ギリギリまで頑張って ギリギリまで踏ん張って   作:三柱 努

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・科学王国のチーム編成
モズ迎撃担当:ガイア
囮チーム:金狼、ゲン、カセキ、クロム、陽(あわよくばイバラ狙撃)
綱引きチーム:ニッキー、マグマ、龍水(ドローン担当)、千空(現場指揮担当)、羽京(索敵担当)
衛生兵チーム:スイカ
頭首偽装チーム:アマリリス(案内役)、杠(修復担当)、ソユーズ(任務終了後衛生兵チームへ編成)、大樹(石像運搬担当)



VSメデューサ

宝島最終決戦 VS石化装置がついに開幕した。

モズが偽装してくれたフード戦士集団の前に、石化王国の戦士たちが並ぶ。

「ミラクルパワーリベーンジ」

開幕速攻でつっこんできた石化王国のオオアラシ。モズがボコボコにして『フード戦士強ぇ』の広報役にしてくれた戦士だ。

だけどそこは僕らの金狼だって負けていない。他の戦士も千空の妖術のこけおどしが通用する相手だ。モズも今だけは八百長で負けてくれる。

「みんな目を閉じて! ここまで頭首様のお力が来る!」

キリサメの言葉に戦士たちが目を閉じた。モズも石化光線のエリア外に下がった。

だけど僕らは勘付いている。この石化装置が偽物だということを。

「全員全速力でラボに飛び込め!」

最後の一押し。石化装置がフェイクかどうかの判断は千空の計算に委ねられた。

角度や速度、距離から本当に石化を撒く投擲なのかを判断してもらう。本物であればその場でドローン作戦開始。

だが千空が偽物だと判断したのだから、僕らの行動は迅速に次の策に移った。

 

ラボカーとモズの追いかけっこ。

「そろそろか。あとでまた会おう」

頃合いを見て飛び出したガイア。

再会の誓いを無言で交わし、僕らは“全員で”次のポイントに向かった。

「ん?」

「マグマとゲンが乗ってないぞ!」

「いや、言われてみればだいぶ前から見てない気がする」

マグマとゲンの不在・・・いや、流れ的に考えればマグマが飛び出してゲンが強引に同行させられたのだろう。

しかもいつの間にか銃も無い。

そして聞こえてきてしまった銃声。しかも海の方から。

「あ゛ぁ、状況が読めちまった」

マグマが「銃でイバラを倒して一番の手柄を取ってやる」と勇み足で特攻。

そんな絵が容易に頭に浮かんだ。

 

絵の通りだった。

僕らが海に向かうと、マグマとゲンが敵の小船を奪ってペルセウス号に突撃中。

これはマズイ。ペルセウス号には敵も乗っている。何か武器でも投げつけられてしまえば、あんな小舟ではひとたまりもない。

「急いで助けに行かないと!」

「あの距離じゃ間に合わねぇ。しかもイバラが石化装置を投げて来ねぇ以上、キリサメを背後に回すのはマズイ。この距離から援護するしかねぇ」

そう言うと千空は科学グッズの中からマグネシウムを取り出して僕に手渡してきた。

「即席の打ち上げ花火だ。あとはゲンが何とかするだろ」

理解はすぐにできた。

僕は千空たちから離れて、木々の中からペルセウス号目がけて矢を放った。

「光の矢だね・・・ははっ、ゲームみたいだ」

中学生の時の授業以来だけど、マグネシウムの燃焼反応の光は本当に明るい。

こんな妖術を前に、あとはゲンのハッタリがあれば・・・

「さぁ、俺たち50人の妖術師たちが、光でキュイーンってしちゃうよ~」

一目散。蜘蛛の子を散らすとはまさにこのこと。ペルセウス号の戦士たちが次々と逃げ出してくれた。

しかもそこにキリサメが登場。ゲンたちを無事に石化してくれた。

 

この展開になって良かったことが1つ。僕の耳がキリサメの小さな声を拾うことができたこと。

石化装置の発動条件は距離と時間。英語でメートルと秒数を装置に向かって唱えることだ。

悪かったのは、キリサメがイバラたちを助けるために僕らが想定していた岸とは別の場所からペルセウス号に向かってしまったこと。

そのせいでドローンの範囲外から石化装置を投げられてしまった。

作戦が上手くいかない・・・そう思っていた。

 

だけどそこに頭首の石像を修復し終えた大樹が駆けつけてくれた。もちろん石像を持って。

「うおおおおおお。見ろみんなー! 頭首は石像だー!」

頼もしいくらいの大声が海に響き渡った。

もちろん、その時に泳いでいた敵の戦士たちには届いていないだろう。

だけどキリサメには届いたようだ。

その証拠に・・・彼女は石像にされてしまった。

イバラの手によって。

 

そしてその直後、距離が離れすぎていて聞こえなかったが、オオアラシがイバラの元からダッシュで離れていった。

一心不乱に泳いで、島の中央に続く道に向かっている。

逆にイバラは島から離れるように泳ぎ始めていた。

「来やがったな島丸ごと石化装置。想定通りじゃねぇか」

「ハッハーそうだな。プランB、始動だ!」

 

 

 

 

 

 

ちなみにこれは僕が後から聞いた話。

時は少しさかのぼり、僕らと別れたガイアは森の中でモズと対峙していた。

「ん~キミ、そこそこ強いでしょ。俺を足止めして、その間に千空とかいったっけ? お仲間が石化装置を手に入れに行ってるよね。俺を殺すために」

「だとしたら?」

ガイアは遊ぶように足元の砂地を蹴りながら不敵な笑みを浮かべていた。

それを虚勢だと感じたモズは手にした槍先を掴み、冷徹なまなざしでガイアを睨んだ。

 

「時間かけていられないよね。ジワジワいたぶらずに、すぐに殺してあげよう」

 

「ほぉ、なら私は時間をかけて・・・敗北を知ってもらうことにしよう」

 

もし復活者を選定できるなら、どういう人材を優先的に復活させたいですか?

  • 戦闘力重視のバトルメンバー
  • 娯楽担当のエンタメ提供者
  • 我に美味しい食事を。シェフ
  • 家が欲しいッ! 建築家
  • 人材よりも愛。家族を蘇らせたい
  • 必要なのは法の統治。政治家
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  • 人の命は地球の未来。救急隊・救命士
  • 秩序こそ必要。警察官
  • 安心安全な子孫繁栄。産婦人科医・助産師
  • 小麦を有効活用。うどん打ち職人
  • 本当に見たいのは、自分ならどう生きるかッ
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