ギリギリまで頑張って ギリギリまで踏ん張って   作:三柱 努

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ホワイマンと石化装置についての考察(原作に関するガチ考察回)

ガイア招集のホワイマン対策会議。そこで冒頭に語られたガイアの言葉に僕たちは衝撃を受けた。

「石化装置を作った存在? ガイア、まさかそんな・・・」

「ああ。私の推測ではあるが、石化装置を作ったのはホワイマンではない、ということだ」

「えええええ!? ジーマーでどゆこと?」

みんなの動揺が走る中、ガイアの説明が始まった。

 

「今ここにある石化装置は皆が知っての通り電池切れだ。それは島の言い伝えによると広範囲の濫用によるもの。つまり1個の装置につき放射できる石化光線には限界がある。充電満タンからでも、多く見積もって島数個分といったところが妥当だろう」

「島数個分、ん? どっから見積もったんだその情報?」

「松風情報だな」

クロムの問いに千空がニヤリと笑いながら話に割り込んだ。

「言い伝えが残るっつうことは、電池切れシーンは経験済みっつうことだ。ここにあるラス1の石化装置以外、そん時の頭首が破壊したっつうなら、装置悪用の賊と戦争が起きたはずだ。もしアホみてぇな範囲攻撃が連発したっつうなら宝島の人間は絶滅していてもおかしくねぇ」

千空の言う通り、僕らの手元にある最後の石化装置が使われた頻度は推測でしかないけれど、最終決戦の島丸ごと光線までにチマチマ使われていたとしてその合計と、かつての電池切れシーンの島民絶滅回避の範囲攻撃から推定すれば、1つの石化装置が放出できる石化光線の範囲は島数個分という見積りで正しいと思える。

 

「うん。それだとホワイマンの通信と矛盾するね」

「ああ。ホワイマン千空が唱えた12800000mは石化装置の許容量を超えた範囲だ。不適切な使用。となれば答えは1つ。ホワイマンは石化装置の使い方を知らないということだ」

「あれ? でも3700年前に地球中が石化光線に包まれたんじゃないの? それこそ矛盾しない?」

ガイアの説明にゲンは一瞬納得したような顔を見せたが、直後に根本的な矛盾に気付いて指摘した。

 

「んなもん別もんのデカイ石化装置があったか・・・もしくは複数の装置や光線に連鎖反応がありゃいい話だ。装置が2個ありゃ2倍、3個ありゃ3倍っつう具合にな」

千空はそう言うと石鹸を取り出してシャボン玉を膨らました。

2個のシャボン玉をくっつけて少し大きくし、更にシャボン玉を追加投入してどんどん大きくしていった。

「松風情報の通り、石化装置は大量に降ってきた。1個じゃねぇっつう前提があるから100億%地球人類石化ビームっつう演唱しやがったんだろうな」

「だが石化装置は松風の代に破壊されている。ホワイマンは気付いていないということか?」

「そうとも限らん。おそらくだが石化装置には通知機能がある。使用時にホワイマンの元に連絡が行くようにな」

ガイアは何処からそんな情報を得たのだろうか? 僕らが目を丸くする中、ガイアは構わずに話をつづけた。

「VSイバラ戦の直後だったな? ルリの元にホワイマン千空の声が届いたのは。それまではモールス信号だったものが。つまりホワイマンはあの戦いで初めて千空ボイスを使って石化装置を作動させることを思いついたのだろう」

「だろうな。ホワイマンの手元にゃ石化装置の使用歴確認画面があって、今までキリサメが使ってきた通知がバンバン入ってきてんのに『ボクも使いたいよぉ』状態だったんだろうな。そこに俺の声が電波で届いて、同時に通知が来たとなりゃ『この声で起動させられっかもしんねぇ』ってなるわな」

千空とガイアがニヤリと笑い合う中、話の展開に追いつくので精一杯のクロムが口を挟んだ。

「あんまよく分かんねぇだけどよぉ。『人間が石化装置を使ったぜ』っつう連絡がホワイマンのところに届くっつう話だろ? それが『ホワイマンが石化装置が壊されたことを知らねぇ』っつうのとどう繋がるんだ?」

「機能水準の話だ。これは我々現代人の感覚でないと難しいが・・・ここまで高いテクノロジーがあるのだから、使用通知の機能を搭載しておいて、使用不可通知の通知を搭載しないのは違和感があるのだ」

「『おかけになった電話は現在使用されておりません』ってヤツね」

ゲンのフォローがどのくらい伝わったか分からないけど、クロムは『なるほどな』って顔をしていた。知ったかぶりかもしれないけど。

 

「つまりホワイマンにとっても石化装置の使い方は手探りなのだろう。であるならばホワイマン自身は開発者ではなく、さらにはヤツは開発者側とのコネクションもない」

「なら、その第三勢力が人類を石化させた真犯人ということかい?」

「可能性はあるが、まだ全てを断定できる段階ではない。情報が断片的すぎるからな。これから新情報の入手次第で180度違った真実にたどり着く可能性も十分にある」

「それにホワイマン自身、自分の言葉使ってこなかったもんねぇ。宇宙人だったり機械生命体だったり正体不明すぎるから、人間の常識とは違う真相があったりするかもね。ジーマーでSFの世界」

まったくホワイマンのことになると、今の原始時代と比べてあまりにも異次元な話題すぎて脳がクラッとくる。

ゲンですら苦笑いするので精一杯だ。

 

「第三勢力。“装置マン”とでも名付けようか。そいつがホワイマンや我々にとって敵なのか味方なのか、生存しているのかも存在しているのかも不明だが、備えておくに越したことはない。皆、今まで以上に気を引き締めていけ」

 

 

会議はガイアのこの一言で閉幕となった。

ちなみにこの時の僕らの総意をゲンが代弁してくれた。

 

「装置マンって・・・・ガイアちゃんのネーミングセンス、バイヤーじゃない?」

 

貴方が推理するホワイマンの正体は?

  • 宇宙人
  • 機械生命体
  • 某国の科学兵器
  • 装置マンと同一人物
  • 千空の双子
  • 千空のドッペルゲンガー
  • タイムスリップしてきた千空
  • 千空の実の親
  • ISSのレイ
  • 厚切りジェイソン
  • その他
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