ようこそ実力至上主義の教室へ〜間違った青春はとある教室で始まる〜 作:らふ
「ふぃー、なんだかなぁ。俺ぼっちじゃないような気がするんだよな。気のせいだよな。だって俺はぼっち!!ぼっちは俺の心の中で生きる!!」
「なにを気持ちの悪いことを言っているのかしら。ヒキガエルくん?ゲコゲコ泣いてないでどいてもらえるかしら」
「はぁ、おいお前さ。ついさっきあったばっかりなのにそれはないんじゃねぇの?」
本当まじなんなのこいつ。俺が自分のことをボッチだということのなにが悪いんだよ!俺はぼっち!いつだってぼっちだ!だからお前は退けよ。
「はぁ、またゲコゲコゲコゲコと、なんなの一体。私は本を読んでいるのだけれど。」
「俺だって本を読んでるんだ。横からギャーギャー叫ばないでくれ迷惑だ」
「ふん。貴方は私が叫んでいるように聞こえるの?目だけじゃなく耳も悪いなんてね。精神修養の旅にでも出れば?」
「でねぇよ!余計なお世話だ。」
「はぁ、まぁいいわ。私はいくからまたゲコゲコと鳴かないでね?」
「だからカエルじゃねぇっての!」
「じゃ」
「はぁ、なんだか出会った当初の雪ノ下を見ている気分だわ」
そう、雪ノ下雪乃も昔はあんな感じだったのだ。もうちょっと頭いい感じだけど、雰囲気が似ている。
何かを追いかけて、その域を出ることがない枠にはめられた一人。
そこからはみ出ないようにと気をつけるうちに誰かの背中を追っていることに気づかない。
まぁ、ただの昔話だな。
さて、俺も行くとするか。
あれ?あいつ櫛田じゃないか?どうしてこんなところに。絶対勉強とか………しそうだな。ごめんあいつならするわ。テストとかでも高得点取らないと気が済まないタイプ
「ん?あっ!八幡くんだ〜!やっはろー」
こちらにとててててと寄ってくる。可愛いなこいつ。頭でも撫でてやろう
「ひゃっ、は、八幡くんくすぐったいよぉ〜」
ナデナデ
「「んー?!」」
あれ?なんか怒ってる奴が見えるんだが。しかも馬鹿そう。いかにも俺学校生活を楽しみたいからとか言って勉強しないタイプ。
うわぁ、すごいなこいつ。勉強したくなさそうなのにこいつ目的で誘ったってわけか?これもストレスになってそうだし、後で聞きに行ってやろう。
「あぁー、俺はお邪魔みたいだし退散するわ。頑張れよ櫛田。後綾小路も。堀北は知らん」
「私も貴方のことなんて知らないわ」
「おいおい、堀北、そう言って比企谷はいい奴だぞ?目は腐ってるが」
「それだけでプラスをマイナスに覆しているじゃない。絶対に無理よ。なんであの男がBで私がDなのか意味がわからないもの」
う、うわぁ、あいつ好き放題言ってるなー。俺のいないとこでやってくれよそういうのは。
結構心にくる。まじでやめてくれ。
「はぁ、まぁ、俺は帰るわ。てことで」
その場をさる。堀北とはあまり関わりたくない。過去の自分を見ているようで心底嫌になる。そんな自分を感じるのが嫌で、俺は関わりたくないのだ。
そういえば、生徒会というか陽乃に呼ばれてたんだった。
忘れてたてへぺろとか言ったら殴られ、…じゃないな。殴られるどころか一生モンのトラウマを作られるまである。とんだ魔王様だな。
ということで、先週の出来事は忘れよう。うん。俺はなにもなかった。翔のやつとデートしたり、カップル限定のカフェに入ったり、陽乃さんの内情聞いたり、キスされたりなんてされていない。俺は無実だ。なにもしてないしされてない。
ということだから、なにもなかったでいいんだよね?
「いいわけないじゃない。貴方は生徒会の一員だよ?私がそんなの見逃すわけないじゃない。比企谷くん以外の人ならともかく」
「そ、そうですか。知らないけど陽乃は、もうちょっと謹もうな?」
「むぅー、私はいつも謹んでいるつもりだよ?八幡が勝手にそう言ってるだけじゃない?」
「この、お・れ・はいつもそれに振り回されてるの!陽乃の妹だってそうだぞ?」
そうやって、陽乃の頭をグリグリとする。痛い痛いと頭を抑えるがなおもグリグリとする。
ちょっと涙目になっていて可愛い。こんな表情もできるじゃねぇか、魔王様?
「むぅー、八幡が意地悪してきまーす。」
「ふっ、陽乃がこんな姿見せるとはな。なかなかの大物だな?」
「大物だなんて滅相もないですよ。堀北副会長様」
「副会長と呼ぶな。俺の名は堀北だ。それだけでいい」
「うす。堀北さん」
「いやー、堀北くんとも早速仲良くなってくれて嬉しいよ。ねー、堀北くん。次の生徒会長の件について八幡に話してもいいかな?」
「…………随分と信頼してるんだな。こいつになら問題なと思うぞ。」
「やーっぱ、人の能力見るのにたけてるよねぇ堀北くんは。堀北くんの推しは誰だっけ?」
「推しなとくだらない。俺が選ぶのは南雲くらいしかいないが、あいつは少々危険とも見える」
「堅物の考え方だよねー。もうちょっと視野を広げれないの?ほら鬼龍院さんとかさ」
「あいつは論外だ。話にならん。そんなことお前だって分かってるだろ。」
「じゃあさ。八幡とかどう?」
「は?」
は?俺が生徒会長?なに言ってるんだ陽乃さん。俺は生徒会長なんて向いてないぞ?というかぼっち至上主義の教室を作り上げるまである。
「八幡が生徒会長の学校見てみたいなー。」
「冗談が過ぎますよ陽乃さん」
「べーつに冗談じゃないよ。ね、堀北くん」
「うむ。こいつが生徒会長か…………陽乃よりも強いのか?こいつは」
「あららー、悔しいの?そっかー、まだあれを根に持ってるの?そんなんじゃ妹に顔向けできないよ」
「お前に言われるまでもない」
「いや、あんたが言えることじゃないだろ」
「あははー、それもそうだね。でも私は比企谷君を推すかなー君が生徒会長になった学校は楽しそうだし」
「よしてくださいよ。俺はそゆなた「うん。いいかもしれないな。南雲よりかは安心できるし、こいつの思考力はそれに値する。歓迎するよ。」……は?」
「やったー!歓迎されちゃったよ、八幡くん。よかったねー。君生徒会長なれるかもよ?」
「いやいや、おかしいだろ。なんで俺が生徒会長なんかに。それに俺雑務として入ったんですよ?そんなこ「お前の能力を見て判断したことだ。お前の異存なんて聞いていない。生徒会長の仕事をいまからでもおぼえてもらうぞ?」
「はぁ?陽乃さんもなんとか言ってくださいよ」
いや、まじでこのまま話が進んだらいい方向に傾かない。やばいぞ。生徒会長なんてやるものか!それに一年で生徒会長………いや、いたな一色もそうだったわ。
やべぇ、冷や汗かいてきたー。絶対無理だからな?生徒会長とかなってもすること分からないし。
「え?私はもう八幡を生徒会長にするつもりだったよ?それこそ君がこの学校に来た時から」
「はぁ。もう、なんでもなれ。俺は石石になる。そして修行僧になる。なにも考えない。なにも考えない俺こそ真の正義」
「うわぁー現実逃避しちゃったよ。まぁでも、もう決まっちゃったから情報は各クラスに伝達してるけどね。
次期生徒会長はなんと一年B組の比企谷八幡。
彼は目が腐ってて、性格もひねくれてるけど、実はかっこよくて、優しくて、とっても強いんだよって流しちゃった♩」
「チーン」
「はぁ、陽乃は少しやりすぎだ。俺は比企谷が生徒会長になることには全面的に同意するが、本人の了承なしなど鬼のすることだぞ」
いや、鬼というか魔王ですよこの人は。世界の魔王です。絶対世界征服するとか言い出しますよ。
「ぶぅー鬼ってなによー私は八幡くんが断ってしないっていうだろうから無理やり押し付けただけだよ?」
「いやどっからどう見ても鬼だろ。なに言ってんの陽乃」
「ふふふー。やっぱり陽乃って呼んでくれるのは嬉しいな〜♫」
そう言いながらほっぺをすりすりしてくる。ええい鬱陶しい可愛い、鬱陶しい可愛い。
「はぁ、今日も学校は平和だなー。」
と、俺は現実逃避するのだった。
コンコン
「あのすみません。面接に来たんですが、よろしいでしょうか?」
「どうぞ、入ってこい」
「失礼しまーs………あれ?比企谷くん?どうしてここにいるの?」
「いや、俺は「八幡はねー、雑務そして次期生徒会長なんだよ!」
おい、俺はまだやるって決まったわけじゃないぞ?」
「もう決まったようなものだよー」
「ええええええええええ?!そうなんですか?比企谷くんが?それは嬉しいやら羨ましいやら」
「………で、ご用件はなんだ?」
「あ、あの、私生徒会に入りたいと思って」
「うむ。陽乃。どうだ?」
「ふーん。あまり見込めなさそうねー。Bクラスの事情は八幡から大まかだけど聞いてるから、そこまで期待できないんだけど……」
「そ、そうですか。はっきり言ってもらえてよかったです。ではしつれ「でもいいよ!面白そうだから入れてあげる!!でも、八幡と同じ雑務ね」
「は?はあああああ?!だからなに言ってんだよ陽乃さん。」
「あら、八幡は面白そうじゃない?これから先の生徒会のことを考えれば私が入れておくことに大分意味があると思うんだよねー」
「はぁ。どうせ拒否権はないんでしょう。俺はもう諦めましたよ」
「…………ふむ。実権は俺にはない。最終決定は陽乃だから、お前が意味があると言ったら意味があるんだろう。分かった。生徒会に歓迎しよう一之瀬」
「あれ?なんで私の名前知って…………って?いいんですか?!私が生徒会に入っても」
「勿論いいよ。これからが楽しくなりそうだね?八幡♫」
「はぁ」
溜息をつかざるを得ない。というかこの人どこまで見えてるんだ?そこが見えない。でも、それに付き合うのもいいかなと思う俺がいる。
誰かとカップリングさせたいと思っているのですが誰がいいですか?
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櫛田桔梗
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一ノ瀬帆波
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坂柳有栖
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椎名ひより
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龍園翔