ようこそ実力至上主義の教室へ〜間違った青春はとある教室で始まる〜 作:らふ
はぁ、どっぷり疲れた。
南雲副会長が、俺に賛同するだ、感動しただ言ってきて、陽乃さんと堀北さんがひとしきり笑ったあと、理由を聞いて、、、いやーまさか、南雲副会長が昔ぼっちだったとな。あんなイケメンのボッチがいるんなら世界中ぼっちだらけと言っても過言ではないな。
いや過言か。
まぁ、何はともあれ、ことひと段落区切りを得て、俺は今生徒会室にいる。生徒会副会長になるにあたって書類整理しているのだ。
はあ面倒極まりない、唯一の救いは横に一之瀬がいてくれていることだ。陽乃さんなんか速攻で帰っていったからな。あの人が真面目に仕事してるとこみたこともないのだがちゃんとやってんの?今度聞いてみようちゃんと仕事してるんですかーって。いや絶対怒られるな。やめとこう。
とういことで、横で一之瀬がパソコンをカタカタやっているんだが、そんなことより俺の仕事が終わりそうにない。マジで泣きそうなんだが。
俺が仕事を真面目にこなすのは間違っている。うん、俺に仕事なんてさせるんじゃない。
「あ、そういえば一之瀬さぁ」
「ん、何かな比企谷くん。」
「お前本当に庶務でいいの?陽乃さんが勝手に決めたけどお前なら会計とか広報とかの方があってんじゃねぇの?」
マジでそう思う。こいつは庶務とかいう広範囲の仕事よりも一つに絞ってやったほうがやりやすいと思うんだが。
広報とか絶対あってるだろ。ほら、人が寄り付きそうな広告とかめっちゃ作れそうだし。
「うーん。陽乃さんが決めたってのもあるけど……………一番は………」
「んなに?」
結構気になる。こいつが生徒会に入った理由はなんとなくわかるけど役職についてはよくわからないからだ。
「庶務にいた方が陽乃さんたちと深く関われそうだしね」
「あー、陽乃さんね。お前も物好きだな」
「違うよ、陽乃さんたちだよ。だから比企谷君と入ってるの。私は比企谷君と関わるのも楽しいよ」
「あぁーはいはい。楽しいねー。」
「むぅー、適当すぎじゃない?もうちょっと気を利かせてくれてもいいじゃん。ほら、俺も君と一緒にいるの楽しいよとか!」
「どこの少女漫画の世界だよ。そういうのは想像だけで十分だ。現実に持ってくんな」
「むー、比企谷君が冷たいです。ね、ねぇ、私生徒会に入ってよかったのかな?」
「いきなり唐突に何?」
「いや、私本当は最初は入れてなかったっぽいじゃない?本当に入ってよかったのかなって」
「それこそ、心配無用だ。お前がこの生徒会室にくるという事実があった限り」
「ん?私がきたらってこと?」
「お前は絶対に生徒会に入れる。俺が陽乃さんに頼み込んででも、それこそ土下座靴舐めしてでもな。」
「ふ、ふーん。ちょっと最後意味わかんなかったけど、そ、そうか。」
「そうだ。お前は(生徒会に)必要な存在だからな。お前がいないと(生徒会が)成り立たない。お前は(生徒会の中で)一番だ。」
「は、はぅー。ひ、比企谷くん。そそそ、そんなふうに思っててくれたんだ。ま、まだ答えられないけど、か、考えておくね」///
ぼわっと湯煙が上がる。あれ?ここそんなに暑かったっけ?一気に室温が上がったような気がするんだが。
一之瀬は沸騰したやかんみたいになってるし。どうした?熱でもあるのかな。
「ちょっと熱測るぞ。」
「ひゃっ、ひ、比企谷くん。な、何を」///
「落ち着いてろ。お前熱あるだろ?」
「ね、熱なんかないよ。そ、そ、それよりも仕事終わらせないと!」
はぁ、こういう奴は休まずに仕事する。だから、翌日に熱とかで休む羽目になるんだ。だから、俺は
「だめだ。ちゃんと休め。ちょっとだけでもいいから。な?」
「う、うーん。本当にいいんだけどなぁ。じゃあちょっとだけ休むね」
そう言って椅子にダラーと座る。うんうん。だらけ最後だよな。
というかこの学校の予算って結構多く貰ってんだな。
多分生徒一人十万の計算だから3800万なんだろうけど、一学期でこれってやばくね?学校の生徒会運用にここまでかかるのは驚きなんだけど。
まぁ、これで仕分けしてっと。はい終了。ちょっと外の空気吸ってくるかな。
「ねぇ、君さ、自分の実力を隠して生きてて楽しい?」
「いきなり何を言ってるのか全然わかりませんね。俺はただの無能ですよ?」
「ふーん。そういうのはあまり好きじゃないなぁ。ねぇ、君さ!」
陽乃さんと………綾小路!!?あいつら何話してんだ。きっと恐ろしい会話をしているに違いない。学園トップクラスの恐ろしい人間たちだ。
「生徒会入ろうよ!!八幡出ておいで〜!委員会役員見つかったよ〜」
はっ、な、なぜわかった?こ、こいつ、気配察知スキルまで取得しているのか?!ま、魔王め。
「いるのはわかってるんだよー。ほら、綾小路くん。君にぴったりの役目を与えるよ!」
「や、やめてください。俺はこの学校で静かに暮らせればいいんです……はなしてください。」
「いーやーだー。君には生徒会庶務になってもらいます。異論反論抗議質問一切取り受けず、した場合は…………退学?」
「いや、退学はまずいでしょ。てか、離してやってくださいよ。ふっ、まぁ綾小路なら軽々と解けるだろうがな。」
「っ……………比企谷お前わかってたのか?」
「何をだ?まぁ、俺はお前が真のボッチだってことくらいしかしらねぇよ。なんだ、これからよろしくな」
「………え?俺はいること決まってるの?」
「お前はうちの委員会で引き取る。だから、生徒会に入れん。それでいいだろ陽乃」
「ちぇー、面白そうな子だと思ったんだけどなぁ。」
いやいや、あんた面白そうな人がいたらそうやって誘うのかよ。やばい人だ。陽乃の域には達したくない。
「まっ、いいよ、八幡が言うなら持ってきな。私は他の子を探すよ」
「うん。物わかりのいい陽乃は好きだよ」
「は、はぅっ〜いきなりずるいよぉぅ、八幡そういうのは違う場所でね?」
「あ?ああ。」
「なぁ、お前たち付き合ってるのか?」
「付き合ってねぇよ」
だからなんでだよ。俺がこんな美人で魔王でちょっと可愛い人と付き合えると思ってんのか?舐めんな。
「えぇー、私は付き合ってると思ってたのになぁ」
「え?は、陽乃さん。マジでよしてください、は、はなして」
やばい。陽乃さんが思いっきし抱きついてくるせいで、こ、呼吸ができん。し、死ぬのか俺は。
「むぅー。これくらいでいっかー。ま、綾小路くんの引き取りについてはちゃんとしときなよ?」
「分かってるよ。」
「じゃねー。」
やっと去っていったか。あの人は本当に嵐みたいな存在だな。
「な、なぁ、俺ってマジで入らないといけないのか?」
「ま、まぁ助けると思って、頼む。というかお前委員会入らないと陽乃さんに引き取られるぞ?あの人は見つけた獲物は逃さないから」
「わ、分かったよ。入る。お前のボッチ委員会とやらに入ってやるよ。興味あったしな」
「ほう。やはりぼっちはぼっちに好かれ合うものなのか?」
よかった。綾小路が真のボッチぽくて。おっけ。これで一人獲得だな。
「いや、違う。今日のあれだよ。ぷっ、お、思い出したら腹が………あれ、人生で初めて笑ったからな」
「は?大袈裟すぎたろ。まぁ、お前が入ってくれるならよかったよ。お前はボッチno.1だ。」
「ん?ぼっちナンバー?」
「そうだ。委員会のメンバーにはナンバーをつけて管理する」
「なら名前もつけた方がいいんじゃないのか?」
「それだ!お前冴えてるな。うーん………」
こいつの名前なんだっけ…………綾小路清隆、綾小路清隆。
うーん。
渾名とかつけたことないし。わかんねぇな。うーん。あ、そうだ。
「ぼっちナンバー1ぼっちネーム清お前は今日から清だ!!」
「は?」
何その目。こいつ何言ってんのみたいな目やめて!お前普段から無表情なんだからそういう顔されるとめっちゃ怖い。
「だから、名前だよ。委員会メンバー、集まるかわからんけど、そのメンバー同士で呼び合う呼び名」
「あぁ、なんかそういうのいいな。うん。それでいいぞ。」
「これからよろしくな清!」
「よろしく、…………なぁ、お前の名前は?」
「俺か?俺のボッチネームなんにしようかな」
「ヒキガエル?」
「やめろ!過去の古傷が疼くだろうが!」
「ふ、嘘だよ。ぼっちナンバー八ぼっちネーム八でいいんじゃないか?」
「お、おう。なかなかいい名前を思いつくな。びくったぞ?」
「俺にはそういうセンスがあるのかもな」
「うん。あると思うわ。じゃあお前はぼっちネーム命名係に任命!」
「な、なんだその微妙な係は。」
「ま、いいじゃないか。とりあえずこれからよろしくな!」
「お、おう。」
反応がちょっと微妙だけど、こいつはこいつだしな。これからが楽しみだ。
その日ぼっちとぼっちが手を取る委員会の結成が結成したのだった
誰かとカップリングさせたいと思っているのですが誰がいいですか?
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櫛田桔梗
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一ノ瀬帆波
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坂柳有栖
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椎名ひより
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龍園翔