ようこそ実力至上主義の教室へ〜間違った青春はとある教室で始まる〜 作:らふ
葉山隼人の行く末とはどうなるのか。それが気になってしまった。
元々俺は葉山を憎んではいても嫌っちゃいない。いや、同じことか。
葉山隼人の行く末。
彼奴は確実に前に進もうとしている。その証拠として彼奴は皆んなの葉山隼人を辞めた。
それは、俺の存在が影響しているんじゃないかとも思う。
俺は周囲から孤立して離別している存在。中学の時いじめられている時それをみたらすぐに助けてくれた。それは、罪悪感を抱くには十分すぎるほど十分だ。
俺が、周囲から孤立している状態をみて、自分の弱点みたいなものに気づいたんじゃないかと思う。
葉山隼人の弱点。皆んなの葉山隼人の弱点。それは輪に入っていない人物の影響だ。
葉山はあれで優しい。だから、それゆえに脆い部分がある。孤立した人物の存在だ。
俺は一度葉山のグループのために動いたことがあるが、あれの表れと言えるだろう。
あの時本気で俺にヘイトが集まるように仕向けていたらどうなっていたか。
それは計り知れないが恐ろしいことになっていたのだと思う。
それを防ぐため、その輪自体を作ることをやめた。
葉山は成長している。
ならば俺は成長できるのだろうか。
前に進めない俺を嘲るように前に出てきた葉山。それは俺が欲しかったものなのかもしれない。
「はぁ、なんで葉山もここにいるんだよ」
気萎えする。何故葉山がここにいるかなんてことはもうすでにわかっているはずなのに、どうしても胸に痞える。
結局俺の探していたものはなんだったのか。
そんなことを考えるようにもなっていた。
『1年Dクラスの綾小路くん。担任の茶柱先生がお呼びです。職員室まで来てください』
たらららーんと心地よい効果音の後無機質の案内声が学校中に響く。
どうしよっかなー帰ろうかなーとうむうむ畝ってると、続いて声が聞こえる
『ついでに一年Bクラス比企谷八幡くんもきてください』
おい、ついでってなんだよ。ついでって。後出し感半端ないんだけどやめてくんないついでで呼び出すの。
てか、誰だよ。
そんなのあの人に決まってるんだけどな。呼び出し方然りこう言う時に呼ぶ人然り、決まっている。
さてと、どうせ酒に酔い潰れたとかで介抱してやらないといけないだろうから、行きますか。
またも校舎の中に戻り廊下を歩き続ける。そんな自然な動きにこの学校にも慣れてきたんだなと感じる。
と言っても教室には全く慣れてないけどな。未だ友達0人。俺のボッチ感が半端ない。
きっと俺はボッチになるために生まれてきたんだ。と、変な考えが浮かんで来るうちに御目当ての職員室に着く
と、目の前にどこか見覚えのある奴に出会う。あれーこいつ誰だったっけ。たしか呼ばれていたような。
「あれ?お前どっかでみたような…………確か袋小路だっけ?」
「は?違う違う。行き止まってねぇよちゃんと綾で繋げ」
「ああ綾小路か。あの朝にあった失礼な奴」
「失礼なんじゃない。ただ事実を言っただけだ」
「世の中にはな公然と事実を言っただけで公訴する奴だっているんだぞ?」
「そんなことよりも、何故お前もここにいるんだ」
「話を聞け話を。俺も呼ばれたからだよ。まぁ、理由は概ね想像できるが」
星乃宮先生は加減を知らないからな。うん。俺が解放してやるのは必然だな。はぁ、誰かもらってやって。
いや、あの人の場合貰う側か。平塚先生に見せてやりたいぜ。悪い見本として。
「俺は何故呼ばれたか想像つかないけどな」
「そういやお前はなんで呼ばれたんだ?俺はついでとかぬかしてたけど。」
「ついでって。お前も苦労してるんだな。俺はどうして呼ばれたんだろうな」
「ふーん。なんかやらかしたのか?例えば暴力事件とか」
「何故俺が暴力事件を起こすと思うんだ?そんな奴に見えるのか?」
「しらねぇけど、お前随分と鍛えてるだろ。体躯のブレとか全く見えねぇぞ?俺が知っている人間の中で一番だ」
「……………俺は運動してない。偶然そう見えただけなんじゃないのか」
「はっ、お前がそうならそうでいいんだろうよ。ただ、それが剥がされるのも時間の問題かもな」
「???」
なんかすごいはてなマーク頭に浮かべてるがそんなに不思議なことか?俺はお前がそうなるのは目に見えてるぞ?
「なんのことか分からないが、星乃宮先生ならきたぞ」
「は〜い。八幡くんようやくきたー。遅いよ〜」
何この人。こんな甘い声出す人だったっけ。あ、そうでしたね、ピッチなんでしたね。由比ヶ浜以上のびc「それ以上考えたらどうなるかわかるよね」
さ、さー、イェッさー。なんでもありません。素敵な先生は、超美人で、超優良物件だと思います。是非俺が貰いたいくらい。
「じゃあ、あの席に着いて。今日は各生徒の部活関連の資料の整理だから。今日頑張ったら給料プラス時給1万円だよ!本当私的にポイントたかーい。」
「はいはい、ガチでポイント高いですね。あと小町のネタパクらないでください。あなたの年齢的に俺は兄じゃなくて弟なんですから」
「私は兄弟いなかったから八幡くんみたいな生徒がいてくれて嬉しいよ?」
なんだか今日はやけに声が甘い。何故だ?いつもはこんなにドギマギしないんだけどな。
「それに俺はポイント困っていませんから別に給料とかいらないんですよ」
「えー?釣れないなぁ。八幡くんが、弟になってくれたら一緒の部屋に住まわせてあげるよ?」
だから、声が甘い。この人は美人というより可愛いだからこういう声が出せるんだろうが、口の中にリンゴ詰め込まれてるみたいだからやめて!!
「へ、へぇ、それは興味深いですね。教師の部屋ってどんな感じなんですか?」
「うーん。あまり教えるなって言われてるんだけど、八幡くんにならいいかな。あっ綾小路くんいたの?君は絶対に喋らないでね⭐︎」
「は、はい」
ほら、綾小路顔赤くなってるだろ。あれ?なんで顔赤くなってんだ?無表情が張り付いてそうだったからこんな顔するとは思ってなかったわ。
「あ、あとサエちゃんなら今外しているから一緒に中に入って待ってる?八幡くんもいるよ」.
「おう、綾小路も行くぞ。俺とこの人だけじゃあ、少しいや結構変な雰囲気になるからな」
「絶賛今なっていると思うんだがな。いや、いいよ、俺は廊下で待ってる」
「えー綾小路くんってさー結構モテるでしょ。私は星乃宮知恵っていうの。佐枝ちゃんとは高校の時から親友で、紗英ちゃんちえちゃんって呼ぶ中なのよ?」
「へぇー、そうなんですか?星乃宮先生ってそういう話全然しないから」
うわ。綾小路どうでもいいような顔してやがる。こんな顔を星乃宮先生に向けたら………
「ねえ?さえちゃんにはどうして呼ばれたの?ねぇねぇどうして?」
「さぁ、俺にもさっぱり」
「分かってないんだ。理由もつけずに呼び出したの?ふーん」
じろじろ綾小路を見ている。うわーそんな反応したらこの人の場合そうなるわな。こいつ女性とかをそういう目で見ることないだろうシナ。
うわー、初対面の生徒指でツンツンしてるよ。やっぱり俺らの先生は格が違う。いや、ベクトルが違うな。別の意味で。
「何やってるんだ?星乃宮」
これが俺とこの先生とのファーストコンタクト。この時はまだ別クラスだし絡むことはないと思っていた。
誰かとカップリングさせたいと思っているのですが誰がいいですか?
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櫛田桔梗
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一ノ瀬帆波
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坂柳有栖
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椎名ひより
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龍園翔