ようこそ実力至上主義の教室へ〜間違った青春はとある教室で始まる〜 作:らふ
「ーーこれからの学校生活を思い、生徒一人一人がどう考えて学校生活を送って行くかーーー」
はぁー、堀北副会長頑張ってるなー。ファイトー!俺は今めっちゃ緊張してます。絶賛緊張中です。
何故かって?そりゃ決まってるだろ。なんで俺が挨拶なんてしないといけないんだよ。
さっき南雲副会長見たけどすっごい怒ってたぞ?どうしてくれんだ陽乃!!
というわけで、俺は今舞台裏にいるんだが。
「ねぇ、比企谷くん?緊張するねー。」
「うん。まぁそうだな。こういうのは俺初めてだし」
「あははー、比企谷くんはこういうのしない人だよねー。」
「うん。陽乃さんが俺を副会長にしなかったら絶対してないな。」
「ふふ、そう考えたら陽乃さんに感謝だね」
「なんでだよ。感謝するのは間違ってるだろ」
「ええーなんで?陽乃さんに比企谷くんを生徒会に入れてくれなかったら私たち会えてないんだよ?ほら比企谷くんいつもすぐ帰っちゃうし、全く構ってくれないじゃん」
「はぁー?構うって、構う必要なんかないだろ?」
「ぶぅー、そうやっていつも逃げるんだもん。そんなこと言ってると……」
「そこうるさいですよー。副会長さんが喋っていますから黙っていてくださいー!」
そうだよ。黙ろうな。
一之瀬は不貞腐れた様子で、もうなんで私だけみたいに呟いてる。可愛い。なんかこいつが可愛くみえるんだけどなんで?
まぁいいか。
「これを持ちまして、生徒会会長代理の副会長の言葉を終了させていただきます。」
てか、陽乃さん休んで……あれ?あそこいるな?なんで生徒と一緒に並んでんの?おかしいだろ。お前が本来は喋るんじゃねぇのか?
「では、続きまして、次期生徒会会長、副会長の比企谷八幡さんの就任の言葉です。」
アレナンデヒキガエルガアノバショニイルノアヤノコウジクン
シ、シラネェヨソレハコンドアッテキケバイイダロ
ソンナコトイッテアナタアイツノミカタシテルンジャ
チチゲェヨ
フーン
「なんか喋ってるけど。まぁいいか。一之瀬俺は行くからそこで待ってろ」
「う、うん。」
そう言って、俺は壇上を颯爽と歩く。こういう場は自信がないと務まらない。
ふん。陽乃俺を生徒会副会長にした恨みここで晴らさせてもらう。
礼をして、俺の前に置いてある、先週に書いた文を読み上げる。
「この度、縁あって生徒会副会長にさせていただいた。比企谷八幡です。私のクラスは一年Bクラスです。
生徒会長様にこの役職を与えていただき本当に感謝し、感謝したりません。しかし、私は生徒会に入ることを容認していませんでした。」
ここまで言うとザワザワと聞こえる。おい何言ってんだあいつ?ふむふむ。目腐ってるけどなんか面白いこと言いそうだぞ?ふむふむ目が腐ってるは余計な。ちっ、あの時会ったけど今度こそは私の男にしてやる。ふむふmひえええええ?恐っ。やめて!お前の男になんて絶対にならないから!!
「だから、私は独自で、そして、一人である委員会の役職を作ろうと思います。
勿論その役職には私が委員長として就任させていただくこととなります。
では、その委員会の名前を言いましょう。」
ごくんと聞こえた。あいつ何言うつもりなんだとか、あなたはゲコゲコ言ってればいいのよとかって、へ?堀北は黙ってような?
「その委員会名は!!
ぼっち委員会!!
ぼっちのボッチのためのぼっちによるぼっちの委員会。
この委員会の仕事は風紀委員に似ていて、ぼっちの救済処置とも取れる活動です!!
それは!
ぼっちがいたら気軽に声をかけてあげる事です!!
ぼっちは治りません!ぼっちを直すためにはコミュニケーションが必要です。
全生徒に告げる!!
俺は生徒会長になった暁にはぼっちのための学校を作ると宣言する!!
ぼっちの生徒諸君!!我らはぼっちだ!!ぼっちで何が悪い!!さぁ、ぼっちのため学校を作るぞ!!」
おおおおおおおおおおおおおお!!!!
大歓声だ。生徒はぼっちも多かったのか涙を流してうんうんと頷いている人もいる。拍手をしてわああーと言っている人もいる。
堀北はと言うと
「何がぼっちのための学校よ。あれ?綾小路くん?何笑ってるの?あなた笑うことあったの?」
「ぷっくくくく。くくっ。あ、ああごめん。」
ふむ。綾小路はぼっちの資格があるかもな。ちょっと審議してみよう。
「ふぅ、これで私の就任の儀を終わります。ぼっちの生徒諸君!我らはぼっちだ!!ぼっちの学校をu「はっ、………生徒会副会長の言葉でした。中々奇抜でユニークな就任の儀でしたね。では次、生徒会庶務一之瀬帆波さん。どうぞ」
ええー、俺のこと等閑に扱いすぎじゃない?ひでぇ、まぁいいけど。ふっ、これでぼっちに安全の学校作りができるぜ。
おい、陽乃さん!何爆笑してんだよ。こっちまで笑い声聞こえてくるんだけど、やめてくんない?俺のスピーチ笑うの。俺超頑張ったでしょ?
「あー、比企谷くん。凄いね。わ、私も頑張らなくちゃ。」
「うんうん。その気合いだぞ!」
なでなでと撫でる。頑張れよ一之瀬
「わ、わわ。が、頑張る」
ん?顔が赤いが大丈夫か?そろそろ行かないといけないだろうから、俺は退場しますか。
「じゃあな。また」
「ま、ま、ままたね」
焦っちゃって可愛い奴め。うん。頑張れよ一之瀬。
「で、なんでいるんですか生徒会会長の言葉を読まなかった陽乃さん?」
「そんなの楽しくないからに決まってるじゃない。八幡のスピーチ聞く方がよっぽど楽しかったしね。」
「はぁ、俺はその我儘にいつまで付き合えばいいのだろうか。」
「ふっ、比企谷はやはり面白いな。ぼ、ぼっちって………くくっ」
何笑ってんだよ堀北さん。そんなに面白かったか?俺のスピーチ。誰でもあんな感じだと思うんだけど。
「いやいや、八幡だけだからね?あんなスピーチするの。ふ、ふふっ、ぽ、ぼっちのための学校って」
「陽乃はそこか、俺はぼっちの生徒諸君のところからツボに入ったぞ?」
「堀北さんまで笑わないでください。俺先生からめっちゃ睨まれたんですからね?ほらあの茶柱?先生とか、真嶋先生とかに、他の先生は腹を抱えてましたが、星乃宮先生はダメですね爆笑してました」
「当たり前だろう?あれを見て笑わない人がいるのか?俺だって笑ったのに……くくっ」
「あはー、あれを笑わない人は私もいないと思うなー。雪乃ちゃんだって笑ってたんだし。あ、でも一之瀬ちゃんはぽけーとしてたけどね」
「はぁ、別にいいじゃないですか。俺は陽乃さんに一矢報いりたかっただけですよ。委員会は作りますが。」
「ふふっ、作るんだね。ぼっちの委員会ぼっち委員会だっけ?入ってくれる人いるの?この学校では委員会は最低5人まで集めないと作れないよ?」
「なんとかしてみますよ。俺のぼっちに対する情熱はとまるところを知りませんから」
「ぽ、ぼっちねぇ。………くくっ、やっぱ笑いが止まらない。あ、一之瀬ちゃんひゃっはろー」
「やっはろー」
「あ、あれ?由比ヶ浜?」
「え?誰?私は一之瀬だよ?何言ってるの?比企谷くん。」
「ご、ごめん。凄い似てたもんだからつい」
ええー、声めっちゃ似てたんだけどなぁ。気のせいか?一之瀬の声ってまじ由比ヶ浜に似ているよな。今度由比ヶ浜に会わせてみようか。
「いやー、結構緊張するもんだね。聞いてた?比企谷くん。」
「え?ごめん、全く聞いてなかった」
「も、もう。聞いてよ!」
俺の胸をぽかぽか叩いてくるが、それ可愛いだけだからな?なんの効果もねぇぞ?ただ一之瀬の可愛い度数が高くなるだけだ。
「はぅー、一之瀬ちゃんかぁいいよぅー。おっ持ち帰りぃー!」
「ひ、ひゃあー、や、やめてください。陽乃さん。こんな場所で」
「ほらほらー、良いではないかー!良いではないかーー」
「く、くすぐったいですってば……ひゃっ………あぅ………や、やめてってば」
涙目になっている。かわいそかわいそです。骨は拾ってやるからな。俺?俺は鑑賞してます。だって可愛いんだもの。
「も、もう、陽乃さんも大胆ですね」
「いやー、ついかぁいく見えてしまってねー。いやー、一之瀬ちゃんがこんなにもかぁいいとは。」
「陽乃さんは加減を知りませんから」
「ふふふっー。一之瀬ちゃんかぁいい!!私の妹になる?」
「や、やめてください。ひ、ひゃっ、そんなとこ触らないで、だれ、だれかーー!!あっ、比企谷くん助けて!!」
「えっ?やだよ。この人に逆らうとどうなるかわかんないんだもん。頑張れ」
「そんな励ましいらな………ひゃう。た、助けてよぅ」
「陽乃。やめてあげろ。そろそろ生徒総会も終わる。あと、比企谷、お前は先生たちからの言葉を覚悟してろ。絶対なんかあるぞ」
「うす。ほら一之瀬〜帰るぞー!」
「ひ、ひきがやくん。わ、わたしもうおよめにいけないよぉー」ヒグッ………エグッ
「そん時は俺が貰ってやるから、早く行くぞ」
「ほ、本当に?絶対だよ?」
「おう、絶対だ。」
あれ?俺何言ってんだ?俺は専業主婦志望だしこれで合ってるよな。うん。
「生徒会副会長の比企谷はいるかー。あ、いた。おいテメェ!」
俺の胸ぐらを掴んでくる。え?暴力ですか?南雲さんそれはまずいですよ?
「………共感した!!俺はお前の下に着くぜ!」
「「「「……は?はあああああああああ?」」」」
え?こいつ俺の就任に反対してたんじゃなかったっけ?あれ?
どうでしたか?ぼっちのぼっちによるぼっちのためのぼっちの学校。
ぼっち至上主義の教室への道は長いぞ!八幡!
誰かとカップリングさせたいと思っているのですが誰がいいですか?
-
櫛田桔梗
-
一ノ瀬帆波
-
坂柳有栖
-
椎名ひより
-
龍園翔