ストライクウィッチーズ Nと行くROAD to BERLIN!   作:Dr.クロ

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氷山型のネウロイと戦う芳佳たち
戦いの中、魔女たちはかつて戦った強敵との再会をする


第2話~集結と再会・前編~

前回、ドージェの様子を見る為に発進した芳佳と音炉。

 

氷山がネウロイだったので武器ない状況でどうすれば良いか考える芳佳。

 

すると、芳佳から見て氷山ネウロイの右側に何かが被弾して爆発を起こす。

 

芳佳「爆発!?」

 

音炉「あっ、アッチ!」

 

何がと思った後に音炉の指さす方を見ると海岸沿いに建てられた要塞が砲撃しているのが目に入った。

 

それを好機と感じたのか、戦艦も砲撃を再開し、要塞と挟んで氷山ネウロイを左右から攻撃して行く。

 

芳佳「左右同時に……今のうちに武器を何とか手に入れないと……!」

 

音炉「ねえヨシカ。アルテアのお父さんが乗ってる船から借りレナイ?」

 

そうか!と音炉のにそれが良いと考えてから氷山ネウロイの様子を伺う。

 

芳佳「(…あれ?あのネウロイ、なんか色が変な気がする……?)」

 

余裕が出来た事で、芳佳は気づく。

 

本来、ネウロイは赤い筈なのだが、あのネウロイの発する色は紫なのだ。

 

芳佳「(もしかして新種のネウロイ?だから冷たいのも平気なのかな……?)」

 

音炉「! ヨシカ、上!」

 

え?と突然の警告に考えていた芳佳は慌てて上を見ると氷山ネウロイが展開していた触手の先端を自分の上空に射出し、射出されたのが円を描く。

 

芳佳「何……あれ……!?」

 

音炉「触手、分裂。まるでミサイル?」

 

何をする気と展開されたのに気を取られた芳佳に隙ありと言わんばかりに氷山ネウロイは上空に向けてなかった触手からビームを放つ。

 

気づいた時にはシールドを張る暇がなく、慌てて緊急回避するが、左足のストライカーに掠ってしまい、火花の後にボフン!と言う音と共に煙を噴き出す。

 

芳佳「ストライカーが!?」

 

音炉「ヨシカ!」

 

そのまま墜落する芳佳を音炉がなんとか追い付くが追い打ちとばかりに放たれたビームをなんとか避けた所を今度は音炉の右足のストライカーが芳佳の左足のストライカーと同じ状態になってしまい、音炉と芳佳はヤバいとなんとか戦艦ドージェまで向かうとそこに自分達を受け止める為に海兵達が布を大きく広げており、あと少しと言う所で完全に停止してしまい2人は落ちてしまう。

 

ドスン!!

 

音炉「イタタ……ヨシカ、大丈夫?」

 

芳佳「う、うん。……あ、皆さん。ありがとうございます……」

 

海兵A「ど、どういたしまして」

 

なんとか布の上に不時着し、下敷きになってる海兵の面々へと芳佳はお礼を言う。

 

海兵B「とにかくこちらへ」

 

芳佳「は、はい!」

 

音炉「よいしょっと……」

 

ストライカーの修理の為に案内してくれると察して芳佳と音炉はストライカーを脱いだ後に抱えて付いて行く。

 

整備室に案内され、その部屋にいた整備兵2人は早速セットされた2人のストライカーを見る。

 

その際、音炉のストライカーを見て整備兵は驚きの声をあげる。

 

整備兵A「おいおい、こっちのはなんだ!?中の構造の見た事もないぞ!?家の手持ち云々よりどう直せば良いんだ!?」

 

整備兵B「参ったな……ストライカーのパーツがない分、宮藤少尉のはなんとか家の手持ちで飛べる様には出来ますけど……」

 

芳佳「ええっ!?」

 

音炉「あーヤッパリ……」

 

告げられた事に驚く芳佳の隣で音炉は知ってたと言う感じ声を漏らす。

 

整備兵A「君!持ち主で直し方を知ってるなら手伝ってくれないか!」

 

音炉「ワカッタ!サイエンスに教えてもらった通りにやってミル!」

 

芳佳「出来るの!?」

 

応急処置だケドと驚く芳佳にそう返しながら整備兵と共に音炉は自身のストライカーの修理を開始する。

 

見ていた芳佳に後ろから宮藤少尉と呼ばれ、振り返ると士官と思われる男性がいた。

 

士官「至急ブリッジへ、艦長がお呼びです」

 

芳佳「艦長……アルテアちゃんのお父さん!」

 

用件に芳佳はすぐに了承して、音炉に行って来ると告げて士官と共に向かう。

 

途中、芳佳はまだ上空に射出している氷山ネウロイを見る。

 

芳佳「(あのネウロイ……何するつもりなんだろう……)」

 

少尉?と呼ばれ、芳佳は慌てて追いかける。

 

士官「宮藤少尉を連れて来ました」

 

扉を開けてそう言う士官の後に芳佳はブリッジへと足を踏み入れる。

 

そんな彼女に艦長と思われる男性が近寄る。

 

艦長「宮藤少尉ですね。当艦のカルロ・グリマーニです」

 

芳佳「アルテアちゃんのお父さんですね」

 

自己紹介する艦長、カルロは芳佳の言葉に驚く。

 

カルロ「アルテアを知っているのですか!?」

 

芳佳「はい!」

 

一緒に学んでる仲ですと答えた芳佳にそうでしたかとカルロは頬を緩ませる。

 

ズドォォオオン!

 

直後、爆発音が響き渡る。

 

カルロ「どうした!?」

 

士官「大変です!ネウロイが分離したのをいくつか使い、要塞の武装を破壊!要塞を突破しました!」

 

驚いて聞くカルロに見ていた士官がそう言う。

 

カルロ「くっ、先ほど分離させていたのは爆弾型のネウロイかっ……!」

 

士官「か、艦長!大変です!こちらにもいくつかの爆弾ネウロイが!」

 

顔を歪めるカルロに士官が叫ぶ。

 

カルロ「全速離脱!!」

 

すぐさまカルロが指示を出すと共に戦艦はスピードを上げて、落ちて来た爆弾型ネウロイを回避する。

 

氷山ネウロイは次はそちらとばかりに戦艦にビームを放つ。

 

カルロ「今度はこちらを狙う気か!」

 

芳佳「あ、でもネウロイ本体はこっちに来てない!?」

 

呻くカルロの隣で外を見た芳佳は驚いて言う。

 

確かに、氷山ネウロイは触手は戦艦に向けているが本体である氷山は戦艦を無視して進んでいる。

 

芳佳「この先には港が……もしかして狙いは港!?」

 

カルロ「進む方向を考えても奴の狙いはアントウェルペン港を破壊する事。あそこは統合軍にとって最重要補給地点……最悪の状況としか言い様がないですね」

 

士官が出してくれた地図を見て言う芳佳にカルロも同意して厳しい顔をする。

 

芳佳「一体どうしたら……」

 

士官「状況を考えたら……他にウィッチがいれば……」

 

誰もが状況のに悔しい顔をする中で士官の言葉が響く。

 

芳佳「(ユニットさえ直ったら飛べるのに……!)」

 

早く直ってと芳佳は願う。

 

 

 

 

一方、別の空域で、501の一員であるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケはゲルトルート・バルクホルン、エーリカ・ハルトマン、そして新たに加わったハイデマリー・W・シュナウファーと服部静夏と共に芳佳の救援に急行していた。

 

そんな彼女達を突如現れたネウロイX-1と分類されているネウロイと多数のH型の小型ネウロイで構成されたネウロイ軍団が襲撃した

 

静夏「このっ……!」

 

ミーナ「皆、気をつけて!このネウロイたち、色がいつもと違うわ!」

 

攻撃を避けながら応戦する静夏や他の3人にミーナは叫ぶ。

 

彼女達が戦ってるネウロイもきしくも芳佳の方で出た氷山ネウロイと同じ赤色ではなく紫色であった。

 

バルクホルン「なんだこいつら!新種のネウロイか!?」

 

エーリカ「ねえ、おかしくない!?こいつら、まるで私達の邪魔をしに現れた感じしない!?」

 

次々と向かって来るのに呻くバルクホルンの後に攻撃を避けながらエーリカはミーナに叫ぶ。

 

ミーナ「(確かに……宮藤さんの救援に行こうとしてる時にハイデマリーさんが突然現れたと言う報告と同時に仕掛けて来るなんて、普通じゃない!)」

 

応戦してるハイデマリーを見ながらミーナは誰かの仕業と思いながら避ける。

 

それは他の所でも同じであった。

 

 

 

 

坂本からの芳佳の救援要請に向かおうとしていたリネット・ビショップとペリーヌ・クロステルマンもまた突然現れたネウロイX-2とネウロイX-14が使っていた子機の様な小型ネウロイ群に襲撃されていた。

 

リネット「芳佳ちゃんの助けに行きたいの……邪魔しないで!」

 

ペリーヌ「お退きなさい!!っう!なんと言う絶妙な動きを!!」

 

自分に向かって時間差で来る小型ネウロイ群により狙撃が思う様に出来ないリネットを助けようとしているが避けられたらリネットに行く様な動きをされて銃撃とトネールを上手く放てないペリーヌは苛立ちながらおかしいと考える。

 

ペリーヌ「(このネウロイたち、まるでわたくし達の特徴を把握してそれを邪魔するように連携していますわね……)」

 

そんな知能的な戦いをネウロイがすると言うのかと思いながらX-2の放つビームを避ける。

 

 

 

 

フランチェスカ・ルッキーニとシャーロット・E・イェーガー(通称シャーリー)はネウロイX-10の包囲攻撃にイライラしていた。

 

シャーリー「あーもう!面倒なネウロイだなこいつ!」

 

ルッキーニ「こいつって確か前にブリタニアで戦った奴だよねシャーリー」

 

だなと返しながらシャーリーは飛び回るキューブ群を見渡す。

 

前は坂本のお陰でコアがあるのが分かり倒せたが、今は自分とルッキーニしかいない。

 

シャーリー「(こりゃ二人で倒すのに一苦労しそうだな)」

 

ルッキーニ「シャーリー来るよ!」

 

おっと!とルッキーニの警告と共にビームを避けながらシャーリーはどれがコアかねぇと攻撃を仕掛ける。

 

 

 

 

さらに別の場所でサーニャ・V・リトヴャクとエイラ・イルマタル・ユーティライネンも向かおうとしていたが自分達の後ろから突如現れたネウロイX-5の襲撃を受けていた。

 

ただ、こちらは他の3か所と違い、赤色であった。

 

未来予知持ちであるエイラだが常に素早く動くX-5に狙いを定められない。

 

エイラ「クソッ!こいつ、動き早すぎダロ!」

 

サーニャ「落ち着いてエイラ」

 

落ち着かせるサーニャにだけどなとエイラは呻く。

 

エイラ「アイツ、こっちが向かう方に飛んで行くから追いつけないし!」

 

サーニャ「……あれ?でもそうなるとこのまま芳佳ちゃんたちのところ行けるんじゃない?」

 

苛立っていたエイラはサーニャのに言われてみれば……と気づいた後に笑みを浮かべる。

 

エイラ「んじゃこのままアイツを追いながら宮藤たちのところ行くカ!」

 

サーニャ「うん」

 

ならばと思った瞬間、エイラは予知出来たがそれよりも早い動きにより避けれずに2人ともお腹の部分に何かが巻き付いたと思った瞬間……引っ張られた。

 

サーニャ「えええええええ!?」

 

エイラ「なんだよこれぇええええええ!?」

 

悲鳴を上げながら2人は引っ張られていく。

 

※普通の人がされた場合死ぬかもしれませんが魔法力で大丈夫な感じになってます

 

 

 

 

戻って芳佳の方は執拗なビームとミサイルネウロイの攻撃に晒されていた。

 

飛んで来たビームは後部艦橋で芳佳がシールドで防いではいるが時間の問題である。

 

カルロ「このままではこの船は!」

 

芳佳「っ……!」

 

音炉「芳佳!修理、オワッタ!」

 

そんな芳佳の元に音炉が来て修理完了を告げる。

 

芳佳「直ったのストライカーユニット!」

 

音炉「ウン!アト、武器借りるダケ!」

 

それなら!と芳佳は音炉と共に走る。

 

整備兵A「来たか!修理は完了してる!」

 

整備兵B「後、この銃をどうぞ!必要になると思って用意したっす」

 

来た芳佳と音炉へ整備兵達は銃を手渡す。

 

渡されたのはブレン軽機関銃であった。

 

芳佳「ありがとうございます!」

 

音炉「ヨシカのと同じ!アリガト!」

 

手渡されたのを手に2人はストライカーを履くと共に整備兵Bが艦首エレベーターを操作し、外に出る。

 

整備兵B「出来る限りの事はしました!」

 

整備兵A「そっちの子のはともかく。あんたの方は無理し過ぎないように2000回転を超えない程度に飛ぶ様に気を付けて行くんだぞ!」

 

芳佳「了解!宮藤……出ます!」

 

音炉「空初!発進!」

 

整備兵達の激励を背にカタパルトから芳佳は飛び出し、続けて音炉が飛び出す。

 

飛び上がった芳佳と音炉は戦艦へと飛んで来る爆弾ネウロイをみつえる。

 

芳佳「たぁああああああっ!」

 

音炉「おぉぉぉぉぉぉぉっ!」

 

ミサイルネウロイの合間を抜けてから振り向き……

 

芳佳「行かせない!」

 

音炉「空中爆発シロー!」

 

トリガーを引いて銃弾を放つ。

 

1つのミサイルネウロイに着弾すると共に銃弾を浴びたミサイルネウロイはバランスを崩して別のミサイルネウロイとぶつかって行き、連鎖爆発を起こす。

 

2人だけで多数の爆弾ネウロイを殲滅した事にカルロ達は驚嘆する。

 

爆風の中から飛び出した芳佳と音炉はそのまま氷山ネウロイへと向かって行き、触手の放つビームを避けて行く。

 

芳佳「っ!」

 

向かって来た触手を避けると共に側面に銃撃を撃ち込んで行く。

 

ドカァアアアアアン!

 

音炉「オオ!凄い!ナラ、アタシも!」

 

それを見て音炉も同じ様に触手を避けてから側面に銃撃を叩き込む。

 

ドカァアアアアアン!

 

次!と向かおうとして氷山からまた新たな触手が現れる。

 

芳佳「増えた。これじゃあいくら倒してもキリがない!」

 

音炉「なら隠れテル本体を見つけてタオス!」

 

うん!と芳佳は頷いた後、注意深く氷山の中にいる本体を探す。

 

芳佳「見つけた!きっとあれが本体だ!」

 

音炉「デモどうやって入ル?氷、厚そう」

 

他と違う輝きが氷の中からしたのを見つけた芳佳に音炉は聞く。

 

???「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

芳佳「え!?」

 

音炉「ナンだ?」

 

突如、後ろから響き渡る悲鳴に芳佳と音炉は振り返り……突っ込んで来る黒いのに気づく。

 

慌てて2人は左右によけ……

 

ドゴーーーーン!!!!

 

丁度芳佳が見つけた本体のいる場所に激突する。

 

芳佳「い、今のって……ネウロイ?」

 

音炉「……ア、ヨシカ。上」

 

突っ込んだのがかつて戦った事のあるタイプのネウロイになんで?と思っていると音炉がそう言う。

 

上?と言われて見上げると落ちて来る影があり、慌てて音炉と共に受け止める。

 

受け止めたのを確認して驚く。

 

芳佳「エイラさん!?サーニャちゃん!?」

 

エイラ「おー、ミヤフジ」

 

久しぶりダナと返しつつ、音炉に抱きかかえられてるサーニャに気づき、お前!と音炉に噛み付く。

 

エイラ「サーニャをさっさと降ろせ!」

 

音炉「…キャッチしたのに怒ラレタ…(´・ω・`)」

 

サーニャ「エイラ、助けて貰ったのにそれはダメ」

 

ショボンと落ち込む音炉の頭をサーニャは撫でながら注意する。

 

エイラ「だって……」

 

芳佳「でも二人ともどうして降ってきたの?」

 

それな……とエイラは先ほど氷山ネウロイにぶつかった事で消えて行くX-5を指さす。

 

エイラ「あのネウロイに引っ張られて来たんダヨ。魔法力なかったらヤバかったんダナ。あれは乗り心地悪すぎダロ」

 

芳佳「ネウロイに?」

 

返答に芳佳は驚く。

 

まさかネウロイに牽引されたと聞いたら当然の反応であるが……

 

音炉「乗り心地ワルかった?ハヤク来れるように設定シタんダケド」

 

エイラ「あ?設定した?」

 

その言葉に3人の目は音炉に集まる。

 

芳佳「え?もしかしてあのネウロイ、音炉ちゃんが用意したの?」

 

その通りダ!と音炉は胸を張る。

 

音炉「アタシの固有魔法『装置創造』!ドンナ設定にでもデキルオプションをツクレル!」

 

なんじゃそりゃとエイラは信じられない顔で呟く。

 

所でと音炉はX-5がぶつかった部分を見る。

 

音炉「ヨシカ。これで本体居るトコまで行ケル?」

 

芳佳「あ、確かに!これなら……!」

 

言われてみて気づく。

 

先程のX-5の激突でコアまでの道になりそうな穴が出来たからだ。

 

芳佳「エイラさん!サーニャちゃん!ちょっと此処任せていいですか!?」

 

エイラ「良いけど、お前等が突撃するノカ?と言うかこいつ誰?」

 

サーニャ「初めて見る人だね」

 

お願いする芳佳に改めて音炉を見るエイラとサーニャ。

 

音炉「アタシは空初音炉!ちゃんとした自己紹介アトでスル!」

 

芳佳「行こう、音炉ちゃん!」

 

おう!と返した音炉と共に芳佳は穴から中へ突撃する。

 

エイラ「空初音炉……変わった名前ダナあいつ。……ん?どうしたんダ、サーニャ?」

 

見送りながらエイラは様子がおかしいサーニャに気づいて声をかける。

 

サーニャ「……空初音炉……そらういねろ……あ」

 

だが、サーニャはエイラのに答えずに何かに気づいた様子でなんだよと思った後に向かって来た氷山ネウロイの触手ビームを避ける。

 

エイラ「先にこいつらを片付けるゾ、サーニャ!」

 

サーニャ「う、うん!」

 

意識を切り替えて言うエイラにサーニャも頷いてフリーガーハマーを構え直す。

 

 

 

 

突入した芳佳と音炉は芳佳を先頭に途中で先の様子から掘り進んだ方が良いとシールドをドリルの様にして突き進んでいた。

 

音炉「ヨシカ凄い!バリアでドリル!」

 

芳佳「もう少し……!着いた!」

 

感嘆する音炉のを聞きながら芳佳は気合を入れると共に広い場所に出る。

 

そして奥に紫色に光る氷山ネウロイの本体とコアを視認する。

 

芳佳「あれが本体!(コアも紫色になってる……やっぱり新種?)」

 

新種ならばどういうのをするか調べるべきだろうが港に向かってるのを考えてすぐに破壊しなければならないと考えて芳佳は突っ込む。

 

芳佳「たぁああああ!!」

 

バシュン!

 

刹那、トリガーを引こうとした芳佳の履いてるストライカーのプロペラが消えて芳佳は落下してしまう。

 

芳佳「!?」

 

音炉「ヨシカ!」

 

慌てて音炉が助けに向かう。

 

芳佳「(こ、こんな時に!)」

 

体勢を整えようとする芳佳にビームを発射しようと触手がエネルギーをチャージする。

 

音炉「させナイ!」

 

ガキィン!

 

発射される直前、音炉が芳佳の腕をつかみ、発射されたのをバリアで防ぐ。

 

音炉「ヨシカ!今のウチに!」

 

芳佳「う、うん!」

 

言われて芳佳はコアへと狙いを定める。

 

芳佳「たぁあああッ!」

 

気合の声と共に放たれた銃弾がコアに炸裂して行く。

 

バリィン!

 

銃弾を受けたコアはひび割れを起こすと共に四散する。

 

やったと思った後に氷山が崩れ始め、慌てて音炉と共に脱出する。

 

 

 

 

外でも変化が起きており、触手がドンドン消えて行く。

 

サーニャ「芳佳ちゃん達、本体を倒せたんだね」

 

エイラ「お、おい。おかしいゾこれ……!」

 

それにサーニャが安堵するがエイラの言葉にえ?となって氷山を見る。

 

そして気づく。

 

サーニャ「氷山が止まってない……!?」

 

どうして!?と驚くサーニャの後に脱出した芳佳と音炉も気づいて驚く。

 

芳佳「なんで止まってないの……!?」

 

音炉「慣性で動イテル!あのネウロイ、自分倒されてモ港破壊するツモリだったンダ!」

 

氷山の動きを見て言う音炉に芳佳は銃を構える。

 

芳佳「なら早く止めないと……」

 

港に起りかねない被害を抑えないと4人が行動しようとした時……

 

ブィィィィン!!

 

氷山の上に魔法陣が出現する。

 

エイラ「なんだアレ!?」

 

サーニャ「! 何か出てくる……!?」

 

突如、現れた魔法陣にエイラが驚く中でサーニャが気づいて言う。

 

何が出て来るのかと誰もが警戒する中で現れたのに芳佳、サーニャ、エイラは目を見開く。

 

芳佳「あ、あれって……!」

 

それは、かつてウィッチに代わる人類の新たな守りの翼として人の手により作られたが自己中心的で、権威主義な者が動力源としてネウロイのコアを使った事により皮肉にも人類の敵に転じてしまった兵器をネウロイが模倣した存在……

 

エイラ・サーニャ・芳佳「ネウロック!?」

 

自分達の目の前にいる存在、芳佳達501が戦ったウォーロックの姿をしたネウロイ、通称ネウロックに3人は驚きの声を漏らす。

 

※:ネウロックについて詳しくはストライクウィッチーズ 白銀の翼を参照

 

魔法陣から完全に姿を現したネウロックに3人は戸惑いを隠せなかった。

 

芳佳「なんでネウロックが!?」

 

エイラ「ん?なんか微妙に姿変わってないカ?」

 

驚いていたエイラは改めて観察して気づく。

 

自分達が戦ったのと違い、目の前の存在は肩が尖がったのになっており、手が5本爪の手になり、足も翼を失くし、細い感じになっている。

 

サーニャ「それに色も紫色になってる…」

 

芳佳「もしかしてネウロック型の新種のネウロイ!?」

 

驚いていると魔法陣からH型の小型ネウロイがドンドン出て来る。

 

サーニャ「小型のネウロイがあんなに……!?」

 

音炉「あの魔方陣消さナイト、ヤバい!」

 

氷山もそうだが、魔法陣も消さないといけないと考えて向かおうとする4人をネウロックとH形小型ネウロイが阻む。

 

エイラ「この数はちょっとマズイナ……」

 

芳佳「確かにこれは……」

 

苦い顔をするエイラに芳佳も冷たい汗を流す。

 

4人だけでは目の前の大群を相手にするのは厳しい……誰もが止められないのかと絶望しかけた時。

 

???「おいおい、ここも沢山いるじゃないか?私等も混ぜて貰うぞ!!」

 

芳佳「え?」

 

サーニャ「この声って……!」

 

響き渡る声に芳佳達が声を漏らした後、1つの弾丸の様な影が突っ込んで来て、数体のH型小型ネウロイを弾き飛ばしてから芳佳達の横で止まる。

 

その人物は、ルッキーニを抱えたシャーリーであった。

 

シャーリー「よう宮藤!」

 

ルッキーニ「芳佳ー!久しぶりー!」

 

芳佳「シャーリーさん!ルッキーニちゃん!」

 

駆け付けた2人に芳佳は笑顔になる。

 

シャーリー「あたしら以外にも来てるみたいだぜ」

 

芳佳「え!?」

 

ニッと笑って言うシャーリーのに答える様にH型小型ネウロイに電撃が襲い掛かり、その後にネウロックに向けて銃弾が向かって行き、それをネウロックは防ぐ。

 

芳佳「今のは対装甲ライフル!それにあの電撃は……!」

 

その攻撃を見て芳佳が誰が放ったのか気づくと芳佳ちゃん!と言う声と共に顔を向けると共に突撃して来たリネットに抱き着かれる。

 

芳佳「リーネちゃん!来てくれたんだ!」

 

リネット「うん!」

 

ペリーヌ「ほらほら。まだ攻撃きますわよ」

 

嬉しそうに顔を赤らめるリネットに後から来たペリーヌが呆れた顔で注意する。

 

芳佳「ペリーヌさん!」

 

ペリーヌ「坂本少佐から出撃要請が来たんですから。来ないわけには行かないでしょ」

 

嬉しそうに顔を輝かせる芳佳にペリーヌが来た理由を述べる。

 

芳佳「坂本さんから?」

 

そうですわと芳佳のに答えた後にペリーヌはネウロックを睨む。

 

ペリーヌ「まさかあのネウロイとまた戦うことになるとは思いませんでしたわ」

 

???「それには同意よペリーヌさん」

 

溜息を付きかねない感じにぼやくペリーヌに同意する様に声がした後に、バルクホルンとエーリカを引き連れたミーナが合流する。

 

芳佳「ミーナさん!バルクホルンさん!ハルトマンさん!」

 

ミーナ「久しぶりね宮藤さん。その子が空初さんね」

 

喜びの声を上げる芳佳に微笑んでから坂本から聞いたのか音炉を見て呟く。

 

その後に遅れて静夏とハイデマリーが来る。

 

静夏「宮藤さん!」

 

芳佳「静夏ちゃん!それにハイデマリーさんも!」

 

久々の2人に喜ぶ芳佳にこちらこそとハイデマリーは会釈してから音炉を見て首を傾げる。

 

直後、ネウロックの放ったビームを避ける。

 

ミーナ「これ以上氷山を近づかせない為にも、素早くネウロックを排除にかかります!」

 

一同「了解!」

 

ミーナの号令に音炉を含めた全員が答えた時、ネウロックの方にネウロイX-1、X-2、X-10が現れる。

 

エーリカ「あー!私達を邪魔してたやつ!」

 

シャーリー「あっちのはあたし達のを邪魔してたのだ!」

 

ペリーヌ「あちらのはわたくしとリーネさんの方に居たネウロイですわ!」

 

エイラ「(こっちには来なかったのは黙っておコウ)」

 

それにエーリカ、シャーリー、ペリーヌが声を出し、エイラは音炉を見てそう思っているとネウロックが左手を上げる。

 

それを合図に3機の大型ネウロイが動き出す。

 

まずX-1がネウロックの背中に合体、X-2は下側がネウロックの左腕に装着する様に合体。

 

最後にX-10が集まって長方形になってから継ぎ目を失くした後にネウロックの右手に握られて盾の様になる。

 

バルクホルン「合体しただと……!?」

 

静夏「ネウロイ同士が合体するなんて……!」

 

驚きの声を漏らす静夏の後に攻撃開始!と言うミーナの号令と共に動く。

 

それを迎え撃つとネウロックは咆哮する。




音炉「後編へと続くんダゾ!」
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