そして3か月後、贈賄と殺人教唆で奥村 昌義と役員を逮捕した。

 

「これで、事件は解決ですね。」

 

「ああ。」

 

「さすがですね、南は。」

 

と、岩泉が言う。

 

「いやー、それほどでもないけどね。」

 

「でも、犯人が「はつかり」に乗ったってよくわかったね。」

 

「八戸には、特急が止まるからそれに乗ったとわかったんだ。」

 

「なるほどね。」




劇中の列車時刻は、昭和62年4月のダイヤを使用しています

劇中に登場した青函連絡船は昭和63年のダイヤ改正で廃止されました。
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