ガイアと司は『ド派手ソード』を手に入れた。
攻撃力10 使いやすさ1 見た目のインパクト100 特殊効果:敵が怯む(かもしれない)
さらにガイアは鍛冶屋カセキにナイフを依頼した。
攻撃力7 使いやすさ30 見た目のインパクト2 特殊効果:なし
「やはりこの方が馴染む」
「なんじゃつまらんのぉ」
そして僕らの次なる目的地が判明した。
復活液製造の必須アイテム、プラチナが手に入る宝島だ。
と、全てがとんとん拍子に進行していたわけじゃない。
第1に船の製造が難しすぎた。大型の船の建造は僕らの時代でも高度な技術。
細かくて精巧な科学の発明品ならともかく、ダイナミックな造船には千空もカセキもお手上げだった。
辛うじて龍水が小型の模型を作る案を提示し、拡大機を使って正確に寸法を拡大することで解決への道が示された。
第2にエンジンだ。千空ですらアホほど地道なデスロードと名付けるほどの根気作業。
こればっかりは専門家の千空に一任するしかない。
とまぁ、大変なのはそのくらいで。
楽しい事もたくさんあった。勿論それはほとんどが科学王国のためのもの。ある意味人類発展の歴史の1ページ。
雪で造船作業ができない間はウィンタースポーツ。これで経済の活性だ。
バレンタインにはオゾン+月桂樹+赤エンドウの粉末+ナッツの代用チョコ。これも経済。
石神村の子供たちに教養をつけてもらうための青空教室も開校。講師は僕さ。
夏には虫取りでクワゴっていう蚕の原種をGET。
蚕があれば絹が作れる。つまり水着の完成だ。
そんな忙しくて楽しくて、大変な1年はあっという間に過ぎて行った。
いよいよその日が来た。西暦5741年9月10日。
僕らを大海原へ誘う機帆船ペルセウスの竣工だ。
そしてこの日から科学王国は2チームに分かれる。
石化の謎を解く世界冒険チームと、本土に残る人類発展チーム。
もちろん僕はソナー&レーダー係だから世界冒険チーム。
ガイアはパワーチーム指揮官 兼 同伴させる氷月とほむらの監視員だ。
あとは司をはじめとした復活者ほぼ全員。非力な未来ちゃん、南ちゃんや船酔いしやすいメンバーを除いた面々。石神村からもパワーチームが多く参加だ。
ただ1人、石神村のパワーチームから不参加だったメンバーがいる。
銀狼だ。
水の民である彼が船酔いを理由に拒否したのではない。単純に危険な旅が怖いからだ。
もちろん不参加は何も問題ない。発展チームの仕事も重要だからだ。むしろ気力が保たないと船旅は危険だ。
こうしてチーム分けの済んだ僕らは出航した。
はるか彼方・・・とまではいかなくて、実際は伊豆諸島あたりだから、全て上手くいけば数日で帰ってこられる宝島へと。
その時、僕の耳にそれは届かなかった。
「羽京、レーダーを岸の方へ向けておけ」
ガイアの指示に従ってレーダーを後方に向けると、そこに1つの反応が見られた。
誰かが岸からこの船に乗ろうと追いかけている。
「みんなァアアアアア! 行くよッ! 僕も行くッ! 行くんだよォ──────ッ!!僕に「来るな」と命令しないでくれ──────ッ!」
って言っていたかどうかはわからないけど。
ともあれ銀狼が必死に泳いで追いかけてきてくれた。
土壇場で勇気を振り絞って、兄・金狼と一緒に旅に来てくれたんだ。
「信じていたぞ。銀狼」
これには金狼もだけど、ガイアも感動していた。
「ガイア、こうなるって分かっていたんですか?」
「ああ。銀狼なら来てくれるはずだとな。どうも前から他人とは思えなかったからな、彼という男が」
ガイアがどうして銀狼に信頼を寄せているかは分からない。たしかにどことなく声が似ている感じはするけど。
何はともあれ仲間が揃った。
道中、石神村で唯一の名無しだった青年が自身が宝島出身だったことを思い出して更に仲間が盤石になって。
目的地が有人島であることも判明。
着実に物事が進んでいく。その足音が聞こえてくる。
そして嵐の中、僕たちはついに宝島にたどり着いた
もし復活者を選定できるなら、どういう人材を優先的に復活させたいですか?
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戦闘力重視のバトルメンバー
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娯楽担当のエンタメ提供者
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我に美味しい食事を。シェフ
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家が欲しいッ! 建築家
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人材よりも愛。家族を蘇らせたい
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必要なのは法の統治。政治家
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怪我や病気が一番の敵。医者
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人の命は地球の未来。救急隊・救命士
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秩序こそ必要。警察官
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安心安全な子孫繁栄。産婦人科医・助産師
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小麦を有効活用。うどん打ち職人
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本当に見たいのは、自分ならどう生きるかッ